371 / 502
モモタとママと虹の架け橋
第十六話 かくれんぼ大好き
しおりを挟む
モモタたちは、だいぶ川を下ってきました。苔むした岩ゴロの小川は姿を変えて、つるつるりんの小さな石ころの小川になっています。木々よりも草やツルが増えてきました。
小川がやぶに覆われていたので、アーチ状になったところをくぐって抜けると、山間の集落がありました。
山山の谷間に作られた小さな集落です。まさに猫の額といえるほどの大きさしかありません。そこに、多くの木々が植えられたおもむきのあるお家が集まっています。車が一台通れる程度の道がくねっていて、所々に菜園がありました。
キキが言いました。
「山の鳥が人里に出るなんて考えられないけどな」
「あんな変な鳥なら、出てもおかしくないかもよ」とチュウ太が答えると、「そうね」とアゲハちゃんが言って、続けて説明します。
「最初にみちる君に会った時、モモちゃんは天敵の猫なのに、ずっと木のふりしてそばで見ていたでしょう? 人里にだって興味津津なんじゃないかしら」
集落のすぐそばまで山が迫っています。チュウ太のお家がある村とも違う雰囲気でした。
チュウ太の村は、見渡す限りの田んぼの中にお家が点在していたのですが、ここは町のように家々が寄り添いあっています。周りに少し田畑がありましたが、すぐに山のすそ野になっていました。
あるお家のお庭に鳥かごがぶら下がっているのを、モモタが見つけました。中には、綺麗なインコちゃんが住んでいました。
アゲハちゃんが行って、「ミゾゴイを見なかったかしら」と訊いてみます。
「ミゾゴイ? いたわよ。年に何回か集落の上を飛ぶのは見るけれど、集落の中にいるのは珍しかったから覚えているわ。
ここのお庭でミミズをつついていたけれど、「サワガニが食べたーい」って言っていたから、お魚屋さんのことを教えてあげたら、「お腹がすいたから、お魚食べにいこーと」って言っていたかしら」
モモタの背中に登ってインコを見ていたチュウ太が、モモタの頭にもたれかかって言いました。
「うへぇ、ようやく山に登ってきたのに、また下りるの? 町のお魚屋さんに行って、「もう帰ったよ」って言われたらどうするんだい?」
キキが「じゃあ、僕だけ見てこようか?」と言いました。飛べるのならついてくる? と言ったふうにアゲハちゃんを見ます。
「天敵のタカだけで行って、話を聞いてくれるかしら? 木の枝にとまられると枝にしか見えないから、見つけられないのがオチじゃない?」とアゲハちゃん。
モモタは、それもそうか、と思いました。
アゲハちゃんが続けます。
「山のミゾゴイたちは、モモちゃんに興味津々だったじゃない? 猫が珍しいのよ。モモちゃんが行けば、会ってくれるかも」
「でもそれじゃぁ――」と、チュウ太が考えて言いました。「町の猫に対しても同じじゃん。もう食べられてるかも」
「大変だー」と、モモタとキキにアゲハちゃん。みんなは急いで町に下りることにしました。
「キキ、先に行って空から探して」とモモタが頼みます。
「オッケー」と言って、キキが飛んでいきました。
町へと向かう峠を登っていると、一台の軽トラックがやってきました。モモタたちは、その軽トラックの荷台に乗って、町へと向かいます。
町は、人間のお家が所狭しと立ち並んでいましたが、どれも背の低い建物だったので、とても空が広く感じられました。町と言っても、都会の町とはだいぶおもむきが違っています。
家々にはそれぞれお庭があって、庭木が生えてありました。ミゾゴイが擬態できそうな場所がたくさんあって、簡単には見つけられそうにありません。
