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093:最初の脱落者
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最初の脱落者はシンクだった。
シンクのHPが0になった瞬間、心臓発作で倒れるかのように彼女は息を引き取った。死の恐怖に怯え泣き叫ぶことなく静かに倒れたのだ。
そんな彼女は今も死のカードゲームが行われているテーブルの前で倒れている。
ノリの最大値スキルの効果によって4面ダイスは毎回4の目が確定で出される。選択フェイズで4の数字に該当するシンクが攻撃フェイズの4のダメージを受け続けていた。なのでシンクが最初に脱落してしまったのだ。
これはボドゲ部にとっては勝利へ近付いたことになるが、脱落は死を意味する。相手を殺してまで掴む勝利など本当に必要なのか。否、必要ではない。勝利の名誉よりも人殺しの烙印が心に残ってしまう。その烙印をノリは今後の人生で背負っていかなければならないのだ。
「ぅう……」
瞳を光らすノリは唸った。拳を強く握りしめ唇を強く噛みしめる。
「あら~ん。浮かない表情ね~ん❤︎その涙は嬉し涙じゃないの~ん? アナタたちが欲する勝利に近付いたのよ~ん❤︎もっと喜んだらどうなの? 人殺しくん❤︎」
心を痛めるノリにピエロが追い討ちをかけるかのように鋭い言葉を発した。
ピエロに責められるノリの気持ちを察し、それに耐えきれず本人よりも先にキンタロウは吠えた。
「ふざけんなてめーの方が人殺しだろうが! こんなゲームまで用意して……見ろ、笑ってるのはてめーだけだぞ! 人が死んでんのに何ヘラヘラしてんだよ」
「だって死のゲームよ~ん❤︎面白いじゃな~い❤︎」
「イかれてやがるクソピエロ」
「うふふ。なんとでも言ってちょーだい❤︎」
キンタロウの怒りは異常者のピエロには届かない。むしろキンタロウの怒りを沸き立たせるかのようにピエロはその場で透明の壁があるかのようにパントマイムを始めた。
キンタロウもふざけるピエロの姿を見て話にならないと思いそれ以上口を突っ込まなかった。
その間、モリゾウはノリに言葉をかける。
「ノリちゃん大丈夫ですか」
「シンクは」
「え?」
「シンクは静かに倒れてった。泣くこともなく叫ぶこともなく静かに倒れた。俺にはシンクが死を受け入れていたように。いや、むしろ死ぬことを喜んでいたように俺は見えた」
無口なノリだが今は自分の気持ちを素直に言葉で表現した。マッチョポーズもとらずテーブルに両手をつき目の前の己の分身のウサギのコマを見ながら言ったのだ。
ゲーム開始してからダメージを受けている彼女たちの心情を探偵スキルを使い確認していたモリゾウにもノリの気持ちは痛いほど伝わる。
彼女たちは死を恐れず、むしろ死を受け入れている。奴隷から解放されるためには死を選ぶしか道は残されていないのだ。
そしてこの『ニンジン姫と3年戦争』というゲームは、引くカードも攻撃対象を選ぶのもダメージも全てがランダムで行われる。手加減などもできず、わざと負けることもできない。
死を求める彼女たちに挑戦させる死のゲームとしては最適だろう。なぜなら自殺が不可能だから。このゲームを選択したピエロはそこまで考えていたということだ。
「ノリ。このゲーム絶対に勝とう」
キンタロウが倒れているシンクを見ながら静かに言った。先ほどまでピエロに怒りをぶつけていた人物とは思えないほど静かに、そして冷静な顔で。
「俺たちはこのゲームに勝ってゴールする。そんで過去に戻ってこの世界をぶっ壊し全部なかったことにしてやる」
「キンタロウ……」
