73 / 417
第2章:出逢い『空飛ぶウサギが来た編』
73 謎の落下物
しおりを挟む
ダール三姉妹が無人販売所イースターパーティーの横に増築するかのように引越してきてから三週間ほどが経過した。マサキが異世界転移してから百二十五日目である。
警備員兼雑用として雇われたダールは自分の家の中から入店退店する客を確認したりして『仕事をしているようで仕事をしていない仕事』を一生懸命働いていた。
他にも雑用係として掃除や食材の仕入れなどもやってもらっている。
そんなダールにマサキたちは仕事量よりも少しだけ上乗せした給料を支払っている。
通常よりも給料が多いのは盗賊団を逃さず捕まえてくれたダールに感謝しているからだ。そして貧しい暮らしに戻ってほしくないという気持ちもある。
しかし一番の理由は雑用係の業務として行っている食材の仕入れだ。人間不信のマサキと恥ずかしがり屋のネージュ 、そして悪魔が宿るという伝承がある片方だけ大きなウサ耳を持つクレールの三人は人前に出るのが苦手だ。
三人が苦手な人前に出るということをダールがやってくれているので給料が高い。それが一番の理由なのである。
そしてダールの双子の妹デールとドールは引越した五日後から兎人族の里にある小さな兎人族の学舎に通い始めた。
デールとドールは日本でいうところの小学一年生に値する。学舎に通ったことのあるダールは妹たちにも学舎で勉学に励んで立派な大人に成長してほしいという強い気持ちがあったのである。
そしてダールはデールとドールの姉でありながら親代わりでもある。なので親代わりとしても学舎に通わせてあげたいという気持ちも強いのだ。
その結果、ダールは無人販売所イースターパーティーで働くことができたタイミングですぐに妹たちを学舎に通わせたのである。
妹たちのためでもあるがダール自身が仕事を辞めないための決意のようなものでもあるのだ。
そんなこともありながら無人販売所で働くマサキとネージュ、クレール、ダールの四人は兎人族の森でニンジンの収穫を行っていた。
「八百屋でニンジンを買うのもいいけど……やっぱり無償で手に入る兎人族の森がいいよな」
「そうですよね。初心を忘れずにってことですよね」
「そういうことそういうこと」
全身黒いジャージ姿のマサキとブラウン色のロリータファッションのネージュは手を繋ぎ何気ない会話をしながらニンジンの収穫を行っていた。外出中は手を繋がなければ平常心を保てないからだ。
そして二人はどれも『そっくりニンジン』というニンジンの実の部分がなく毒の葉だけのハズレのニンジンばかりを引いている。
「おにーちゃんおねーちゃん! クーが一番だぞー!」
元気な声でマサキとネージュを呼んだのはピンク色のドレスを泥だらけにしているクレールだ。右手には大きなニンジンがありそれをぶんぶんと振り回しアピールしている。本日一本目の当たりを引いたのである。
「さすがクレールですね」
「えへへへー」
子供のような無邪気な笑顔を振り撒くクレール。出会ったばかりの頃よりもさらに子供らしくなっている。
それはマサキたちに心を許したからなのか、デールとドールの双子の姉妹と遊ぶようになったからなのか。そのどちらもであるのか。
子供らしい姿こそがクレールの本来の姿なのである。
そんな一生懸命で可愛らしいクレールとは対照的に口を半開きにし死んだ魚のような目をして天を見上げるオレンジ色の髪をした兎人族の美少女がいた。ダールだ。
「ダールはもう飽きてしまったんですね……」
ネージュが言うようにダールはニンジンの収穫に飽きてしまっている。
泥がついたそっくりニンジンを両手で持っているので何度か収穫をしたのだろう。しかしダールは飽き性な性格だ。同じ動作を繰り返すと自分が何をしているのか分からなくなってしまうのである。
そんなダールはボーッと天を見上げている。
するとダールの黄色い双眸が謎の物体を捉えた。その謎の物体は天から真っ逆さまに地上に降下している。落下地点はマサキとネージュがいる位置だ。
このままでは謎の物体がマサキとネージュに直撃してしまう。
ダールは慌てて声を出した。
