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5話 住民との接触
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翌朝、奇妙な感覚がして、目が覚めると虫が顔の上に乗っていた。
(あー、めんどくせえな)
こんな時は下手に騒いで噛まれたりすると損だ。
ゆっくりとつまみ上げ、まだ燻っている焚き火の中に放り込む。
「あー、隙間から入ってきたな……ベッド作るか」
愚痴をこぼしながら外に出ると、スケサンがなにやらやっていた。
スケルトンは眠らない。徹夜で何か作業していたのだろうか。
「やあ、起きたかね」
「ああ、おはよう。何か作ってるのか?」
スケサンは「うむ」と頷き、なにやら器用にツタを咥えて編み込んでいる。
「なんとか籠でも作れないかと考えていたのだが……なかなか難しいものだ」
「ツタの籠か。このツタはとってきたのか?」
ツタや樹皮は家を作るために使ったが、籠を作るほどではない。
つまりスケサンが集めたのだろう。
「うむ、少し体を動かしたくてな。だが、籠を作った経験はない。苦戦中だ」
もちろん、俺にも籠を作った経験はない。
スケサンの健闘を祈りつつ、別の作業をするのが効率的だろう。
川へ向かい、ナイフを研いだ後、手探りでヒゲを剃る。
体を清潔にすることで気力や体力を維持できる……これもスケサンから習ったことだ。
(本当になんでも知ってるんだよな)
川の水で口をゆすぎ、指で軽く歯をこすると指先が臭くなった。
「今日は排水溝を拡げ、出た土で小屋の隙間を埋める。余裕があればベッドも作るか」
口に出してスケジュールを確認……独り言ではない。
(しかし、板もないしベッドとはどうやって作るものなんだ?)
考えてもわからない。
ベッドなんて見慣れたもののはずだが、意外と作り方はわからないものだ。
考えつつも手は休めず、排水溝を掘り、出た土を川の水で練る。
これで家の隙間を埋め、床を塗装して平らにするのだ。
「泥を塗った後は火を強くすると乾きが早くなるぞ」
作業が一段落ついたころ、外から声をかけられた。
こちらを気にしてくれていたらしい。
「スケサン、そっちはどうだ?」
「うむ……なんとか形にはなったがな」
こちらの作業を中断し、スケサンの様子を見にいくと立派な籠ができていた。
「できてるじゃないか、すごいな。気に入らないのか?」
「いや、籠の出来にも納得はいかんがそうではない。背負い紐をつけたいのだ。だが、この体に合う形はよく分からない」
スケサンの体は鹿の骨格だ。
たしかに鹿の体に合う背負い紐はよくわからない。
「まあ、俺が背負えばいいんじゃないか?せっかくだし、あとで使ってみよう」
スケサンは「それが無難か」と納得し、器用に前足と口でツタを編んでいく。
その表情は寂しげにも見える。
(そんなに自分で使いたかったのかな?)
