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初めての開発
慣れたらなんだか気持ちよく……
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リョウタさんの指はおれの前立腺を完全に捉えてぐりぐりと円を描くように押していく。ずっとそこを押されるとさすがに苦しくなってくる。
「んっ、はぁっそれ、くるしいっす、」
「そうだよね、じゃあこっちにしようか」
前立腺狙いの動きを止めさっきまでのゆっくりとした指の抜き差しに戻る。ほっと安心したのもつかの間、指が抜かれる時に前立腺をひっかけるように動くせいでまた先ほどの感覚に襲われる。
「あっ、それ、当たって……っ」
「でもさっきよりは楽でしょ」
確かにピンポイントでぐりぐりされるよりはましだけど……。「慣れるまでは我慢すること」。駿の教えを頭で繰り返しなんとか耐える。
前立腺の刺激を我慢しているうち、そういえば指の異物感はなくなっていることに気付く。前立腺に当たらなければすんなりと指は入るしなんなら少し心地良ささえ感じている。
「ほぐれてきたね、中があったかくなってきた。」
「はい、ちょっと慣れてきました……」
「じゃあそろそろ一本増やしてみようか」
リョウタさんは指を抜くと次は人差し指と中指をあてがう。一気に倍の太さになると思うと身構えてしまう。
「力抜いてね」
「うっ、ぐっ……」
二本はさすがに圧迫感が先ほどの比ではない。少し痛みも感じるが我慢できないほどではなく、わりとスムーズに入っていく。
「痛い?」
「少し……でもゆっくりならへいきっす」
「おっけー。もうすぐ全部入るよ」
ゆっくりと二本の指がアナルの奥まで拡げていくとやがて根本までずっぽりと入りきった。
「二本入ったよ」
「おお~、まじで入るんだ……」
感心しているとリョウタさんは中の指をぐりぐりと回転させる。
「んっ、はぁ……きつっ」
「ちょっと我慢ね、ここ越えたら一気に楽になるよ」
「はいっ、慣れるまでっガマンっ」
5分ほど経っただろうか。一本の時と同様抜き差しを繰り返したり指の間を開いて拡張したりを続けた結果、おれのアナルは二本の指をするすると受け入れるようになるまで開発された。
そしてこのレベルまで慣れるとおれの身体にも変化が出てくる。
「入り口までぐっと戻って――」
「うぁっ」
「奥まで一気に挿れる!」
「あぁぅう!」
「そして前立腺を擦ってあげると」
「んっ、あぁっ、はぁっ、うぅ」
「結構感じ始めたね」
身体がおかしい。最初は苦しいだけだったのに、今はあの感覚を求めている自分がいる。肉壁を押し広げて入っていく感じが癖になる。中が熱く、とろとろになっているのが分かる。
「それじゃあ一旦抜くね」
ようやく気持ちよくなれそうになった途端にリョウタさんの指が抜かれる。
「あっ……」
「なんだか名残惜しそうだね」
「いやっ、そんなんじゃ……」
「しょうがないから最後にほじほじしてあげるね」
そういって勢いよく二本の指が一気に奥まで入ってくる。予想外の刺激に身体がびくっと跳ねる。
「ああっ! いいっ! そこ、んぅぁ」
「やっぱり欲しかったんじゃん」
「ごめんなさ、あんっ、」
「ここまできたら一気に楽しくなるよ」
リョウタさんは指をリズム良く前後に出し入れする。柔らかくとろとろにほぐれたおれのナカは指を離さないよう絡みつく。前立腺を擦られると足がびくっと反応する。
「すごいとろとろになってるよ」
「ぁぅあっそこ、あぁんっ」
「指でお尻いじられて気持ちよくなっちゃった?」
「はぁっはいっ……きもちぃぃっ」
「じゃあもっと気持ちよくしてあげるね」
リョウタさんは指を抜くとテーブルの上にある黒い玩具を取り出す。
「次はこれを入れてみよう」
「はぁっ、え……? なんすかそれ……」
「エネマグラって言ってね、スイッチを入れると振動で刺激するんだよ」
長さは10cmくらいで太さは指3本分くらいはある。手持ちの部分は横に伸びており穴に栓をするようになっている。形状的に前立腺を狙うように突起が付いているようだ。あれに振動が加わったら一体どうなってしまうんだろう。恐怖と期待とで鼓動が早くなる。
