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第68話 鉄材の実情
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通路で強いのはキングウルフ。
ステップを踏まれるとなかなか当たらない。
まあ、6人もいれば誰か当たるのだが、自動小銃が欲しいところだ。
単発のライフルでは装填に時間が掛かる。
6人が外したら、俺のリフォームスキルか、拝島さんが予見スキルを使うのだけど、少し危ういなと思う。
拝島さんの予見スキルを、上溝さんのスキルでみんなにコピーすることにする。
試してみた。
おお、撃つ前に着弾が分かる。
外れたら、構え直してスキルを使う。
ただ、魔力が食う量が半端じゃない。
10倍というのは本当みたいだ。
「俺は予見スキルは要らないな」
「俺も要らない。最後にものを言うのは拳だよ」
番田さんも要らないらしい。
「私も必要がありません。自前でスキルを再現できますし」
上溝さんも要らないらしい。
そうだよな魔力を操ることができるから、見ればスキルを再現できるらしい。
藤沢と御嶽青年は使うらしい。
そうだよな。
二人のスキルは戦闘には役に立たない。
ちょっとだけパーティが強化されたということか。
コピーするのにもっと良いスキルがあればな。
冒険者に依頼を出すにしても銃に相性が良いスキルは考えつかない。
「上溝さん、同じ人に複数コピーは出来ますか?」
「出来ません。たぶんバフ系統の魔法ともかち合うと思います」
スキルコピーはバフ扱いか。
性能は良いからひとつだけでもかなり使えるスキルだ。
おっと、トラップだ。
「そこ、タイルの色が違うからたぶんトラップだ」
「トラップ増えましたね」
トラップで何か考えられないかな。
とりあえずリフォームで潰しておこう。
「今日はこんな所だな。上がるとするか」
一時間の討伐作業が終わった。
さあ、事務仕事だ。
「先輩、ライブ配信が絶好調です」
「へぇ、何か要素が増えたのか?」
「部屋に複数モンスターがいるとじゃれ合いが発生します。オーガ同士の殴り合いは大迫力ですよ」
じゃあ、チャンネル登録者数も大幅に増えたところで何かメッセージを発信するか。
俺はカメラをセットした。
「ダンジョン分譲コーポレーションの戸塚です。いまダンジョン分譲コーポレーションの子会社でファンドを売り出しています。興味がある方は会社のホームページを見て下さい」
宣伝はこんなところでいいな。
さてメッセージだ。
訴えたいのは。
「私の会社は現在何億円という資金があります。ですが、必ずしも儲かっているとは限りません。スタンピードがあるからです」
俺も被害者だと言おうか。
いいやそれは戦うという姿勢ではない。
とすれば。
「資金はある。新しいことを始められる環境にあるわけです。みなさん、ダンジョンは厄介者です。それは認めます。正直私も放り出したい。しかし、泣き言を言っても仕方ありません。みんなで改善案を出しませんか。厄介者のダンジョンを逆に利用してやるのです。アイデア待ってます」
これでどうだ。
奇想天外なアイデアが来るといいな。
来たメールをチェックする。
俺に金寄越せ系の内容は一目見て捨てた。
俺に鉄を寄越せというメールがあった。
金じゃなくて鉄。
ネットで調べてみる。
モンスターが海を支配する前は、鉄と石炭はほぼ100%輸入だった。
へぇー。
いまはオークなどが身に着けている装備を溶かしてくず鉄として再利用している。
あと、採取ポイントがあるダンジョンがあるらしい。
鉄鉱石や石炭はそこから採れる。
低ランクダンジョンなので危険は少ないが、冒険者作業員が掘削を行っている。
なるほどね。
鉄はそこそこするのか。
キロ100円が大体相場らしい。
なんでも昔の倍になっているとのこと。
くっそ安いな。
モンスターの剣は30キロぐらいの重さ。
3000円かよ。
安いとは思っていたが、でも塵も積もればなのか。
モンスター養殖で武器を買い取ってもらうとして、高値は望めないな。
スパイダーシルクの方がよっぽど金になる。
上手くはいかないものだ。
でもひとつ賢くなった。
なるほどね。
鉄は駄目か。
ポーションを取った後の宝箱の方がまだ高い気がする。
あれなら3000円ぐらいで売れそうだ。
インテリアとして使えるしな。
モンスターが持っている剣もインテリアとして使えるかな。
でも、デザインがなぁ。
無骨というのが良いという人は少ないだろう。
リフォームするっていう手もあるが、恰好良いデザインなんかできない。
