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モモタとママと虹の架け橋
第百十話 愛は努力によって成し遂げられる
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「しかし、なんてひどい人魚なんだ、ククルとは・・・」フェヌヤという名のイルカおじさんが言いました。「アルトゥールは、ククルに献身的に尽くしていたんだぞ。『好きだ』と言えなかったからって見捨てて行くなんて、あんまりじゃないか」
どこからともなく、「確かに・・・」という声がちらほら聞こえます。
フェヌヤが続けます。
「天空から落ちてきて気絶していたククルを助けて養ってやって、命がけで噴火からも守ってやったのに、彼女はアルトゥールになにも恩返ししていない。故郷に帰りたいのは分かるが、何も置いていくことないだろう。ククルが残るべきだったんだ。
この物語の教訓は、間違った相手に愛を注ぐとひどい目に遭うってことさ。ククルは冷たい女で、愛されるべき人魚じゃなかったんだ。その証拠に、彼女のサンゴは生まれなかっただろう。彼女には真心がなかったんだ」
マリアジュリアおばさんが、諭すような口調で言いました。
「それは違うと思うわ。ククルは、アルトゥールを愛していた。それは間違いないわ。間違っていたのは、アルトゥールのほう。
彼は、彼女を愛していた。それは間違いない。でも、ククルの愛を信じられなかったのよ。自信がなかった。ククルに愛されるだけの自信がなかったのよ。
ウツボのアルトゥールは、わたしたち海ガメやイルカのように遠くまで泳いでいけない。だから天空に旅立つ勇気がなかった。でも、ククルと一緒だったなら、どんな困難だって乗り越えられたはずなのよ。
アルトゥールがつらい時に、ククルはいつもそばに寄りそっていた。もし天空への旅の途中でアルトゥールが困難に打ちひしがれたとしたら、彼女はかならず彼のそばで寄りそって、身も心も癒してあげたはずよ。
それに彼女だって一緒にいてほしかったはずだわ。大やけどで姿が変わってしまったのですもの。親兄弟でさえ、彼女を奇異の目で見てしまうと思うわ。女の子が一人でそれに耐えるなんて出来ない。アルトゥールに一緒に来てほしかったはずよ。
彼女は悲しみに暮れて、アルトゥールのそばから離れていった。彼女を不幸にしたのは、アルトゥールよ。彼は、彼だけじゃなく、彼女も不幸にしてしまったの。とても悲しい結末ね」
みんな、フェヌヤの考えか、マリアジュリアおばさんの考えのどちらかに賛同しました。ククルが可哀想だと考えたみんなは、アルトゥールを非難し、アルトゥールが被害者だと考えたみんなは、ククルを悪く言いました。
「わたしだったこうする」「僕だったらああする」と色々な意見が飛び交います。
それを聞いていたモモタは、どの考えにもしっくりきません。そこで言いました。
「僕は、どちらも悪かったなんて思えないな。とても悲しい出来事だったけれど、とても幸せな出来事だったと思うよ」
「どうしてだい?」フェヌヤが訊きます。
「アルトゥールは、ククルと一緒にいたかったけど、頑張ったんだよ。ひきとめなかったんだ。故郷の太陽に帰りたがっているククルを想って、ワザと『嫌い』だなんて言ったけど、本当は大好きだったんだよ。
でも、そう言わなかったら、ククルはいつまでも自分のところにいてしまうでしょう? だから頑張って言ったんだ。そう言うことで、送り出そうとしたんだよ。
ククルだって分かってた。絶対分かっていたよ。『嫌い』という言葉の意味が『大好きだよ』だったって。
ククルは、その愛を全身で受け止めたんだと思う。僕がご主人様にギュウッて抱きしめられた時みたいに、全身で受け止めたんだよ。だからククルは、一人でお空へと旅立っていったんだ。
ククルは、自分がそばにいれば、アルトゥールは魚生苦しみ続けてしまうって分かっていたから。アルトゥールは、ククルが自分のそばにいれば、いつまでも寂しがってしまうって分かっていたから。
二人の愛が真実だったから、敢えて別れる波の先を見たんだと思う。でも、海と空は繋がっているんだ。水平線の彼方で。だから、離ればなれなんかじゃないよ。イルカやクジラがとても遠くにいるお友達同士で気持ちを伝え合えられるように、お空と海底とでも伝えられる。
僕は、ご主人様のお家からとても遠くまで冒険にきたけれど、いつもご主人様が僕のことを想ってくれてるって分かるもの。僕だってずっと想っているもの」
キキが、フェヌヤに言いました。
「大好きな人と別れるってことは、とても力がいることなんだ。王者の器じゃないと無理だろうね。彼はウツボの王者だったのさ。ククルも、人魚の女王だったんだよ。
アルトゥールは、あと少しのところで踏ん切りがつかなかった。でも成長するには踏ん切りをつけなければならない。生まれたヒナがいつまでも親からごはんをもらえないようにね。親鳥もヒナを愛してるからこそ、ごはんをあげないんだ。自分で捕まえられるようにしてあげないと、ゆくゆく生きていけないしね。
