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モモタとママと虹の架け橋
第百八話 永遠の別れ
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オオウツボの住処は、ちょうど流れが淀んだ岩場にありました。ですから、たくさんの軽石が集まってきて、一向に光を取り戻せる気配はありません。
オオウツボは考えました。もはや、大好きだった人魚もいない。僕は一匹ぽっちになってしまった。もう思い残すことはない。空腹も感じなくなって久しい。このまま食べなければ、苦しまずに死ねるだろう、と。
ですが、オオウツボは一向に死にません。来る日も来る日も衰えた体を横たえたまま過ごしていました。
そんな日々を過ごしていたある日、不思議な光の玉が漂っているのを見つけました。
「なんだ、この光は」と、弱々しい声で思わず言葉をこぼします。
すると光は、「僕たちはフェアリーテイルだよ」と言いました。
驚いたことに、光の玉は生き物だったのです。
オオウツボは言いました。
「妖精のしっぽが見えるなんて、もうそろそろ僕は死ぬんだな。お前たち、こんな暗いところにいたら、凍えてしまうだろう。軽石のないもっと明るいところに行きなさい」
すると、フェアリーテイルは言いました。
「僕たちは、あなたから生まれたんだよ。だから、ここから動くことはできないよ。もう岩にくっついちゃったから」
なにをバカな、とオオウツボは思いましたが、フェアリーテイルの話を聞いて、頭を上げます。
フェアリーテイルは言ったのです。
「僕たち、成長したらサンゴになれるはずだったんだ。でも残念だな。こんなに汚れて光が浴びられなかったら、僕たちはサンゴになる前に死んでしまうもの」
びっくりしたオオウツボは、訊き返しました。
「サンゴになるだって? 君たちは僕の真心から生まれたっていうのかい?」
「そうだよ。知っているでしょう? 人魚の女の子にたくさんお話ししてもらっていたじゃない。僕、生まれる前だったけれど、あなたの真心の中のゆりかごに揺られながら、お話を聞いていたんだよ」
オオウツボは、残り少ない体力を振り絞って、巣の外に出ました。今は昼間ですが、軽石のせいでとても薄暗い海です。周りに住んでいたお友だちは、みんな引っ越してしまったようです。一匹ぽっちでした。
オオウツボは、海面を見上げました。
「あの軽石さえなければ、また僕の真心は育つんだ。なんとかしないと・・・」
そう言って、一生懸命頑張って身を起こしたオオウツボは、海面へと泳いでいって、軽石を取り除こうとします。軽石は簡単にどけることができましたが、すぐに別のが流れてきて、せっかく差し込んだ光を遮ってしまいます。
少しでも光をフェアリーテイルに届けようと、オオウツボは必死に軽石をどけ続けました。
そうして長い時間悪戦苦闘している間に、ほとんど光をフェアリーテイルに届けることが出来ないまま日没を迎えてしまいました。
すると今度は、ごはんを与えなければ、と魚を捕りに行きました。オオウツボは、とても弱っていて動きが鈍かったので、一晩掛かりでようやく小魚一匹を捕まえるのがやっとでした。
ですが、せっかくごはんを持ってきたオオウツボに、フェアリーテイルは言いました。
「僕、お魚は食べないんだ。もっと小さくて、あなたたちお魚には見えないかもしれない小ささなご飯を食べるんだよ。イルカの赤ちゃんがミルクを飲むのと同じ。海水に溶け込んだ真心という名のミルクを飲むように」
オオウツボは困り果てました。自分はオスですから母乳は出ません。そもそも魚なので、メスでも母乳は出ないでしょう。
そこで考えました。自分が死ねば、この大きな身が朽ち果てて、小さな命を育む糧になるだろう、と。今から体力を回復させて大きな魚を捕まえてきて同じことをする時間はありません。ですから、自分の死を待つしかありませんでした。
ですが、望んでも望んでも、一向に死は訪れません。しばらくしたある日、オオウツボが寝入っている時、誰かの気配を感じて目が覚めました。薄らと目を開けると、昔友だちだったファンと言う名のイセエビでした。
オオウツボが、何をしているのか、と思って見ていると、イセエビは、引きずってきた小魚をオオウツボの口にねじ込んでくるではありませんか。
それを見たオオウツボは、ようやく気がつきました。
(そうか、そういうことだったのか。君が僕にごはんを与えていたから、僕はいつまで経っても死ねなかったのか)
オオウツボは言いました。
「ねえお願いだ、僕は今死に急いでいるんだ。早く僕が死なないと、僕の真心が死んでしまうからね。頼むから、もう僕にごはんを持ってくるのはよしてくれないか?」
するとイセエビは言いました。
「だいぶ前に、人魚がやってきて言ったんだ。『わたしと添い遂げるオオウツボさんが、とても元気をなくしています』って。そして『今だってほとんどごはんを食べていないから、わたしが去った後、必ずごはんを食べなくなるでしょうから、ごはんを食べさせてあげてくれませんか』って。