トラックが町へと入って最初に停まった信号でモモタたちが荷台から降りると、すぐにキキが滑空しながらやってきて、庭木にとまり言いました。
「ミゾゴイは見当たらないね。お魚屋さんは一軒あったけれど、そばにはスズメもいなかったよ」
モモタは、キキの頑張りを労って考えます。
「それじゃあ、一度そのお魚屋さんに行ってみようよ。何かヒントがあるかもしれないし」
「ヒント?」とアゲハちゃんが訊きました。
「うん、においとか、目撃証言とか」
「わぁ、楽しそう。探偵みたいね」
アゲハちゃんは嬉しそうにチュウ太の方を向いて、「ワトソン君、頑張ってね」と言いました。
「ふっふっふっ、謎解きはまっかせなさーい」
「あらやだ、アシスタントよ」
「あちゃちゃ、もっと頼れよ。友達じゃないか」
お話ししながらキキの飛ぶ方に歩いていくと、一軒のお魚屋さんが見えてきました。みんなは、辺りの木々を慎重に見やりながら進みますが、擬態した鳥は見当たりません。
チュウ太が、「お魚屋さんの中に入っているかもな」と言いました。
「うーん」と唸りながら、モモタがお魚屋さんを離れたところから覗きます。経験上、お魚屋さんに近づくと、追い払われる、と分かっていましたから、中には入れません。
中に入るのを躊躇している様子を見てとったアゲハちゃんが言いました。
「わたしが見てきてあげる」
アゲハちゃんは、「頑張ってくるー」と手を振って、お魚屋さんの中へと飛んでいきました。
しばらくして帰ってきましたが、鳥どころかペットはいないようでした。
「全部のお部屋を見たから間違いないわ」
アゲハちゃんの言葉を聞いて、みんながっくしです。
ふと見ると、頭と背中が黒い白黒の猫が、庭木の隙間からこちらを見ています。チュウ太が言いました。
「猫って、あれで隠れてるつもりかねー?」チュウ太の後ろに隠れて、白黒猫の様子を窺うモモタを振り返って、「なんかみんな丸見えなんだよな」と続けます。
アゲハちゃんとキキは、「あ~」と妙に納得しました。
チュウ太が、モモタの前から移動すると、慌てたモモタが「ああっ、ダメダメッ、見つかっちゃうよ」と小声で叫びます。
そこでキキが片方の翼を開いて、モモタの背中を撫でました。アゲハちゃんもモモタの鼻の先にとまって、お鼻をナデナデ。すると、モモタは隠れている気分になって言いました。
「白黒猫はどうしてる?」
モモタはなんか楽しそうです。
アゲハちゃんが白黒猫のところに飛んで行くと、慌てたモモタがチュウ太の陰に伏せました。
「だから、丸見えだって」と、チュウ太がモモタのお鼻をポンポンしました。
アゲハちゃんが、白黒猫に話しかけます。
「こんにちは、バイカラーの猫さん。ちょっと教えてほしいんだけど、ミゾゴイ見なかった?」
「ミゾゴイ? ああ、見たよ」
インコちゃんの言う通りでした。何日か前に、ずっとお魚を眺めていた、と言うのです。
「なんか怪我をしているようで飛べそうになかったから、食べてやろうと追いかけまわしたんだけど、けっこうすばしっこくて捕まんないんだ」
「それで、食べたの?」とモモタが訊くと、「ううん、人間がやってきて捕まえていった」と返ってきました。そして続けて言いました。
「その人間、魚を買っていったから、お腹いっぱいになって余るだろうと思ってついていったんだけど、余りのごはんはくれなかった」
モモタたちは、白黒猫からその人間の帰っていったお家を教えてもらって、行ってみることにしました。
小川がやぶに覆われていたので、アーチ状になったところをくぐって抜けると、山間の集落がありました。
山山の谷間に作られた小さな集落です。まさに猫の額といえるほどの大きさしかありません。そこに、多くの木々が植えられたおもむきのあるお家が集まっています。車が一台通れる程度の道がくねっていて、所々に菜園がありました。
