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【後編】第十章 チョコレートに溶かされて

甘いチョコとほろ苦い本音。(R18)

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 二人だけの夕飯は出前ピザで済まし、デザートに生チョコを渡そうとしたら「一緒にお風呂入ろう」と冷蔵庫に手をかける手を引かれた。
 大浴場並みの風呂場から香るスイートな液体。お湯全部がチョコレート色になっており、水樹は前を隠すバスタオルを落としそうになる。
「僕からのバレンタインプレゼント。飲んでも大丈夫なタイプのチョコレート入浴剤だよ」
 絵本やファンタジーな映画にしか登場しない湯船に、十九歳の水樹も心が躍った。
 差し伸べられた彼方の手を取り、階段から足を滑らせないよう入る。緊張感はすぐに蕩け始め、肩まで浸かればすぐにぽかぽかしてきた。
「どう? 気に入った?」
「すっごく。なんだかいけないことしてるみたいだ……ぶくぶく」
 チョコレート自体は嗜好品や栄養を摂るための食品にもなるが、世界規模で人々に親しまれるスイーツだ。それを湯に溶かし、食べずに全身の疲れを癒すため用いるのは罪悪感が生まれる。
 ちょこっとしたぬるぬるさは温泉を意識しているのだろうか。
(入浴後に生チョコをあげよう。風呂上がりの熱で溶け具合が抜群になること間違いない。市販のチョコよりクオリティーは劣るが、気持ちが大切なはずだ)
 高めのチョコ菓子も用意してあったがそっちは日持ちする。自分が帰った後にでも楽しんでもらおう。
(それはそれとして、二十人以上は入浴できそうな大浴場でチョコ風呂。もったいないな。眠気が襲う……ふわあ)
 思わず欠伸をしてしまい、がぽっと湯を飲んだ。甘くても急だったもので噎せる。
「あはは……水樹ってば……」
 茹でたトマトみたいな顔の彼方が近寄り、申し訳ない気持ちになる。鼻水を啜りながら、腕を自分の方へ伸ばす彼方の肩に頭を預け、摩ってくれるのを待った。
「……んひぁっ」
 指腹が背筋に触れた途端、甘くピリッとした感覚が走る。
「どうしたの?」
「ううん。なんにもな……っぁ……」
 背筋をつつーとなぞられただけなのに、むずむずしたこそばゆさが肩甲骨や肩をくすぐった。
(体の芯まで熱いのに……。熱くて熱くて堪んない……)
「水樹?」
 耳元で囁かれ、風呂の中で腰が跳ねた。尻の穴もヒクヒクし始める。身体の異変を感じた。
(もしや……ヒート? 周期計算が正しければまだ先……っ)
「みーずーきー?」
 薄い右耳朶を唇で挟まれ、熱い吐息と自分の名前が鼓膜に響く。子尻が浮き、何度もチョコレートの波が二人の間に立つ。
「俺……ヒート? やっ、彼方と一緒にお風呂……入るっ、バレンタイン……一緒に過ごしたい……」
「多分、ヒートじゃないよ。今の水樹から匂うのはヒート時に放つフェロモンと別物だもん」
 強制的に彼方と離れることが嫌になってしがみつけば、彼方は「ちょこっとしたムード作りだったんだけど、怖がらせたのならごめんね」と耳の裏筋をぺろぺろした。
(ムード? ヒートではなく? あ、愛液は漏れないから大丈夫なのかな……)
 パチパチと視界が弾け、水樹は彼方を求め腕をぎゅうぎゅうに締める。するとゴリッと下腹部の方から硬いモノが本性を現した。
「このチョコレート入浴剤……。媚薬効果があるんだよ」
「び……や……くぅ……んあ……」
 痺れて小さく開いた口の中へ熱々の舌が滑り込む。
(んう……? 冷たくて甘い……?)