「にににに兄さん! 姉さん! 上から、上から何か降ってきます!」
若干言葉が詰まってしまったが謎の物体が落ちてくる前に落下地点にいる二人に伝えることができた。
これもダールが作業に飽きてボーッと天を見上げていたおかげである。ファインプレーだ。
「う……え……?」
ダールに言われた通り上を確認するマサキとネージュ。首を大きく捻って太陽の光を繋いでいない方の手で遮り真上を見たのだ。
逃げる前に確認した理由は単純。落下物を確認しない限りどこへ逃げていいかわからないからだ。逃げた先が落下物の落下圏内なら意味がない。
そして日本人らしい黒瞳と青く澄んだ綺麗な瞳は落下物を捉えた。
「ななななんだあぁぁぁぁ!?」
「ガタガタガタガタガタ……」
マサキとネージュは落下する謎の物体を見て慌てながら叫んだ。
そして二人の足は同時に動いた。息がぴったりな二人は相談せずとも逃げる方向は同じ。まるで二人三脚でもしているかのように踏み出すタイミングが同じだった。
なるべくこの場から離れるために走るマサキとネージュ。そしてその様子を見ているクレールとダールも落下物の衝撃に備えてその場から逃げるように走り出した。
落下する謎の物体はマサキとネージュを追跡するように落下していく。空中で落下する方向を転換したのだ。
落下物が方向転換したことを瞳の端で捉えたマサキは落下物に向かって怒号を飛ばした。
「なんでついてくるんだよー! ふざけんなー!」
マサキの怒号も虚しく落下物はマサキとネージュの元へとどんどん近付く。そして激突した。
激突したのはマサキの後頭部だ。激突した衝撃でマサキの頭が吹っ飛ぶという悲惨なことにはならなかった。
なぜなら落下物はマサキの後頭部に激突する寸前、速度が急激に落ちたのである。
そしてマサキの後頭部には謎の落下物がベッタリと張り付いている。それはもふもふでふわふわでもちもちで生暖かい物体だ。
「マ、マサキさん大丈夫ですか!?」
「な、なに!? 何がくっついてんの? 怖いんだけど怖いんだけど怖いんだけど! 俺の頭の後ろに何がくっついてんの?」
マサキは慌てて後頭部にくっつく謎の物体を取り除こうと左手で掴んだ。しかし謎の物体は離れてはくれない。
そしてマサキは左手にもふもふでふわふわでもちもちで生暖かい小動物を触っているような感覚を味わう。
マサキの隣で手を繋ぐネージュにはその正体がなんとなくわかっていた。
「……ウサギ?」
そう。ウサギだ。チョコレートカラーのもふもふのウサギ。一般的に知られるウサギよりは耳がやたらと大きい。
ネージュの声は慌てるマサキには届いていない。そして真後ろを見るほどの視野を持っていないので後頭部にいる謎の生き物の正体をマサキはまだ知らない。
「これ生き物じゃねーか? もふもふしてるし……怖い怖い怖い怖い怖い……ネージュ早く取ってくれ……」
「はい! 今取りますね!」
ネージュがマサキの後頭部にベッタリとくっつくウサギを取ろうとした瞬間、ウサギは動いた。器用にマサキの頭をぐるりと半周。つまり後頭部から顔面に移動したのだ。
「んぐぅおう!?」
マサキは顔面に回り込んできたウサギに尋常じゃないほど驚いた。そして咄嗟にネージュと繋いでいる右手を離してしまう。
そのまま顔面にベッタリとくっついているウサギを剥がそうと両手で掴んだ。そして思いっきり引き剥がそうとする。
「ぬぅおうぅやっ!」
マサキは顔面からウサギを引き剥がすことに成功した。それと同時に反動で背中から地面に向かって倒れそうになる。
「マサキさん!」
咄嗟に左手を伸ばすネージュ。マサキもウサギから右手を離しネージュを掴もうとする。しかしあと少しのところで掴めなかった。そしてマサキは左手でウサギを持ちながら背中から地面に叩きつけられたのであった。
「うぐぅッ!!」
背中から地面にぶつかったことによって肺に衝撃が入る。そして思わず声が出てしまう。
「マサキさん大丈夫ですか!?」
「おにーちゃん!」
「兄さん!」
ネージュ、クレールそしてダールがマサキの心配をして駆け寄る。
「いててて……大丈夫……ってなんだこれ……ウ、ウサギか!?」
