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食べるときには、食べ物の命をいただいていると思うこと、育てた方や料理した方に感謝すること、食べ切れる量だけ用意して、残さないこと
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大変おかしな光景が広がっていました。花の里は植物の神の国なのに、大きくて四角い形をした土の大地が、全く何も生えることなくむき出しになっています。フキノトウの苞草越しに見える山の上の大地を、バラは不思議そうに見ています。なぜ、あんなにも広い土が、植物に覆われることなく放置されているのでしょうか。
上空から見下ろすだけでも、あの大地の土は豊富な栄養を蓄えているのが分かります。よく見ると、白い小さな花を咲かせた精が、何人も飛び交っていました。
バラの精は、瞳を姫に向けて訊きました。
「姫様、なぜ眼下に広がる土の大地には、何も生えていないのでしょう」
「あれは畑と言って、食べ物を得るために、計画的に作った区画のことよ」
何を言っているのかわからず、きょとんとしながら、バラはまた畑を見ました。
植物の精達は、わざわざ食物を作らなくても、大地から水と栄養を得ることが出来ます。平和な世の中ですから、いっぱい光合成もできます。それなのに、なぜ畑なんて作るのでしょう。
実は、天界には花の里の他に、動物の里、魚の里、鳥の里などがあります。天界を構成する雲海に浮かんでいて、半球状の形をしています。雲海はピラミットのような段を構成していて、一番上に最高神の住まう天上界がありました。
殆どの神々は、食べ物を食べないと生きていけません。自らの神気を食べれば、それが尽きるまで生きていけますが、尽きれば消えてしまいます。大変長く生きることが出来ましたが、不老不死の存在ではありません。ですから、植物の国である花の里に、食物の多くを依存していました。
肉や魚を食べないわけではありませんが、命ある動物を食べるわけですから、魂が宿っていないことが条件です。そうでないと共食いになってしまいます。
それに対して、野菜や果物は、神や精霊そのものではありません。精を宿す宿さないもその本体の精次第。宿さなければ自分の一部です。植物以外では、卵を産む精達や、タコのように再生できる精など、一部にしか自らの意思ではできません
人間が、自らの髪を使って筆にしたりするのと同じことです。昔の人は、とても美しい長い髪を売り物にすることもありました。それと同じで、花の里は、作った作物を他の里に分けてあげることで、他の里の産品を得ています。
ゆっくりと飛んでいたフキノトウが、段々と高度を下げていきました。前の方を見ると、大きな家が見えます。バラは尋ねました。
「姫様、あれはなんですか?」
バラは、ずっと1人ぼっちでしたから、木の枝を互い違いにひっかけ合わせて編まれた物に、束ねた枯草が更に束ねられて乗っかってる物体を見たことがありません。果たしてあれはなんなのでしょう。
「あれ? あれはお家でしょう?」
家を見たことが無いなんて知らなかった姫は、不思議に思いながら答えます。
「お家? あれがお家ですか?」
初めて見る建物に、バラは興味津々です。森に住んでいたころ、夕方になると子供たちが、「お家に帰るね、バイバイ」と笑顔で別れていくのを見ていました。それだからバラは、お家は楽しいところなんだな、と思っていました。
自分は、土の上にしゃがんで生活していましたから、家というものを知りません。見たことのある世界は、森と石ころの世界しかありませんでした。姫と出会って初めて見る物ばかりです。
こないだの小川もそうでした。あんなに沢山の水を見たことはありません。ましてや、それが流れているのです。見たことある沢山の水は、森にあったチョロチョロした川と雨くらいしかありません。姫と菜の花の精霊がお話ししている間、バラは、小川から聞こえる心地よい音の流れに聞き入っていました。