キキが言いました。
「山の鳥が人里に出るなんて考えられないけどな」
「あんな変な鳥なら、出てもおかしくないかもよ」とチュウ太が答えると、「そうね」とアゲハちゃんが言って、続けて説明します。
「最初にみちる君に会った時、モモちゃんは天敵の猫なのに、ずっと木のふりしてそばで見ていたでしょう? 人里にだって興味津津なんじゃないかしら」
集落のすぐそばまで山が迫っています。チュウ太のお家がある村とも違う雰囲気でした。
チュウ太の村は、見渡す限りの田んぼの中にお家が点在していたのですが、ここは町のように家々が寄り添いあっています。周りに少し田畑がありましたが、すぐに山のすそ野になっていました。
あるお家のお庭に鳥かごがぶら下がっているのを、モモタが見つけました。中には、綺麗なインコちゃんが住んでいました。
アゲハちゃんが行って、「ミゾゴイを見なかったかしら」と訊いてみます。
「ミゾゴイ? いたわよ。年に何回か集落の上を飛ぶのは見るけれど、集落の中にいるのは珍しかったから覚えているわ。
ここのお庭でミミズをつついていたけれど、「サワガニが食べたーい」って言っていたから、お魚屋さんのことを教えてあげたら、「お腹がすいたから、お魚食べにいこーと」って言っていたかしら」
モモタの背中に登ってインコを見ていたチュウ太が、モモタの頭にもたれかかって言いました。
「うへぇ、ようやく山に登ってきたのに、また下りるの? 町のお魚屋さんに行って、「もう帰ったよ」って言われたらどうするんだい?」
キキが「じゃあ、僕だけ見てこようか?」と言いました。飛べるのならついてくる? と言ったふうにアゲハちゃんを見ます。
「天敵のタカだけで行って、話を聞いてくれるかしら? 木の枝にとまられると枝にしか見えないから、見つけられないのがオチじゃない?」とアゲハちゃん。
モモタは、それもそうか、と思いました。
アゲハちゃんが続けます。
「山のミゾゴイたちは、モモちゃんに興味津々だったじゃない? 猫が珍しいのよ。モモちゃんが行けば、会ってくれるかも」
「でもそれじゃぁ――」と、チュウ太が考えて言いました。「町の猫に対しても同じじゃん。もう食べられてるかも」
「大変だー」と、モモタとキキにアゲハちゃん。みんなは急いで町に下りることにしました。
「キキ、先に行って空から探して」とモモタが頼みます。
「オッケー」と言って、キキが飛んでいきました。
町へと向かう峠を登っていると、一台の軽トラックがやってきました。モモタたちは、その軽トラックの荷台に乗って、町へと向かいます。
町は、人間のお家が所狭しと立ち並んでいましたが、どれも背の低い建物だったので、とても空が広く感じられました。町と言っても、都会の町とはだいぶおもむきが違っています。
家々にはそれぞれお庭があって、庭木が生えてありました。ミゾゴイが擬態できそうな場所がたくさんあって、簡単には見つけられそうにありません。
トラックが町へと入って最初に停まった信号でモモタたちが荷台から降りると、すぐにキキが滑空しながらやってきて、庭木にとまり言いました。
「ミゾゴイは見当たらないね。お魚屋さんは一軒あったけれど、そばにはスズメもいなかったよ」
モモタは、キキの頑張りを労って考えます。
「それじゃあ、一度そのお魚屋さんに行ってみようよ。何かヒントがあるかもしれないし」
「ヒント?」とアゲハちゃんが訊きました。
「うん、においとか、目撃証言とか」
「わぁ、楽しそう。探偵みたいね」
アゲハちゃんは嬉しそうにチュウ太の方を向いて、「ワトソン君、頑張ってね」と言いました。