それで、僕がなんで? って訊いたら、『あなたはオオウツボさんのお友だちでしょう。今でもお友だちでしょう?』って。僕は、うん、そうだよって答えたんだ。そうしたら、人魚はニッコリと笑って、泳いでどこかに行ってしまったんだ」
「そうか、それで今まで僕は生かされていたんだね。ありがとう。でももういいんだ。僕はやっぱり死に急ぐよ。彼女と一生を添い遂げるために」
そう言って、オオウツボは瞳を閉じました。
それから幾ばくの夜が訪れ、朝が訪れたでしょうか。閉じたオオウツボの瞳が微かに潤みました。その時、海水と涙が混じり合って、真っ暗闇にしか見えないまぶたの裏に、人魚の姿を浮かび上がらせました。
オオウツボは、発することも出来ない声にならない声で言いました。
「誰かそばにいるかい?」
イセエビがそばにいました。オオウツボの声は何も聞こえませんでしたが、イセエビは聞こえたような気がしました。
イセエビはオオウツボの傍らによって、触角で頭をさすってやります。そして、お家の出入り口の上にくっついたフェアリーテイルを見上げました。淡い輝きは失せていました。死んでしまったのでしょう。
イセエビは言いました。
「フェアリーテイルは生きているよ。小さな小さなサンゴになって、岩場にくっついているよ」
そう耳元で囁かれたオオウツボは、一瞬出入口の外を見やろうとする素振りを醸し出しました。たまゆらの時を経て、全身を脱力させていきます。そのまま大きく息を吐きました。
オオウツボは、諦観の念に満ちた笑みを浮かべながら息絶えました。
物語を語り終ったマリアジュリアおばさんは、言いました。
「わたしたちの生まれ故郷では、誰もが愛を伝え合うわ。言葉にして伝えないなんて、想っていないのと同じこと。言わなくても分かるでしょ、って言うお友達もいるけれど、分からないわ。だって、言葉にして伝えたって伝わらないことがあるんですからね。
言わなくても何がしかは伝わるのでしょうけれど、無言という砂に濾されてスカスカになった気持ちが伝わるの。伝わるまでに汚れた海水が混ざるから、全く違った感情になって伝わるでしょうね。
アルトゥールは、ククルを閉じ込めているなんて微塵も思っていなかったのね。とても楽しく共に過ごしていると思っていたのよ。でもそれは一方的な想いでしかなかった。
この物語の教訓は、本当の気持ちを心の奥深くに閉じ込めてはいけない、そして、相手を思いやらない愛情は愛情ではない、ということなのね。その二つを心掛けなければ、アルトゥールのようにたった一匹で過ごして、愛する人も失って、何もかもをも諦めて死んでいくしかないのよ。わたしたちは、幼いころからこの物語を聞いて、そう教わってきたわ」
悲しい結末に、物語を聞いていたみんなは、しばらくの間何も言えませんでした。
オオウツボは考えました。もはや、大好きだった人魚もいない。僕は一匹ぽっちになってしまった。もう思い残すことはない。空腹も感じなくなって久しい。このまま食べなければ、苦しまずに死ねるだろう、と。
ですが、オオウツボは一向に死にません。来る日も来る日も衰えた体を横たえたまま過ごしていました。
そんな日々を過ごしていたある日、不思議な光の玉が漂っているのを見つけました。
「なんだ、この光は」と、弱々しい声で思わず言葉をこぼします。
すると光は、「僕たちはフェアリーテイルだよ」と言いました。
驚いたことに、光の玉は生き物だったのです。
オオウツボは言いました。
「妖精のしっぽが見えるなんて、もうそろそろ僕は死ぬんだな。お前たち、こんな暗いところにいたら、凍えてしまうだろう。軽石のないもっと明るいところに行きなさい」
すると、フェアリーテイルは言いました。
「僕たちは、あなたから生まれたんだよ。だから、ここから動くことはできないよ。もう岩にくっついちゃったから」
なにをバカな、とオオウツボは思いましたが、フェアリーテイルの話を聞いて、頭を上げます。
フェアリーテイルは言ったのです。
「僕たち、成長したらサンゴになれるはずだったんだ。でも残念だな。こんなに汚れて光が浴びられなかったら、僕たちはサンゴになる前に死んでしまうもの」
びっくりしたオオウツボは、訊き返しました。
「サンゴになるだって? 君たちは僕の真心から生まれたっていうのかい?」
「そうだよ。知っているでしょう? 人魚の女の子にたくさんお話ししてもらっていたじゃない。僕、生まれる前だったけれど、あなたの真心の中のゆりかごに揺られながら、お話を聞いていたんだよ」
オオウツボは、残り少ない体力を振り絞って、巣の外に出ました。今は昼間ですが、軽石のせいでとても薄暗い海です。周りに住んでいたお友だちは、みんな引っ越してしまったようです。一匹ぽっちでした。
オオウツボは、海面を見上げました。
「あの軽石さえなければ、また僕の真心は育つんだ。なんとかしないと・・・」
そう言って、一生懸命頑張って身を起こしたオオウツボは、海面へと泳いでいって、軽石を取り除こうとします。軽石は簡単にどけることができましたが、すぐに別のが流れてきて、せっかく差し込んだ光を遮ってしまいます。
