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第三章

討伐遠征に行きます。

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フェルちゃんとレナはなんかすっごい仲がよかった。理由を聞いてみると大昔はお互い敵対していたが長い間闘っていて、ある事をきっかけに仲良くなってたそうだ...ある事ってなに?って聞いたんだけど2人共話してくれなかった。畜生気になる!!教えてくれてもいいじゃん!!っとこの前の話はおいといて、ただいま教室でお話中です、何の話かと言うとあれです。そう討伐遠征です!正直ちょっと行くのやだけどシルキーが行きたいって言うから仕方なく行く事になってしまった。

「ねぇカイル!カイルは遠征行くんでしょ?」

「まぁね、正直めんどくさいけど」

「カイル君はいいなぁ~」

「なんで?」

「だって討伐遠征って行けるのって先生か生徒会長の推薦が無いと参加すらできないんだよ?」

「え?そうなの?てかなんで遠征に行きたいの?めんどくさいじゃん」

「だって私達の歳じゃ魔物と戦わせてくれないじゃん」

「え?」

「カイル、魔物と戦った事あるの?」

「あるけど?」

「あれ?カイル君の家って侯爵だよね?」

「うん、そうだけど?」

「あ、お父さんと一緒に狩りに行ったの?」

「ま、まぁね」

「いいなぁ~」

「なんでそんなに魔物と戦いたいの?」

「実戦経験を積みたいんだよ」

「ん?」

「私は将来騎士になりたいから少しでも強くなりたいの」

「へぇ~騎士かぁ~」

「カイルも騎士を目指すの?」

「なんで?」

「だってカイル君も家は継げないでしょ?」

「あぁ~確かにそうだね」

「じゃぁやっぱり騎士になるの?」

「いやいや、カイルは魔法が凄いから王宮魔導師になるんじゃない?」 

「あぁ確かにカイル君の魔法凄いもんね」

「それでカイルどっちになるの?」

「いや、どっちもなるかわからないなぁ~」

「え?じゃぁもしかして冒険者になるの?」

「多分ね~ちょっと世界を回ってみたいんだよねぇ~」

「へぇ~」

「確かに面白そうだね~。私も冒険者になろっかな?」

ラーナ達と話をしていると会長が教室に入ってきた。

「失礼するよ」

「あれ?会長どうしたんですか?」

「やぁカイル君、今日は討伐遠征に参加できそうな子を探しに来たんだ。カイル君おすすめの子っていない?」

「なんか言い方が嫌なんですけど、てか成績で決めればいいんじゃないですか?」

「いやぁ~はっきり言って成績=強さじゃないからねぇ~」

「まぁそうですが」

「だからさ遠征に連れて行っても大丈夫そうな子っていない?」

「そう言われましても~、あ、そうだ魔物ってどの程度のやつを狩るんですか?」

「え~とだいたいCランク位のやつが目標かな~」

ちなみにモンスターのランクはこんな感じ。


『Fランク』
カス(Fランク冒険者4人以上)

『Eランク』
雑魚(Eランク冒険者4人以上)

『Dランク』
普通(Dランク冒険者4人以上)

『Cランク』
強い(Cランク冒険者4人以上)

『Bランク』
まぁ強い(Bランク冒険者4人以上)

『Aランク』
強敵(Aランク冒険者4人以上)

『Sランク』
化け物(Sランク冒険者4人以上)

『SSランク』
災害(測定不可)

『SSSランク』
オワタ(測定不可)


「ん~マルスならぎりぎり行けますかね?契約者もかなり強力なので」

「わ、私は!?」

「ラーナは、ちょっと厳しいかも」

「えぇ~」

「他に誰かいないかい?」

「ん~あとは本人の実力は完全にはわからないんですけどローザ・ゼペリさんくらいですね」

「カイル君ありがとう」

「いえいえ」

「それじゃぁ2人を僕の方から推薦しておくよ」

「あの!」

「なんだい?」

「私も参加させてください!」

「ん~カイル君、彼女はどの程度なんだい?」

「Cランクの魔物を10とするとラーナは4くらいなのでちょっと厳しいと思います」

「ん~それならなんとか参加できるんじゃないかい?」

「本当ですか!?」

「ん~会長がそういうなら」

「カイル君がサポートしてくれれば万事おっけーでしょ?」

「丸投げですか?まぁ多分大丈夫出すけど」

「それじゃぁ3人を推薦しておくよ」

「やったぁ~!」

「それじゃぁ一週間後の遠征頑張ろうね」

「わかりました」

――――――――――――――――――――――――

さ、寒い雪が降ってる...死にそう。雪って綺麗だけど寒いからあんまり好きじゃないよ~;:(∩´﹏`∩):;
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