「ふっふっふっ、謎解きはまっかせなさーい」
「あらやだ、アシスタントよ」
「あちゃちゃ、もっと頼れよ。友達じゃないか」
お話ししながらキキの飛ぶ方に歩いていくと、一軒のお魚屋さんが見えてきました。みんなは、辺りの木々を慎重に見やりながら進みますが、擬態した鳥は見当たりません。
チュウ太が、「お魚屋さんの中に入っているかもな」と言いました。
「うーん」と唸りながら、モモタがお魚屋さんを離れたところから覗きます。経験上、お魚屋さんに近づくと、追い払われる、と分かっていましたから、中には入れません。
中に入るのを躊躇している様子を見てとったアゲハちゃんが言いました。
「わたしが見てきてあげる」
アゲハちゃんは、「頑張ってくるー」と手を振って、お魚屋さんの中へと飛んでいきました。
しばらくして帰ってきましたが、鳥どころかペットはいないようでした。
「全部のお部屋を見たから間違いないわ」
アゲハちゃんの言葉を聞いて、みんながっくしです。
ふと見ると、頭と背中が黒い白黒の猫が、庭木の隙間からこちらを見ています。チュウ太が言いました。
「猫って、あれで隠れてるつもりかねー?」チュウ太の後ろに隠れて、白黒猫の様子を窺うモモタを振り返って、「なんかみんな丸見えなんだよな」と続けます。
アゲハちゃんとキキは、「あ~」と妙に納得しました。
チュウ太が、モモタの前から移動すると、慌てたモモタが「ああっ、ダメダメッ、見つかっちゃうよ」と小声で叫びます。
そこでキキが片方の翼を開いて、モモタの背中を撫でました。アゲハちゃんもモモタの鼻の先にとまって、お鼻をナデナデ。すると、モモタは隠れている気分になって言いました。
「白黒猫はどうしてる?」
モモタはなんか楽しそうです。
アゲハちゃんが白黒猫のところに飛んで行くと、慌てたモモタがチュウ太の陰に伏せました。
「だから、丸見えだって」と、チュウ太がモモタのお鼻をポンポンしました。
アゲハちゃんが、白黒猫に話しかけます。
「こんにちは、バイカラーの猫さん。ちょっと教えてほしいんだけど、ミゾゴイ見なかった?」
「ミゾゴイ? ああ、見たよ」
インコちゃんの言う通りでした。何日か前に、ずっとお魚を眺めていた、と言うのです。
「なんか怪我をしているようで飛べそうになかったから、食べてやろうと追いかけまわしたんだけど、けっこうすばしっこくて捕まんないんだ」
「それで、食べたの?」とモモタが訊くと、「ううん、人間がやってきて捕まえていった」と返ってきました。そして続けて言いました。
「その人間、魚を買っていったから、お腹いっぱいになって余るだろうと思ってついていったんだけど、余りのごはんはくれなかった」
モモタたちは、白黒猫からその人間の帰っていったお家を教えてもらって、行ってみることにしました。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
月神山の不気味な洋館
ひろみ透夏
児童書・童話
初めての夜は不気味な洋館で?!
満月の夜、級友サトミの家の裏庭上空でおこる怪現象を見せられたケンヂは、正体を確かめようと登った木の上で奇妙な物体と遭遇。足を踏み外し落下してしまう……。
話は昼間にさかのぼる。
両親が泊まりがけの旅行へ出かけた日、ケンヂは友人から『旅行中の両親が深夜に帰ってきて、あの世に連れて行く』という怪談を聞かされる。
その日の放課後、ふだん男子と会話などしない、おとなしい性格の級友サトミから、とつぜん話があると呼び出されたケンヂ。その話とは『今夜、私のうちに泊りにきて』という、とんでもない要求だった。
こちら第二編集部!
