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昔を懐かしむ老犬の話
昔は常に今よりえらい
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おじいちゃんのお家の前を、とても仲の良さそうなワンちゃんとご主人様が通っていきます。
とても微笑ましい光景だったので、おじいちゃんとモモタは見ていました。
「ねえ、おじいちゃん、どうして人間と犬ってこんなに仲がいいのかな?
色々なペットがいるけど、犬ほど人間と仲のいい動物を見た事ないなぁ。
動物以外にも、鳥や虫や魚もいるけど、やっぱり犬ほど仲良くないもん」
そう言うモモタに、おじいちゃんは誇らしげに言います。
「今のご主人様たちとの関係は、わしら年寄りが作ったんじゃ。
若いもんは、もっとわしらに感謝せんといかん」
おじいちゃんが、自慢げに昔話をモモタにしている時、犬車に乗せられて人間に押してもらっている、もっとお爺ちゃんの犬が通りかかりました。
おじいちゃんよりおじいちゃんの犬は、それを聞いていて、1匹で宙に向かってぼやきました。
「何言っとんーじゃー?あの若造はー。
ワシが若かったころは、今ほどーうーまいドックフードーもなくて、こんなに長生きもーできんかったーのにのー。
アイツらはー幸せもんじゃー、多分ーわし位の齢になってーも、ピンピンしていられるんーじゃからなー。
あの若造は、苦労を知らーんーから、グチっぽくなっとるんーじゃーのー」
モモタは、おじいちゃんよりおじいちゃんのおじいちゃんを見送って、おじいちゃんの話に耳を傾けます。
「知っとるか?最近は舐めるご飯もあるんじゃと。
他にもジャーキーだのガムだのいろいろあって、若いもんは幸せじゃよ。
遊んでばかりいるくせに、ワシらより元気で長生きできるんじゃ」
モモタは、
「多分、あのおじいちゃんよりおじいちゃんの犬よりおじいちゃんの犬は、今のおじいちゃんよりおじいちゃんの犬のことを同じように言うんだろーなー」
と、思いました。
とても微笑ましい光景だったので、おじいちゃんとモモタは見ていました。
「ねえ、おじいちゃん、どうして人間と犬ってこんなに仲がいいのかな?
色々なペットがいるけど、犬ほど人間と仲のいい動物を見た事ないなぁ。
動物以外にも、鳥や虫や魚もいるけど、やっぱり犬ほど仲良くないもん」
そう言うモモタに、おじいちゃんは誇らしげに言います。
「今のご主人様たちとの関係は、わしら年寄りが作ったんじゃ。
若いもんは、もっとわしらに感謝せんといかん」
おじいちゃんが、自慢げに昔話をモモタにしている時、犬車に乗せられて人間に押してもらっている、もっとお爺ちゃんの犬が通りかかりました。
おじいちゃんよりおじいちゃんの犬は、それを聞いていて、1匹で宙に向かってぼやきました。
「何言っとんーじゃー?あの若造はー。
ワシが若かったころは、今ほどーうーまいドックフードーもなくて、こんなに長生きもーできんかったーのにのー。
アイツらはー幸せもんじゃー、多分ーわし位の齢になってーも、ピンピンしていられるんーじゃからなー。
あの若造は、苦労を知らーんーから、グチっぽくなっとるんーじゃーのー」
モモタは、おじいちゃんよりおじいちゃんのおじいちゃんを見送って、おじいちゃんの話に耳を傾けます。
「知っとるか?最近は舐めるご飯もあるんじゃと。
他にもジャーキーだのガムだのいろいろあって、若いもんは幸せじゃよ。
遊んでばかりいるくせに、ワシらより元気で長生きできるんじゃ」
モモタは、
「多分、あのおじいちゃんよりおじいちゃんの犬よりおじいちゃんの犬は、今のおじいちゃんよりおじいちゃんの犬のことを同じように言うんだろーなー」
と、思いました。
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