デザイナーに頼んでやってもらうほどじゃないな。
それに飾りが複雑になると作れるか自信がない。
だが、色々と考えるのは良いことだ。
――――――――――――――――――――――――
俺の収支メモ
支出 収入 収支
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
繰り越し 68,083万円
上級ポーション3個 909万円
彫像10体 10万円
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
計 0円 69,002万円 69,002万円
パーティ収支メモ
支出 収入 収支
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
繰り越し 4,975万円
オーク7体 455万円
キングウルフ10体 450万円
ライフル6丁 462万円
弾丸80発 8万円
弾丸用魔石 200万円
付与魔法依頼 50万円
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
計 720万円 5,880万円 5,160万円
ファンド収支メモ
俺の出資1100口 110億円
客の出資36口 3億6千万円
支出 収入 収支
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
繰り越し 4,120万円
カイザーウルフ60体 4,500万円
ドッペルオーク12体 600万円
シャーマンオーク12体 720万円
エンペラータランチュラ12体 1,056万円
メイズスパイダー12体 1,020万円
エレファントスレイヤー12体 1,440万円
オーガ78体 4,290万円
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
計 0円 17,746万円 17,746万円
遺産(不動産) 0円
ダンジョン -64億円
出資金 110億円
ファンドの客も増えたし、全てが順調だ。
分譲ダンジョンコーポレーションの収入が少ない。
部屋の賃貸か分譲を狙いたいが、地下に住むのは抵抗があるらしい。
マンションて大抵は上の階が高いものだから。
地下は低くみられるらしい。
何か考えないといけないだろう。
ステップを踏まれるとなかなか当たらない。
まあ、6人もいれば誰か当たるのだが、自動小銃が欲しいところだ。
単発のライフルでは装填に時間が掛かる。
6人が外したら、俺のリフォームスキルか、拝島さんが予見スキルを使うのだけど、少し危ういなと思う。
拝島さんの予見スキルを、上溝さんのスキルでみんなにコピーすることにする。
試してみた。
おお、撃つ前に着弾が分かる。
外れたら、構え直してスキルを使う。
ただ、魔力が食う量が半端じゃない。
10倍というのは本当みたいだ。
「俺は予見スキルは要らないな」
「俺も要らない。最後にものを言うのは拳だよ」
番田さんも要らないらしい。
「私も必要がありません。自前でスキルを再現できますし」
上溝さんも要らないらしい。
そうだよな魔力を操ることができるから、見ればスキルを再現できるらしい。
藤沢と御嶽青年は使うらしい。
そうだよな。
二人のスキルは戦闘には役に立たない。
ちょっとだけパーティが強化されたということか。
コピーするのにもっと良いスキルがあればな。
冒険者に依頼を出すにしても銃に相性が良いスキルは考えつかない。
「上溝さん、同じ人に複数コピーは出来ますか?」
「出来ません。たぶんバフ系統の魔法ともかち合うと思います」
スキルコピーはバフ扱いか。
性能は良いからひとつだけでもかなり使えるスキルだ。
おっと、トラップだ。
「そこ、タイルの色が違うからたぶんトラップだ」
「トラップ増えましたね」
トラップで何か考えられないかな。
とりあえずリフォームで潰しておこう。
「今日はこんな所だな。上がるとするか」
一時間の討伐作業が終わった。
さあ、事務仕事だ。
「先輩、ライブ配信が絶好調です」
「へぇ、何か要素が増えたのか?」
「部屋に複数モンスターがいるとじゃれ合いが発生します。オーガ同士の殴り合いは大迫力ですよ」
じゃあ、チャンネル登録者数も大幅に増えたところで何かメッセージを発信するか。
俺はカメラをセットした。
「ダンジョン分譲コーポレーションの戸塚です。いまダンジョン分譲コーポレーションの子会社でファンドを売り出しています。興味がある方は会社のホームページを見て下さい」
