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小さな町のお友達
楽しいことは頭の中
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ある秋の日、モモタは、お世話になっているお家のこたつから、お外を眺めていました。
「最近、真冬みたいに寒いから、お外で遊べなくて退屈だなー。
だって、みんなお外にいないから、僕だけお外に出てもすることないもの。
猫じゃらしも、ススキも枯れちゃったから、一人遊びも出来ないし」
モモタは退屈しています。
「お外には何もないから、つまんないなー」
そう思った時でした。お外から、とても楽しげな笑い声が聞こえます。何だろうと思ったモモタは、お外に行ってみました。
「あはははは、あはははは」
たくさんのバサバサバサ、バサバサバサという音とともに、楽しそうな声が響きます。
かれ草ぼうぼうの空き地に来ると、種の重みでフンニャリまがったとても背の高い草の1つに、たくさんのハトがとまって、上へ行ったり下へ行ったりの大さわぎ。
「ハトさーん、何してるの?」
「やあモモタ君、僕たちブランコで遊んでるんだよ」
「すごいなぁ、枯れ草をブランコにしてしまうなんて、僕思いつかないよ」
草がたれると、ハトたちは羽ばたいて、もとの高さに上がっていって、羽を休めると下がっていっての繰り返し。
「もう冬だし、なにも無くなっちゃったかと思っていたけど、考えれば何でもあるんだね。
たくさんのお友達から、想像力は大切だよって教わったけど、どこへ行ってもおんなじだ。
だって、想像力はどこへでも持って行けるもの」
モモタは、一生懸命考えました。
「そうだ、僕も混ぜてー」
モモタは、ハトたちのそばまでかけて行って、降りてくるハトに、手を伸ばしてふにゃふにゃします。
「あはは、捕まらないぞ」
「あはははー、待て待てー」
ハトたちは、モモタにつかまらないように、ブラーンブラーン、ブラーンブラン、スリル満点のブランコです。
不思議な不思議な鬼ごっこは、夕方まで続きました。
「最近、真冬みたいに寒いから、お外で遊べなくて退屈だなー。
だって、みんなお外にいないから、僕だけお外に出てもすることないもの。
猫じゃらしも、ススキも枯れちゃったから、一人遊びも出来ないし」
モモタは退屈しています。
「お外には何もないから、つまんないなー」
そう思った時でした。お外から、とても楽しげな笑い声が聞こえます。何だろうと思ったモモタは、お外に行ってみました。
「あはははは、あはははは」
たくさんのバサバサバサ、バサバサバサという音とともに、楽しそうな声が響きます。
かれ草ぼうぼうの空き地に来ると、種の重みでフンニャリまがったとても背の高い草の1つに、たくさんのハトがとまって、上へ行ったり下へ行ったりの大さわぎ。
「ハトさーん、何してるの?」
「やあモモタ君、僕たちブランコで遊んでるんだよ」
「すごいなぁ、枯れ草をブランコにしてしまうなんて、僕思いつかないよ」
草がたれると、ハトたちは羽ばたいて、もとの高さに上がっていって、羽を休めると下がっていっての繰り返し。
「もう冬だし、なにも無くなっちゃったかと思っていたけど、考えれば何でもあるんだね。
たくさんのお友達から、想像力は大切だよって教わったけど、どこへ行ってもおんなじだ。
だって、想像力はどこへでも持って行けるもの」
モモタは、一生懸命考えました。
「そうだ、僕も混ぜてー」
モモタは、ハトたちのそばまでかけて行って、降りてくるハトに、手を伸ばしてふにゃふにゃします。
「あはは、捕まらないぞ」
「あはははー、待て待てー」
ハトたちは、モモタにつかまらないように、ブラーンブラーン、ブラーンブラン、スリル満点のブランコです。
不思議な不思議な鬼ごっこは、夕方まで続きました。
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