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第五話 覚醒
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気付くと、エルリンネは星も月もない真っ暗な闇の中にたたずんでいた。エルリンネの周りだけ淡い月の光が差し込んでいるように明るいが、右を向いても左を向いても果ての無い闇が広がっている。
思わず一歩を踏み出すと足元に波紋が生じた。水面のような場所に立っているらしい。
「まさか死後の世界? それらしいような味気ないような……」
するとエルリンネが目を覚ます――というのもおかしいが――のを待っていたように、目の前に紙に水が滲むようにして一人の青年が姿を露にした。先程の体が痺れるほど甘い囁き声の主だろう。
毛先で緩く巻く白い髪を持ち、服から覗く肌もまた生命を感じさせない死人のような白だ。あまりにも冷たい白は、まるで命の熱を感じさせない空虚な印象を受ける。
神が気まぐれに筆をとったか、鑿を手にして作り上げたとしか信じられない美貌は、社交場で数多くの美少年や美青年を見てきたエルリンネをして息を呑む程だった。
もしわずかな狂いもなく青年の美貌を絵画や彫刻に出来たなら、あらゆる財を投げ捨てでも手に入れたいと万人が恋焦がれるように願うだろう。
黄金の満月を思わせる瞳に、魂まで吸い込まれたいと願う者は男女を問わず、老若も関係なく数えきれまい。
白い体を彩る鮮血を思わせる赤いチュニックと黒い脚衣を纏い、手首や指先には金銀と宝石を惜しみなく使った指輪や腕輪が光り輝いているが、なによりも主の方こそが奈落に引き込むような魅力を纏っている。
チュニックの上から襟に黒い羽根のあしらわれた黒いマントを羽織っていた。まるで周囲の暗黒から切り取ったように深い黒は、見ているだけでも底知れない恐怖を駆り立てるものがある。
「再び問おう。力が欲しいか? 追放されし炎の娘。復讐を望んでいるだろう? 貴人たる資格をはく奪された令嬢よ」
謎の男はそこだけ血を塗ったように鮮やかに赤い唇を笑みの形にして、エルリンネへと向けて一歩、二歩と足を進めて、そっと右手を伸ばしてきた。
触れるだけでも罪ではないかと畏怖する程にしなやかで美しい指が、誘うようにエルリンネ向けられている。その手を取ればそのまま闇の彼方へと連れ去られるのだろか。
世界中の芸術家達の求めた美の概念が人型になったようなこの男の誘いを断れる者が、果たしてこの世界にいるだろうか。
例え悪魔の罠だと分かっていたとしても、誰もがなすすべなく男の手を取るに違いない。それを証明するようにエルリンネもまた右手を伸ばして、男の手を取ったではないか。
「いい子だ、エルリンネ」
優しく囁く男に、エルリンネはまっすぐと黄金の瞳を見つめながら問いかける。それは考えたものではなく、ほとんど直感で口にした言葉だった。
「あなたは……ゼガ?」
男は一瞬だけ目を見開き、笑みを深める。
「いずれゼガとなる者だ。私と同じ暗黒の血を受け継ぐ同胞よ。君と私はいわば半身だ。この世にゼガを復活させ、再び世界を一つに統一する。いくつもの国、いくつもの宗教、いくつもの思想に分かれたこの世界を、一つにまとめて永遠の理想郷を築く。
そして君が力を得る為に私が必要なのだ。君を捨てた王国に、父親に、王子に復讐する為に、君は私と出会う運命だったのだよ。私に君が必要なように。我が比翼の翼よ、連理の枝よ、運命の半身エルリンネよ、私と共に行くのだ」
「そう、あなたも私と同じ血を持つのね」
ふっとエルリンネの口元に微笑が浮かぶ。全てを理解し、全てを受け入れた笑みだと男は察した。
その時、ミシリ、と男の右手から嫌な音が聞こえた。男の顔に苦痛が走り、小さな驚きがじわじわと広がる。エルリンネの右手が万力のような握力で、男の右手を“決して逃がさない”と握り締めている。
「そう、そう、そう……お前かあああああ!!!」
顔を上げたエルリンネの浮かべる怒り一色に染まる表情の凄絶さに、男は息を呑む。そして暗黒に満ちていた水面の奥底から、周囲からエルリンネの叫びに呼応して真っ赤な炎が吹き荒れて、この暗闇の世界を一転、炎ので満ちた世界へと変貌させる。
「この炎はヴァリオン! ヴァリオンの血が邪魔をするか!!」
エルリンネに暗黒の皇帝ゼガの血が流れているのは紛れもない事実だが、同時に彼女に聖戦士と呼ばれる過去の英雄の血が流れているのもまた事実。
本来、この暗黒の空間に引きずり込んだ時点で、エルリンネの精神は混迷して男の意思に無条件に従うはずだった。
それを未然に防いでエルリンネの正気と判断力を維持し、こうして彼女の感情に呼応して炎が出現したのも、エルリンネ中のヴァリオンの血の成せる業だ。そしてなによりも、エルリンネの鋼鉄のように固い精神力があればこそ!