宣伝はこんなところでいいな。
さてメッセージだ。
訴えたいのは。
「私の会社は現在何億円という資金があります。ですが、必ずしも儲かっているとは限りません。スタンピードがあるからです」
俺も被害者だと言おうか。
いいやそれは戦うという姿勢ではない。
とすれば。
「資金はある。新しいことを始められる環境にあるわけです。みなさん、ダンジョンは厄介者です。それは認めます。正直私も放り出したい。しかし、泣き言を言っても仕方ありません。みんなで改善案を出しませんか。厄介者のダンジョンを逆に利用してやるのです。アイデア待ってます」
これでどうだ。
奇想天外なアイデアが来るといいな。
来たメールをチェックする。
俺に金寄越せ系の内容は一目見て捨てた。
俺に鉄を寄越せというメールがあった。
金じゃなくて鉄。
ネットで調べてみる。
モンスターが海を支配する前は、鉄と石炭はほぼ100%輸入だった。
へぇー。
いまはオークなどが身に着けている装備を溶かしてくず鉄として再利用している。
あと、採取ポイントがあるダンジョンがあるらしい。
鉄鉱石や石炭はそこから採れる。
低ランクダンジョンなので危険は少ないが、冒険者作業員が掘削を行っている。
なるほどね。
鉄はそこそこするのか。
キロ100円が大体相場らしい。
なんでも昔の倍になっているとのこと。
くっそ安いな。
モンスターの剣は30キロぐらいの重さ。
3000円かよ。
安いとは思っていたが、でも塵も積もればなのか。
モンスター養殖で武器を買い取ってもらうとして、高値は望めないな。
スパイダーシルクの方がよっぽど金になる。
上手くはいかないものだ。
でもひとつ賢くなった。
なるほどね。
鉄は駄目か。
ポーションを取った後の宝箱の方がまだ高い気がする。
あれなら3000円ぐらいで売れそうだ。
インテリアとして使えるしな。
モンスターが持っている剣もインテリアとして使えるかな。
でも、デザインがなぁ。
無骨というのが良いという人は少ないだろう。
リフォームするっていう手もあるが、恰好良いデザインなんかできない。
デザイナーに頼んでやってもらうほどじゃないな。
それに飾りが複雑になると作れるか自信がない。
だが、色々と考えるのは良いことだ。
――――――――――――――――――――――――
俺の収支メモ
支出 収入 収支
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
繰り越し 68,083万円
上級ポーション3個 909万円
彫像10体 10万円
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計 0円 69,002万円 69,002万円
パーティ収支メモ
支出 収入 収支
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繰り越し 4,975万円
オーク7体 455万円
キングウルフ10体 450万円
ライフル6丁 462万円
弾丸80発 8万円
弾丸用魔石 200万円
付与魔法依頼 50万円
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
計 720万円 5,880万円 5,160万円
ファンド収支メモ
俺の出資1100口 110億円
客の出資36口 3億6千万円
支出 収入 収支
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繰り越し 4,120万円
カイザーウルフ60体 4,500万円
ドッペルオーク12体 600万円
シャーマンオーク12体 720万円
エンペラータランチュラ12体 1,056万円
メイズスパイダー12体 1,020万円
エレファントスレイヤー12体 1,440万円
オーガ78体 4,290万円
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
計 0円 17,746万円 17,746万円
遺産(不動産) 0円
ダンジョン -64億円
出資金 110億円
ファンドの客も増えたし、全てが順調だ。
分譲ダンジョンコーポレーションの収入が少ない。
部屋の賃貸か分譲を狙いたいが、地下に住むのは抵抗があるらしい。
マンションて大抵は上の階が高いものだから。
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