 もぐもぐと動かせば、とろんと溶けるチョコレートと生クリームの味。ココアパウダーの濃さもある。
「……手作……りの、生……チョ……コ?」
「さっき切り分けたのを盗み見しちゃったんだ。これ、水樹のお手製?」
 こくん、と飲み込むのと同じタイミングで頷けば、紅潮した顔で微笑まれた。
「パットにあったのを一つ試食したら、めちゃくちゃ美味かった。舌に乗せたら生クリームとチョコが絶妙なバランスで溶け合う。水樹を食べる時の感じによく似てるね」
「お……おっ、れああっ……!?」
 ごりゅごりゅ。彼方のペニスが腹を突いてくる。勃起すると大きい分、水圧の重い勢いがあった。
「逆上せない程度に水樹手作りの生チョコとチョコレート浸けの水樹をいただきます、してもいい?」
「あっ、あぅ……ああっ!!」
 喘ぎ声が浴室内に響き、かあっと耳から首下まで赤く染まる。音響スタジオで聴く自分の歌声よりも甲高い。
「今年のバレンタインは特別なものにしよう? 忘れられないくらい、あまーくとろとろになろ」
 彼方自身も媚薬効果に酔ってるのか、甘い囁きに雄の本能が顔を出している。脳天をつんざく甘美さに、肺を膨らませるチョコレートの香りが拍車をかけた。
(忘れ……たくない。彼方にも忘れてほしく……ない……)
「召し上がれ……っんあ、ふあうん……んんくっ」
 また口に一粒入る。彼方と自分の熱ですぐに溶ける生チョコは、味わえば味わうほど濃厚な甘味が増す。
──こくん。
「美味しいね」
 そう笑われるが、嬉しいようで嬉しくない。
「彼……方に食べて、ほし……。俺、丹精込めて……作ったあ……。彼方の……ために、一生、懸命っ」
 目の端に生チョコを乗せたパックを見つけ、小粒を三つほど自分の口へ放り込んだ。そして。
「み……あっ、ん……ふうぐ……」
(食べて食べて。不味かったらごめんね)
 自らベロチューする経験はなかったが、拙いながらも経験に沿って舌で溶けかけた生チョコを運ぶ。前歯の裏側を舐めたり、舌でチョコを押し潰してあげると喉仏が微かに動いた。
 体全体が火照る状態で酸欠になってはいけない。銀の糸を伸ばしつつ塞いだ唇を退けると、赤くふわふわな唇から鎖骨に垂れ、チョコレートの海へ還る茶色い涎が見えた。
──きゅん。
 胸の締まりなら少しは可愛げがあったが、チョコレート湯の底に沈む後孔が反応した。変態と呼ばれても否定できない。
「あっま……」
 蕩けた目を向けられつつ、彼方は手の甲で涎をゴシゴシと拭った。瞳の奥がギラギラとしていて、スイッチを押したんだと悟る。
「あっえ、それ……ちく……びぃい……!!」
 ぎゅっと摘まれたのは媚薬風呂でぷくぷくと芯を持ち始めた胸の両粒。音がよく反響し、じわじわくる刺激に耳を塞ぎたい思いで口を押さえた。
 きゅむっ、ぎゅ……ぎゅ。
「んッ、ふ……ん……ふあ」
 べちっ、とんとん。……ジュッ。
「あ……っあ、ビンタされ……裏とんとんされ……いじめちゃ……あっ、彼方ああ!?」
 一つひとつの刺激が小さな波と重なりかなり効く。塞いだ口は数秒で意味がなくなり、その手をすぐさま乳首を吸うために潜った彼方を引っ張るために用いるが。
 ごきゅ……、ぢゅむ……べろっ。
 チョコレート湯の効能が凄まじいのか体内を廻る快楽がとにかく速い。陰茎も我慢できずにたらたら涎を垂れさせ、それに加えて指先も脱力していき腕にも肩にも力が入らない。
「おぼ……あっ、あっ……! でき……しちゃ……っ」
 自分の状態を鑑みても、彼方が危ない行為をしてるのが一目瞭然だ。早く止めさせたいのに、交互に吸われる乳首は唇から開放されると物足りなさそうに待つ。
──じゅうう。
「ひっうあ!!」
「あっつ……!」
 ほぼ同時に彼方が飛び出す。毛先にチョコレートを滴らせる恋人は格好良く見えるが、はひはひと苦しそうに呼吸されてはさすがにキレた。
「馬鹿ぁ! 溺れちゃったら元も子もないな……んあっ……」
(真面目に怒ってるのに!!)
 キスで怒りを鎮められ、代わりに股間に湯のぬるぬると先走りのとろとろを、被せられた手の平によってぐちゃぐちゃにされた。
「うっあ……、うっふう……ん、んんっ」
 後頭部をもう片方の手でがっちり抑えられ、意識を今の行為に集中させられた。上唇を食むキスや唇の形をなぞるようなキス。時折現れる波の下では手に包まれたペニスが弄ばれる。
(キスとおちんちんのことしか考えられない……っ。熱い……)
 チョコレートの風呂に青臭いミルクが吐き出されるのは時間の問題だった。
「見な、いで……!!」
 視界に晒されたマーベルっぽい文様を慌てて散らすが、彼方は「飲んじゃおうかな?」と悪戯な笑みを浮かべ囁いた。耳から湯気が立つくらい羞恥でいっぱいになった水樹は、体をくねらせ悶えることしかできない。
 以降も彼方からの前戯は続き、口の中も体もチョコレートだらけにされた。
「か……ひあっ、彼方……ぁ」
 排泄口である小さな穴を指で左右に広げられ、湯が大量に入る。頭にしがみつき、彼方の方に垂れた体は何度も身震いした。
「可愛いよ、水樹」
「チョコレート……、媚薬のせいだ……かりゃっ。俺こんな……変態じゃ……ないっ。おおっ……!」
 激流をせきとめるために後孔を締めようとしても、パクパクとするだけ。単なる呼吸と変わらない。後ろの方でぷくぷくと泡が立ち、挿入を待ち構える男性器が臍の辺りでそこを突いた。
(前も後ろもにゅるにゅるする!! 理性も全部溶かされりゅ……!)