「いや、これはヴァリオンの血よりも君の精神の強さか! はははは、素晴らしい!」
「よくも私を陥れてくれたな! この借りは例えこの魂が七回生まれ変わっても必ず返してやる!!」
そしてエルリンネの渾身の左拳が男の顔面に深々と突き刺さり、鼻の骨や歯を折る感触を感じたのと同時にプツリと再びエルリンネの意識は途切れた。
*
精神世界と言うべき場所に引きずり込まれたエルリンネだが、彼女の肉体は濁流から這いずり上がり、俯せの姿勢で気を失ったままだった。
ずぶ濡れの彼女の下へ近くの森林から一匹の動物が姿を見せ、エルリンネの下へ警戒しながら近づいて行く。
茶色い毛皮に黒い斑の模様を散らした猫科の猛獣だ。ギントと呼ばれる豹の一種で、エルリンネを今日のディナーにするつもりなのだろう。
音を立てず一歩、また一歩と進むギントはエルリンネのすぐ傍で足を止め、黒い鼻を鳴らしてエルリンネの臭いをかぎ、生存を計り始める。死を偽装する生物の例を知っているのか、ギントは強く警戒しているようだった。
そろりそろりとエルリンネへと近づいたギントが警戒を解き、少女の細い首に噛みついて脛骨をへし折ろうと顎を開き、ゾッとするほど鋭い牙が覗いた。
「しぃっ!」
どんな生き物であれ獲物に襲い掛かるその瞬間は警戒を解かざるを得ない。狩りを成功させることに意識を集中するからだ。例え獲物の反撃に備えようとしても、自分が襲い掛かる以上は万全の備えとはなりえない。
既に意識を覚醒させていたエルリンネはそこを狙い、バネ仕掛けのおもちゃのように飛び起きるとギントが反応する間もなく背後に回り込む。
そのままギントの首に右腕を絡み付けて左の肘裏辺りを掴み、左手はギントの後頭部を力の限り押し込んで、両足はギントの胴体に回してこちらも目一杯力を込めて締め上げる。
「ふんっ!!」
エルリンネはごわごわとしたギントの毛皮の感触、そして締め技から逃れようと暴れ回るギントの力強さを味わいながら決して拘束を緩めない。
ギントはエルリンネを背中に乗せたまま暴れまわり、地面や木々に体当たりしてエルリンネを振りほどこうとする。次々と体に襲い掛かってくる痛みに耐えながら、エルリンネは締め付けを更に強める。
そうして毒を飲まされ、川に流されて弱った体に鞭を打ち、ギントを相手に行った死闘がどれほど続いたものか……。
「ごめんなさいね、これも生きる為なのです」
信じられないほど暴れまわり、散々にエルリンネの体を痛めつけたギントはぐったりと力を失い、エルリンネの腕の中で命の火を絶やしていた。
エルリンネはくたくたに疲れはてた体に鞭を打ち、一本一本指を引き剥がすようにして両腕と両足をギントから離して、その場に尻餅をつく。深く息を吸い、荒れた呼吸を急いで整える。
「はあ、はあ、はあ、確か、この大きな猫ちゃんは…………ええと、ギントとかいう珍しい猛獣だったわね。はあ、はあ」
エルリンネは国の地図を記憶の中から引っ張り出して、自分が川に落ちた地点と流された時間、ギントの生息域や周囲の木々からおおよその位置を割り出そうと試みる。
(おそらく南西にあるヴェクタル王国の方へと流された? そうなるとギズの大森林に迷い込んでしまったのかしら? 大部分が未開の地と聞くけれど、身を隠すには良くても生き抜くのはかなり難しい場所ね。とはいえ、まずは……)
エルリンネは死んだふりをしていた場所から少し離れたところに落ちていた短剣を拾い上げ、川へと近づいて行く。
ギントにかなり近づかれてから意識を取り戻したのだが、その時に短剣を手放しているのに気付いて内心では大いに焦ったのだ。すぐに見つけられたのは幸いという他ない。
「もし本当にここが大森林だったら、この短剣が数少ない文明の利器ね。後はこの腕輪……あら、壊れている?」
見れば魔術を封じる厄介な腕輪には大きな亀裂が走っており、エルリンネが少し力を籠めるだけであっさりと二つに割れた。
「こればかりは不幸中の幸いと言うべきかかしらね。さて、まずは体を温めないと。こんな状況で風邪なんてひいたら死に直結してしまうもの。それに……」
エルリンネが振り返ってみたのは、力なく横たわるギントだ。
「当面の食料は調達できましたし」
どうやらギントを食べるつもりらしかった。
「美味しいのかしら?」
さあ?