「だからごめん。俺たちはこのゲームに勝たなくちゃいけないんだ。だから自分たちのために死んでくれるか?」
キンタロウはテーブルの先に立つ3人の女性、そして倒れている女の子に向かって言った。
キンタロウの言葉を聞いた彼女たちはポロポロと涙をこぼした。そして震えながらデュースが口を開く。
「はい」
今まで一度も発さなかった言葉を初めて発した。デュースの声は震えながらもはっきりと二文字の言葉で返事したのだ。その時の表情はその震える声と流れる涙とは裏腹に太陽のような満面の笑みだった。
『パチンッ』
デュースが笑顔を見せた後、指パッチンが鳴り響いた。その後、デュースはシンクと同じように倒れてしまった。
デュースが倒れる瞬間を目の当たりにした後、キンタロウは睨みながら指パッチンが鳴った方を見た。
もちろん視線の先にはピエロがいる。ピエロは右手を高く挙げている。その右手の指で指パッチンをしたのだろう。彼女たちがピエロの右手に怯えていたのは指パッチン1つで命が奪われるからだ。
ピエロに殺されたくない一心だったデュースはキンタロウの言葉に救われ言葉を発した。言葉を発することはピエロに禁止されてい行為だったのだろう。それを犯してまでキンタロウの救いの言葉に返事をしたかったのだ。
それほどデュースは救われた。だから死ぬと分かっていても満面の笑みだったのだろう。
「クソピエロがァ」
「そんなに熱い視線を向けないでちょうだーい❤︎興奮しちゃうじゃないの~ん❤︎」
睨みつけるキンタロウに自分の体を抱きしめて興奮するピエロ。その後、ピエロは倒れたデュースの方へ近付いて行った。
「うふふ。死後硬直する前に揉んであげる❤︎」
死んでいるデュースの首を掴み持ち上げながら胸を鷲掴みにしている。その後、すぐにデュースを後ろへと投げ飛ばした。まるで子供がおもちゃに飽きて投げ飛ばしたかのように。
その姿を見てキンタロウは激しく怒り激を飛ばす。
「何してんだてめぇえ!」
「何って、プレイヤーが死んだから交代でしょ~ん❤︎こんな中途半端に終わらせる気持ち悪いじゃな~い❤︎」
本来なら魔王サイドのデュースが死んだことによりゲームは中断されてしまう。しかしピエロはゲームを中断させないために自らがデュースの代わりとなって参加しようとしているのだ。
「ということはお前を殺せるってことか?」
「そんな怖い顔しないでよ~ん♣︎でも残念。私を殺すことはできないわよ~ん♣︎」
「どんだけ自信あんだよ。クソピエロ」
「自信とかそういう話じゃないのよ~ん♣︎」
キンタロウと話すピエロだったがピエロの口元は動いていなかった。腹話術でもして茶化しているのかと思っていたがそうではなかった。
ピエロの後ろからもう一人全く同じピエロが出現したのだ。目の前に立つピエロが口を動かしていなかったのは後ろのピエロが喋っていたからだった。
「ふ、双子!?」
キンタロウは目を丸くして驚いた。その後、すぐにモリゾウが探偵スキルを使い新たに現れたピエロの正体を調べる。
「そこにいるのにそこにいない。そんな感じの気配ですね」
「うふふ♣︎」
「うふふ❤︎」
不気味に笑うピエロとピエロ。2人のピエロはお互いの手を握りしめて踊り始めた。そして踊りながら2人になったトリックを明かし始めた。
「これは私のスキル❤︎並列意思によって出された分身よ~ん❤︎」
「分身!?」
「だから分身が死んでも私は死なないし分身もまた作り出すことができるのよ~ん❤︎」
ピエロが増えたのはピエロのスキルの並列意思によってだった。自らと同等の思考能力を持つ分身を生み出す並列意思。代わりに死のゲームを受ければ敗北してもピエロは生き延びられるのだ。
「ずるいぞてめー! ふざけんな!」
「ずるいとは失礼ね~ん❤︎ルールを犯したこの子が悪いのよ~ん❤︎私はま・だ・命を賭けるわけにはいかないのよ~ん❤︎」
