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山の上のお友達
いつも同じだからって、今回も同じだなんて限らないよ
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「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。モモタも何事かと思って、隠れました。
「なんだぁ、キツネさんか」
モモタは、ホッとして出てきました。
「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。モモタも何事かと思って、隠れました。
「なんだぁ、タヌキさんか」
モモタは、ホッとして出てきました。
「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。モモタも何事かと思って、隠れました。
「なんだぁ、イタチさんか」
モモタは、ホッとして出てきました。
「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。毎度のことだと思ったモモタは、隠れません。
「ヘビさんか。
ほらやっぱり、何でもなかったね」
モモタを見ていた1羽のキジが話しかけてきました。
「せっかく僕らが危険を教えてあげているのに、何で逃げないの?」
「だって、いつも大したことないんだもの。
今回だって大したこと無かったじゃない?大変なことなんて起きないよ」
またまたどこかでキジが鳴きました。それを聞いた別のキジが、モモタに訊きます。
「やっぱり逃げないのかい?」
「うん、何でもないのに慌てるなんて、恥ずかしいよ。
臆病だって思われたくないし、キツネさんやタヌキさんが普通にしているのに、僕だけ慌てていたら、格好悪いじゃない?」
キジは、モモタの言うことをもっともだと言いました。
「その通りだよね、僕も逃げたことないんだ。
同じキジとして、僕は恥ずかしいよ、みんな本当臆病なんだから」
2匹は笑いました。
すると、後ろから、モモタたちの言う通りだという声が聞こえました。振り返ったモモタはびっくり仰天、大きな熊がモモタを叩こうと、前足を振り下ろします。
「きゃー!食べないで―!」
モモタは一目散に逃げました。
「ああ怖かったね、キジさん大丈夫?あれ?キジさん?」
モモタはしばらくキジを探しましたが、見つかりません。それから2度とあのキジには会えませんでした。
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。モモタも何事かと思って、隠れました。
「なんだぁ、キツネさんか」
モモタは、ホッとして出てきました。
「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。モモタも何事かと思って、隠れました。
「なんだぁ、タヌキさんか」
モモタは、ホッとして出てきました。
「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。モモタも何事かと思って、隠れました。
「なんだぁ、イタチさんか」
モモタは、ホッとして出てきました。
「ケーン」
1羽のキジが鳴きました。すると、茂みの中にいたキジが、一斉に飛び立ちます。毎度のことだと思ったモモタは、隠れません。
「ヘビさんか。
ほらやっぱり、何でもなかったね」
モモタを見ていた1羽のキジが話しかけてきました。
「せっかく僕らが危険を教えてあげているのに、何で逃げないの?」
「だって、いつも大したことないんだもの。
今回だって大したこと無かったじゃない?大変なことなんて起きないよ」
またまたどこかでキジが鳴きました。それを聞いた別のキジが、モモタに訊きます。
「やっぱり逃げないのかい?」
「うん、何でもないのに慌てるなんて、恥ずかしいよ。
臆病だって思われたくないし、キツネさんやタヌキさんが普通にしているのに、僕だけ慌てていたら、格好悪いじゃない?」
キジは、モモタの言うことをもっともだと言いました。
「その通りだよね、僕も逃げたことないんだ。
同じキジとして、僕は恥ずかしいよ、みんな本当臆病なんだから」
2匹は笑いました。
すると、後ろから、モモタたちの言う通りだという声が聞こえました。振り返ったモモタはびっくり仰天、大きな熊がモモタを叩こうと、前足を振り下ろします。
「きゃー!食べないで―!」
モモタは一目散に逃げました。
「ああ怖かったね、キジさん大丈夫?あれ?キジさん?」
モモタはしばらくキジを探しましたが、見つかりません。それから2度とあのキジには会えませんでした。
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