思わず一歩を踏み出すと足元に波紋が生じた。水面のような場所に立っているらしい。
「まさか死後の世界? それらしいような味気ないような……」
するとエルリンネが目を覚ます――というのもおかしいが――のを待っていたように、目の前に紙に水が滲むようにして一人の青年が姿を露にした。先程の体が痺れるほど甘い囁き声の主だろう。
毛先で緩く巻く白い髪を持ち、服から覗く肌もまた生命を感じさせない死人のような白だ。あまりにも冷たい白は、まるで命の熱を感じさせない空虚な印象を受ける。
神が気まぐれに筆をとったか、鑿を手にして作り上げたとしか信じられない美貌は、社交場で数多くの美少年や美青年を見てきたエルリンネをして息を呑む程だった。
もしわずかな狂いもなく青年の美貌を絵画や彫刻に出来たなら、あらゆる財を投げ捨てでも手に入れたいと万人が恋焦がれるように願うだろう。
黄金の満月を思わせる瞳に、魂まで吸い込まれたいと願う者は男女を問わず、老若も関係なく数えきれまい。
白い体を彩る鮮血を思わせる赤いチュニックと黒い脚衣を纏い、手首や指先には金銀と宝石を惜しみなく使った指輪や腕輪が光り輝いているが、なによりも主の方こそが奈落に引き込むような魅力を纏っている。
チュニックの上から襟に黒い羽根のあしらわれた黒いマントを羽織っていた。まるで周囲の暗黒から切り取ったように深い黒は、見ているだけでも底知れない恐怖を駆り立てるものがある。
「再び問おう。力が欲しいか? 追放されし炎の娘。復讐を望んでいるだろう? 貴人たる資格をはく奪された令嬢よ」
謎の男はそこだけ血を塗ったように鮮やかに赤い唇を笑みの形にして、エルリンネへと向けて一歩、二歩と足を進めて、そっと右手を伸ばしてきた。
触れるだけでも罪ではないかと畏怖する程にしなやかで美しい指が、誘うようにエルリンネ向けられている。その手を取ればそのまま闇の彼方へと連れ去られるのだろか。
世界中の芸術家達の求めた美の概念が人型になったようなこの男の誘いを断れる者が、果たしてこの世界にいるだろうか。
例え悪魔の罠だと分かっていたとしても、誰もがなすすべなく男の手を取るに違いない。それを証明するようにエルリンネもまた右手を伸ばして、男の手を取ったではないか。
「いい子だ、エルリンネ」
優しく囁く男に、エルリンネはまっすぐと黄金の瞳を見つめながら問いかける。それは考えたものではなく、ほとんど直感で口にした言葉だった。
「あなたは……ゼガ?」
男は一瞬だけ目を見開き、笑みを深める。
「いずれゼガとなる者だ。私と同じ暗黒の血を受け継ぐ同胞よ。君と私はいわば半身だ。この世にゼガを復活させ、再び世界を一つに統一する。いくつもの国、いくつもの宗教、いくつもの思想に分かれたこの世界を、一つにまとめて永遠の理想郷を築く。
そして君が力を得る為に私が必要なのだ。君を捨てた王国に、父親に、王子に復讐する為に、君は私と出会う運命だったのだよ。私に君が必要なように。我が比翼の翼よ、連理の枝よ、運命の半身エルリンネよ、私と共に行くのだ」
「そう、あなたも私と同じ血を持つのね」
ふっとエルリンネの口元に微笑が浮かぶ。全てを理解し、全てを受け入れた笑みだと男は察した。
その時、ミシリ、と男の右手から嫌な音が聞こえた。男の顔に苦痛が走り、小さな驚きがじわじわと広がる。エルリンネの右手が万力のような握力で、男の右手を“決して逃がさない”と握り締めている。
「そう、そう、そう……お前かあああああ!!!」
顔を上げたエルリンネの浮かべる怒り一色に染まる表情の凄絶さに、男は息を呑む。そして暗黒に満ちていた水面の奥底から、周囲からエルリンネの叫びに呼応して真っ赤な炎が吹き荒れて、この暗闇の世界を一転、炎ので満ちた世界へと変貌させる。
「この炎はヴァリオン! ヴァリオンの血が邪魔をするか!!」
エルリンネに暗黒の皇帝ゼガの血が流れているのは紛れもない事実だが、同時に彼女に聖戦士と呼ばれる過去の英雄の血が流れているのもまた事実。
本来、この暗黒の空間に引きずり込んだ時点で、エルリンネの精神は混迷して男の意思に無条件に従うはずだった。
それを未然に防いでエルリンネの正気と判断力を維持し、こうして彼女の感情に呼応して炎が出現したのも、エルリンネ中のヴァリオンの血の成せる業だ。そしてなによりも、エルリンネの鋼鉄のように固い精神力があればこそ!
