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第3章 王都騒乱編
第27話 防衛完了
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開幕で派手に極太レーザーを連射したリーナさんだが、いくらレベルが上がっていても燃費の悪い【魔法創造】で創った魔法。すぐに魔力切れを起こした。もう少し後先を考えてぶっ放して欲しかった!
それでも、30~40匹くらいは倒せたんじゃないだろうか? 貫通攻撃だから担当外のレベル50未満の魔物も倒しちゃったけど。
「もう! 前世のゲームみたいにレベルが上がれば完全回復とかしてくれたら、打ち放題のボーナスタイムなのに!
そりゃ確かにそうなんだけど、ここは現実。ゲームの世界じゃないからね。・・・でもレベルがあるんだからそれくらいサービスがあっても良いよね。
「ごめんねリョーマ。余りに簡単に魔物が倒せるんで、途中から調子に乗ってたわ」
「まあ、後は任せて下さい。減らしてもらいましたし、このくらいの敵なら問題ありません」
作戦は少し変わってしまったけど、リーナさんもレベルがどんどん上がるから楽しくて止められなかったんだろう。
「ええ、本当に申し訳ないけどよろしく頼むわ。魔力が回復したら、また撃つわね」
また撃つのか・・・。魔力回復薬があるけど、怖いから渡すのは止めておこう。
「撃つ前に教えて下さいね。さすがにレベルの上がったリーナさんのレーザーだと、僕もダメージを受けそうです」
「それは大丈夫よ。リョーマに危害を加える可能性のある攻撃は出来なかったから。撃ってから貴方がそこに突っ込まない限りは問題ないわ」
なるほど、従魔扱いだから主人は攻撃できないのか。・・・ん?
「出来なかったって事は試した事があるんですか!?」
「ごめんごめん。だって気になるでしょ? 万が一を考えると検証はしておいた方が良いと思って」
確かに、危険な場面で俺が射程内に居るせいで敵を攻撃できないとか、致命傷になり兼ねないか。
「それでも、次からそういうのを試す前に教えて下さいね!」
「悪かったわ。次からはちゃんと相談するわね・・・っと来るわよ」
リーナさんのレーザーに仲間が倒されて怯んでいた魔物たちが、体制を立て直したらしい。街に向けて進軍を開始した。
敵が怯んでいる間にちゃっちゃとやっても良かったけど、レベルの低い(と言っても40台)の魔物まで一網打尽にしてしまいそうなので、ばらけるのを待っていた。今回は空を飛ぶ魔物が居なかったのが救いかな。
「では、ちょっと行ってきます」
俺は自作を愛剣を【収納】から取り出すと、【支援魔法】をフルブーストして更に【魔法剣】を発動して魔物の群れに突撃する。
「はやっ! 私の目では追い切れないわ」
そんなリーナさんのセリフを置き去りにして、戦場を風の如く翔け抜ける。
リーナさんのレーザーみたいな速さは無理だけど、音速は行ってるんじゃないかな? 風の抵抗は【風魔法】で解決している。魔法便利!
魔物の最後尾までにかかった時間は約4秒。直線状の通り道に居た魔物は、剣撃の届く範囲全て斬っておいた。【魔法剣】の影響もあり、3メートルくらい離れた敵も斬る事ができる。倒した魔物にちょっとレベル50未満も混ざってるけど、そこは許してもらおう。
俺が振り返ると、前線に居た魔物たちがやっと自分が斬られた事に気付いて倒れ始めていた。
〈相変わらずチートね。私の魔力が回復する前に終わっちゃうんじゃない?〉
リーナさんからそんな【念話】が届く。確かに、このペースならあっという間に倒し切りそうだ。
そして10分もしない間に、レベル50以上の魔物は残り2匹になっていた。
「リーナさん。リーナさんのレベル上げ用に2匹だけ残しておきました」
「あ、ありがとう。どうみてもこの群れのボスクラスよね? ええ、ありがとう・・・」
獣系の魔物のボスで、大きなヒョウのような魔物でレベルは96。虫系の魔物のボスで、大きなクワガタのような魔物でレベル98である。
「さっきのレーザーでレベルは上がってるけど、まだ10レベル以上もレベル差があるわ。さすがに無理じゃないかしら?」
「いえいえ、リーナさんならきっと大丈夫です! サクッとやっちゃってください!
急にレベルが上がったので、高レベルの敵との戦闘も経験しておいた方が良いと思うんです。
ちゃんとフォローはしますので、好きな方から倒しちゃって下さい」
もちろん、魔術師のリーナさんに1人で2匹を同時に相手してもらうつもりはない。
「ふう、仕方ないから行ってくるわ・・・」
「あ、その前にこれをどうぞ。魔力回復薬です」
「それ先に出しなさいよ! そしたら一緒に戦えたじゃない」
「すみません。忘れてました」
嘘だけど!
リーナさんはヒョウのような魔物を先に倒す事にしたらしく、速度を低下させるデバフ魔法をかけて、難なく攻撃を捌きながら魔法で削って行く。
その間、俺はクワガタを適当にあしらいつつ、見学していた。
「トドメよ!」
最後はダメージで動きが緩慢になって来たところで、リーナさんが【雷魔法】を放つ。何だかんだ言いながらも、危なげなく倒すことができた。
「はぁはぁ。もう1匹居ると思うと気が重いわね・・・。しかも私、虫はあまり好きじゃないのよね・・・」
「お疲れさまでした。もう1匹は今回僕が倒しましょうか?」
「いえ、折角の機会よ。少しでもレベルを底上げしておきたいし、やらせて頂戴!」
リーナさんやる気である。少しでも底上げしておかないと、次は兄弟の暴走を抑えないといけないからね。
数分後、ちょっと苦戦しつつも何とか巨大なクワガタを倒し切った。クワガタだけあって、表面はかなり硬く魔法も効きにくかったんだ。
「はぁはぁ。何とか倒せたけど、しばらく虫は見たくないわ・・・」
疲れて座り込んでいるリーナさんを横目に、街の方を確認する。
街から少し離れたところでは、冒険者と兵士の人が魔物と戦っている。俺のポーションが役に立っているのか、まだ死人は出てなさそうだ。
用意した魔道具の効果もあってか、結構押しているように見える。俺の横を通り過ぎていく魔物にはデバフもかけておいたしね。
「あっちも大丈夫そうね。それにしてもジョージ君、張り切ってるわね」
他の冒険者たちはパーティを組み、何とか魔物と戦っているが、ジョージは1人で頑張っていた。【酔拳】を使いこなしてきたのか、結構良い動きをしている。
そして、太陽が真上に昇りきる頃にはダイダの街を襲った魔物は1匹残らず退治されたのだった。
それでも、30~40匹くらいは倒せたんじゃないだろうか? 貫通攻撃だから担当外のレベル50未満の魔物も倒しちゃったけど。
「もう! 前世のゲームみたいにレベルが上がれば完全回復とかしてくれたら、打ち放題のボーナスタイムなのに!
そりゃ確かにそうなんだけど、ここは現実。ゲームの世界じゃないからね。・・・でもレベルがあるんだからそれくらいサービスがあっても良いよね。
「ごめんねリョーマ。余りに簡単に魔物が倒せるんで、途中から調子に乗ってたわ」
「まあ、後は任せて下さい。減らしてもらいましたし、このくらいの敵なら問題ありません」
作戦は少し変わってしまったけど、リーナさんもレベルがどんどん上がるから楽しくて止められなかったんだろう。
「ええ、本当に申し訳ないけどよろしく頼むわ。魔力が回復したら、また撃つわね」
また撃つのか・・・。魔力回復薬があるけど、怖いから渡すのは止めておこう。
「撃つ前に教えて下さいね。さすがにレベルの上がったリーナさんのレーザーだと、僕もダメージを受けそうです」
「それは大丈夫よ。リョーマに危害を加える可能性のある攻撃は出来なかったから。撃ってから貴方がそこに突っ込まない限りは問題ないわ」
なるほど、従魔扱いだから主人は攻撃できないのか。・・・ん?
「出来なかったって事は試した事があるんですか!?」
「ごめんごめん。だって気になるでしょ? 万が一を考えると検証はしておいた方が良いと思って」
確かに、危険な場面で俺が射程内に居るせいで敵を攻撃できないとか、致命傷になり兼ねないか。
「それでも、次からそういうのを試す前に教えて下さいね!」
「悪かったわ。次からはちゃんと相談するわね・・・っと来るわよ」
リーナさんのレーザーに仲間が倒されて怯んでいた魔物たちが、体制を立て直したらしい。街に向けて進軍を開始した。
敵が怯んでいる間にちゃっちゃとやっても良かったけど、レベルの低い(と言っても40台)の魔物まで一網打尽にしてしまいそうなので、ばらけるのを待っていた。今回は空を飛ぶ魔物が居なかったのが救いかな。
「では、ちょっと行ってきます」
俺は自作を愛剣を【収納】から取り出すと、【支援魔法】をフルブーストして更に【魔法剣】を発動して魔物の群れに突撃する。
「はやっ! 私の目では追い切れないわ」
そんなリーナさんのセリフを置き去りにして、戦場を風の如く翔け抜ける。
リーナさんのレーザーみたいな速さは無理だけど、音速は行ってるんじゃないかな? 風の抵抗は【風魔法】で解決している。魔法便利!
魔物の最後尾までにかかった時間は約4秒。直線状の通り道に居た魔物は、剣撃の届く範囲全て斬っておいた。【魔法剣】の影響もあり、3メートルくらい離れた敵も斬る事ができる。倒した魔物にちょっとレベル50未満も混ざってるけど、そこは許してもらおう。
俺が振り返ると、前線に居た魔物たちがやっと自分が斬られた事に気付いて倒れ始めていた。
〈相変わらずチートね。私の魔力が回復する前に終わっちゃうんじゃない?〉
リーナさんからそんな【念話】が届く。確かに、このペースならあっという間に倒し切りそうだ。
そして10分もしない間に、レベル50以上の魔物は残り2匹になっていた。
「リーナさん。リーナさんのレベル上げ用に2匹だけ残しておきました」
「あ、ありがとう。どうみてもこの群れのボスクラスよね? ええ、ありがとう・・・」
獣系の魔物のボスで、大きなヒョウのような魔物でレベルは96。虫系の魔物のボスで、大きなクワガタのような魔物でレベル98である。
「さっきのレーザーでレベルは上がってるけど、まだ10レベル以上もレベル差があるわ。さすがに無理じゃないかしら?」
「いえいえ、リーナさんならきっと大丈夫です! サクッとやっちゃってください!
急にレベルが上がったので、高レベルの敵との戦闘も経験しておいた方が良いと思うんです。
ちゃんとフォローはしますので、好きな方から倒しちゃって下さい」
もちろん、魔術師のリーナさんに1人で2匹を同時に相手してもらうつもりはない。
「ふう、仕方ないから行ってくるわ・・・」
「あ、その前にこれをどうぞ。魔力回復薬です」
「それ先に出しなさいよ! そしたら一緒に戦えたじゃない」
「すみません。忘れてました」
嘘だけど!
リーナさんはヒョウのような魔物を先に倒す事にしたらしく、速度を低下させるデバフ魔法をかけて、難なく攻撃を捌きながら魔法で削って行く。
その間、俺はクワガタを適当にあしらいつつ、見学していた。
「トドメよ!」
最後はダメージで動きが緩慢になって来たところで、リーナさんが【雷魔法】を放つ。何だかんだ言いながらも、危なげなく倒すことができた。
「はぁはぁ。もう1匹居ると思うと気が重いわね・・・。しかも私、虫はあまり好きじゃないのよね・・・」
「お疲れさまでした。もう1匹は今回僕が倒しましょうか?」
「いえ、折角の機会よ。少しでもレベルを底上げしておきたいし、やらせて頂戴!」
リーナさんやる気である。少しでも底上げしておかないと、次は兄弟の暴走を抑えないといけないからね。
数分後、ちょっと苦戦しつつも何とか巨大なクワガタを倒し切った。クワガタだけあって、表面はかなり硬く魔法も効きにくかったんだ。
「はぁはぁ。何とか倒せたけど、しばらく虫は見たくないわ・・・」
疲れて座り込んでいるリーナさんを横目に、街の方を確認する。
街から少し離れたところでは、冒険者と兵士の人が魔物と戦っている。俺のポーションが役に立っているのか、まだ死人は出てなさそうだ。
用意した魔道具の効果もあってか、結構押しているように見える。俺の横を通り過ぎていく魔物にはデバフもかけておいたしね。
「あっちも大丈夫そうね。それにしてもジョージ君、張り切ってるわね」
他の冒険者たちはパーティを組み、何とか魔物と戦っているが、ジョージは1人で頑張っていた。【酔拳】を使いこなしてきたのか、結構良い動きをしている。
そして、太陽が真上に昇りきる頃にはダイダの街を襲った魔物は1匹残らず退治されたのだった。
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