吠えるキンタロウに意味深に答えるピエロ。その後、くるくるとダンスをする2人のピエロはピタリととまり礼儀正しく挨拶をするかのように頭を下げる。
「私はハート❤︎ハートのピエロよ❤︎」
「私はクローバー♣︎クローバーのピエロよ♣︎」
2人のピエロは自己紹介を始めた。並列意思で出現した分身だが分身の方にも名前があるらしい。
頭をあげたピエロの右頬にはトランプのマークが浮かび上がっている。ハートと名乗るピエロにはハートのマーク。クローバーと名乗るピエロにはクローバーのマーク。
これは並列意思のスキルを使用中にマークが浮かび上がるようになっているのだ。見分けがつくようにピエロが気を使って浮かび上がらせたのか、スキル発動の仕様なのか、どちらなのかはピエロ本人にしかわからない。
「さぁて続きを始めましょう。死のゲームの続きを♣︎」
狂気的に微笑むクローバーが4面ダイスを取りながら言った。
8ターン目が始まる直前の勇者サイドのステータス
キンタロウの残りHPは11。攻撃力は3。防御力も3。
モリゾウの残りHPは6。攻撃力は5。防御力は1。
イチゴの残りHPは12。攻撃力は3。防御力は4。
ノリの残りHPは8。最大値スキルの効果によって能力カードしか引けず攻撃力と防御力は0。
8ターン目が始まる直前の魔王サイドのステータス
デュースが死に代役としてピエロの並列意思のクローバーが入った。デュースのステータスをそのまま引き継ぎ残りHPは8。攻撃力は5。防御力は2。
震え怯えているトレイの残りHPは13。攻撃力は3。 防御力は4。
高身長でクールな女性ケイトの残りHPは12。攻撃力は3。 防御力は4。
中学生の女子シンクのHPは0になり脱落。そして死亡。
「うふっ♣︎ゾクゾクするわ♣︎」
クローバーは持っていた4面ダイスを笑いながら転がした。
新たな犠牲者が現れる8ターン目が始まる。
シンクのHPが0になった瞬間、心臓発作で倒れるかのように彼女は息を引き取った。死の恐怖に怯え泣き叫ぶことなく静かに倒れたのだ。
そんな彼女は今も死のカードゲームが行われているテーブルの前で倒れている。
ノリの最大値スキルの効果によって4面ダイスは毎回4の目が確定で出される。選択フェイズで4の数字に該当するシンクが攻撃フェイズの4のダメージを受け続けていた。なのでシンクが最初に脱落してしまったのだ。
これはボドゲ部にとっては勝利へ近付いたことになるが、脱落は死を意味する。相手を殺してまで掴む勝利など本当に必要なのか。否、必要ではない。勝利の名誉よりも人殺しの烙印が心に残ってしまう。その烙印をノリは今後の人生で背負っていかなければならないのだ。
「ぅう……」
瞳を光らすノリは唸った。拳を強く握りしめ唇を強く噛みしめる。
「あら~ん。浮かない表情ね~ん❤︎その涙は嬉し涙じゃないの~ん? アナタたちが欲する勝利に近付いたのよ~ん❤︎もっと喜んだらどうなの? 人殺しくん❤︎」
心を痛めるノリにピエロが追い討ちをかけるかのように鋭い言葉を発した。
ピエロに責められるノリの気持ちを察し、それに耐えきれず本人よりも先にキンタロウは吠えた。
「ふざけんなてめーの方が人殺しだろうが! こんなゲームまで用意して……見ろ、笑ってるのはてめーだけだぞ! 人が死んでんのに何ヘラヘラしてんだよ」
「だって死のゲームよ~ん❤︎面白いじゃな~い❤︎」
「イかれてやがるクソピエロ」
「うふふ。なんとでも言ってちょーだい❤︎」
キンタロウの怒りは異常者のピエロには届かない。むしろキンタロウの怒りを沸き立たせるかのようにピエロはその場で透明の壁があるかのようにパントマイムを始めた。
キンタロウもふざけるピエロの姿を見て話にならないと思いそれ以上口を突っ込まなかった。
その間、モリゾウはノリに言葉をかける。
「ノリちゃん大丈夫ですか」
「シンクは」
「え?」
「シンクは静かに倒れてった。泣くこともなく叫ぶこともなく静かに倒れた。俺にはシンクが死を受け入れていたように。いや、むしろ死ぬことを喜んでいたように俺は見えた」
無口なノリだが今は自分の気持ちを素直に言葉で表現した。マッチョポーズもとらずテーブルに両手をつき目の前の己の分身のウサギのコマを見ながら言ったのだ。
ゲーム開始してからダメージを受けている彼女たちの心情を探偵スキルを使い確認していたモリゾウにもノリの気持ちは痛いほど伝わる。
彼女たちは死を恐れず、むしろ死を受け入れている。奴隷から解放されるためには死を選ぶしか道は残されていないのだ。
そしてこの『ニンジン姫と3年戦争』というゲームは、引くカードも攻撃対象を選ぶのもダメージも全てがランダムで行われる。手加減などもできず、わざと負けることもできない。
死を求める彼女たちに挑戦させる死のゲームとしては最適だろう。なぜなら自殺が不可能だから。このゲームを選択したピエロはそこまで考えていたということだ。
「ノリ。このゲーム絶対に勝とう」
キンタロウが倒れているシンクを見ながら静かに言った。先ほどまでピエロに怒りをぶつけていた人物とは思えないほど静かに、そして冷静な顔で。
「俺たちはこのゲームに勝ってゴールする。そんで過去に戻ってこの世界をぶっ壊し全部なかったことにしてやる」
「キンタロウ……」
「だからごめん。俺たちはこのゲームに勝たなくちゃいけないんだ。だから自分たちのために死んでくれるか?」
キンタロウはテーブルの先に立つ3人の女性、そして倒れている女の子に向かって言った。
キンタロウの言葉を聞いた彼女たちはポロポロと涙をこぼした。そして震えながらデュースが口を開く。
「はい」
今まで一度も発さなかった言葉を初めて発した。デュースの声は震えながらもはっきりと二文字の言葉で返事したのだ。その時の表情はその震える声と流れる涙とは裏腹に太陽のような満面の笑みだった。
『パチンッ』
デュースが笑顔を見せた後、指パッチンが鳴り響いた。その後、デュースはシンクと同じように倒れてしまった。
デュースが倒れる瞬間を目の当たりにした後、キンタロウは睨みながら指パッチンが鳴った方を見た。
もちろん視線の先にはピエロがいる。ピエロは右手を高く挙げている。その右手の指で指パッチンをしたのだろう。彼女たちがピエロの右手に怯えていたのは指パッチン1つで命が奪われるからだ。
ピエロに殺されたくない一心だったデュースはキンタロウの言葉に救われ言葉を発した。言葉を発することはピエロに禁止されてい行為だったのだろう。それを犯してまでキンタロウの救いの言葉に返事をしたかったのだ。
それほどデュースは救われた。だから死ぬと分かっていても満面の笑みだったのだろう。
「クソピエロがァ」
「そんなに熱い視線を向けないでちょうだーい❤︎興奮しちゃうじゃないの~ん❤︎」
睨みつけるキンタロウに自分の体を抱きしめて興奮するピエロ。その後、ピエロは倒れたデュースの方へ近付いて行った。
「うふふ。死後硬直する前に揉んであげる❤︎」
死んでいるデュースの首を掴み持ち上げながら胸を鷲掴みにしている。その後、すぐにデュースを後ろへと投げ飛ばした。まるで子供がおもちゃに飽きて投げ飛ばしたかのように。
その姿を見てキンタロウは激しく怒り激を飛ばす。
「何してんだてめぇえ!」
「何って、プレイヤーが死んだから交代でしょ~ん❤︎こんな中途半端に終わらせる気持ち悪いじゃな~い❤︎」
