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第三章

フェンリルに挨拶しました。

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王都に着き盗賊達を騎士に引き渡し、今日は貴族用の宿に泊まることになった。

「カイル様、今日はいろいろありましたので早めにお休み下さい」

「あ~うん。わかったよメアリー」

「では、おやすみなさい」

メアリーが部屋から出ていくとシルキーが話かけてきた。

『カイルもう寝るのぉ~?』

「もう寝るよ」

『フェルちゃん呼んでもいい?』

「ん?フェルちゃん?」

『話したよね?私が契約したこと』

「まてまて、まさか神獣にフェルちゃんって名前つけたのか?」

『そだよ』

「適当だな!」

『ちゃんと考えたよ』

「どのくらい?」

『5秒!』

「考えてねぇじゃん!」

『まぁでもうん。気にしたら負けだよ!』

「何と戦ってるの?」

『さぁ~。まぁとりあえず、呼んでもいい?』

「部屋に入りきる大きさなのか?」

『大丈夫小さい状態で呼ぶから』

「そんなことできるのか~。そういえば呼ぶってここにはいないのか?」

『うん。いつもは精霊界にいるから召喚するの』

「召喚できるの?」

『そうだよ。多分カイルも私のこと召喚できるよ』

「呪文とか必要なの?」

『私はただ呼ぶだけでいいけど、普通はいるみたいだよ』

「契約してるのが神獣だからかな?」

『さぁ~とりあえず呼ぶね』

「あ~うん」

『フェルちゃ~ん、おいで~』

「なんか本当にペット呼んでるみたいだな」

シルキーがペッじゃなかった神獣を呼ぶと、部屋にぎりぎり入るくらいの大きさの神々しいオーラを纏っとた純白毛の狼が現れた。

「おぉぉーカッケー!」

『フェルちゃんとりあえず小さくなって狭い』

『あぁわかった』

すると大きかったフェルちゃんは、子犬程の大きさまで小さくなった。

『これでいいか?』

『うん!ありがと』

『それで何の用だ?』

『ちょっとカイルにフェルちゃんを紹介したくてね』

『カイル?あぁ、お前の契約主か。その小僧か?』

『そだよ』

『うん?お前人間か?』

「人間ですよ..多分」

『では何故、龍の力を持っている?』

「どうしてわかるんですか?」

『私は神獣だぞ』

「...えっとそれだけですか?」

『ん?...私は神獣だぞ』

「いやいや、聞こえてなかった訳じゃないですよ」

『普通これで通じるんだかな』

「例えば僕のお菓子を勝手にだべたら?」

『私は神獣だぞ』

「魔法の言葉かな?」

『ん?魔法言語は、使ってはいないぞ』

「魔法言語?なんですかそれ?」

『何を言っている、私は神獣だぞ』

(あ~私は神獣だぞ便利だな~ちょー便利~めちゃくちゃ万能じゃないですかぁ~でも、こちとら何を言いたいのか全くわからん)

「シルキー魔法言語って何?」

『何を言っている、私は精霊だぞ!』

「あ~はいはい。そうゆうのはいいから話して」

『ぶーなんか私とフェルちゃんの扱いが違くない?』

「気にしたら負けだ!」

『はぁまぁいいや。確か異世界からきたとされる古代の言語だよ』

「へぇ~なんか意味あるの?」

『確かアーティファクトとかの起動に必要だったはずだよ。でも使える者なんてほとんどいないよ』

「なんで?」

『なんかすっごい発音難しいし意味もしっかりイメージしないとダメなんだって』

「例えばどんなのがあるの~?」

『フェルちゃんなんかある?』

『う~む私もうまく使えんのだか例えば『キドッウ』たしかこれがほぼ全てのアーティファクトの起動する言葉だな』

「うん日本語」

『日本語何それ?』

「日本語は日本語だよ」

『?』

「それとフェルちゃん発音が違うよ『起動』だよ」

『おぉ確かにそれだ神龍の奴よりうまいんじゃないか?』

「そうなの?」

『そうだぞ』

「今更だけどフェルちゃんのステータス見てみてもいい?」

『ん?別にいいがお前の持っているスキルでは見切れないと思うぞ』

「そうなの?」

『私も見れなかったから多分無理だよ』

「まぁやってみるか」

名前:フェルちゃん
種族:神獣(フェンリル)
性別:男
年齢:???
状態:通常
契約数:1(最上級精霊シルキー)
レベル:999(これ以上表示できません。)
体力:表示できません
魔力:表示できません
攻撃力:表示できません
魔攻撃力:表示できません
防御力:表示できません
魔防御力:表示できません
幸運:表示できません
ギフト:表示できません
固有スキル:表示できません
特殊スキル:表示できません
スキル:表示できません
加護:表示できません
称号:表示できません

ほとんど何もわかんないね『精霊眼』じゃダメなのかな?いやレベルMaxになれば見れるはずだ..多分。

『どうだった?』

「うんほとんどわかんなかった」

『そうだろう』

「ふぁ~もう寝るよ」

『うん。お休み~』

「お休み~」
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