あのとき、小川まで行って遊べばよかった、と後悔したバラは、積極的に初めて見る物が何か、姫に聞くようにしました。姫も、バラのそのような変化を嬉しく感じて、なんでも答えてくれました。
フキノトウは、数軒あるからぶき屋根の建物で、一番大きな建物の前に降りたちました。ちょうどお昼時です。姫はバラと2人でおそばを食べようと、そばの精が営むおそば屋さんにやってきました。
ざるそばを頼んだ2人の前にまず出てきたのは、ただの水に入ったおそばです。そばの精が作るおそばだけあって、味が自慢の十割そば。その味を心底味わってほしくて、水そばを最初に提供しています。
お箸を使えないバラは、1膳のお箸をグーで握りしめて、チュルチュルチュリュチュル、チュルチュルチュン。けしてお行儀が良いわけではありませんが、とても美味しそうに食べていたので、誰も怒りません。
不思議な香りが鼻に抜け、噛めば噛むほどほのかな甘みが舌の上に広がります。喉を滑るように、お腹の中に流れていきました。
続いてざるそばが出てきました。目の前に出された四角い器に盛られたそば、薬味の小ネギと本山葵、そばつゆの入った入れ物と睨めっこしているバラに、姫がニッコリ微笑みます。
「こうやって食べるのよ」と言って、姫はお手本を見せました。
つんつるつるるん、つんつるつるるん、天空に翔け昇る龍のごとく、おそばが姫の口に吸い込まれていきます。驚いたバラは、目を丸くして見ていました。
バラも真似をして食べようとしましたが、まず興味をそそられたのは、鮮やかな緑色の小さな山でした。お箸ですくってパクリと口に入れると、まあ大変。急に鼻が沁みてきて、悲しくもないのに涙が溢れてきます。目まで沁みてきました。もげそうな鼻を押さえて、バラはジタバタジタバタ悶えています。
姫は笑いをこらえて擦ってやります。
「それは本山葵っていうの、おそばに少しつけるか、汁に混ぜるかして使うのよ」
みんながバラを笑いました。少し落ち着いたバラが周りのお客さんを見渡すと、みんなは山葵をそばにつけて食べています。ですが、姫は、汁に混ぜて使っています。バラが訊くと、おそばにつけて食べると大人の味がするそうです。でも汁に溶かして使うと、不思議と辛みが弱まり甘みが出てきます。
試してみたくて、バラは山葵を少しおかわりしました。確かに姫の言う通りです。「甘いと辛い、1つの食べ物にこんなにも違う味があるなんてすごいなぁ」とバラが言うと、厨房で聞いていた山葵の精が喜びました。
チュルチュルハグハグ、チュルチュルハグハグ、うまくすすれません。少し青みのある艶やかなおそばは、とても甘くて美味しいです。
時期的に、もう新そばの季節は終わってしまいました。ですが、春になると失われる綺麗な青色も、忘れられない独特の香りも、このおそばにはまだあります。太めの平たい麺は、少しのトロみをその身に帯びていました。
この山の上は寒暖の差が激しく、冬になるととても寒いので、美味しいおそばを育てるのには適しています。凍えるような冬の時期、種達は寒さから身を守るために、でんぷん質を糖に変えて暖を取ります。まだ精が宿る前なのに、なんて神秘的な力でしょう。
そのため、ここのおそばはとても美味しいのです。主人の蕎麦の精の話によると、もう数か月早くに来れば、“寒ざらしそば”というもっと甘いおそばが食べられたとのこと。
寒ざらしそばとは、冬の冷たい川にさらした蕎麦の実を使用して作ったおそばの事です。雪が降って水も凍るような凍てつく空気に身を震わせながら、川の中に入っての作業ですから、本当にしばれるという言葉の音が妥当な過酷な環境です。
その甘さは鼻の中でも感じられると思えるほどだと聞いた2人は、今食べている美味しいおそばよりもさらに美味しいおそばがあると知って、まったりと味を想像しています。
蕎麦粉を使用した料理は沢山ありますが、このような大変な工程を経たおそばは、世界広しと言えど、ここでしか食べれません。
世の中には、とても美味しい食べ物があるのです。食べ物を食べると力が付くのは、その食べ物が持つ力を受け継いでいるからです。姫は薬味の小ネギ一欠片すら残さず食べました。命をいただくのですから当然のことです。
姫が、「うふふ」と笑って、小さな声で言いました。
