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第1章 幼少期編

第1章 エピローグ

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 女神様から、従魔になった悪魔については、完全に俺の眷属なので心配は要らないと説明され、白い空間での会談は終わった。

 ただ、野良の? 悪魔には十分注意する様にと、念を押された。


 遺跡に戻りレミに聞くと、俺が白い空間に居たのは一瞬だったようだ。俺が祈りを捧げた後、光が俺に収束しその後普通に俺は動き出したらしい。

 その後は、リーナ師匠と合流して昼食のサンドイッチを堪能してから帰路についた。

 行きと違い、目に付いたゴブリンについては、なるべく倒して数を減らしつつ森の入口、つまり我が家まで帰る。ゴブリンキングは倒したとは言え、複数のゴブリンジェネラルでも、ゴブリンの群れを率いて、森を出てくる事もあるらしいからね。

 因みに、転生者かどうかに付いて、リーナ師匠にまだ確認していない。何となくタイミングが掴めないんだよね。


 家の裏手まで帰ると、また母がソワソワしながら待っていて、

「おかえりなさいリョーマ! リーナさん、レミちゃん。
 リーナさんったら、いつの間にか付いて行っちゃって・・・、私も付いていけば良かったわ」

 とか言っていた。ママンは仕事をして下さい。

 その足でそのままレミを神殿まで送り届け、依頼達成の報告をした。

 そうそう、今回の【神託】は色々イレギュラーだったからか、レミの【神託】スキルが2レベル上がった。2人の女神の【神託】を達成した事になったらしい。

 その事実を伝えると、10代で【神託】スキルが3になったのは神殿史上初めてだと大騒ぎになっていた。レミはこれから忙しくなりそうだな。聖女とか言って祭り上げられたりして?


 そして、ギルドへのゴブリンキング討伐の報告。これは揉めに揉めた。何がって、俺の扱いをどうするかで・・・。

 討伐の事実自体は、魔石と死体を見せたので、すんなりとは行かないまでも、受け入れてもらえた。でも、5歳児がランクBのリーナ師匠も居たとはいえ、ほぼ単独でゴブリンキングが率いるゴブリンの群れを討伐してしまった事による反響が思いのほか大きかったのだ。

 あとでリーナ師匠に、もう少し考えてから報告に行きなさいよと怒られた。テヘペロ。

 達成した内容は既にSランク冒険者のソレであるが、Cランク以上は順を追って昇格する必要があるとの事で、一旦Cランクになり、後ほど昇格試験を受けてBランクになる事となった。

 報酬についても、一般人が働かなくても数回人生を送れるくらいの額を頂いた。とりあえず、当面お金に困る事はないだろう。


 そして最後に、王都に行く件だが、俺は王都の学園に通わせてもらう方向で両親と話をしようと思っている。

 王都の学園には寮もあるらしいし、地方から学びに来る子も居ない訳ではなさそうだ。

 リーナ師匠にその話をしたら、じゃあ私の実家から通う? とか言われたが、それは絶対にヤバいと思います。だって、リーナ師匠の実家って事は多分アレだよね。王都で1番大きな建物。

 丁重にお断りさせて頂いた。

 さあ、まずは両親を説得するところから始めよう!


─── 第1章 完
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