マサキは倒れながら左手で持っているウサギを両手で持ち直した。そしてウサギを自分の腹の上に置いてまじまじと見る。
「耳がやけにデカい茶色のウサギ……」
腹に乗っているウサギの特徴を呟いた。
突然天から落下してマサキにぶつかったウサギはチョコレートカラーの毛色で手足が短い。
手足が短い代わりにウサ耳はとても大きく垂れていた。
種類はイングリッシュロップイヤーだ。よく見ると顔の下の胸あたりにある肉垂が大きく垂れている。これがウサギのマフマフ。つまりマサキの腹の上にいるウサギはメスのウサギということだ。
マサキの黒瞳とウサギの黒瞳は交差する。
ウサギは逃げることも嫌がることもせずただただ鼻をひくひくと動かし「ンッンッ」と声を漏らしながらじーっとマサキを見つめ続けている。
「なんでウサギが降ってきたんだよ……」
ウサギは兎人族のように人語を話せない。理解しているかもしれないがその表情からは読み取ることはできない。
「ンッンッンッ」
マサキの腹の上でウサギはマサキを見続けた。そして鼻をひくひく動かしながら声を漏らし続けた。
警備員兼雑用として雇われたダールは自分の家の中から入店退店する客を確認したりして『仕事をしているようで仕事をしていない仕事』を一生懸命働いていた。
他にも雑用係として掃除や食材の仕入れなどもやってもらっている。
そんなダールにマサキたちは仕事量よりも少しだけ上乗せした給料を支払っている。
通常よりも給料が多いのは盗賊団を逃さず捕まえてくれたダールに感謝しているからだ。そして貧しい暮らしに戻ってほしくないという気持ちもある。
しかし一番の理由は雑用係の業務として行っている食材の仕入れだ。人間不信のマサキと恥ずかしがり屋のネージュ 、そして悪魔が宿るという伝承がある片方だけ大きなウサ耳を持つクレールの三人は人前に出るのが苦手だ。
三人が苦手な人前に出るということをダールがやってくれているので給料が高い。それが一番の理由なのである。
そしてダールの双子の妹デールとドールは引越した五日後から兎人族の里にある小さな兎人族の学舎に通い始めた。
デールとドールは日本でいうところの小学一年生に値する。学舎に通ったことのあるダールは妹たちにも学舎で勉学に励んで立派な大人に成長してほしいという強い気持ちがあったのである。
そしてダールはデールとドールの姉でありながら親代わりでもある。なので親代わりとしても学舎に通わせてあげたいという気持ちも強いのだ。
その結果、ダールは無人販売所イースターパーティーで働くことができたタイミングですぐに妹たちを学舎に通わせたのである。
妹たちのためでもあるがダール自身が仕事を辞めないための決意のようなものでもあるのだ。
そんなこともありながら無人販売所で働くマサキとネージュ、クレール、ダールの四人は兎人族の森でニンジンの収穫を行っていた。
「八百屋でニンジンを買うのもいいけど……やっぱり無償で手に入る兎人族の森がいいよな」
「そうですよね。初心を忘れずにってことですよね」
「そういうことそういうこと」
全身黒いジャージ姿のマサキとブラウン色のロリータファッションのネージュは手を繋ぎ何気ない会話をしながらニンジンの収穫を行っていた。外出中は手を繋がなければ平常心を保てないからだ。
そして二人はどれも『そっくりニンジン』というニンジンの実の部分がなく毒の葉だけのハズレのニンジンばかりを引いている。
「おにーちゃんおねーちゃん! クーが一番だぞー!」
元気な声でマサキとネージュを呼んだのはピンク色のドレスを泥だらけにしているクレールだ。右手には大きなニンジンがありそれをぶんぶんと振り回しアピールしている。本日一本目の当たりを引いたのである。
「さすがクレールですね」
「えへへへー」
子供のような無邪気な笑顔を振り撒くクレール。出会ったばかりの頃よりもさらに子供らしくなっている。
それはマサキたちに心を許したからなのか、デールとドールの双子の姉妹と遊ぶようになったからなのか。そのどちらもであるのか。
子供らしい姿こそがクレールの本来の姿なのである。