「さて、挿れる前に暖めないといけないね。普通に手でやってもいいけどそれじゃ味気ないから……」
そういってリョウタさんはおれの顔の前にエネマグラを持っていく。
「コウキくん、これ舐めてくれる?」
「え、えぇ? エネマグラをっすか?」
「うん、えろくしゃぶって」
「え~はず……やりますけど」
「ありがとう」とリョウタさんは喜びおれの口にエネマグラを当てる。それをおれはぱくっと口に入れる。
「ほぅれすか?」
「いいよ、舌もっと絡めて」
「ふっ、うんっ、じゅるっ」
リョウタさんはおれの舌の動きに合わせて右へ左へエネマグラを回しまた上下にピストンし根本まで咥えさせる。
「んっ、じゅぽっ、じゅぽっ、はぁっ」
「すごいえっちな顔してるよコウキくん」
これってなんかフェラみたいだな……。女の子にしてもらったことは何回かあるけど、実際自分でやると結構きついし犯されてる感じがすごいくる。
リョウタさんはエネマグラを舐めるおれの頬を撫でながら耳たぶをつまんだり首元をさわさわしたりしてそれが地味に気持ちいい。よつん這いの姿勢も相まってまるで飼い犬になったような気分だ。
「ふぅっもういいよ、よくできました」
「ぷはぁっ、はぁ……」
エネマグラを抜くと口からだ液が糸を引いて垂れる。それをリョウタさんは親指で拭うと自分の口元に寄せ舐める。
「キスはしない約束だけど、これは許してね」
おれは無言で頷く。キスについては特におれは何も言ってなかったような気がするけど、駿が気を利かして頼んでくれたのかな。まあ流石に相手がリョウタさんとはいえ男とキスはまだきついからありがたい。
「よし、じゃあ始めるよ」
リョウタさんはおれの背後に戻るとエネマグラをおれの穴にあてがう。おれは力を抜いてゆっくりと息を吐き受け入れる体勢を整える。
「挿れるよ」の合図と共にぐっと先端が穴をこじ開ける。二本指よりさらに大きいサイズでやはり圧迫感が強い。そして一番太い中央部分が入ると一気に身体が震える。
「ぐぅっ!あっ、はぁっ」
中央が入ってしまえばその後はずるずると楽に進みあっという間にエネマグラはおれの中に飲み込まれた。リョウタさんは位置を調整しうまく前立腺に突起が当たるように動かす。
「んっ、はぁっそれ、くるしいっす、」
「そうだよね、じゃあこっちにしようか」
前立腺狙いの動きを止めさっきまでのゆっくりとした指の抜き差しに戻る。ほっと安心したのもつかの間、指が抜かれる時に前立腺をひっかけるように動くせいでまた先ほどの感覚に襲われる。
「あっ、それ、当たって……っ」
「でもさっきよりは楽でしょ」
確かにピンポイントでぐりぐりされるよりはましだけど……。「慣れるまでは我慢すること」。駿の教えを頭で繰り返しなんとか耐える。
前立腺の刺激を我慢しているうち、そういえば指の異物感はなくなっていることに気付く。前立腺に当たらなければすんなりと指は入るしなんなら少し心地良ささえ感じている。
「ほぐれてきたね、中があったかくなってきた。」
「はい、ちょっと慣れてきました……」
「じゃあそろそろ一本増やしてみようか」
リョウタさんは指を抜くと次は人差し指と中指をあてがう。一気に倍の太さになると思うと身構えてしまう。
「力抜いてね」
「うっ、ぐっ……」
二本はさすがに圧迫感が先ほどの比ではない。少し痛みも感じるが我慢できないほどではなく、わりとスムーズに入っていく。
「痛い?」
「少し……でもゆっくりならへいきっす」
「おっけー。もうすぐ全部入るよ」
ゆっくりと二本の指がアナルの奥まで拡げていくとやがて根本までずっぽりと入りきった。
「二本入ったよ」
「おお~、まじで入るんだ……」
感心しているとリョウタさんは中の指をぐりぐりと回転させる。
「んっ、はぁ……きつっ」
「ちょっと我慢ね、ここ越えたら一気に楽になるよ」
「はいっ、慣れるまでっガマンっ」
5分ほど経っただろうか。一本の時と同様抜き差しを繰り返したり指の間を開いて拡張したりを続けた結果、おれのアナルは二本の指をするすると受け入れるようになるまで開発された。
そしてこのレベルまで慣れるとおれの身体にも変化が出てくる。