僕も最初は大変だったけど、今はとても幸せだよ。なんだって自分で捕まえられるんだから。
ククルも同じ気持ちだったんじゃないかな。アルトゥールは要所要所で成長したけれど、その度に困難に立ちはだかられた。それらを乗り越えて、そして現れた最後の困難に打ちのめされた。ククルは、寄りそうことによって、彼を癒してあげたんだ。そして、最後にそれを乗り越えるための力を授けたんだよ。自らが去るということで。
アルトゥールにしてもそうだと思う。ククルは、愛のために自分から離れられないで家族を想って悲しむという困難に見舞われていたけど、彼女がそれを乗り越えるためには、アルトゥールと離ればなれになっても、真実の愛を信じられるって心底信じることが出来ることが必要だったんだ。だからアルトゥールは、ククルに最後の力を与えるために、遠ざけるようなことを言ったんだ」
マリアジュリアおばさんが口を挟みます。
「ククルは信じていたわ。彼女には真心があったから」
「そうだと思う。でもククルには、アルトゥールが自分と離ればなれになっても真実の愛を信じられるか分からなかったんだと思う。たった一匹になって、光を失った真心についた汚れをきれいに洗い流せるか信じられなかったんだ。それを信じられるようになることが必要だったんだよ。その強さが必要だったんだ」
話が終わると、すぐにチュウ太が言いました。
「僕は、キキとは違ったふうに考えるかな。もう十分愛を育てていたと思う。でも、辿り着いた先は行き止まりだったから、困っていたんだと思う。実はどっちでもよかったんだ。でもそんなふうに思い至らなかった。方法が分からなかったから、今の状況を打破するために、別れる、という選択をしたんだと思う」
「どっちでもいいって、どういうこと?」アゲハちゃんが訊きます。
「アルトゥールはとても臆病だったから、ここに残りたいと思ったのさ。でも火傷の痕なんて気にしないククルは帰りたかった。
もし、アルトゥールがククルへの愛を示して嫌々旅立ったとしたら、無理やり付き合わせたククルのアルトゥールへの愛が、真実の愛ではなくなっちゃうだろ? 逆に、ククルがアルトゥールへの愛を示して嫌々残ったら、やっぱりアルトゥールの愛は真心からの愛じゃなくなっちゃう気がするよ。お互い自分を満足させるために、相手の愛を利用したようになっちゃんじゃないかな」
マリアジュリアおばさんが言いました。
「自己愛を満たすだけに終わってしまうのね」
「うん。だから、敢えて別れる――って言う選択をしたんだと思う」
イルカが口々に言います。
「愛し合っているのに別れるなんて、信じられないわ」
「愛がなくなったんだよ。性格の不一致だ」
「醜くなって捨てたのよ。オスなんてそんなものだわ」
「お互い様だろ」
収集がつかないまでの騒ぎが起こりました。
どこからともなく、「確かに・・・」という声がちらほら聞こえます。
フェヌヤが続けます。
「天空から落ちてきて気絶していたククルを助けて養ってやって、命がけで噴火からも守ってやったのに、彼女はアルトゥールになにも恩返ししていない。故郷に帰りたいのは分かるが、何も置いていくことないだろう。ククルが残るべきだったんだ。
この物語の教訓は、間違った相手に愛を注ぐとひどい目に遭うってことさ。ククルは冷たい女で、愛されるべき人魚じゃなかったんだ。その証拠に、彼女のサンゴは生まれなかっただろう。彼女には真心がなかったんだ」
マリアジュリアおばさんが、諭すような口調で言いました。
「それは違うと思うわ。ククルは、アルトゥールを愛していた。それは間違いないわ。間違っていたのは、アルトゥールのほう。
彼は、彼女を愛していた。それは間違いない。でも、ククルの愛を信じられなかったのよ。自信がなかった。ククルに愛されるだけの自信がなかったのよ。
ウツボのアルトゥールは、わたしたち海ガメやイルカのように遠くまで泳いでいけない。だから天空に旅立つ勇気がなかった。でも、ククルと一緒だったなら、どんな困難だって乗り越えられたはずなのよ。
アルトゥールがつらい時に、ククルはいつもそばに寄りそっていた。もし天空への旅の途中でアルトゥールが困難に打ちひしがれたとしたら、彼女はかならず彼のそばで寄りそって、身も心も癒してあげたはずよ。
それに彼女だって一緒にいてほしかったはずだわ。大やけどで姿が変わってしまったのですもの。親兄弟でさえ、彼女を奇異の目で見てしまうと思うわ。女の子が一人でそれに耐えるなんて出来ない。アルトゥールに一緒に来てほしかったはずよ。
彼女は悲しみに暮れて、アルトゥールのそばから離れていった。彼女を不幸にしたのは、アルトゥールよ。彼は、彼だけじゃなく、彼女も不幸にしてしまったの。とても悲しい結末ね」
みんな、フェヌヤの考えか、マリアジュリアおばさんの考えのどちらかに賛同しました。ククルが可哀想だと考えたみんなは、アルトゥールを非難し、アルトゥールが被害者だと考えたみんなは、ククルを悪く言いました。
「わたしだったこうする」「僕だったらああする」と色々な意見が飛び交います。