そんな一生懸命で可愛らしいクレールとは対照的に口を半開きにし死んだ魚のような目をして天を見上げるオレンジ色の髪をした兎人族の美少女がいた。ダールだ。
「ダールはもう飽きてしまったんですね……」
ネージュが言うようにダールはニンジンの収穫に飽きてしまっている。
泥がついたそっくりニンジンを両手で持っているので何度か収穫をしたのだろう。しかしダールは飽き性な性格だ。同じ動作を繰り返すと自分が何をしているのか分からなくなってしまうのである。
そんなダールはボーッと天を見上げている。
するとダールの黄色い双眸が謎の物体を捉えた。その謎の物体は天から真っ逆さまに地上に降下している。落下地点はマサキとネージュがいる位置だ。
このままでは謎の物体がマサキとネージュに直撃してしまう。
ダールは慌てて声を出した。
「にににに兄さん! 姉さん! 上から、上から何か降ってきます!」
若干言葉が詰まってしまったが謎の物体が落ちてくる前に落下地点にいる二人に伝えることができた。
これもダールが作業に飽きてボーッと天を見上げていたおかげである。ファインプレーだ。
「う……え……?」
ダールに言われた通り上を確認するマサキとネージュ。首を大きく捻って太陽の光を繋いでいない方の手で遮り真上を見たのだ。
逃げる前に確認した理由は単純。落下物を確認しない限りどこへ逃げていいかわからないからだ。逃げた先が落下物の落下圏内なら意味がない。
そして日本人らしい黒瞳と青く澄んだ綺麗な瞳は落下物を捉えた。
「ななななんだあぁぁぁぁ!?」
「ガタガタガタガタガタ……」
マサキとネージュは落下する謎の物体を見て慌てながら叫んだ。
そして二人の足は同時に動いた。息がぴったりな二人は相談せずとも逃げる方向は同じ。まるで二人三脚でもしているかのように踏み出すタイミングが同じだった。
なるべくこの場から離れるために走るマサキとネージュ。そしてその様子を見ているクレールとダールも落下物の衝撃に備えてその場から逃げるように走り出した。
落下する謎の物体はマサキとネージュを追跡するように落下していく。空中で落下する方向を転換したのだ。
落下物が方向転換したことを瞳の端で捉えたマサキは落下物に向かって怒号を飛ばした。
「なんでついてくるんだよー! ふざけんなー!」
マサキの怒号も虚しく落下物はマサキとネージュの元へとどんどん近付く。そして激突した。
激突したのはマサキの後頭部だ。激突した衝撃でマサキの頭が吹っ飛ぶという悲惨なことにはならなかった。
なぜなら落下物はマサキの後頭部に激突する寸前、速度が急激に落ちたのである。
そしてマサキの後頭部には謎の落下物がベッタリと張り付いている。それはもふもふでふわふわでもちもちで生暖かい物体だ。
「マ、マサキさん大丈夫ですか!?」
「な、なに!? 何がくっついてんの? 怖いんだけど怖いんだけど怖いんだけど! 俺の頭の後ろに何がくっついてんの?」
マサキは慌てて後頭部にくっつく謎の物体を取り除こうと左手で掴んだ。しかし謎の物体は離れてはくれない。
そしてマサキは左手にもふもふでふわふわでもちもちで生暖かい小動物を触っているような感覚を味わう。
マサキの隣で手を繋ぐネージュにはその正体がなんとなくわかっていた。
「……ウサギ?」
そう。ウサギだ。チョコレートカラーのもふもふのウサギ。一般的に知られるウサギよりは耳がやたらと大きい。
ネージュの声は慌てるマサキには届いていない。そして真後ろを見るほどの視野を持っていないので後頭部にいる謎の生き物の正体をマサキはまだ知らない。
「これ生き物じゃねーか? もふもふしてるし……怖い怖い怖い怖い怖い……ネージュ早く取ってくれ……」
「はい! 今取りますね!」
ネージュがマサキの後頭部にベッタリとくっつくウサギを取ろうとした瞬間、ウサギは動いた。器用にマサキの頭をぐるりと半周。つまり後頭部から顔面に移動したのだ。
「んぐぅおう!?」
マサキは顔面に回り込んできたウサギに尋常じゃないほど驚いた。そして咄嗟にネージュと繋いでいる右手を離してしまう。
