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第一章
危機的状況2
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さらには攻略するとアイテムやアーティファクトなど貴重なものを手に入れられることもある。
ただどんなモンスターがいるのか分からない以上ゲートは危険なものである。
重恭たち護衛の覚醒者がバンから降りて周りを警戒する。
ゲートは放っておけばモンスターが溢れてきて思わぬ事故に繋がりかねないがブレイクと呼ばれるモンスターが出てくる前の段階なら安全である。
一般人にとってはブレイク前だろうがどうしようもなく、時限爆弾のような危険な存在でしかない。
けれど未発見のゲートは攻略できる実力のある集団であれば先に確保しておきたい対象でもある。
現在では見つけられたゲートの攻略権は最初のゲート発見者にあることになっている。
ただ覚醒者が運よくゲートを見つけることよりも一般人がゲートを見つけることの方が多い。
昔は警察に連絡が行って政府がゲートの権利を持っていくことがほとんどであった。
今では直接覚醒者のギルドに連絡してギルドが所有権を手にするにすることも多くなっている。
当然連絡を受けた覚醒者ギルドからはその分の報酬が支払われることになる。
塔内でも外のゲート発見と変わらない。
周りに人もいないということはまだ発見されていないゲートであるということになる。
大規模なギルドにツテがあれば先に連絡するのだが圭はもちろん重恭たちにもそのような繋がりはない。
「どうですかー?」
圭は窓から顔を出して様子をうかがう。
「ブレイク前なのか静かですね」
安全を確認した重恭が圭のところに報告に来る。
重恭は危険なことはなさそうなのでどこかに連絡して報酬を受け取りたいと思っていた。
通常ツテがないなら塔を名目上管理している覚醒者協会に連絡する。
そうすると調査が入り、自分で攻略しない場合は攻略権が競売にかけられて購入希望者が落札する。
その金額の一部が発見者に入ってくることになる。
ギルドにツテがなくても報酬は手に入る。
ギルドに直接連絡するときに比べてもらえる額は少なくなるがもらえるだけ思わぬ儲け物である。
「村雨さーん、発見の記念と証拠残すために写真でも撮りましょうよ」
棚ぼたな収入確定に警戒心が緩んだ。
「シゲさん後ろ!」
モンスターがいないからからと言ってブレイク前だとは限らない。
あるいは今この瞬間にブレイクが始まったのかもしれない。
ゲートの中から手が伸びてきた。
人の大きさほどもある巨大な手が振り上げられた。
圭が叫んだけれど声を出した時にはすでに手は振り下ろされ始めていた。
反応できたのはE級の重恭だけでF級の2人は間に合わなかった。
写真を撮ろうと集まっていたために集まっていた2人はゲートから出てきた何かの手に一息に潰されてしまった。
「トラックを出すんだ!」
E級ぐらいなら車の方が速く長く走れる。
転がるようにゲート前から逃れた重恭がトラックまで走る。
重恭が運転席の上に飛び乗って圭は慌ててトラックをバックさせようとした。
正面を向いていた圭は思わずモンスターを見てしまった。
ボーッと見ていたネット動画で紹介されていたのを思い出す。
出てきたモンスターはヘルカトというものだった。
かなり等級の高いゲートで見られることがある悪魔で性格は残忍で人をいたぶることを好む凶悪なモンスターである。
目があったヘルカトが笑った。
顔を歪めただけだったかもしれないが笑ったように圭には見えたのである。
アクセルを思いっきり踏む。
タイヤが空転して土を巻き上げゆっくりとバックし始める。
「もっと速く!」
「目一杯踏んでますって!」
「くそっ!」
重たいトラックは速度に乗り始めるまでも少し遅い。
そうしている間にもヘルカトが動き出して圭は言いようもない恐怖を感じた。
多少の距離は空いたのでこのまま逃げ切れる、そう思ったのも束の間だった。
全開でアクセルを踏んでいるのでトラックも速度が出始めた。
「うわあああ!」
加速。ヘルカトはものすごい速さでバックするトラックに追いつき運転席を鷲掴みにした。
「手を離せ!」
上に乗った重恭が鷲掴みにするヘルカトの手を切りつけるが傷は浅い。
しかしヘルカトに怒りを覚えさせるには十分だった。
「シゲさーーーーん!」
運転席から見えたのは無惨にも吹き飛ばされた重恭。
浅い傷を与えた反撃でヘルカトに殴りつけられた重恭は軽いものかのようにトラックの上から飛んでいった。
ふわっとトラックの前が浮き上がる。
ヘルカトが力を入れて持ち上げている。
「う、ウソだろ……」
いくらアクセルを踏んでもタイヤが空転し、絶望が圭を支配し始める。
相当力が入っているのか掴まれた運転席がミシミシと音を立てている。
トラックが動き出す。前に。
ヘルカトに引きずられてトラックが前へ前へと動く。
もはや無駄にアクセルを踏む余裕もなく座席の上に小さくなるしかない。
向かう先はゲート。
何がしたいのか圭には分からないがもしかしたらゲートの向こうにはヘルカトの仲間がいて、圭をなぶって遊ぶのかもしれないと最悪なことばかりが頭に浮かぶ。
運転席側のドアは手で塞がれて開かない。
逃げるなら助手席側のドア。
どっちにしろ殺されるなら少しでも希望を持って逃げ出してみようかと考えるが恐怖で体が動かない。
判断するのがもっと早く、もうちょっと能力でもあれば、あるいはもう少し勇気があって体がこわばっていなければ。
何か少しでも圭に何かの希望をがあれば結果は変わっていただろうか。
ヘルカトがトラックを投げた。
飽きたのか何なのか雑にゲートに向かって圭が乗ったトラックを放り投げ、トラックはゲートに吸い込まれてしまった。
「うわああああ!」
ゲートを抜けた先、まず視界に入ってきたのは遠くに見える地面だった。
直後に世界が回転してトラックが転がり落ちる。
なんとゲートの反対側は崖の中腹に現れていた。
勢いよくゲートを飛び出したトラックは崖にぶつかって転がりながら止まることを知らず落ちていき地面に激突した。
「ゲートのクソ野郎……塔のクソ野郎……」
ちゃんとシートベルトを締めていた自分とゲート用に丈夫に作られたトラックに感謝する。
地面に激しく激突したがトラックは完全に潰れなかった。
しかしトラックは逆さになって地面で止まってしまい、シートベルトに吊られて動けない。
このままでは何もできない。
何とかしなきゃと思うが中途半端に吊られていてロックに手が届かない。
そこで圭はナイフがあったなと思い出した。
念のためにと腰に安物のナイフを身に着けていた。
手を伸ばして腰のナイフを取り出してシートベルトを切る。
「うっ!」
体を支えていたシートベルトが切れて体が落ちて頭をうちつける。
逆さになったトラックの窓ガラスはすでにどこかに行ってしまっているのでそこから這い出る。
「ここは……」
起き上がる元気もなく仰向けになると赤い空が視界いっぱいに広がっていた。
明らかに普通の場所ではない。
ゲートの中なのは間違いないがダンジョンなのか、塔の中なのか分からない。
ダンジョンなら崖上のゲートまで戻ることは出来ないので生還は不可能になる。
ただどんなモンスターがいるのか分からない以上ゲートは危険なものである。
重恭たち護衛の覚醒者がバンから降りて周りを警戒する。
ゲートは放っておけばモンスターが溢れてきて思わぬ事故に繋がりかねないがブレイクと呼ばれるモンスターが出てくる前の段階なら安全である。
一般人にとってはブレイク前だろうがどうしようもなく、時限爆弾のような危険な存在でしかない。
けれど未発見のゲートは攻略できる実力のある集団であれば先に確保しておきたい対象でもある。
現在では見つけられたゲートの攻略権は最初のゲート発見者にあることになっている。
ただ覚醒者が運よくゲートを見つけることよりも一般人がゲートを見つけることの方が多い。
昔は警察に連絡が行って政府がゲートの権利を持っていくことがほとんどであった。
今では直接覚醒者のギルドに連絡してギルドが所有権を手にするにすることも多くなっている。
当然連絡を受けた覚醒者ギルドからはその分の報酬が支払われることになる。
塔内でも外のゲート発見と変わらない。
周りに人もいないということはまだ発見されていないゲートであるということになる。
大規模なギルドにツテがあれば先に連絡するのだが圭はもちろん重恭たちにもそのような繋がりはない。
「どうですかー?」
圭は窓から顔を出して様子をうかがう。
「ブレイク前なのか静かですね」
安全を確認した重恭が圭のところに報告に来る。
重恭は危険なことはなさそうなのでどこかに連絡して報酬を受け取りたいと思っていた。
通常ツテがないなら塔を名目上管理している覚醒者協会に連絡する。
そうすると調査が入り、自分で攻略しない場合は攻略権が競売にかけられて購入希望者が落札する。
その金額の一部が発見者に入ってくることになる。
ギルドにツテがなくても報酬は手に入る。
ギルドに直接連絡するときに比べてもらえる額は少なくなるがもらえるだけ思わぬ儲け物である。
「村雨さーん、発見の記念と証拠残すために写真でも撮りましょうよ」
棚ぼたな収入確定に警戒心が緩んだ。
「シゲさん後ろ!」
モンスターがいないからからと言ってブレイク前だとは限らない。
あるいは今この瞬間にブレイクが始まったのかもしれない。
ゲートの中から手が伸びてきた。
人の大きさほどもある巨大な手が振り上げられた。
圭が叫んだけれど声を出した時にはすでに手は振り下ろされ始めていた。
反応できたのはE級の重恭だけでF級の2人は間に合わなかった。
写真を撮ろうと集まっていたために集まっていた2人はゲートから出てきた何かの手に一息に潰されてしまった。
「トラックを出すんだ!」
E級ぐらいなら車の方が速く長く走れる。
転がるようにゲート前から逃れた重恭がトラックまで走る。
重恭が運転席の上に飛び乗って圭は慌ててトラックをバックさせようとした。
正面を向いていた圭は思わずモンスターを見てしまった。
ボーッと見ていたネット動画で紹介されていたのを思い出す。
出てきたモンスターはヘルカトというものだった。
かなり等級の高いゲートで見られることがある悪魔で性格は残忍で人をいたぶることを好む凶悪なモンスターである。
目があったヘルカトが笑った。
顔を歪めただけだったかもしれないが笑ったように圭には見えたのである。
アクセルを思いっきり踏む。
タイヤが空転して土を巻き上げゆっくりとバックし始める。
「もっと速く!」
「目一杯踏んでますって!」
「くそっ!」
重たいトラックは速度に乗り始めるまでも少し遅い。
そうしている間にもヘルカトが動き出して圭は言いようもない恐怖を感じた。
多少の距離は空いたのでこのまま逃げ切れる、そう思ったのも束の間だった。
全開でアクセルを踏んでいるのでトラックも速度が出始めた。
「うわあああ!」
加速。ヘルカトはものすごい速さでバックするトラックに追いつき運転席を鷲掴みにした。
「手を離せ!」
上に乗った重恭が鷲掴みにするヘルカトの手を切りつけるが傷は浅い。
しかしヘルカトに怒りを覚えさせるには十分だった。
「シゲさーーーーん!」
運転席から見えたのは無惨にも吹き飛ばされた重恭。
浅い傷を与えた反撃でヘルカトに殴りつけられた重恭は軽いものかのようにトラックの上から飛んでいった。
ふわっとトラックの前が浮き上がる。
ヘルカトが力を入れて持ち上げている。
「う、ウソだろ……」
いくらアクセルを踏んでもタイヤが空転し、絶望が圭を支配し始める。
相当力が入っているのか掴まれた運転席がミシミシと音を立てている。
トラックが動き出す。前に。
ヘルカトに引きずられてトラックが前へ前へと動く。
もはや無駄にアクセルを踏む余裕もなく座席の上に小さくなるしかない。
向かう先はゲート。
何がしたいのか圭には分からないがもしかしたらゲートの向こうにはヘルカトの仲間がいて、圭をなぶって遊ぶのかもしれないと最悪なことばかりが頭に浮かぶ。
運転席側のドアは手で塞がれて開かない。
逃げるなら助手席側のドア。
どっちにしろ殺されるなら少しでも希望を持って逃げ出してみようかと考えるが恐怖で体が動かない。
判断するのがもっと早く、もうちょっと能力でもあれば、あるいはもう少し勇気があって体がこわばっていなければ。
何か少しでも圭に何かの希望をがあれば結果は変わっていただろうか。
ヘルカトがトラックを投げた。
飽きたのか何なのか雑にゲートに向かって圭が乗ったトラックを放り投げ、トラックはゲートに吸い込まれてしまった。
「うわああああ!」
ゲートを抜けた先、まず視界に入ってきたのは遠くに見える地面だった。
直後に世界が回転してトラックが転がり落ちる。
なんとゲートの反対側は崖の中腹に現れていた。
勢いよくゲートを飛び出したトラックは崖にぶつかって転がりながら止まることを知らず落ちていき地面に激突した。
「ゲートのクソ野郎……塔のクソ野郎……」
ちゃんとシートベルトを締めていた自分とゲート用に丈夫に作られたトラックに感謝する。
地面に激しく激突したがトラックは完全に潰れなかった。
しかしトラックは逆さになって地面で止まってしまい、シートベルトに吊られて動けない。
このままでは何もできない。
何とかしなきゃと思うが中途半端に吊られていてロックに手が届かない。
そこで圭はナイフがあったなと思い出した。
念のためにと腰に安物のナイフを身に着けていた。
手を伸ばして腰のナイフを取り出してシートベルトを切る。
「うっ!」
体を支えていたシートベルトが切れて体が落ちて頭をうちつける。
逆さになったトラックの窓ガラスはすでにどこかに行ってしまっているのでそこから這い出る。
「ここは……」
起き上がる元気もなく仰向けになると赤い空が視界いっぱいに広がっていた。
明らかに普通の場所ではない。
ゲートの中なのは間違いないがダンジョンなのか、塔の中なのか分からない。
ダンジョンなら崖上のゲートまで戻ることは出来ないので生還は不可能になる。
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