20 / 71
冷涼の冷やし担々麺
020:冷蔵庫の中の宝石、冷涼の冷やし担々麺
しおりを挟む
「美味い――!!!」「美味いッス――!!!」
盗賊団の二人――盗賊頭のロド・ブリガンと下っ端盗賊のウボ・バンディーの声が重なった。
――ズルズルズルッ、もぐもぐもぐッ!!!
麺を啜る音、咀嚼音までもが重なる二人。
そんな二人の視線がぶつかり合った。
その表情は互いに驚きの色一つだけを浮かべている。
奇跡的に声や咀嚼音が重なったから驚いているわけではない。
それ以前の事に対して衝撃を受け、心を奪われてしまい驚いているのだ。
――ズーッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
そう。二人の心が奪われ、一つの感情に――驚きに支配されてしまっているのは、今夢中になって食べている〝冷涼の冷やし担々麺〟に原因がある。
盗みを働いていたことすらも忘れてしまうほど、空腹を満たすためだけの食事であることすらも忘れてしまうほど、二人は食べることに――〝冷涼の冷やし担々麺〟に夢中になっていたのだ。
その証拠に、売買してしまえば家族共々一生食べることに困らない、と説明されたばかりの勇者ユークリフォンスの聖剣は冷蔵庫から倒れてしまい、厨房の床に投げ捨てられたかのような状態になっている。
二人が食べている冷蔵庫の中でキンキンに冷えた〝冷涼の冷やし担々麺〟は、縮れ麺に冷やし担々麺用に開発されたゴマダレがかけられており、その周りに旨辛の豚挽肉、青梗菜、シャキシャキの白髪ネギ、糸唐辛子、水菜、トマト、ゆで卵が――色鮮やかな具材が飾られている。
冷やし中華のようにも見えてそうではない、芸術作品のような逸品である。
「もっと! もっとだ――!!!」
「お、俺ももっとッス――!!!」
食べても食べても冷蔵庫内にずらりと並ぶ〝冷涼の冷やし担々麺〟の数が減らない。そう錯覚してしまうほどの量が冷蔵庫内に眠っているのである。
これも〝冷涼の冷やし担々麺〟を詳細に分析と計算し改良し続けている魔王マカロンと勇者ユークリフォンスだからこそ、生み出された産物――失敗作にするのは惜しい試作品の〝冷涼の冷やし担々麺〟たちなのである。
と言っても冷蔵庫内に大量に並ぶ〝冷涼の冷やし担々麺〟は、ほぼ完成に近いものばかりだ。
微調整に微調整を加え納得がいくまでやった結果、ここまでの数になってしまったわけである。
ほぼ完成品だからこそ盗賊団の二人の舌を唸らせることができているのである。決して二人が馬鹿舌だから唸っているわけではない。
美味しいのだ。究極に、そして最強に。〝冷涼の冷やし担々麺〟が美味すぎるのだ。
――ズーッ、ズルズルッ、もぐッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「冷たいのに何でこんなに美味しいんだ!? 麺なんてもちもちしてるぞ! ネギとか水菜とか野菜系はみんなシャッキシャッキだ! もちもち食感にシャキシャキ食感、食べててなんか楽しいぞ! そして何より美味しい! こんな美味しい食べ物は初めてだ――!!!」
「胡麻風味のタレは、しょっぱさと酸っぱさとちょっとだけ辛いのが絶妙に良いバランスッスよね! この麺がくねくねってなってるせいなのか、タレとよく絡んでいて、ん~、もう、たまらないッス! 最高ッス! 美味すぎるッス――!!!」
「トマトとゆで卵に至っては、この中でも存在感を異様に放っているというのに、いざ食べてみれば丁度良い。トマトはさっぱりするし、茹で卵は甘味とコクがこれまた美味しい! こんなに美味しくて味の変化も楽しめるんだったら無限に食べれるぞ!」
――ズーッ、もぐもぐッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「お、俺、トマトとこの緑色のやつとか嫌いなんッスけど、でもこの胡麻風味のタレと一緒だったら食べれるッスよ! こんなところで嫌いな食べ物を克服するとは思わなかったッスよ! トマトも緑色のやつも本当に美味しいッス!」
「この豚挽肉って本来は温かいはずだろ? こんなに冷たくなってるってのに何で美味しいんだ? 噛んだ瞬間に肉の旨辛さ、ジューシーさ、香りが口の中いっぱいに広がりやがる! 冷やした事によって旨味が凝縮されているという事なのか? 何という技術だ……。この店の店主は相当計算して、微調整を繰り返してこの料理を、タンタンメンという料理を完成させたに違いない」
「技術とかそんな難しい事考えないでくださいッスよ! 美味しいものは美味しい、それでいいじゃないッスか! あっ、頭も三杯目いきますッスか?」
「もちろんだ! 無限に食べれるからな、四杯目もここに置いといてくれ」
「ういッス!!」
盗賊団の二人はそれぞれ三杯目の〝冷涼の冷やし担々麺〟に手を伸ばした。
二人合わせてこれで六杯目だ。
ようやく冷蔵庫にも程よいスペースができてきた頃だが、それでもまだまだ〝冷涼の冷やし担々麺〟はある。
腹を空かした大きなネズミであっても、この量の〝冷涼の冷やし担々麺〟を朝までに食べ切るのは不可能だろう。
しかしそれが可能だと思わせるほどのペースで食事が進められている。
飽きることも満腹で手を止めることも一切ない。
それだけ〝冷涼の冷やし担々麺〟が美味しいのだ――美味しすぎるのだ。
盗賊団の二人の食べっぷりを見たら魔王マカロンと勇者ユークリフォンスはさぞ喜ぶだろう。
魔勇家に潜入したことや、聖剣を盗もうとしたことを許して追加で〝冷涼の冷やし担々麺〟を提供するかもしれない。
それだけ盗賊団の二人は美味しそうに食べているのだ。
――ズーッ、ズルズルズルッ!!!