「食べ物を残すと、もったいないオバケが出てくるのよ」
バラは怖くて残さず食べました。そば湯も普通と違います。普通は、蕎麦を茹でたただのお湯ですが、このお家のは、そば粉を熱湯で溶いて、トロリとさせた元気の出るお味のお湯でした。とても美味しかったです。
上空から見下ろすだけでも、あの大地の土は豊富な栄養を蓄えているのが分かります。よく見ると、白い小さな花を咲かせた精が、何人も飛び交っていました。
バラの精は、瞳を姫に向けて訊きました。
「姫様、なぜ眼下に広がる土の大地には、何も生えていないのでしょう」
「あれは畑と言って、食べ物を得るために、計画的に作った区画のことよ」
何を言っているのかわからず、きょとんとしながら、バラはまた畑を見ました。
植物の精達は、わざわざ食物を作らなくても、大地から水と栄養を得ることが出来ます。平和な世の中ですから、いっぱい光合成もできます。それなのに、なぜ畑なんて作るのでしょう。
実は、天界には花の里の他に、動物の里、魚の里、鳥の里などがあります。天界を構成する雲海に浮かんでいて、半球状の形をしています。雲海はピラミットのような段を構成していて、一番上に最高神の住まう天上界がありました。
殆どの神々は、食べ物を食べないと生きていけません。自らの神気を食べれば、それが尽きるまで生きていけますが、尽きれば消えてしまいます。大変長く生きることが出来ましたが、不老不死の存在ではありません。ですから、植物の国である花の里に、食物の多くを依存していました。
肉や魚を食べないわけではありませんが、命ある動物を食べるわけですから、魂が宿っていないことが条件です。そうでないと共食いになってしまいます。
それに対して、野菜や果物は、神や精霊そのものではありません。精を宿す宿さないもその本体の精次第。宿さなければ自分の一部です。植物以外では、卵を産む精達や、タコのように再生できる精など、一部にしか自らの意思ではできません
人間が、自らの髪を使って筆にしたりするのと同じことです。昔の人は、とても美しい長い髪を売り物にすることもありました。それと同じで、花の里は、作った作物を他の里に分けてあげることで、他の里の産品を得ています。
ゆっくりと飛んでいたフキノトウが、段々と高度を下げていきました。前の方を見ると、大きな家が見えます。バラは尋ねました。
「姫様、あれはなんですか?」
バラは、ずっと1人ぼっちでしたから、木の枝を互い違いにひっかけ合わせて編まれた物に、束ねた枯草が更に束ねられて乗っかってる物体を見たことがありません。果たしてあれはなんなのでしょう。
「あれ? あれはお家でしょう?」
家を見たことが無いなんて知らなかった姫は、不思議に思いながら答えます。
「お家? あれがお家ですか?」
初めて見る建物に、バラは興味津々です。森に住んでいたころ、夕方になると子供たちが、「お家に帰るね、バイバイ」と笑顔で別れていくのを見ていました。それだからバラは、お家は楽しいところなんだな、と思っていました。
自分は、土の上にしゃがんで生活していましたから、家というものを知りません。見たことのある世界は、森と石ころの世界しかありませんでした。姫と出会って初めて見る物ばかりです。
こないだの小川もそうでした。あんなに沢山の水を見たことはありません。ましてや、それが流れているのです。見たことある沢山の水は、森にあったチョロチョロした川と雨くらいしかありません。姫と菜の花の精霊がお話ししている間、バラは、小川から聞こえる心地よい音の流れに聞き入っていました。
あのとき、小川まで行って遊べばよかった、と後悔したバラは、積極的に初めて見る物が何か、姫に聞くようにしました。姫も、バラのそのような変化を嬉しく感じて、なんでも答えてくれました。
フキノトウは、数軒あるからぶき屋根の建物で、一番大きな建物の前に降りたちました。ちょうどお昼時です。姫はバラと2人でおそばを食べようと、そばの精が営むおそば屋さんにやってきました。