本来なら魔王サイドのデュースが死んだことによりゲームは中断されてしまう。しかしピエロはゲームを中断させないために自らがデュースの代わりとなって参加しようとしているのだ。
「ということはお前を殺せるってことか?」
「そんな怖い顔しないでよ~ん♣︎でも残念。私を殺すことはできないわよ~ん♣︎」
「どんだけ自信あんだよ。クソピエロ」
「自信とかそういう話じゃないのよ~ん♣︎」
キンタロウと話すピエロだったがピエロの口元は動いていなかった。腹話術でもして茶化しているのかと思っていたがそうではなかった。
ピエロの後ろからもう一人全く同じピエロが出現したのだ。目の前に立つピエロが口を動かしていなかったのは後ろのピエロが喋っていたからだった。
「ふ、双子!?」
キンタロウは目を丸くして驚いた。その後、すぐにモリゾウが探偵スキルを使い新たに現れたピエロの正体を調べる。
「そこにいるのにそこにいない。そんな感じの気配ですね」
「うふふ♣︎」
「うふふ❤︎」
不気味に笑うピエロとピエロ。2人のピエロはお互いの手を握りしめて踊り始めた。そして踊りながら2人になったトリックを明かし始めた。
「これは私のスキル❤︎並列意思によって出された分身よ~ん❤︎」
「分身!?」
「だから分身が死んでも私は死なないし分身もまた作り出すことができるのよ~ん❤︎」
ピエロが増えたのはピエロのスキルの並列意思によってだった。自らと同等の思考能力を持つ分身を生み出す並列意思。代わりに死のゲームを受ければ敗北してもピエロは生き延びられるのだ。
「ずるいぞてめー! ふざけんな!」
「ずるいとは失礼ね~ん❤︎ルールを犯したこの子が悪いのよ~ん❤︎私はま・だ・命を賭けるわけにはいかないのよ~ん❤︎」
吠えるキンタロウに意味深に答えるピエロ。その後、くるくるとダンスをする2人のピエロはピタリととまり礼儀正しく挨拶をするかのように頭を下げる。
「私はハート❤︎ハートのピエロよ❤︎」
「私はクローバー♣︎クローバーのピエロよ♣︎」
2人のピエロは自己紹介を始めた。並列意思で出現した分身だが分身の方にも名前があるらしい。
頭をあげたピエロの右頬にはトランプのマークが浮かび上がっている。ハートと名乗るピエロにはハートのマーク。クローバーと名乗るピエロにはクローバーのマーク。
これは並列意思のスキルを使用中にマークが浮かび上がるようになっているのだ。見分けがつくようにピエロが気を使って浮かび上がらせたのか、スキル発動の仕様なのか、どちらなのかはピエロ本人にしかわからない。
「さぁて続きを始めましょう。死のゲームの続きを♣︎」
狂気的に微笑むクローバーが4面ダイスを取りながら言った。
8ターン目が始まる直前の勇者サイドのステータス
キンタロウの残りHPは11。攻撃力は3。防御力も3。
モリゾウの残りHPは6。攻撃力は5。防御力は1。
イチゴの残りHPは12。攻撃力は3。防御力は4。
ノリの残りHPは8。最大値スキルの効果によって能力カードしか引けず攻撃力と防御力は0。
8ターン目が始まる直前の魔王サイドのステータス
デュースが死に代役としてピエロの並列意思のクローバーが入った。デュースのステータスをそのまま引き継ぎ残りHPは8。攻撃力は5。防御力は2。
震え怯えているトレイの残りHPは13。攻撃力は3。 防御力は4。
高身長でクールな女性ケイトの残りHPは12。攻撃力は3。 防御力は4。
中学生の女子シンクのHPは0になり脱落。そして死亡。
「うふっ♣︎ゾクゾクするわ♣︎」
クローバーは持っていた4面ダイスを笑いながら転がした。
新たな犠牲者が現れる8ターン目が始まる。
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