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第二章
ゴブリンはカエルの商人に出会いました1
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背の高い木々が減り、荒野とまでいかなくても草も減って土肌が露出しているような地面が広がっている。
こうなると警戒を高めねばならない。
身を隠す場所が少なく目立ってしまう。
早めに敵を見つけて避けて通るなり回避行動を取らねばならない。
ゴブリンなど見つけても無視されることも多いけれどワーウルフになると多少勝手も違う。
ワーウルフは好戦的で素早さもあり、耳や目もいい。
普通のワーウルフならば見つかれば戦うことは避けられないので相手としても戦うつもりで身構える。
背中を向けて逃げるようなマネはまずしない。
「……なんですか、あれ?」
「さあ?
なにあれ?」
最初に気がついたのはユリディカであった。
遠くの方で何かが動いていた。
警戒しながら様子を伺っているとそれはドゥゼアたちの方に向かってきていた。
しかしドゥゼアたちを追いかけたりするような速度ではなくゆっくりと少しずつ移動していた。
避けて通ればおそらく避けられたのだろうけど見守っていたドゥゼアがそのまま待っていたのでみんなも目を凝らしながら何かを待っていた。
やがてその姿がはっきりと見え始める。
茶色っぽい大きな牛の上に緑色のものが乗っている。
なんなのか分からなくてピュアンもユリディカも首を傾げた。
「分かる?」
「ああ、なんとなく予想はしてた」
レビスがドゥゼアを見る。
まだ逃げられそうな距離はあるけどドゥゼアはそうするつもりはなさそうだった。
相手の正体を掴むまでは下手に動かない方がいいと思って見ていたがそのうちに相手が何なのかドゥゼアには分かってきていた。
少なくとも敵ではない。
より近づいてくると牛の上にいる緑色のものの正体が分かった。
カエルであった。
ドゥゼアたちと同じぐらいの大きさぐらいはありそうな緑のカエルがあぶみを付けた牛にまたがっていたのである。
奇妙な光景にドゥゼア以外は驚いていた。
「ゲロゲロ……私を見て逃げないゲコね?
ということは知恵があるか……勇気があるか……もしくはただのバカゲコね」
ドゥゼアたちの目の前までやってきてカエルは突然話し出した。
面白そうに目を細めてドゥゼアたちを牛の上から見下ろしている。
「魔人の商人だな?」
「いかにもゲロゲロ。
ゴブリンにしては賢そうゲコ」
動揺して動けなかった可能性もあるとカエルは考えていたけれどドゥゼアは冷静にカエルの正体を言い当てた。
これは久々に面白そうな相手だと笑った。
「魔人……」
「商人?」
「魔人の商人とは……?」
しかし話を分かっているのはドゥゼアとカエルだけ。
ユリディカもレビスもピュアンも何が何だかわかっていない。
「ゲロゲロゲロゲロ……どうやら賢いのはそのゴブリンだけゲコ」
口を大きく開けて笑うカエルにユリディカとレビスとピュアンはちょっとイラっとする。
「一部の国では人と交流を持つ魔物のことを魔物と区別して魔人と呼ぶのさ」
賢い魔物の中には人の言葉を操り、人と交流したり中には商売までし始める魔物が稀にいる。
そのような存在のことを魔物と人間の間にある存在ということで魔人と呼ぶ。
ゴブリンも進化してホブゴブリンになったもので賢く人と交流を持ったものは魔人の一種である。
そしてカエルは不思議な模様の旗も掲げている。
それは魔人商人の証であった。
ドゥゼアは何回目かの転生の時にこの魔人商人に会ったことがある。
野生のゴブリンに取引を持ちかけて溜め込んでいたものと食料品などを交換してくれた。
「ゲロゲロ……たまたま移動していたらこちらを見ている集団がいたから近寄ってみたら面白いゲコ」
在野の魔物で魔人や魔人商人のことを知ってる存在などほとんどいない。
それなのに知能が低いゴブリンがそのことを知っているのはカエルにとっても面白かった。
そもそもこの辺りはゴブリンの生息域でもない。
「ここであったのも何かの縁だゲコ。
何か買っていくかゲコ?
ただし交換できるものがあれば……だけどゲコ」
「物を見せてくれ」
「ゲコ……」
ちょっとバカにしたような目をしたカエルだったがドゥゼアがあっさりと交渉に応じてきたので驚いてしまった。
物を買うなんて概念がないはずだから困惑するだろうと思っていたのに全く予想と違っている。
「出来るなら食料品が欲しい」
「わ、わかったゲコ」
いそいそと牛の上から降りるカエル。
降りてみると意外と大きくもない。
大きな牛の上にいたので大きく見えていたのである。
カエルは牛にかけられたリュックを漁って物を取り出す。
地面に布を敷いてその上に並べていく。
このような外での商売も手慣れている。
「うゔん!
それでは魔人商人ゲコットのお店の開店ゲコ!
食料だと干し肉、チーズ、パン……日持ちするお菓子なんかもあるゲコ。
あとは小麦なんかもあるし、少しなら砂糖もあるゲコ」
砂糖は結構希少だ。
普段ならゴブリンなんかには出さないのだけど物は試しにドゥゼアの前に出してみた。
どうせ交換なんか出来ないだろうとたかをくくっていた。
「これはいくらだ?」
「ゲコ?