そのまま顔面にベッタリとくっついているウサギを剥がそうと両手で掴んだ。そして思いっきり引き剥がそうとする。
「ぬぅおうぅやっ!」
マサキは顔面からウサギを引き剥がすことに成功した。それと同時に反動で背中から地面に向かって倒れそうになる。
「マサキさん!」
咄嗟に左手を伸ばすネージュ。マサキもウサギから右手を離しネージュを掴もうとする。しかしあと少しのところで掴めなかった。そしてマサキは左手でウサギを持ちながら背中から地面に叩きつけられたのであった。
「うぐぅッ!!」
背中から地面にぶつかったことによって肺に衝撃が入る。そして思わず声が出てしまう。
「マサキさん大丈夫ですか!?」
「おにーちゃん!」
「兄さん!」
ネージュ、クレールそしてダールがマサキの心配をして駆け寄る。
「いててて……大丈夫……ってなんだこれ……ウ、ウサギか!?」
マサキは倒れながら左手で持っているウサギを両手で持ち直した。そしてウサギを自分の腹の上に置いてまじまじと見る。
「耳がやけにデカい茶色のウサギ……」
腹に乗っているウサギの特徴を呟いた。
突然天から落下してマサキにぶつかったウサギはチョコレートカラーの毛色で手足が短い。
手足が短い代わりにウサ耳はとても大きく垂れていた。
種類はイングリッシュロップイヤーだ。よく見ると顔の下の胸あたりにある肉垂が大きく垂れている。これがウサギのマフマフ。つまりマサキの腹の上にいるウサギはメスのウサギということだ。
マサキの黒瞳とウサギの黒瞳は交差する。
ウサギは逃げることも嫌がることもせずただただ鼻をひくひくと動かし「ンッンッ」と声を漏らしながらじーっとマサキを見つめ続けている。
「なんでウサギが降ってきたんだよ……」
ウサギは兎人族のように人語を話せない。理解しているかもしれないがその表情からは読み取ることはできない。
「ンッンッンッ」
マサキの腹の上でウサギはマサキを見続けた。そして鼻をひくひく動かしながら声を漏らし続けた。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
【完結】契約結婚は円満に終了しました ~勘違い令嬢はお花屋さんを始めたい~
九條葉月
ファンタジー
【ファンタジー1位獲得!】
【HOTランキング1位獲得!】
とある公爵との契約結婚を無事に終えたシャーロットは、夢だったお花屋さんを始めるための準備に取りかかる。
花を包むビニールがなければ似たような素材を求めてダンジョンに潜り、吸水スポンジ代わりにスライムを捕まえたり……。そうして準備を進めているのに、なぜか店の実態はお花屋さんからかけ離れていって――?
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
職業選択の自由~ネクロマンサーを選択した男~
新米少尉
ファンタジー
「私は私の評価を他人に委ねるつもりはありません」
多くの者達が英雄を目指す中、彼はそんなことは望んでいなかった。
ただ一つ、自ら選択した道を黙々と歩むだけを目指した。
その道が他者からは忌み嫌われるものであろうとも彼には誇りと信念があった。
彼が自ら選んだのはネクロマンサーとしての生き方。
これは職業「死霊術師」を自ら選んだ男の物語。
~他のサイトで投稿していた小説の転載です。完結済の作品ですが、若干の修正をしながらきりのよい部分で一括投稿していきますので試しに覗いていただけると嬉しく思います~
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
おっさんの異世界建国記
なつめ猫
ファンタジー
中年冒険者エイジは、10年間異世界で暮らしていたが、仲間に裏切られ怪我をしてしまい膝の故障により、パーティを追放されてしまう。さらに冒険者ギルドから任された辺境開拓も依頼内容とは違っていたのであった。現地で、何気なく保護した獣人の美少女と幼女から頼られたエイジは、村を作り発展させていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる