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piece3 恥ずかしいことも、貴方と一緒なら。

恥ずかしい……

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カーテンを閉めて、外の光と音を遮断する。
仄暗くした静かな部屋で向き合うと、2人だけの世界に、のめり込むようだ。

ベッドの上で抱き合い、甘いキスを交わす。
剛士は、悠里の身体から力が抜けるまで、何度も優しくキスをし、髪を撫でた。

長い指が、ゆっくりとボタンを外し、悠里の襟元を開く。
悠里はされるがままに、腕から、そして身体から、上半身の服を抜き取られていった。

「悠里……」
優しい声で名前を呼ばれ、腰を抱き寄せられた。
見つめ合い、また優しいキスを交わす。

大きな手がそっと、悠里の胸をなぞっていく。
「んっ……」
悠里は、彼の逞しい肩に手を置き、頬を染めた。

「ゴウさん……恥ずかしい……」
潤んだ瞳で、悠里は囁く。
ふっと笑い、剛士が優しく彼女の頭を撫でる。
「なんで?こんな綺麗なのに」
彼の手が背に回り、そっと下着のホックを外される。
露わになる胸を隠そうとした手は、優しく繋ぎとめられた。

「や……ゴウ、さん……っ」
悠里は恥ずかしさに顔を背け、首を振る。
剛士の唇が迫ってくる。
「すごい綺麗で、」
乳首に優しいキスが降ってくる。
「あっ」
「敏感で、」
大きな手が、柔らかく彼女の胸を包み込む。
「ほら……俺の手に、ぴったり収まる」

零れる吐息を抑えきれず、悠里は身を震わせる。
剛士はそんな彼女を見つめ、耳元で囁いた。
「すごい、俺の好み」
「んっ……ゴウさん……っ」
悠里は恥ずかしさと甘い気持ちに突き動かされ、彼を呼ぶ。

両手で優しく彼女の胸を撫でながら、剛士は微笑んだ。
「悠里、もっと見せて?」
「あっ……」
背に腕を回され、逃げ場を失った。
そのまま、ゆっくりとベッドに押し倒される。


剛士の唇が、悠里の両胸を丁寧になぞった。
「はっ……あ…っ」
ちゅっと乳首にキスをされ、そのまま柔らかく舐め回される。
「やっ、んん!」
もう片方の胸は手のひらで円を描くように撫で上げられ、悠里は身悶えする。

「綺麗だよ、悠里」
「あぅっ……」
乳首に吸いつかれ、甘い悲鳴をあげてしまう。
熱い吐息に肌がくすぐられ、悠里は頬を染めた。
「ゴウ、さんっ……あっ…!」
悠里の両胸を揉みしだき、剛士は優しく囁いた。
「悠里。お前の全部が、好きなんだ」
「んんっ……」



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