「いや、これはヴァリオンの血よりも君の精神の強さか! はははは、素晴らしい!」
「よくも私を陥れてくれたな! この借りは例えこの魂が七回生まれ変わっても必ず返してやる!!」
そしてエルリンネの渾身の左拳が男の顔面に深々と突き刺さり、鼻の骨や歯を折る感触を感じたのと同時にプツリと再びエルリンネの意識は途切れた。
*
精神世界と言うべき場所に引きずり込まれたエルリンネだが、彼女の肉体は濁流から這いずり上がり、俯せの姿勢で気を失ったままだった。
ずぶ濡れの彼女の下へ近くの森林から一匹の動物が姿を見せ、エルリンネの下へ警戒しながら近づいて行く。
茶色い毛皮に黒い斑の模様を散らした猫科の猛獣だ。ギントと呼ばれる豹の一種で、エルリンネを今日のディナーにするつもりなのだろう。
音を立てず一歩、また一歩と進むギントはエルリンネのすぐ傍で足を止め、黒い鼻を鳴らしてエルリンネの臭いをかぎ、生存を計り始める。死を偽装する生物の例を知っているのか、ギントは強く警戒しているようだった。
そろりそろりとエルリンネへと近づいたギントが警戒を解き、少女の細い首に噛みついて脛骨をへし折ろうと顎を開き、ゾッとするほど鋭い牙が覗いた。
「しぃっ!」
どんな生き物であれ獲物に襲い掛かるその瞬間は警戒を解かざるを得ない。狩りを成功させることに意識を集中するからだ。例え獲物の反撃に備えようとしても、自分が襲い掛かる以上は万全の備えとはなりえない。
既に意識を覚醒させていたエルリンネはそこを狙い、バネ仕掛けのおもちゃのように飛び起きるとギントが反応する間もなく背後に回り込む。
そのままギントの首に右腕を絡み付けて左の肘裏辺りを掴み、左手はギントの後頭部を力の限り押し込んで、両足はギントの胴体に回してこちらも目一杯力を込めて締め上げる。
「ふんっ!!」
エルリンネはごわごわとしたギントの毛皮の感触、そして締め技から逃れようと暴れ回るギントの力強さを味わいながら決して拘束を緩めない。
ギントはエルリンネを背中に乗せたまま暴れまわり、地面や木々に体当たりしてエルリンネを振りほどこうとする。次々と体に襲い掛かってくる痛みに耐えながら、エルリンネは締め付けを更に強める。
そうして毒を飲まされ、川に流されて弱った体に鞭を打ち、ギントを相手に行った死闘がどれほど続いたものか……。
「ごめんなさいね、これも生きる為なのです」
信じられないほど暴れまわり、散々にエルリンネの体を痛めつけたギントはぐったりと力を失い、エルリンネの腕の中で命の火を絶やしていた。
エルリンネはくたくたに疲れはてた体に鞭を打ち、一本一本指を引き剥がすようにして両腕と両足をギントから離して、その場に尻餅をつく。深く息を吸い、荒れた呼吸を急いで整える。
「はあ、はあ、はあ、確か、この大きな猫ちゃんは…………ええと、ギントとかいう珍しい猛獣だったわね。はあ、はあ」
エルリンネは国の地図を記憶の中から引っ張り出して、自分が川に落ちた地点と流された時間、ギントの生息域や周囲の木々からおおよその位置を割り出そうと試みる。
(おそらく南西にあるヴェクタル王国の方へと流された? そうなるとギズの大森林に迷い込んでしまったのかしら? 大部分が未開の地と聞くけれど、身を隠すには良くても生き抜くのはかなり難しい場所ね。とはいえ、まずは……)
エルリンネは死んだふりをしていた場所から少し離れたところに落ちていた短剣を拾い上げ、川へと近づいて行く。
ギントにかなり近づかれてから意識を取り戻したのだが、その時に短剣を手放しているのに気付いて内心では大いに焦ったのだ。すぐに見つけられたのは幸いという他ない。
「もし本当にここが大森林だったら、この短剣が数少ない文明の利器ね。後はこの腕輪……あら、壊れている?」
見れば魔術を封じる厄介な腕輪には大きな亀裂が走っており、エルリンネが少し力を籠めるだけであっさりと二つに割れた。
「こればかりは不幸中の幸いと言うべきかかしらね。さて、まずは体を温めないと。こんな状況で風邪なんてひいたら死に直結してしまうもの。それに……」
エルリンネが振り返ってみたのは、力なく横たわるギントだ。
「当面の食料は調達できましたし」
どうやらギントを食べるつもりらしかった。
「美味しいのかしら?」
さあ?
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