少しでも光をフェアリーテイルに届けようと、オオウツボは必死に軽石をどけ続けました。
そうして長い時間悪戦苦闘している間に、ほとんど光をフェアリーテイルに届けることが出来ないまま日没を迎えてしまいました。
すると今度は、ごはんを与えなければ、と魚を捕りに行きました。オオウツボは、とても弱っていて動きが鈍かったので、一晩掛かりでようやく小魚一匹を捕まえるのがやっとでした。
ですが、せっかくごはんを持ってきたオオウツボに、フェアリーテイルは言いました。
「僕、お魚は食べないんだ。もっと小さくて、あなたたちお魚には見えないかもしれない小ささなご飯を食べるんだよ。イルカの赤ちゃんがミルクを飲むのと同じ。海水に溶け込んだ真心という名のミルクを飲むように」
オオウツボは困り果てました。自分はオスですから母乳は出ません。そもそも魚なので、メスでも母乳は出ないでしょう。
そこで考えました。自分が死ねば、この大きな身が朽ち果てて、小さな命を育む糧になるだろう、と。今から体力を回復させて大きな魚を捕まえてきて同じことをする時間はありません。ですから、自分の死を待つしかありませんでした。
ですが、望んでも望んでも、一向に死は訪れません。しばらくしたある日、オオウツボが寝入っている時、誰かの気配を感じて目が覚めました。薄らと目を開けると、昔友だちだったファンと言う名のイセエビでした。
オオウツボが、何をしているのか、と思って見ていると、イセエビは、引きずってきた小魚をオオウツボの口にねじ込んでくるではありませんか。
それを見たオオウツボは、ようやく気がつきました。
(そうか、そういうことだったのか。君が僕にごはんを与えていたから、僕はいつまで経っても死ねなかったのか)
オオウツボは言いました。
「ねえお願いだ、僕は今死に急いでいるんだ。早く僕が死なないと、僕の真心が死んでしまうからね。頼むから、もう僕にごはんを持ってくるのはよしてくれないか?」
するとイセエビは言いました。
「だいぶ前に、人魚がやってきて言ったんだ。『わたしと添い遂げるオオウツボさんが、とても元気をなくしています』って。そして『今だってほとんどごはんを食べていないから、わたしが去った後、必ずごはんを食べなくなるでしょうから、ごはんを食べさせてあげてくれませんか』って。
それで、僕がなんで? って訊いたら、『あなたはオオウツボさんのお友だちでしょう。今でもお友だちでしょう?』って。僕は、うん、そうだよって答えたんだ。そうしたら、人魚はニッコリと笑って、泳いでどこかに行ってしまったんだ」
「そうか、それで今まで僕は生かされていたんだね。ありがとう。でももういいんだ。僕はやっぱり死に急ぐよ。彼女と一生を添い遂げるために」
そう言って、オオウツボは瞳を閉じました。
それから幾ばくの夜が訪れ、朝が訪れたでしょうか。閉じたオオウツボの瞳が微かに潤みました。その時、海水と涙が混じり合って、真っ暗闇にしか見えないまぶたの裏に、人魚の姿を浮かび上がらせました。
オオウツボは、発することも出来ない声にならない声で言いました。
「誰かそばにいるかい?」
イセエビがそばにいました。オオウツボの声は何も聞こえませんでしたが、イセエビは聞こえたような気がしました。
イセエビはオオウツボの傍らによって、触角で頭をさすってやります。そして、お家の出入り口の上にくっついたフェアリーテイルを見上げました。淡い輝きは失せていました。死んでしまったのでしょう。
イセエビは言いました。
「フェアリーテイルは生きているよ。小さな小さなサンゴになって、岩場にくっついているよ」
そう耳元で囁かれたオオウツボは、一瞬出入口の外を見やろうとする素振りを醸し出しました。たまゆらの時を経て、全身を脱力させていきます。そのまま大きく息を吐きました。
オオウツボは、諦観の念に満ちた笑みを浮かべながら息絶えました。
物語を語り終ったマリアジュリアおばさんは、言いました。
「わたしたちの生まれ故郷では、誰もが愛を伝え合うわ。言葉にして伝えないなんて、想っていないのと同じこと。言わなくても分かるでしょ、って言うお友達もいるけれど、分からないわ。だって、言葉にして伝えたって伝わらないことがあるんですからね。
言わなくても何がしかは伝わるのでしょうけれど、無言という砂に濾されてスカスカになった気持ちが伝わるの。伝わるまでに汚れた海水が混ざるから、全く違った感情になって伝わるでしょうね。
アルトゥールは、ククルを閉じ込めているなんて微塵も思っていなかったのね。とても楽しく共に過ごしていると思っていたのよ。でもそれは一方的な想いでしかなかった。
この物語の教訓は、本当の気持ちを心の奥深くに閉じ込めてはいけない、そして、相手を思いやらない愛情は愛情ではない、ということなのね。その二つを心掛けなければ、アルトゥールのようにたった一匹で過ごして、愛する人も失って、何もかもをも諦めて死んでいくしかないのよ。わたしたちは、幼いころからこの物語を聞いて、そう教わってきたわ」
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