砂糖を買うゲコ?」
しかしドゥゼアが真っ先に指差したのは砂糖だった。
またも予想外のことにゲコットがポカンとした顔をする。
こうなると警戒を高めねばならない。
身を隠す場所が少なく目立ってしまう。
早めに敵を見つけて避けて通るなり回避行動を取らねばならない。
ゴブリンなど見つけても無視されることも多いけれどワーウルフになると多少勝手も違う。
ワーウルフは好戦的で素早さもあり、耳や目もいい。
普通のワーウルフならば見つかれば戦うことは避けられないので相手としても戦うつもりで身構える。
背中を向けて逃げるようなマネはまずしない。
「……なんですか、あれ?」
「さあ?
なにあれ?」
最初に気がついたのはユリディカであった。
遠くの方で何かが動いていた。
警戒しながら様子を伺っているとそれはドゥゼアたちの方に向かってきていた。
しかしドゥゼアたちを追いかけたりするような速度ではなくゆっくりと少しずつ移動していた。
避けて通ればおそらく避けられたのだろうけど見守っていたドゥゼアがそのまま待っていたのでみんなも目を凝らしながら何かを待っていた。
やがてその姿がはっきりと見え始める。
茶色っぽい大きな牛の上に緑色のものが乗っている。
なんなのか分からなくてピュアンもユリディカも首を傾げた。
「分かる?」
「ああ、なんとなく予想はしてた」
レビスがドゥゼアを見る。
まだ逃げられそうな距離はあるけどドゥゼアはそうするつもりはなさそうだった。
相手の正体を掴むまでは下手に動かない方がいいと思って見ていたがそのうちに相手が何なのかドゥゼアには分かってきていた。
少なくとも敵ではない。
より近づいてくると牛の上にいる緑色のものの正体が分かった。
カエルであった。
ドゥゼアたちと同じぐらいの大きさぐらいはありそうな緑のカエルがあぶみを付けた牛にまたがっていたのである。
奇妙な光景にドゥゼア以外は驚いていた。
「ゲロゲロ……私を見て逃げないゲコね?
ということは知恵があるか……勇気があるか……もしくはただのバカゲコね」
ドゥゼアたちの目の前までやってきてカエルは突然話し出した。
面白そうに目を細めてドゥゼアたちを牛の上から見下ろしている。
「魔人の商人だな?」
「いかにもゲロゲロ。
ゴブリンにしては賢そうゲコ」
動揺して動けなかった可能性もあるとカエルは考えていたけれどドゥゼアは冷静にカエルの正体を言い当てた。
これは久々に面白そうな相手だと笑った。
「魔人……」
「商人?」
「魔人の商人とは……?」
しかし話を分かっているのはドゥゼアとカエルだけ。
ユリディカもレビスもピュアンも何が何だかわかっていない。
「ゲロゲロゲロゲロ……どうやら賢いのはそのゴブリンだけゲコ」
口を大きく開けて笑うカエルにユリディカとレビスとピュアンはちょっとイラっとする。
「一部の国では人と交流を持つ魔物のことを魔物と区別して魔人と呼ぶのさ」
賢い魔物の中には人の言葉を操り、人と交流したり中には商売までし始める魔物が稀にいる。
そのような存在のことを魔物と人間の間にある存在ということで魔人と呼ぶ。
ゴブリンも進化してホブゴブリンになったもので賢く人と交流を持ったものは魔人の一種である。
そしてカエルは不思議な模様の旗も掲げている。
それは魔人商人の証であった。
ドゥゼアは何回目かの転生の時にこの魔人商人に会ったことがある。
野生のゴブリンに取引を持ちかけて溜め込んでいたものと食料品などを交換してくれた。
「ゲロゲロ……たまたま移動していたらこちらを見ている集団がいたから近寄ってみたら面白いゲコ」
在野の魔物で魔人や魔人商人のことを知ってる存在などほとんどいない。
それなのに知能が低いゴブリンがそのことを知っているのはカエルにとっても面白かった。
そもそもこの辺りはゴブリンの生息域でもない。
「ここであったのも何かの縁だゲコ。
何か買っていくかゲコ?
ただし交換できるものがあれば……だけどゲコ」
「物を見せてくれ」
「ゲコ……」
ちょっとバカにしたような目をしたカエルだったがドゥゼアがあっさりと交渉に応じてきたので驚いてしまった。
物を買うなんて概念がないはずだから困惑するだろうと思っていたのに全く予想と違っている。
「出来るなら食料品が欲しい」
「わ、わかったゲコ」
いそいそと牛の上から降りるカエル。
降りてみると意外と大きくもない。
大きな牛の上にいたので大きく見えていたのである。
カエルは牛にかけられたリュックを漁って物を取り出す。
地面に布を敷いてその上に並べていく。
このような外での商売も手慣れている。
「うゔん!
それでは魔人商人ゲコットのお店の開店ゲコ!
食料だと干し肉、チーズ、パン……日持ちするお菓子なんかもあるゲコ。
あとは小麦なんかもあるし、少しなら砂糖もあるゲコ」
砂糖は結構希少だ。
普段ならゴブリンなんかには出さないのだけど物は試しにドゥゼアの前に出してみた。
どうせ交換なんか出来ないだろうとたかをくくっていた。
「これはいくらだ?」
「ゲコ?
砂糖を買うゲコ?」
しかしドゥゼアが真っ先に指差したのは砂糖だった。
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