それを聞いていたモモタは、どの考えにもしっくりきません。そこで言いました。
「僕は、どちらも悪かったなんて思えないな。とても悲しい出来事だったけれど、とても幸せな出来事だったと思うよ」
「どうしてだい?」フェヌヤが訊きます。
「アルトゥールは、ククルと一緒にいたかったけど、頑張ったんだよ。ひきとめなかったんだ。故郷の太陽に帰りたがっているククルを想って、ワザと『嫌い』だなんて言ったけど、本当は大好きだったんだよ。
でも、そう言わなかったら、ククルはいつまでも自分のところにいてしまうでしょう? だから頑張って言ったんだ。そう言うことで、送り出そうとしたんだよ。
ククルだって分かってた。絶対分かっていたよ。『嫌い』という言葉の意味が『大好きだよ』だったって。
ククルは、その愛を全身で受け止めたんだと思う。僕がご主人様にギュウッて抱きしめられた時みたいに、全身で受け止めたんだよ。だからククルは、一人でお空へと旅立っていったんだ。
ククルは、自分がそばにいれば、アルトゥールは魚生苦しみ続けてしまうって分かっていたから。アルトゥールは、ククルが自分のそばにいれば、いつまでも寂しがってしまうって分かっていたから。
二人の愛が真実だったから、敢えて別れる波の先を見たんだと思う。でも、海と空は繋がっているんだ。水平線の彼方で。だから、離ればなれなんかじゃないよ。イルカやクジラがとても遠くにいるお友達同士で気持ちを伝え合えられるように、お空と海底とでも伝えられる。
僕は、ご主人様のお家からとても遠くまで冒険にきたけれど、いつもご主人様が僕のことを想ってくれてるって分かるもの。僕だってずっと想っているもの」
キキが、フェヌヤに言いました。
「大好きな人と別れるってことは、とても力がいることなんだ。王者の器じゃないと無理だろうね。彼はウツボの王者だったのさ。ククルも、人魚の女王だったんだよ。
アルトゥールは、あと少しのところで踏ん切りがつかなかった。でも成長するには踏ん切りをつけなければならない。生まれたヒナがいつまでも親からごはんをもらえないようにね。親鳥もヒナを愛してるからこそ、ごはんをあげないんだ。自分で捕まえられるようにしてあげないと、ゆくゆく生きていけないしね。
僕も最初は大変だったけど、今はとても幸せだよ。なんだって自分で捕まえられるんだから。
ククルも同じ気持ちだったんじゃないかな。アルトゥールは要所要所で成長したけれど、その度に困難に立ちはだかられた。それらを乗り越えて、そして現れた最後の困難に打ちのめされた。ククルは、寄りそうことによって、彼を癒してあげたんだ。そして、最後にそれを乗り越えるための力を授けたんだよ。自らが去るということで。
アルトゥールにしてもそうだと思う。ククルは、愛のために自分から離れられないで家族を想って悲しむという困難に見舞われていたけど、彼女がそれを乗り越えるためには、アルトゥールと離ればなれになっても、真実の愛を信じられるって心底信じることが出来ることが必要だったんだ。だからアルトゥールは、ククルに最後の力を与えるために、遠ざけるようなことを言ったんだ」
マリアジュリアおばさんが口を挟みます。
「ククルは信じていたわ。彼女には真心があったから」
「そうだと思う。でもククルには、アルトゥールが自分と離ればなれになっても真実の愛を信じられるか分からなかったんだと思う。たった一匹になって、光を失った真心についた汚れをきれいに洗い流せるか信じられなかったんだ。それを信じられるようになることが必要だったんだよ。その強さが必要だったんだ」
話が終わると、すぐにチュウ太が言いました。
「僕は、キキとは違ったふうに考えるかな。もう十分愛を育てていたと思う。でも、辿り着いた先は行き止まりだったから、困っていたんだと思う。実はどっちでもよかったんだ。でもそんなふうに思い至らなかった。方法が分からなかったから、今の状況を打破するために、別れる、という選択をしたんだと思う」
「どっちでもいいって、どういうこと?」アゲハちゃんが訊きます。
「アルトゥールはとても臆病だったから、ここに残りたいと思ったのさ。でも火傷の痕なんて気にしないククルは帰りたかった。
もし、アルトゥールがククルへの愛を示して嫌々旅立ったとしたら、無理やり付き合わせたククルのアルトゥールへの愛が、真実の愛ではなくなっちゃうだろ? 逆に、ククルがアルトゥールへの愛を示して嫌々残ったら、やっぱりアルトゥールの愛は真心からの愛じゃなくなっちゃう気がするよ。お互い自分を満足させるために、相手の愛を利用したようになっちゃんじゃないかな」
マリアジュリアおばさんが言いました。
「自己愛を満たすだけに終わってしまうのね」
「うん。だから、敢えて別れる――って言う選択をしたんだと思う」
イルカが口々に言います。
「愛し合っているのに別れるなんて、信じられないわ」
「愛がなくなったんだよ。性格の不一致だ」
「醜くなって捨てたのよ。オスなんてそんなものだわ」
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