月芝
児童書・童話
かつては全国でも有数の生徒数を誇ったマンモス小学校も、
いまや少子化の波に押されて、かつての勢いはない。
生徒数も全盛期の三分の一にまで減ってしまった。
そんな小学校には、ふたつの校内新聞がある。
第一編集部が発行している「パンダ通信」
第二編集部が発行している「エリマキトカゲ通信」
片やカジュアルでおしゃれで今時のトレンドにも敏感にて、
主に女生徒たちから絶大な支持をえている。
片や手堅い紙面造りが仇となり、保護者らと一部のマニアには
熱烈に支持されているものの、もはや風前の灯……。
編集部の規模、人員、発行部数も人気も雲泥の差にて、このままでは廃刊もありうる。
この危機的状況を打破すべく、第二編集部は起死回生の企画を立ち上げた。
それは――
廃刊の危機を回避すべく、立ち上がった弱小第二編集部の面々。
これは企画を押しつけ……げふんげふん、もといまかされた女子部員たちが、
取材絡みでちょっと不思議なことを体験する物語である。
おなら、おもっきり出したいよね
魚口ホワホワ
児童書・童話
ぼくの名前は、出男(でるお)、おじいちゃんが、世界に出て行く男になるようにと、つけられたみたい。
でも、ぼくの場合は、違うもの出ちゃうのさ、それは『おなら』すぐしたくなっちゃんだ。
そんなある日、『おならの妖精ププ』に出会い、おならの意味や大切さを教えてもらったのさ。
やっぱり、おならは、おもっきり出したいよね。
スペクターズ・ガーデンにようこそ
一花カナウ
児童書・童話
結衣には【スペクター】と呼ばれる奇妙な隣人たちの姿が見えている。
そんな秘密をきっかけに友だちになった葉子は結衣にとって一番の親友で、とっても大好きで憧れの存在だ。
しかし、中学二年に上がりクラスが分かれてしまったのをきっかけに、二人の関係が変わり始める……。
なお、当作品はhttps://ncode.syosetu.com/n2504t/ を大幅に改稿したものになります。
改稿版はアルファポリスでの公開後にカクヨム、ノベルアップ+でも公開します。
イケメン男子とドキドキ同居!? ~ぽっちゃりさんの学園リデビュー計画~
友野紅子
児童書・童話
ぽっちゃりヒロインがイケメン男子と同居しながらダイエットして綺麗になって、学園リデビューと恋、さらには将来の夢までゲットする成長の物語。
全編通し、基本的にドタバタのラブコメディ。時々、シリアス。
盲目魔女さんに拾われた双子姉妹は恩返しをするそうです。
桐山一茶
児童書・童話
雨が降り注ぐ夜の山に、捨てられてしまった双子の姉妹が居ました。
山の中には恐ろしい魔物が出るので、幼い少女の力では山の中で生きていく事なんか出来ません。
そんな中、双子姉妹の目の前に全身黒ずくめの女の人が現れました。
するとその人は優しい声で言いました。
「私は目が見えません。だから手を繋ぎましょう」
その言葉をきっかけに、3人は仲良く暮らし始めたそうなのですが――。
(この作品はほぼ毎日更新です)
にきの奇怪な間話
葉野亜依
児童書・童話
十三歳の夏休み。久しぶりに祖母の家へと訪れた少年・にきは、突然奇怪なモノ――所謂あやかしが見えるようになってしまった。
彼らの言動に突っ込みつつ、彼らの存在を受け入れつつ、それでも毎日振り回されてばかり。
小鬼や動き出す欄間、河童に喋る吐水龍、更には狐憑きの女の子も現れて……。
普通の少年と奇怪なモノたちによる、ひと夏の日常あやかし話。
ゆめじゃないゆめ [連載版]
itaeya
児童書・童話
夢か幻か-大人も子供も引き込まれる、不思議な森へようこそ。
主人公のさとちゃんが歩き進む森。
そこで待ち受けていたのは、友達のまこちゃんや大好きなお母さんとの出会い。
そして、最後に待ち受けていたのは…。
さとちゃんが居る世界は一体、夢なのか現実なのか。
それぞれがさとちゃんに伝えるメッセージは、大人にも子供にもきっと大切なもの。
温かなものが心に残る一冊です。
★絵本ひろばにて公開中の絵本"ゆめじゃないゆめ"の連載版です。
https://ehon.alphapolis.co.jp/content/detail/345
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる