『僕18歳の水泳部の「童貞少年ズ」。バイトで美人バツイチのペットをやっています。』【こども食堂応援企画参加作品】

ぽよぽよ

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第9話「ディープキス」

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第9話「ディープキス」

 七海の指示に従い、拓海はTシャツを脱いだ。この間の店での青い照明の下と違い、はっきりと日焼けした逆三角形の締まった体が目の前に現れた。(きゃー、お肌がぴちぴちしてる!この身体を好きにしてええねんな。そう思っただけで濡れて来るわ!)と思っていると、ジーンズを脱ぎ、ソックスも脱ぎ、えんじ色のトランクス一枚になった。すでに前は盛り上がっている。(わー、「生もっこり」!「ごちそうさま」です!)と思わず、目が笑ってしまう。
「あの、トランクスも脱ぐんですか?」
「モチのロンやがな!」

 素っ裸になった拓海が前を両手で隠していると、「隠したらあかん!」の一言で、真上を向いた「ぴー」が目の前に現れた。
「じゃあ、ここでするわけにも行けへんから、ベッドルームに行こか!」
と裸の拓海の手を引き寝室に連れて行った。離婚前から使っているダブルベッドの縁に座らせると、拓海の右横に七海は座った。七海より20センチ以上背が高い拓海の肩に目線が並んだ。
 七海は何も言わず首を左上に傾け両目をつぶった。
「七海さん、いただきます。」
と言い、右腕を七海の首の後ろに回し、右肩を抱き、左手で七海の顎を少し上に向けさせると、拓海は不器用に唇を重ねてきた。「ちゅっ」、「ちゅっ」っと短いバードキスを繰り返し、
「七海さん、これでええんですか?違ってたら言うてくださいね!」
と言うので、思わず笑ってしまった。
「キスに正解も間違いもあれへんやろ。相手のことを思って唇を重ねたら、それでキスは完成やん。まあ、ここからはお姉さんがリードしたるわな。先に言っておくけど、「がっつく」男の子は嫌いやで。優しくしてくれへんかったら、そこでストップやからな!」

 七海は左腕を拓海の腰に回すと引き寄せ、拓海の唇に強く押し付けた。互いの鼻息が唇にかかる。七海は右に左にゆっくりと顔を振り唇を貪り吸った。徐々に息が荒くなり開きかけた拓海の唇の隙間に舌を差し込んだ。「んんっ!」っと拓海が驚きの声を上げるが、お構いなしに、拓海の前歯の上下の歯頚に舌を這わせる。「ああっ…」拓海が声を漏らす。(がおっ、何て可愛い反応なん?まあ、昨日がファーストキッスって言ってたから、舌絡めたこともないんやろな。いっちょ、ここは大人のテクニックを味あわせたろか…。)と右手で拓海の左耳の後ろに指を添わせながら「拓海君、好き…」と優しく囁いた。
 「ぼ、僕も七海さんの事…」と拓海が返した瞬間、わずかに開いた歯の隙に舌先を差し込んだ。「あっ…」と拓海が声を上げ口が開いた瞬間、七海のやわらかい舌は先を細め拓海の舌と触れ合った。一瞬、奥に引き込んだ拓海の舌が戻ってくると拓海の舌の上へ下へと七海の舌が前後に出し入れされていく。「はふんっ」、「ああんっ」と拓海の声が上がり口の開きが徐々に大きくなっている。
「拓海君、口の中で一緒にダンスしよ!なっ!」

 七海が舌を拓海の舌に絡め不規則に円を描く。時には8の字、時には逆回転と動きを変えていくと、拓海の七海の肩を抱く右手に力が入ってきた。
「七海さん、凄くキスって「いやらしい」んですね…。めちゃくちゃ、頭の中がじんじんしちゃってます。こんな感覚初めてです…。」
「せやろ、私もディープキス好きやねん。今度は拓海君主導で踊って…。」
と言い、拓海の体を引き寄せ、ベッドに背中から落ち仰向けになった。

 拓海は七海の上に体を斜めに重ね、唇をむさぼった。荒々しく動かす舌に対し「もう少し優しく、もう少しゆっくりして…」と七海が言うと、舌の動きを緩め、ねっとりと絡め始めた。「うん、拓海君上手やで。こんなんはどう?」と七海は拓海の歯の内側の歯頚に舌先を添わせた。「七海さん、気持ちいいです。僕もしますね」と七海の歯の裏側に拓海の舌を入れてきた。(そろそろ、「舌」だけじゃなく、「下」も刺激してあげよか…)と七海は拓海の「ぴー」に手を伸ばした。
 すでに固くなった「ぴー」の先端は、窮屈そうに皮が突っ張っていた。ぬるっとした液体が指先に着く。

 「はい、「ディープキス」上手にできました。じゃあ、ご褒美に、「ぴー」にもキスしてあげるわな。拓海君、仰向けになって。」
と言い、キスを中断すると上下入れ替わり、ベッド中央に拓海を呼ぶと大の字になった拓海の中央の突起物の蕾の先端の隙間に舌を差し込んだ。
「ああっ、七海さん、気持ちいいです。剥いた方が良いですか?」
「ええよ、私がお口で剥いてあげるから…」

 七海は、「ぴー」の皮の先を唇で挟み込むと舌は皮の下に隠れた亀頭を刺激しつつ、ゆっくりと唇で包皮を徐々に根元へ根元へと下げていった。徐々に出て来る真っ赤に充血した亀頭に舌を這わせる都度、「はふん」、「ああん」と可愛い声を上げる拓海を見ていると、七海の中に「征服感」が芽生えてきた。(今、拓海君の「快楽」を支配してるんは、私やねんな…)



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