ざるそばを頼んだ2人の前にまず出てきたのは、ただの水に入ったおそばです。そばの精が作るおそばだけあって、味が自慢の十割そば。その味を心底味わってほしくて、水そばを最初に提供しています。
お箸を使えないバラは、1膳のお箸をグーで握りしめて、チュルチュルチュリュチュル、チュルチュルチュン。けしてお行儀が良いわけではありませんが、とても美味しそうに食べていたので、誰も怒りません。
不思議な香りが鼻に抜け、噛めば噛むほどほのかな甘みが舌の上に広がります。喉を滑るように、お腹の中に流れていきました。
続いてざるそばが出てきました。目の前に出された四角い器に盛られたそば、薬味の小ネギと本山葵、そばつゆの入った入れ物と睨めっこしているバラに、姫がニッコリ微笑みます。
「こうやって食べるのよ」と言って、姫はお手本を見せました。
つんつるつるるん、つんつるつるるん、天空に翔け昇る龍のごとく、おそばが姫の口に吸い込まれていきます。驚いたバラは、目を丸くして見ていました。
バラも真似をして食べようとしましたが、まず興味をそそられたのは、鮮やかな緑色の小さな山でした。お箸ですくってパクリと口に入れると、まあ大変。急に鼻が沁みてきて、悲しくもないのに涙が溢れてきます。目まで沁みてきました。もげそうな鼻を押さえて、バラはジタバタジタバタ悶えています。
姫は笑いをこらえて擦ってやります。
「それは本山葵っていうの、おそばに少しつけるか、汁に混ぜるかして使うのよ」
みんながバラを笑いました。少し落ち着いたバラが周りのお客さんを見渡すと、みんなは山葵をそばにつけて食べています。ですが、姫は、汁に混ぜて使っています。バラが訊くと、おそばにつけて食べると大人の味がするそうです。でも汁に溶かして使うと、不思議と辛みが弱まり甘みが出てきます。
試してみたくて、バラは山葵を少しおかわりしました。確かに姫の言う通りです。「甘いと辛い、1つの食べ物にこんなにも違う味があるなんてすごいなぁ」とバラが言うと、厨房で聞いていた山葵の精が喜びました。
チュルチュルハグハグ、チュルチュルハグハグ、うまくすすれません。少し青みのある艶やかなおそばは、とても甘くて美味しいです。
時期的に、もう新そばの季節は終わってしまいました。ですが、春になると失われる綺麗な青色も、忘れられない独特の香りも、このおそばにはまだあります。太めの平たい麺は、少しのトロみをその身に帯びていました。
この山の上は寒暖の差が激しく、冬になるととても寒いので、美味しいおそばを育てるのには適しています。凍えるような冬の時期、種達は寒さから身を守るために、でんぷん質を糖に変えて暖を取ります。まだ精が宿る前なのに、なんて神秘的な力でしょう。
そのため、ここのおそばはとても美味しいのです。主人の蕎麦の精の話によると、もう数か月早くに来れば、“寒ざらしそば”というもっと甘いおそばが食べられたとのこと。
寒ざらしそばとは、冬の冷たい川にさらした蕎麦の実を使用して作ったおそばの事です。雪が降って水も凍るような凍てつく空気に身を震わせながら、川の中に入っての作業ですから、本当にしばれるという言葉の音が妥当な過酷な環境です。
その甘さは鼻の中でも感じられると思えるほどだと聞いた2人は、今食べている美味しいおそばよりもさらに美味しいおそばがあると知って、まったりと味を想像しています。
蕎麦粉を使用した料理は沢山ありますが、このような大変な工程を経たおそばは、世界広しと言えど、ここでしか食べれません。
世の中には、とても美味しい食べ物があるのです。食べ物を食べると力が付くのは、その食べ物が持つ力を受け継いでいるからです。姫は薬味の小ネギ一欠片すら残さず食べました。命をいただくのですから当然のことです。
姫が、「うふふ」と笑って、小さな声で言いました。
「食べ物を残すと、もったいないオバケが出てくるのよ」
バラは怖くて残さず食べました。そば湯も普通と違います。普通は、蕎麦を茹でたただのお湯ですが、このお家のは、そば粉を熱湯で溶いて、トロリとさせた元気の出るお味のお湯でした。とても美味しかったです。
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