「美味い――!!!」
――ズッズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「美味しいッス――!!!」
――もぐッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「美味すぎる――!!!」
――もぐッ、もぐもぐッ、もぐッ!!!
「美味しすぎるッス――!!!」
――ズーッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「美味いな!」
「美味いッス!」
「美味すぎるよな!」
「美味すぎるッス!」
語彙力を失い『美味い』しか発せられなくなった二人は、無我夢中に〝冷涼の冷やし担々麺〟を食べ続けた。
時間を忘れ、目的を忘れ、心も体も〝冷涼の冷やし担々麺〟に支配されて。
三杯目、四杯目、五杯目、もう数えるのが億劫になる程に〝冷涼の冷やし担々麺〟を空にし続けたのだった。
そんな二人の手を――食欲を止めたのは、同じ三大欲求の一つ〝睡眠欲求〟だった。
満腹中枢が限界を超えたあたりから彼らの脳は危険信号を発信していた。
しかしそれでも止まる様子のない食欲に身体は睡眠欲で対抗したのである。
満腹というのも相まって二人はすぐに夢の世界へと落ちていく。
二人は空になった平らの丼鉢を抱きながら、大きないびきをかく。
幸せそうな寝顔のまま朝を迎えるのだった。
「うまい……な……」
「うま、い、ッス……」
夢の中でも〝冷涼の冷やし担々麺〟を食べ続けるほど重症だった。
だからこその幸せそうな寝顔なのかも知れない。
盗賊団の二人――盗賊頭のロド・ブリガンと下っ端盗賊のウボ・バンディーの声が重なった。
――ズルズルズルッ、もぐもぐもぐッ!!!
麺を啜る音、咀嚼音までもが重なる二人。
そんな二人の視線がぶつかり合った。
その表情は互いに驚きの色一つだけを浮かべている。
奇跡的に声や咀嚼音が重なったから驚いているわけではない。
それ以前の事に対して衝撃を受け、心を奪われてしまい驚いているのだ。
――ズーッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
そう。二人の心が奪われ、一つの感情に――驚きに支配されてしまっているのは、今夢中になって食べている〝冷涼の冷やし担々麺〟に原因がある。
盗みを働いていたことすらも忘れてしまうほど、空腹を満たすためだけの食事であることすらも忘れてしまうほど、二人は食べることに――〝冷涼の冷やし担々麺〟に夢中になっていたのだ。
その証拠に、売買してしまえば家族共々一生食べることに困らない、と説明されたばかりの勇者ユークリフォンスの聖剣は冷蔵庫から倒れてしまい、厨房の床に投げ捨てられたかのような状態になっている。
二人が食べている冷蔵庫の中でキンキンに冷えた〝冷涼の冷やし担々麺〟は、縮れ麺に冷やし担々麺用に開発されたゴマダレがかけられており、その周りに旨辛の豚挽肉、青梗菜、シャキシャキの白髪ネギ、糸唐辛子、水菜、トマト、ゆで卵が――色鮮やかな具材が飾られている。
冷やし中華のようにも見えてそうではない、芸術作品のような逸品である。
「もっと! もっとだ――!!!」
「お、俺ももっとッス――!!!」
食べても食べても冷蔵庫内にずらりと並ぶ〝冷涼の冷やし担々麺〟の数が減らない。そう錯覚してしまうほどの量が冷蔵庫内に眠っているのである。
これも〝冷涼の冷やし担々麺〟を詳細に分析と計算し改良し続けている魔王マカロンと勇者ユークリフォンスだからこそ、生み出された産物――失敗作にするのは惜しい試作品の〝冷涼の冷やし担々麺〟たちなのである。
と言っても冷蔵庫内に大量に並ぶ〝冷涼の冷やし担々麺〟は、ほぼ完成に近いものばかりだ。
微調整に微調整を加え納得がいくまでやった結果、ここまでの数になってしまったわけである。
ほぼ完成品だからこそ盗賊団の二人の舌を唸らせることができているのである。決して二人が馬鹿舌だから唸っているわけではない。
美味しいのだ。究極に、そして最強に。〝冷涼の冷やし担々麺〟が美味すぎるのだ。
――ズーッ、ズルズルッ、もぐッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「冷たいのに何でこんなに美味しいんだ!? 麺なんてもちもちしてるぞ! ネギとか水菜とか野菜系はみんなシャッキシャッキだ! もちもち食感にシャキシャキ食感、食べててなんか楽しいぞ! そして何より美味しい! こんな美味しい食べ物は初めてだ――!!!」
「胡麻風味のタレは、しょっぱさと酸っぱさとちょっとだけ辛いのが絶妙に良いバランスッスよね! この麺がくねくねってなってるせいなのか、タレとよく絡んでいて、ん~、もう、たまらないッス! 最高ッス! 美味すぎるッス――!!!」
「トマトとゆで卵に至っては、この中でも存在感を異様に放っているというのに、いざ食べてみれば丁度良い。トマトはさっぱりするし、茹で卵は甘味とコクがこれまた美味しい! こんなに美味しくて味の変化も楽しめるんだったら無限に食べれるぞ!」
――ズーッ、もぐもぐッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「お、俺、トマトとこの緑色のやつとか嫌いなんッスけど、でもこの胡麻風味のタレと一緒だったら食べれるッスよ! こんなところで嫌いな食べ物を克服するとは思わなかったッスよ! トマトも緑色のやつも本当に美味しいッス!」
「この豚挽肉って本来は温かいはずだろ? こんなに冷たくなってるってのに何で美味しいんだ? 噛んだ瞬間に肉の旨辛さ、ジューシーさ、香りが口の中いっぱいに広がりやがる! 冷やした事によって旨味が凝縮されているという事なのか? 何という技術だ……。この店の店主は相当計算して、微調整を繰り返してこの料理を、タンタンメンという料理を完成させたに違いない」
「技術とかそんな難しい事考えないでくださいッスよ! 美味しいものは美味しい、それでいいじゃないッスか! あっ、頭も三杯目いきますッスか?」
「もちろんだ! 無限に食べれるからな、四杯目もここに置いといてくれ」
「ういッス!!」
盗賊団の二人はそれぞれ三杯目の〝冷涼の冷やし担々麺〟に手を伸ばした。
二人合わせてこれで六杯目だ。
ようやく冷蔵庫にも程よいスペースができてきた頃だが、それでもまだまだ〝冷涼の冷やし担々麺〟はある。
腹を空かした大きなネズミであっても、この量の〝冷涼の冷やし担々麺〟を朝までに食べ切るのは不可能だろう。
しかしそれが可能だと思わせるほどのペースで食事が進められている。
飽きることも満腹で手を止めることも一切ない。
それだけ〝冷涼の冷やし担々麺〟が美味しいのだ――美味しすぎるのだ。
盗賊団の二人の食べっぷりを見たら魔王マカロンと勇者ユークリフォンスはさぞ喜ぶだろう。
魔勇家に潜入したことや、聖剣を盗もうとしたことを許して追加で〝冷涼の冷やし担々麺〟を提供するかもしれない。
それだけ盗賊団の二人は美味しそうに食べているのだ。
――ズーッ、ズルズルズルッ!!!
「美味い――!!!」
――ズッズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「美味しいッス――!!!」
――もぐッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「美味すぎる――!!!」
――もぐッ、もぐもぐッ、もぐッ!!!
「美味しすぎるッス――!!!」
――ズーッ、ズルズルッ、もぐもぐッ!!!
「美味いな!」
「美味いッス!」
「美味すぎるよな!」
「美味すぎるッス!」
語彙力を失い『美味い』しか発せられなくなった二人は、無我夢中に〝冷涼の冷やし担々麺〟を食べ続けた。
時間を忘れ、目的を忘れ、心も体も〝冷涼の冷やし担々麺〟に支配されて。
三杯目、四杯目、五杯目、もう数えるのが億劫になる程に〝冷涼の冷やし担々麺〟を空にし続けたのだった。
そんな二人の手を――食欲を止めたのは、同じ三大欲求の一つ〝睡眠欲求〟だった。
満腹中枢が限界を超えたあたりから彼らの脳は危険信号を発信していた。
しかしそれでも止まる様子のない食欲に身体は睡眠欲で対抗したのである。
満腹というのも相まって二人はすぐに夢の世界へと落ちていく。
二人は空になった平らの丼鉢を抱きながら、大きないびきをかく。
幸せそうな寝顔のまま朝を迎えるのだった。
「うまい……な……」
「うま、い、ッス……」
夢の中でも〝冷涼の冷やし担々麺〟を食べ続けるほど重症だった。
だからこその幸せそうな寝顔なのかも知れない。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!
ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー]
特別賞受賞 書籍化決定!!
応援くださった皆様、ありがとうございます!!
望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。
そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。
神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。
そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。
これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、
たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし〜
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる