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外伝:白兎月歌『女の戦い編』
外伝29 夢の続き
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大の字に倒れ、青く澄んだ空を見上げているブランシュは、流れ行く雲のように思考を巡らせていた。
(ルークと呼ばれていた銀髪の男……奴の腕から顔にかけての刺青。信じ難いが龍人族か?)
《はい。マスターの考え通り個体名ルークは、三千年前に滅んだとされる龍人族で間違いないです。鑑定結果から間違いはありませんが、左腕から左顔にかけて彫られていた龍の刺青が何よりの証拠です》
(月の声がそういうなら間違いないな……エルフに龍人族……三千年前の亜人戦争を知るものたちが『いずれ来る大戦争』の首謀者になるというわけか……)
《おそらくそうなるでしょう》
(黒き者よりも先に敵が見えたか……)
三千年前の亜人戦争――それは悪魔族側と人間族側の戦争だ。
悪魔族側にはエルフと龍人族を同盟に、人間族側には獣人族、そして神々の多くが同盟を組んでいた。
その亜人戦争で悪魔族、エルフ、龍人族は人間族側の神々に敗北し滅んだとされている。
実際のところ先ほどブランシュがクイーンとルークに出会うまでエルフと龍人族の目撃情報は三千年もの間一度もなかったのだから。誰しもが全滅したと思うだろう。
(エルフと龍人族がいるなら悪魔族もいるかもしれないと考えるのが妥当だよな)
《はい》
(人間族側についていたウェネト様以外の神様全員は、国の復興のために力を使い果たしたというのに……)
種族ごとそれぞれ神様が存在していた時代。
亜人戦争によって滅びかけた国を復興させるために、神々は己の命を対価に国を復興させた。
ある国は鉱物が豊富に、ある国では食物が豊富に、ある国では薬草が豊富に。永遠と尽きることがなく未来永劫平和が保たれるようにと、それぞれの神はそれぞれの国に加護を授けたのだ。
ただ兎人族の神アルミラージ・ウェネトだけは、国に授けるはずの加護の力の半分以上を別物に授けている。
それこそウェネトの孫であるハクトシン、そして未来視スキルで視た『いずれ来る大戦争』を終結させる白き英雄、つまりブランシュに加護を授けたのだ。
その結果、兎人族の国には草木が生えることのない『荒れた土地』やニンジンが全く収穫できない兎人族の森、鉱石が異様に少ない兎人族の洞窟などができてしまったのである。
《今ではこの世界にアルミラージ・ハクトシン様一人しか神様は存在しません》
(それに獣人族同士がまた手を取り合うかどうかもわからないしな。手を取り合ったとしてもあのレベルのエルフと龍人族に太刀打ちできるかどうか……そこに悪魔族もいるとなると、いよいよお手上げだな)
《いいえ。黒き者の存在があります。マスターと黒き者、さらには幻獣様が力を合わせることができれば『いずれ来る大戦争』もウェネト様が視た未来のように終結させることができるでしょう。そのためのマスターですよ》
(それはわかってるんだが、肝心の黒き者が誰なのか。それに幻獣の情報も一切ない……)
前兎人族の神様アルミラージ・ウェネトが視た未来では、白き者、のちに白き英雄となる者と黒き者、そして幻獣が『いずれ来る大戦争』を終結させる。
その肝心の黒き者と幻獣の存在が未だに掴めていないのだ。それはブランシュだけでなく、クイーンやルークも同じこと。
黒き者と幻獣の正体さえ判明すれば、互いに打つ手が絞られ、より一層良い策を寝ることが可能になる。
(気長に待つつもりだったが、エルフと龍人族が現れた時点で『いずれ来る大戦争』は、そう遠くはない未来かもしれないからな……それに黒エルフを倒しきれなかった私も…………まだまだ強くなる必要があるな)
《そうですね。マスター》
(あぁ、とりあえず得た情報は多い。エルフのクイーンと龍人族のルーク…………それにあの方……ルークはキングと呼んでいたな。あの方とキングが同一人物かはわからないが、クイーン以上の強者がまだまだいるってことだよな。この情報をすぐにハクトシン様の元に行き伝えたいのだが………………体が全く動かん)
大の字で倒れているブランシュの体は言うことを聞かなかった。これはクイーンとの戦いによる疲労と怪我が原因だ。
数多のスキルを所持するブランシュには、『痛覚大軽減』『苦痛大耐性』『打撃大耐性』『斬撃大耐性』『衝撃大耐性』『貫通大耐性』などのスキルがある。
そんなスキルを所持していようとも、体が動けなくなるほどブランシュは、クイーンと死闘を続けたのである。
(それに体が熱くなってきたんだが…………なんだか痺れも感じてきた…………)
《個体名クイーンの放出による最後の攻撃の際に、マスターが与え続けた『麻痺攻撃』『火傷攻撃』『毒攻撃』を受けてしまったのでしょう》
(完全に斬ったと思ってたんだがな……でも、私には『麻痺大耐性』と『火傷大耐性』と『毒大耐性』があったはずだが……)
《はい。それ以上に蓄積していた毒素が多かったのでしょう》
(まあ、そうなるか……)
常人なら死を覚悟してもおかしくない場面。全身が麻痺し体が思い通りに動かせない。さらには喉元を貫かれた際に開いた風穴からは真っ赤な血が流れっぱなしだ。
だがしかし、ブランシュはこの程度で一切焦りを見せることはない。
『体力自動回復』『体力高速回復』『体力回復量増加』『細胞修復』のスキルがゆっくりと体を治療していっているからだ。
全身の麻痺も喉元にできた風穴もいずれ治るとわかっている。それも短時間のうちに。だからブランシュは焦ることをしない。
むしろ太陽からの日差し、吹き寄せる風、土の匂いが心地よく感じている。
その心地よさのせいでブランシュは瞳を閉じて思考を続けた。
まるで布団に入り眠る前の状態のように。
(黒き者……幻獣……龍人族……エルフ……悪魔族……神様……)
ブランシュの意識はゆっくりと眠りの中へと誘われていく。
彼女の意識が完全に暗闇の中へと消えるまで、そう時間はかからなかった。これもやはり心地良い状態に入ったせい。そして疲労のせいだろう。
意識が暗闇の中にあるブランシュ。
死闘を繰り広げた後には必ずと言っていいほど夢を見る。しかも毎回同じ夢。
少年が新品同様のスクールバックから、未開封のウサギのおやつの封を開封する。そして、中身のサクサクのビスケットを取り出して茶色い野ウサギに渡した。
茶色い野ウサギの親子は少年が渡してきたビスケットを夢中で食べる。
(またこの夢か……)
場面が変わることもなく、一秒一秒しっかりと神の視点から映像を見させられる。
少年がただ茶色い野ウサギの親子と戯れているだけの映像だ。
暗闇の中にある意識ですらブランシュは朧げに感じることができるようになっている。そのおかげで夢と現実の区別がついている。だからこそ同じ夢を見ているのだと思考することができたのだ。
少年が野ウサギと戯れる映像は、いつも同じところで終わる。
しかし、今日は違かった。続きが流れた。
少年が野ウサギと別れどこかに向かって行くシーンが。
元々の目的が少年にはあったのだろう。その目的のついでで野ウサギにおやつをあげたのだと、朧げながらブランシュは思考した。
夢の中ということでその思考は絶対にそうなんだと、疑うこともなく正当化される。
そのままブランシュの夢の中の世界は光の速度で回転し、止まる。
そして再び同じ映像が繰り返された。
少年が新品同様のスクールバックから、未開封のウサギのおやつの封を開封する。そして、中身のサクサクのビスケットを取り出して茶色い野ウサギに渡そうとする。
しかし、ここからがいつもの映像とは違かった。
現れた野ウサギは子ウサギのみ。親ウサギの姿がなかったのだ。それどころか子ウサギの茶色の体毛は黒い泥のような塊が固まっていた。
血だ。
時間が経って黒く変色してしまった血だ。
この時、少年は親ウサギが死んでしまったのだと直感した。だから子ウサギの体中に血が付着しているのだと。親ウサギを思い体を擦り付けていたのだと。
その死が事故なのか、はたまた他の生物にやられてしまったのか。あらゆる少年の思考が夢を見ているブランシュの脳内にも流れる。
(……生き物はいつか必ず死を迎える。少年にはまだ理解するのに大変だろうがな)
少年は小さな手で、血塗れで汚れた子ウサギに触れた。
躊躇うことなく撫で続ける。己の手が親ウサギの血で汚れてもお構いなしに撫で続けた。
そして子ウサギを優しく抱き抱えた。子ウサギを驚かさせないためにゆっくりと歩く。
長くどこまでも続く道を歩き続ける。
そこから映像は一切変わることがなかった。
少年が親を亡くした子ウサギを抱き抱えながら、ただただひたすらに歩くだけの映像だ。
その映像をブランシュは見続けた。
瞳というものがない夢の中。魂という概念のみで映像を見ているせいで永遠と続く映像を見続けなければならなかったのだ。
(おそらくこれ以上の展開はなさそうだな。誰が何を私に伝えたかったのか……どうして今日の夢は続きを見ることができたのか……)
ブランシュは朧げな意識の中、思考を巡らせた。しかし、答えは一向に出ることはなかった。
(ルークと呼ばれていた銀髪の男……奴の腕から顔にかけての刺青。信じ難いが龍人族か?)
《はい。マスターの考え通り個体名ルークは、三千年前に滅んだとされる龍人族で間違いないです。鑑定結果から間違いはありませんが、左腕から左顔にかけて彫られていた龍の刺青が何よりの証拠です》
(月の声がそういうなら間違いないな……エルフに龍人族……三千年前の亜人戦争を知るものたちが『いずれ来る大戦争』の首謀者になるというわけか……)
《おそらくそうなるでしょう》
(黒き者よりも先に敵が見えたか……)
三千年前の亜人戦争――それは悪魔族側と人間族側の戦争だ。
悪魔族側にはエルフと龍人族を同盟に、人間族側には獣人族、そして神々の多くが同盟を組んでいた。
その亜人戦争で悪魔族、エルフ、龍人族は人間族側の神々に敗北し滅んだとされている。
実際のところ先ほどブランシュがクイーンとルークに出会うまでエルフと龍人族の目撃情報は三千年もの間一度もなかったのだから。誰しもが全滅したと思うだろう。
(エルフと龍人族がいるなら悪魔族もいるかもしれないと考えるのが妥当だよな)
《はい》
(人間族側についていたウェネト様以外の神様全員は、国の復興のために力を使い果たしたというのに……)
種族ごとそれぞれ神様が存在していた時代。
亜人戦争によって滅びかけた国を復興させるために、神々は己の命を対価に国を復興させた。
ある国は鉱物が豊富に、ある国では食物が豊富に、ある国では薬草が豊富に。永遠と尽きることがなく未来永劫平和が保たれるようにと、それぞれの神はそれぞれの国に加護を授けたのだ。
ただ兎人族の神アルミラージ・ウェネトだけは、国に授けるはずの加護の力の半分以上を別物に授けている。
それこそウェネトの孫であるハクトシン、そして未来視スキルで視た『いずれ来る大戦争』を終結させる白き英雄、つまりブランシュに加護を授けたのだ。
その結果、兎人族の国には草木が生えることのない『荒れた土地』やニンジンが全く収穫できない兎人族の森、鉱石が異様に少ない兎人族の洞窟などができてしまったのである。
《今ではこの世界にアルミラージ・ハクトシン様一人しか神様は存在しません》
(それに獣人族同士がまた手を取り合うかどうかもわからないしな。手を取り合ったとしてもあのレベルのエルフと龍人族に太刀打ちできるかどうか……そこに悪魔族もいるとなると、いよいよお手上げだな)
《いいえ。黒き者の存在があります。マスターと黒き者、さらには幻獣様が力を合わせることができれば『いずれ来る大戦争』もウェネト様が視た未来のように終結させることができるでしょう。そのためのマスターですよ》
(それはわかってるんだが、肝心の黒き者が誰なのか。それに幻獣の情報も一切ない……)
前兎人族の神様アルミラージ・ウェネトが視た未来では、白き者、のちに白き英雄となる者と黒き者、そして幻獣が『いずれ来る大戦争』を終結させる。
その肝心の黒き者と幻獣の存在が未だに掴めていないのだ。それはブランシュだけでなく、クイーンやルークも同じこと。
黒き者と幻獣の正体さえ判明すれば、互いに打つ手が絞られ、より一層良い策を寝ることが可能になる。
(気長に待つつもりだったが、エルフと龍人族が現れた時点で『いずれ来る大戦争』は、そう遠くはない未来かもしれないからな……それに黒エルフを倒しきれなかった私も…………まだまだ強くなる必要があるな)
《そうですね。マスター》
(あぁ、とりあえず得た情報は多い。エルフのクイーンと龍人族のルーク…………それにあの方……ルークはキングと呼んでいたな。あの方とキングが同一人物かはわからないが、クイーン以上の強者がまだまだいるってことだよな。この情報をすぐにハクトシン様の元に行き伝えたいのだが………………体が全く動かん)
大の字で倒れているブランシュの体は言うことを聞かなかった。これはクイーンとの戦いによる疲労と怪我が原因だ。
数多のスキルを所持するブランシュには、『痛覚大軽減』『苦痛大耐性』『打撃大耐性』『斬撃大耐性』『衝撃大耐性』『貫通大耐性』などのスキルがある。
そんなスキルを所持していようとも、体が動けなくなるほどブランシュは、クイーンと死闘を続けたのである。
(それに体が熱くなってきたんだが…………なんだか痺れも感じてきた…………)
《個体名クイーンの放出による最後の攻撃の際に、マスターが与え続けた『麻痺攻撃』『火傷攻撃』『毒攻撃』を受けてしまったのでしょう》