「入り口までぐっと戻って――」
「うぁっ」
「奥まで一気に挿れる!」
「あぁぅう!」
「そして前立腺を擦ってあげると」
「んっ、あぁっ、はぁっ、うぅ」
「結構感じ始めたね」
身体がおかしい。最初は苦しいだけだったのに、今はあの感覚を求めている自分がいる。肉壁を押し広げて入っていく感じが癖になる。中が熱く、とろとろになっているのが分かる。
「それじゃあ一旦抜くね」
ようやく気持ちよくなれそうになった途端にリョウタさんの指が抜かれる。
「あっ……」
「なんだか名残惜しそうだね」
「いやっ、そんなんじゃ……」
「しょうがないから最後にほじほじしてあげるね」
そういって勢いよく二本の指が一気に奥まで入ってくる。予想外の刺激に身体がびくっと跳ねる。
「ああっ! いいっ! そこ、んぅぁ」
「やっぱり欲しかったんじゃん」
「ごめんなさ、あんっ、」
「ここまできたら一気に楽しくなるよ」
リョウタさんは指をリズム良く前後に出し入れする。柔らかくとろとろにほぐれたおれのナカは指を離さないよう絡みつく。前立腺を擦られると足がびくっと反応する。
「すごいとろとろになってるよ」
「ぁぅあっそこ、あぁんっ」
「指でお尻いじられて気持ちよくなっちゃった?」
「はぁっはいっ……きもちぃぃっ」
「じゃあもっと気持ちよくしてあげるね」
リョウタさんは指を抜くとテーブルの上にある黒い玩具を取り出す。
「次はこれを入れてみよう」
「はぁっ、え……? なんすかそれ……」
「エネマグラって言ってね、スイッチを入れると振動で刺激するんだよ」
長さは10cmくらいで太さは指3本分くらいはある。手持ちの部分は横に伸びており穴に栓をするようになっている。形状的に前立腺を狙うように突起が付いているようだ。あれに振動が加わったら一体どうなってしまうんだろう。恐怖と期待とで鼓動が早くなる。
「さて、挿れる前に暖めないといけないね。普通に手でやってもいいけどそれじゃ味気ないから……」
そういってリョウタさんはおれの顔の前にエネマグラを持っていく。
「コウキくん、これ舐めてくれる?」
「え、えぇ? エネマグラをっすか?」
「うん、えろくしゃぶって」
「え~はず……やりますけど」
「ありがとう」とリョウタさんは喜びおれの口にエネマグラを当てる。それをおれはぱくっと口に入れる。
「ほぅれすか?」
「いいよ、舌もっと絡めて」
「ふっ、うんっ、じゅるっ」
リョウタさんはおれの舌の動きに合わせて右へ左へエネマグラを回しまた上下にピストンし根本まで咥えさせる。
「んっ、じゅぽっ、じゅぽっ、はぁっ」
「すごいえっちな顔してるよコウキくん」
これってなんかフェラみたいだな……。女の子にしてもらったことは何回かあるけど、実際自分でやると結構きついし犯されてる感じがすごいくる。
リョウタさんはエネマグラを舐めるおれの頬を撫でながら耳たぶをつまんだり首元をさわさわしたりしてそれが地味に気持ちいい。よつん這いの姿勢も相まってまるで飼い犬になったような気分だ。
「ふぅっもういいよ、よくできました」
「ぷはぁっ、はぁ……」
エネマグラを抜くと口からだ液が糸を引いて垂れる。それをリョウタさんは親指で拭うと自分の口元に寄せ舐める。
「キスはしない約束だけど、これは許してね」
おれは無言で頷く。キスについては特におれは何も言ってなかったような気がするけど、駿が気を利かして頼んでくれたのかな。まあ流石に相手がリョウタさんとはいえ男とキスはまだきついからありがたい。
「よし、じゃあ始めるよ」
リョウタさんはおれの背後に戻るとエネマグラをおれの穴にあてがう。おれは力を抜いてゆっくりと息を吐き受け入れる体勢を整える。
「挿れるよ」の合図と共にぐっと先端が穴をこじ開ける。二本指よりさらに大きいサイズでやはり圧迫感が強い。そして一番太い中央部分が入ると一気に身体が震える。
「ぐぅっ!あっ、はぁっ」
中央が入ってしまえばその後はずるずると楽に進みあっという間にエネマグラはおれの中に飲み込まれた。リョウタさんは位置を調整しうまく前立腺に突起が当たるように動かす。
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