 どぴゅっ。床板に倒れかかった陰茎の鈴口から四回目となる精を吐き、水樹達の周りは白濁としたチョコレート色だった、
「昔、チョコレートは媚薬としても使用されていたんだよ?」
 軽く笑う彼方も熱そうだ。そろそろ上がらないと二人揃って湯当たりする羽目になるのに、行為は終わりそうにない。
 彼方は脱力する水樹の体を反転させた。尻を少し浮かせたまま。
「……ふう。危うくイきそうだった」
 水樹の体に擦り付けはするが、今夜は射精はしなかった彼方。ぽーっとした頭で散らばる思考の糸を結ぼうと試みるも、次の瞬間には体を落とされ糸を切られる。
「……おっ……!?」
 湯と一緒に雄々しいモノが股の間にハマる。熱と芯をしっかり持った男性器から離れようと起き上がろうとするが、まるで太腿がきゅうきゅう締め付けるアナルみたいだ。
(抜けない……っ!!)
 焦りが芽生え始めもう一度抜こうとするが、ずりりっと抜けそうになる直前に力尽きて身を預ける。無様に後方へ総崩れすることはなかった。
「動いて」
 恋人のお願いを命令と受け取った頭は逆らおうとせず、懸命に腰の浮き沈みを繰り返した。湯が風呂から溢れようが、気にせず動く。
「あっ、ああっ、ああ……!!」
 血管がバキバキで肉々しい性器が股に擦れる。
 射精したばかりの垂れた男性器が自身の睾丸や腹を叩き、気を緩めば彼方の亀頭が解されたアナルとキスをし、性器同士が並び重なって違いを植え付けられる。
(お願いだから彼方も早く……早く……)
「イッて……ぇ」
 か細い声さえ拾い、跳ね返ってくる声がいやらしい。しかも自分の喘ぎ声が煩くて彼方のは全然耳に入らなかった。ぱちゅぱちゅ卑猥な音を響かせ腰を浮かすと、視界が百八十度変わり、にこりと笑う恋人へ抱き着き唇を奪う。何度キスしても唇のやわやわは健在で、チョコの甘さが癖になる。頬を流れるのが涙なのか汗なのか、はたまた溶けたチョコレートなのかもはっきりしない。
「食後のデザートにこんな水樹をいただけるなんて、最高だね。……はぁ、美味しい以外出てこない」
「精液……だひて……」
 今の水樹は完全的に淫魔だ。性を誘い、求める。
「……イク……俺も射精、ひ、たい……」
「水樹また射精するの? ダーメ」
「なん、れ……!? 変態だ、から? それともきた……」
「どれも不正解だから安心して。少し我慢するだけ」
 精を吐き出し続け、血行の良い湯に浸かって開いた入り口を親指でグッと押さえつけられる。目の前で火花が飛び散り、がに股のまま立ってしまう。
「意地悪……っ、優しく……してよお……!」
 泣き言にも動じず、彼方は笑顔だ。どこか熱っぽい瞳がキラキラ光る。
 湯の外と中では温度に差がある。ぶるりと身震いし、体を屈折に曲げたら、シワシワの指腹を擦られた。
「ひんっ……! でちゃ……」
「まーだ。どうせなら僕が開発しておきたい」
 開発? なんのことだかさっぱりという顔をする水樹の背後に立ち、股が肉棒を咥えた。
「や──」
「今は互いの夢のために別々の道を歩むことになる。でも、心はいつも一つだと確信を持って言えるよ」
 細いラインの腰を掴んだ彼方は、素股に思いの丈突く。水樹はすぐにイッてしまわぬよう必死に力を込め、彼方の荒い息が耳朶に触れた。
「い……いつも……」
 振り返ると、滴る笑顔を向けられる。大好きな太陽の笑顔だ。
「ああ……そうさ。絶対に帰ってこないことはないし、水樹を永遠に置き去りなんて絶対……しない。必ず、君に……会いに行く。水樹、全身全霊で君を愛してる」
 律動が刻みが徐々に激しくなり、どろどろの熱い精液を吐かれた。どこに溜め込んでたのかわからない量を長く放たれ、桃色に染まった粘り気のある白濁液が長い脚を伝いながら漏れる。おもらししたのかと勘違いした水樹は股を自らもじもじさせ、限界を感じていた。
「エッチ、だね」
 余韻に震える尻を撫で、亀頭にぐりりっと力を込められる。星の輝きを眼前で盛大に浴びたようだった。腰がカクンカクンと揺れ浮き、イッたような感覚が襲う。
「ふうっ……!! はあ、はぁ……あ、あれっ?」
 身体はビクビクしても先端からはなにも出てこない。男なのに、イッたのに。
「こ、こわ……れたぁ! かな、た……俺、どっか、おかし……いの?」
「壊れていないし、おかしくないよ。それはね、空イキって言うんだよ」
 「本当にしちゃうなんて……。よく頑張ったね」と、肩が上がる彼方は息継ぎもせず熱烈なキスをしてきた。鼻息の乱れるキスを受け入れると腰が抜け、誘導されながら段差に座る。
 上半身を湯船から出すと息が整うまで待ってくれた。脚はまだガクガクするけど。
「もう平気?」
 こくこく頷いたら、首に細長くも筋肉のついた腕を通される。チョコレートとフェロモン、汗に精液、大好きと恋しい。色んな匂いと想いが混ざり合った。
(あと、何回……彼方とこうしていられるの?)
 そんな不安が過ったら、硬く縛った口は解けた。
「卒業……式、行け……ないかも、しれない……んだ」
 唇が小刻みに震え瞼を閉じる。瞼裏にも焼き付く愛する人の驚いた顔。
「見送りも……できな……いんだ。仕事……の時間が被りそ……うで」
 仕事という括りにするなら話してもいいだろう。
 鼻声が泣く方に作用する。ぴちょん、とどっかで水滴が落ちた。
 「もし」を今日を含めここ数日考えてしまった。
 時間や距離が長くなればどこかで歪みがくる。運命は自分で決めてもいいらしいが、願い通りの運命になるとは限らない。
 数年も会えないのに自分はとにかく運がなくて、神様に愛されていない。
「別れの日に立ち会えないからって、彼方のこと、愛していないわけじゃ……ないっ。でも……、でも……!」
 もし、彼方が愛してくれない日がやってきてしまったら。
「……俺、怖いよ。彼方がくれた光も、愛も全部……自分の手で台無しにしちゃ……いそうで。愛されるのが怖いと思うなんて、生まれて初めてだ」
 なにを喋ったのか自分でも理解不能だった。
 人生の選択の仕方も、世渡りするのが下手くそ。彼方不在の間、誰かに襲われる危険性が高まる恐怖心よりも、愛情が過去になってしまうことへの恐れがやっぱり大きい。
 もし、別れの日に会えないことが繋いだ絆を傷付けるきっかけとなったら?
「全然強くないないな、俺。今の言葉も彼方との関係に傷付けるんじゃないかって、おも……」
「大丈夫だ」
 目蓋を無理矢理こじ開けられ、眩しい光が舞い込んだ。
「大丈夫。僕はもう些細なことで水樹を愛せない馬鹿じゃない。一度失ったからこそ、今もこれからも強い思いで愛し続ける」
 滲み霞むそこには太陽があった。
「誓うよ。水樹が怖いのなら何度でも誓う。僕は水樹のことを愛している。どこへ行こうが、何者になろうが、歳を取っても……ね」
 揺るがそうとしない瞳を見つめ返したら左手を取られた。薬指が熱々の口の中へ入り、ガブリと噛まれた。痛みはあったが赤い歯型がリング状になって薬指の根元に出現する。
「そんな愛する水樹と僕は絶対に番になる。誰が決めようとも君が僕の運命の相手だ。他の人には奪わせない。奪われても奪い返してやる。堂々と胸張って迎えに行くから、待っていてね」
 小指を折り、放心状態の水樹と彼方はゆびきりげんまんを歌いだす。「水樹を愛さなかったら針千本飲む」と切られ、にっこり笑われた。
 笑顔で送り出さなきゃいけないのは水樹の方だ。彼方はこれから、未知なる険しい道を歩むことになる。メンタル面を恋人として遠くからしっかり支えなきゃいけない。
「ふっ、ああ、ひ……ぐ。がな……だあ……!」
「言いづらかったんでしょ? 勇気を出して伝えてくれてありがとう」
「ごめん……っ、ごめんなさい……!!」
 泣き崩れる体を支えられ、きつめに抱き締め返した。
「いいよ。水樹も夢のために頑張って。それから謝罪よりも好きの方がいいかな?」
「好き……ぃ。これからもずっと愛しているから、自分のことも愛してね……」
「……ありがとう、僕も好きだ。水樹も自己嫌悪に陥り過ぎちゃダメだよ」
 恋人と過ごした初めてのバレンタインデーは、甘々でちょこっとほろ苦く、しょっぱい。後にも先にも忘れられない日となった。
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