気持ちはわからないでもないが、ちょっと難しいかもしれない。
だが、スケサンの作業を見てひらめくものがあった。
「スケサン、後でベッドを作りたいんだがツタの編み方を教えてくれるか?」
「ほう、ツタでか。考えたな」
そう、木材で枠と足をつくり、ツタを編んでベッドにするのだ。
「なら少し待て、籠を仕上げてしまおう」
スケサンは編んだツタの縄を器用に籠に挟み込み、固定する。
ベッドを作るときの参考にしたかったが、正直よくわからなかった。
☆★☆☆
新しくできた籠は便利だった。
今までは薪にする枝などもまとめて小脇に抱えていたのだ。
それを籠に入れて担けば、両手を自由にしながら歩ける――これはまさに文明の利器だ。
しかも今回からはスケサンも手伝ってくれる。
作業効率は格段に上がった。
「ツタも集まったし、一回戻るか」
「うむ、籠も問題ないようだな」
枝やツタを八分目まで入れた籠も問題なし。
十分実用に耐えれる状態だ。
「帰ったら寝るまでにベッドを――」
「まて、動くな、喋るな」
帰り道、スケサンが低い声で俺に指示をした。
足を止め、周囲の気配を探るななにも感じない。
俺は(どうした?)と視線でスケサンに尋ねると前足で前方を示している――その先にあるのは俺の家だ。
(なにが……?いや、なにかいるな)
家の周囲に動く複数の影、獣ではないようだ。
「獣人か……? 2人」
「いや、家の中にもいる、3だ。煙が招き寄せたか」
低い声でやりとりし、侵入者の確認をする。
獣人かと思ったが、人間だろうか。
見慣れない風合いの衣服を身につけ、露出した肌や顔に何かを塗って派手なペイントしているようだ。
全員が長弓をもち、頭部には鳥の羽をあしらった被り物をしている。
「エルフだな」
スケサンが呟いた。
見ればたしかに耳が長い。
「ワイルドエルフか……こんな森にもいるのか」
ワイルドエルフとは都市ではなく、森などで生活するエルフの総称だ。
エルフは寿命こそ長いが貧弱な上に繁殖力も弱く、こうして文明から離れ隠れ住む者がいるのは知っていた。
ちなみに鬼人も繁殖力は弱く、それを補うために大きな戦争の後は異種族を略奪して子を作ることが多い。
俺の混血ぶりもその産物だ。
「どうするね?」
スケサンが楽しげに「戦うのか」と尋ねてきた。
「いや……ここで暮らすわけだし、まずは声をかけてみたい」
たしかに無断で家に入られた不愉快さはある。
だが彼らからしてみても俺は見知らぬ侵入者だ。
「大丈夫かね?」
「ああ、弓が気になるが、接近すればエルフ3人ならなんとでもなるだろ」
ツルの採取が目的だったために槍は置いてきてしまったが、石斧と棍棒、鉄のナイフはある。
いざとなれば戦うことはできるだろう。
それを伝えると、スケサンは「ならば私は回り込むか」と言い残し、スッと立ち上がる。
「ゆっくり100数えてから、やつらに声をかけるようにな」
スケサンは足音もたてず、あっという間に森に溶け込んだ。
気配の絶ちかたが尋常ではない。
(スケルトンとか、そういうレベルじゃないだろあれは……ただ者じゃないな)
スケサンはスケルトンでも名のある軍人だといっていた。
なんだか変なスイッチが入ったようで、妙にやる気になっているようだ。
(うーん、できれば戦わずに色々と交換できればいいんだけど……さすがに渡すものが何もない状態では交易は無理だな)
ぼんやりと100数えた後、わざとガサガサと音をたてた。
相手にこちらの存在を知らせながら近づくのだ。
エルフたちが何か騒ぎ、こちらに向けて矢をつがえた。
「おい、射つなよ!こちらに敵意はない!」
俺が声をかけながら姿を見せると、明らかにエルフたちは怯みの色を見せた。
これは彼らが臆病なのではない。
鬼人とエルフでは体格が違いすぎるのだ。
1番大きなエルフと比べても俺のほうが身長も頭1つ大きく、肩幅は倍ほどもある。
「動くなっ! お前は何者だっ!?」
俺に向かい1番大きなエルフが甲高い声で鋭く誰何した。
弓を油断なく構えたままである。
おそらくコイツがリーダーだ。
(まだ距離はあるか……やはり1射はもらうな)
俺は両手を大きく広げて「敵意はない」と改めて伝えた。
「俺はラシードの子、ベルク。鬼人族だ」
「鬼人だと!?」
リーダーの目が動揺で泳いだ。
他のエルフたちも慌てて矢を引き絞る。
これは明らかに戦闘態勢だ。
とりつく島もない。
(さすがにこれ以上対話を試みるのは無理か)
俺だって黙って矢を食らうほどお人好しではない。
戦う腹を決めると、木陰から凄まじい勢いで何かが飛び出し、左のエルフを襲った。
スケサンだ。
(――今だっ!!)
この機に乗じ、俺は広げた手を縮めて低い姿勢で駆け出した。
「ウオオォォォゥッ!!」
俺は獣のような雄叫びを上げる。
声で威嚇し、自分を鼓舞するのだ。
すぐに頭上を矢が通過したのを感じた。
スケサンの乱入で混乱し、的が小さくなったことで狙いを外したのだろう。
そのままエルフのリーダーに飛びかかり、顔面を思い切り張り飛ばす。
一撃でリーダーは枯れ枝のようにぶっ飛び、掘りたての排水溝に突っ込んだ。
残るは右のエルフのみ、コイツはすでにつがえた矢をどこかに放って失っている。
完全に死に体だ。
「ガアオォォッ!!」
そのまま帯から棍棒を引き抜き、エルフの肩を殴りつけた。
俺の一撃は弓ごと骨を砕き、エルフを地に叩きつける。
棍棒の初めての獲物はこのエルフだ。
「スケサンっ!」
「どうした?」
振り返ると、スケサンはうつ伏せになったエルフの上に座りこんでいた。
エルフがジタバタと手足を動かしているが、どこをどう抑え込まれているのか全く抵抗できないようだ。
「見事な戦いぶりだな。やはりオヌシは強かった」
スケサンが嬉しげに口をパカッと開いて笑っている。
「ああ……しかし、どうしたもんかな」
俺は戦いの痕跡を目にし、ため息をついた。
■■■■
エルフ
ファンタジーでお馴染みのエルフ。
耳の上部が長く、金髪で細っこい。
寿命は長いが繁殖力が弱い上に、病気や怪我で普通に死ぬので個体数はそれほど多くはない。
ベルクは「貧弱」と呼ぶが、鬼人と比べりゃ大抵の種族は貧弱である。
エルフは長身の部類だ。
文明から離れて森や谷で暮らすエルフをワイルドエルフと呼び、町で暮らすエルフをアーバンエルフと呼ぶ。
(あー、めんどくせえな)
こんな時は下手に騒いで噛まれたりすると損だ。
ゆっくりとつまみ上げ、まだ燻っている焚き火の中に放り込む。
「あー、隙間から入ってきたな……ベッド作るか」
愚痴をこぼしながら外に出ると、スケサンがなにやらやっていた。
スケルトンは眠らない。徹夜で何か作業していたのだろうか。
「やあ、起きたかね」
「ああ、おはよう。何か作ってるのか?」
スケサンは「うむ」と頷き、なにやら器用にツタを咥えて編み込んでいる。
「なんとか籠でも作れないかと考えていたのだが……なかなか難しいものだ」
「ツタの籠か。このツタはとってきたのか?」
ツタや樹皮は家を作るために使ったが、籠を作るほどではない。
つまりスケサンが集めたのだろう。
「うむ、少し体を動かしたくてな。だが、籠を作った経験はない。苦戦中だ」
もちろん、俺にも籠を作った経験はない。
スケサンの健闘を祈りつつ、別の作業をするのが効率的だろう。
川へ向かい、ナイフを研いだ後、手探りでヒゲを剃る。
体を清潔にすることで気力や体力を維持できる……これもスケサンから習ったことだ。
(本当になんでも知ってるんだよな)
川の水で口をゆすぎ、指で軽く歯をこすると指先が臭くなった。
「今日は排水溝を拡げ、出た土で小屋の隙間を埋める。余裕があればベッドも作るか」
口に出してスケジュールを確認……独り言ではない。
(しかし、板もないしベッドとはどうやって作るものなんだ?)
考えてもわからない。
ベッドなんて見慣れたもののはずだが、意外と作り方はわからないものだ。
考えつつも手は休めず、排水溝を掘り、出た土を川の水で練る。
これで家の隙間を埋め、床を塗装して平らにするのだ。
「泥を塗った後は火を強くすると乾きが早くなるぞ」
作業が一段落ついたころ、外から声をかけられた。
こちらを気にしてくれていたらしい。
「スケサン、そっちはどうだ?」
「うむ……なんとか形にはなったがな」
こちらの作業を中断し、スケサンの様子を見にいくと立派な籠ができていた。
「できてるじゃないか、すごいな。気に入らないのか?」
「いや、籠の出来にも納得はいかんがそうではない。背負い紐をつけたいのだ。だが、この体に合う形はよく分からない」
スケサンの体は鹿の骨格だ。
たしかに鹿の体に合う背負い紐はよくわからない。
「まあ、俺が背負えばいいんじゃないか?せっかくだし、あとで使ってみよう」
スケサンは「それが無難か」と納得し、器用に前足と口でツタを編んでいく。
その表情は寂しげにも見える。
(そんなに自分で使いたかったのかな?)
気持ちはわからないでもないが、ちょっと難しいかもしれない。
だが、スケサンの作業を見てひらめくものがあった。
「スケサン、後でベッドを作りたいんだがツタの編み方を教えてくれるか?」
「ほう、ツタでか。考えたな」
そう、木材で枠と足をつくり、ツタを編んでベッドにするのだ。
「なら少し待て、籠を仕上げてしまおう」
スケサンは編んだツタの縄を器用に籠に挟み込み、固定する。
ベッドを作るときの参考にしたかったが、正直よくわからなかった。
☆★☆☆
新しくできた籠は便利だった。
今までは薪にする枝などもまとめて小脇に抱えていたのだ。
それを籠に入れて担けば、両手を自由にしながら歩ける――これはまさに文明の利器だ。
しかも今回からはスケサンも手伝ってくれる。
作業効率は格段に上がった。
「ツタも集まったし、一回戻るか」
「うむ、籠も問題ないようだな」
枝やツタを八分目まで入れた籠も問題なし。
十分実用に耐えれる状態だ。
「帰ったら寝るまでにベッドを――」
「まて、動くな、喋るな」
帰り道、スケサンが低い声で俺に指示をした。
足を止め、周囲の気配を探るななにも感じない。
俺は(どうした?)と視線でスケサンに尋ねると前足で前方を示している――その先にあるのは俺の家だ。
(なにが……?いや、なにかいるな)
家の周囲に動く複数の影、獣ではないようだ。
「獣人か……? 2人」
「いや、家の中にもいる、3だ。煙が招き寄せたか」
低い声でやりとりし、侵入者の確認をする。
獣人かと思ったが、人間だろうか。
見慣れない風合いの衣服を身につけ、露出した肌や顔に何かを塗って派手なペイントしているようだ。
全員が長弓をもち、頭部には鳥の羽をあしらった被り物をしている。
「エルフだな」
スケサンが呟いた。
見ればたしかに耳が長い。
「ワイルドエルフか……こんな森にもいるのか」
ワイルドエルフとは都市ではなく、森などで生活するエルフの総称だ。
エルフは寿命こそ長いが貧弱な上に繁殖力も弱く、こうして文明から離れ隠れ住む者がいるのは知っていた。
ちなみに鬼人も繁殖力は弱く、それを補うために大きな戦争の後は異種族を略奪して子を作ることが多い。
俺の混血ぶりもその産物だ。
「どうするね?」
スケサンが楽しげに「戦うのか」と尋ねてきた。
「いや……ここで暮らすわけだし、まずは声をかけてみたい」
たしかに無断で家に入られた不愉快さはある。
だが彼らからしてみても俺は見知らぬ侵入者だ。
「大丈夫かね?」
「ああ、弓が気になるが、接近すればエルフ3人ならなんとでもなるだろ」
ツルの採取が目的だったために槍は置いてきてしまったが、石斧と棍棒、鉄のナイフはある。
いざとなれば戦うことはできるだろう。
それを伝えると、スケサンは「ならば私は回り込むか」と言い残し、スッと立ち上がる。
「ゆっくり100数えてから、やつらに声をかけるようにな」
スケサンは足音もたてず、あっという間に森に溶け込んだ。
気配の絶ちかたが尋常ではない。
(スケルトンとか、そういうレベルじゃないだろあれは……ただ者じゃないな)
スケサンはスケルトンでも名のある軍人だといっていた。
なんだか変なスイッチが入ったようで、妙にやる気になっているようだ。
(うーん、できれば戦わずに色々と交換できればいいんだけど……さすがに渡すものが何もない状態では交易は無理だな)
ぼんやりと100数えた後、わざとガサガサと音をたてた。
相手にこちらの存在を知らせながら近づくのだ。
エルフたちが何か騒ぎ、こちらに向けて矢をつがえた。
「おい、射つなよ!こちらに敵意はない!」
俺が声をかけながら姿を見せると、明らかにエルフたちは怯みの色を見せた。
これは彼らが臆病なのではない。
鬼人とエルフでは体格が違いすぎるのだ。
1番大きなエルフと比べても俺のほうが身長も頭1つ大きく、肩幅は倍ほどもある。
「動くなっ! お前は何者だっ!?」
俺に向かい1番大きなエルフが甲高い声で鋭く誰何した。
弓を油断なく構えたままである。
おそらくコイツがリーダーだ。
(まだ距離はあるか……やはり1射はもらうな)
俺は両手を大きく広げて「敵意はない」と改めて伝えた。
「俺はラシードの子、ベルク。鬼人族だ」
「鬼人だと!?」
リーダーの目が動揺で泳いだ。
他のエルフたちも慌てて矢を引き絞る。
これは明らかに戦闘態勢だ。
とりつく島もない。
(さすがにこれ以上対話を試みるのは無理か)
俺だって黙って矢を食らうほどお人好しではない。
戦う腹を決めると、木陰から凄まじい勢いで何かが飛び出し、左のエルフを襲った。
スケサンだ。
(――今だっ!!)
この機に乗じ、俺は広げた手を縮めて低い姿勢で駆け出した。
「ウオオォォォゥッ!!」
俺は獣のような雄叫びを上げる。
声で威嚇し、自分を鼓舞するのだ。
すぐに頭上を矢が通過したのを感じた。
スケサンの乱入で混乱し、的が小さくなったことで狙いを外したのだろう。
そのままエルフのリーダーに飛びかかり、顔面を思い切り張り飛ばす。
一撃でリーダーは枯れ枝のようにぶっ飛び、掘りたての排水溝に突っ込んだ。
残るは右のエルフのみ、コイツはすでにつがえた矢をどこかに放って失っている。
完全に死に体だ。
「ガアオォォッ!!」
そのまま帯から棍棒を引き抜き、エルフの肩を殴りつけた。
俺の一撃は弓ごと骨を砕き、エルフを地に叩きつける。
棍棒の初めての獲物はこのエルフだ。
「スケサンっ!」
「どうした?」
振り返ると、スケサンはうつ伏せになったエルフの上に座りこんでいた。
エルフがジタバタと手足を動かしているが、どこをどう抑え込まれているのか全く抵抗できないようだ。
「見事な戦いぶりだな。やはりオヌシは強かった」
スケサンが嬉しげに口をパカッと開いて笑っている。
「ああ……しかし、どうしたもんかな」
俺は戦いの痕跡を目にし、ため息をついた。
■■■■
エルフ
ファンタジーでお馴染みのエルフ。
耳の上部が長く、金髪で細っこい。
寿命は長いが繁殖力が弱い上に、病気や怪我で普通に死ぬので個体数はそれほど多くはない。
ベルクは「貧弱」と呼ぶが、鬼人と比べりゃ大抵の種族は貧弱である。
エルフは長身の部類だ。
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