(完全に斬ったと思ってたんだがな……でも、私には『麻痺大耐性』と『火傷大耐性』と『毒大耐性』があったはずだが……)
《はい。それ以上に蓄積していた毒素が多かったのでしょう》
(まあ、そうなるか……)
常人なら死を覚悟してもおかしくない場面。全身が麻痺し体が思い通りに動かせない。さらには喉元を貫かれた際に開いた風穴からは真っ赤な血が流れっぱなしだ。
だがしかし、ブランシュはこの程度で一切焦りを見せることはない。
『体力自動回復』『体力高速回復』『体力回復量増加』『細胞修復』のスキルがゆっくりと体を治療していっているからだ。
全身の麻痺も喉元にできた風穴もいずれ治るとわかっている。それも短時間のうちに。だからブランシュは焦ることをしない。
むしろ太陽からの日差し、吹き寄せる風、土の匂いが心地よく感じている。
その心地よさのせいでブランシュは瞳を閉じて思考を続けた。
まるで布団に入り眠る前の状態のように。
(黒き者……幻獣……龍人族……エルフ……悪魔族……神様……)
ブランシュの意識はゆっくりと眠りの中へと誘われていく。
彼女の意識が完全に暗闇の中へと消えるまで、そう時間はかからなかった。これもやはり心地良い状態に入ったせい。そして疲労のせいだろう。
意識が暗闇の中にあるブランシュ。
死闘を繰り広げた後には必ずと言っていいほど夢を見る。しかも毎回同じ夢。
少年が新品同様のスクールバックから、未開封のウサギのおやつの封を開封する。そして、中身のサクサクのビスケットを取り出して茶色い野ウサギに渡した。
茶色い野ウサギの親子は少年が渡してきたビスケットを夢中で食べる。
(またこの夢か……)
場面が変わることもなく、一秒一秒しっかりと神の視点から映像を見させられる。
少年がただ茶色い野ウサギの親子と戯れているだけの映像だ。
暗闇の中にある意識ですらブランシュは朧げに感じることができるようになっている。そのおかげで夢と現実の区別がついている。だからこそ同じ夢を見ているのだと思考することができたのだ。
少年が野ウサギと戯れる映像は、いつも同じところで終わる。
しかし、今日は違かった。続きが流れた。
少年が野ウサギと別れどこかに向かって行くシーンが。
元々の目的が少年にはあったのだろう。その目的のついでで野ウサギにおやつをあげたのだと、朧げながらブランシュは思考した。
夢の中ということでその思考は絶対にそうなんだと、疑うこともなく正当化される。
そのままブランシュの夢の中の世界は光の速度で回転し、止まる。
そして再び同じ映像が繰り返された。
少年が新品同様のスクールバックから、未開封のウサギのおやつの封を開封する。そして、中身のサクサクのビスケットを取り出して茶色い野ウサギに渡そうとする。
しかし、ここからがいつもの映像とは違かった。
現れた野ウサギは子ウサギのみ。親ウサギの姿がなかったのだ。それどころか子ウサギの茶色の体毛は黒い泥のような塊が固まっていた。
血だ。
時間が経って黒く変色してしまった血だ。
この時、少年は親ウサギが死んでしまったのだと直感した。だから子ウサギの体中に血が付着しているのだと。親ウサギを思い体を擦り付けていたのだと。
その死が事故なのか、はたまた他の生物にやられてしまったのか。あらゆる少年の思考が夢を見ているブランシュの脳内にも流れる。
(……生き物はいつか必ず死を迎える。少年にはまだ理解するのに大変だろうがな)
少年は小さな手で、血塗れで汚れた子ウサギに触れた。
躊躇うことなく撫で続ける。己の手が親ウサギの血で汚れてもお構いなしに撫で続けた。
そして子ウサギを優しく抱き抱えた。子ウサギを驚かさせないためにゆっくりと歩く。
長くどこまでも続く道を歩き続ける。
そこから映像は一切変わることがなかった。
少年が親を亡くした子ウサギを抱き抱えながら、ただただひたすらに歩くだけの映像だ。
その映像をブランシュは見続けた。
瞳というものがない夢の中。魂という概念のみで映像を見ているせいで永遠と続く映像を見続けなければならなかったのだ。
(おそらくこれ以上の展開はなさそうだな。誰が何を私に伝えたかったのか……どうして今日の夢は続きを見ることができたのか……)
ブランシュは朧げな意識の中、思考を巡らせた。しかし、答えは一向に出ることはなかった。
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