上 下
31 / 52
第三章

体育祭をやりました。

しおりを挟む
パラナル(騎士学校)での体育祭は、火・水・風・土の4つの組に別れ、組分けは先生が成績でバランスよく組まれ行われる。ちなみに俺は水組だった。体育祭は順調に進み、各種目舌戦っといった感じにおおいに盛り上がり、最後は火組が1位、風組が2位、水組が3位、土組が4位という結果になった。そしてオリエンテーション生徒会主催の綱引きが今始まる!やっべ棄権したくなってきましたわ~。

「あはははは。これは思ったよりつらそうだね!」

「会長これはさすがに無理でしょ~何ですかこれ!」

「何って僕ら6人VSその他生徒(約1300)だけど?」

「なんかもう相手の奥の人が豆粒みたいになってるんですけど!?」

「君なら勝てるさ!」

「もうやだこの人、早くなんとかしないと」

「まぁカイル君やるからには勝とう!!」

「...はぁ~」

「カイル君やる気があればなんでもできるよ!」

「なんか似たようなフレーズ聞いたことあるなぁ~」

「なぁ会長~」

「なんだい?バイロン君?」

「これってスキルとか使っていいんですかぁ?」

「あぁ特に制限はしていないから別に構わないよ」

「じゃぁ契約者を呼び出すのは?」

「それは禁止にしてあるよ」

「会長~」

「なんだい?エレナ君?」

「この縄って切れないですか?」

「これは素材も特別なものだし魔法で強化してあるから多分切れないよ!僕の全力の一撃でもびくともしなかったからね」

「マジですかぁ?」

「あぁマジだよ」

「それは相当硬いですね」

「さてそろそろいいかな?」

「会長~」

「こんどはなんだい?カイル君?」

「もしこれに勝ったらご褒美とかあるんですか?」

「え?あ、考えて...ゲブンゲフン  んっとねちょっと今ど忘れしちゃったからちょっと待ってね」

「ねぇ今考えてなかったって言いかけませんでしたか?」

「い、いやソンナコトナイヨ(棒)」

「じゃぁもし僕達が勝ったら気が済むまで会長を殴る権利を得るでお願いします!」

「ちょっとっと待とうかカイル君、君だけのためにs」

「お、いいねぇ!」

「そうですね!それがいいです!」

「それはいい考えだね~」

「同意」

「ちよ!皆酷いよ!これじぁ僕だけ大損じゃないか!」

「「「「会長が悪い」」」」

「...よしわかったよ!僕はあっちに入ってやるぅ!!」

「と、言うと思ったのでシルキー会長を捕まえといてくれる」

『わかった~』

「ちょっと待つんだカイル君契約者を出すなんでずるくないか?禁止にしたはずだよ?」

「大丈夫ですよ!綱引きには参加しないので」

「く、よしシルキーちゃん掛かって来なさい!生徒会会長としてここは負けるわけにはいかないんだ!」

「よしじゃぁ始めますか」

「そうだなぁ」

「なんかカイル君がもう会長でもいい気がするねぇ~」

「確かに」

「うん」

「いえ会長は面倒なのでお断りします」

「まぁいいか~よしじゃぁ始めるよ先生~お願いします~」

「やっとか...よーいスタート!!」

おお先輩達本気ですね各々身体強化のスキルや補助魔法を全力でかけている。しかし相手は全校生徒、縄はどんどん引っ張られていく...仕方ない会長殴るために龍力を解放します!そこ!ずるとか言わない!龍力を全力解放し一気に縄を引っ張る先輩達の補助魔法と自分に掛けた補助魔法のおかげで今ものすごい腕力になってると思う。俺が龍力を解放すると縄が止まった試しに全力で引っ張ってみた...どうなったと思いますか?はい。人が飛びました...うん引っ張ったらね思いのほかあっさり引けて行きよい余って...ねまぁ仕方ないね。

「か、勝ちましたね」

「最初かなり劣勢だったはずなのに急ましたね」

「どうなってんだぁ?」

「さぁ~あっちが油断したのかな?」

「ま、まぁいいんじゃないですか?これで会長を好きなだけ殴れますし!」

「ま、そうだなぁ」

「そうですね」

「会長~いつまでやってるんですか~?」

「え?...あれ?もしかして勝っちゃったの?」

「はい!勝ちましたよ!」

「…まぁとりあえず落ち着こう。この前あれだけやったじゃないか~もう気がすんでるでしょ?」

「「「「「...」」」」」

「どうして無言!?なんでそんなに笑顔なの!?怖いから辞めてください!おねがいします!ちょっと待って!あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

――――――――――――――――――――――――
体育祭の内容が思いつきませんでした...m(_ _)m
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢は所詮悪役令嬢

白雪の雫
ファンタジー
「アネット=アンダーソン!貴女の私に対する仕打ちは到底許されるものではありません!殿下、どうかあの平民の女に頭を下げるように言って下さいませ!」 魔力に秀でているという理由で聖女に選ばれてしまったアネットは、平民であるにも関わらず公爵令嬢にして王太子殿下の婚約者である自分を階段から突き落とそうとしただの、冬の池に突き落として凍死させようとしただの、魔物を操って殺そうとしただの──・・・。 リリスが言っている事は全て彼女達による自作自演だ。というより、ゲームの中でリリスがヒロインであるアネットに対して行っていた所業である。 愛しいリリスに縋られたものだから男としての株を上げたい王太子は、アネットが無実だと分かった上で彼女を断罪しようとするのだが、そこに父親である国王と教皇、そして聖女の夫がやって来る──・・・。 悪役令嬢がいい子ちゃん、ヒロインが脳内お花畑のビッチヒドインで『ざまぁ』されるのが多いので、逆にしたらどうなるのか?という思い付きで浮かんだ話です。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

僕はその昔、魔法の国の王女の従者をしていた。

石のやっさん
ファンタジー
主人公の鏑木騎士(かぶらぎないと)は過去の記憶が全く無く、大きな屋敷で暮している。 両親は既に死んで居て、身寄りが誰もいない事は解るのだが、誰が自分にお金を送金してくれているのか? 何故、こんな屋敷に住んでいるのか……それすら解らない。 そんな鏑木騎士がクラス召喚に巻き込まれ異世界へ。 記憶を取り戻すのは少し先になる予定。 タイトルの片鱗が出るのも結構先になります。 亀更新

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

婚約破棄された公爵令嬢、使い魔を召喚したら魔王様でした

Crosis
ファンタジー
婚約者であるカイザル殿下に無実の罪で婚約破棄をされたシャルロット・ヨハンナ・ランゲージ。 その噂は魔術学園へ一瞬にして広まり学園生活は一変、イジメに近い事も受け始めたそんな時、実家である公爵家の書斎で一人籠っている時に目の前に召喚術が記された古い書籍が落ちてくる。 シャルロットはそに書かれた召喚術式を使い使い魔を召喚したのだが、召喚されたのはどうやら『VRMMO』という国の魔王様であった。 ファンタジーと恋愛を足して二で割った内容です。

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ

Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_ 【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】 後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。 目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。 そして若返った自分の身体。 美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。 これでワクワクしない方が嘘である。 そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

神獣様の愛し子

夏野 紅琳
ファンタジー
生まれてから森に捨てられたカナと神獣様の物語。『人嫌いの姫と守護騎士』でちらっと出たカナの話ですが、読まなくても大丈夫です。

処理中です...