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第5章 アンデッドでざまぁ
第207話 おっさん、分身を得る
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「私、決めたわ」
『何を決めたんだ』
「隣国に行って、魔導士になれないか挑戦するのよ。スケルトンが魔導士になれて、私が魔導士になれないなんて間違っている」
『俺がスキルで出せる触媒は出してやろう。隣国に行くのはそれからでも遅くない』
「本当?」
『ああ、本当だ。手始めはチタンだな』
ジェマの属性が判明した。
マグネシウムだった。
「私が雑魚属性なんて、ショックだわ」
『触媒が安くて良かった』
「こうなったら、私はレベルアップに全てを賭けるわ。目指せ100。えい、えい、おー」
『ダンジョンに早く行こう。実験したい事がある』
はやる気持ちを抑えてダンジョンに入る。
手ごろなスケルトンを捕まえて金属支配した。
コアを俺のコアに吸収。
スケルトンの骨がバラバラになる。
うがぁ、異物感が凄い。
魂が浸食されるのを感じた。
魂が悲鳴を上げる。
駄目だ。
俺は吸収したコアを分離した。
俺は自分のコアを隅々までチェックした。
良かった元通りだ。
分離したコアを元のスケルトンに戻してやる。
スケルトンのバラバラになった骨が元に戻った。
スケルトンは分身になったみたいで、俺の言う事を聞く様になった。
一度吸収してから分離しても分身になるのだな。
だが、二度とやりたくない。
あの魂が混沌とした感じは味わいたくない。
「そのスケルトンを連れていくの」
『ああ、そのつもりだ。名前を付けてやらないとな。ポチで良いか。どうせこの階層からは出られない』
1階層のボスを倒して、ポータルに入る。
3階層のポータルに行く為だ。
俺はポチに向かって手を振った。
ポチがポータルに飛び込んでくる。
視点が切り替わり、3階層にワープした。
したんだよな。
ポチが相変わらずついて来た。
しかもコアだけになって。
えーと、コアは俺の物って認識で良いのか。
骨は装備品扱いじゃないのか。
ダンジョンのモンスターの体はよく分からん物質で出来ている。
それが階層を超えるのを拒否したのだな。
まあ良い。
スケルトンのコアがオプションよろしく俺達の後をついてくる事になった。
3階層の階段を下って、俺達は4階層に足を踏み入れた。
ジェネラルスケルトンがスケルトンをパーティとして引き連れて徘徊していた。
だが、スケルトンの数がボスよりも少ない。
これなら楽勝だな。
ザコを蹴散らしてボス部屋を目指した。
ボスは金色の光沢を持つスケルトンだった。
「ギルドの資料によれば、ゴールドスケルトンね。メタルスケルトンの一種で、むかつくモンスターの十指に入るわ」
『なんでむかつくんだ』
「ダンジョンでは剥ぎ取りが出来ないから。あまりの勿体なさにむかつくのね。来るわよ」
相手の武器もメイスだったが。
俺の練度の方が勝った。
俺はメイスで頭蓋骨を凹ませてコアを潰した。
弱い敵だ。
さっさと次に行こう。
5階層のザコはゴールドスケルトンにナイトスケルトンの混成軍だった。
『ゴールドスケルトンって弱いな』
「メイスだからそう思うのよ。剣で金属の塊を両断なんて出来ないわ」
『相性の問題か。理解した』
簡単にボス部屋に到達した。
「次のボスは資料によるとアイアンスケルトンね。ここを突破した駆け出しは誰も居ないわ。中級冒険者じゃないと難しいみたい」
『全身が鉄のスケルトンか。強敵だが、ダイヤモンドカッターの刃がある』
「信じてるわよ」
『よし、行こう』
イレギュラーなどなくアイアンスケルトンだった。
「カタカタ、カタカタカタ(属性魔導、刃よ回転して切り刻め)」
先制攻撃だ。
なんとダイヤモンドカッターの刃が滑った。
硬い奴だな。
俺はアイアンスケルトンの首に砂鉄のロープを掛けた。
引っ張ったが首は抜けない。
ロープはアイアンスケルトンの鉄の剣で斬られた。
「カタカタ(魔力通販)。カタカタカタ(金ノコ)」
魔石の魔力で金ノコを買う。
俺はメイスを金ノコに持ち替え対峙した。
相手が剣を振り下ろして来たので腕を取り、金ノコで切り始める。
ふははは。
腕を切り落としてやったぞ。
金属支配で腕を奪えば復活もしない。
アイアンスケルトン本体に金属支配を掛けたが弾かれた。
やっぱりスケルトンのような訳にはいかないか。
馬乗りになりアイアンスケルトンの頭蓋骨を金ノコで切ってコアを潰した。
次の階層はこいつがザコで出て来るんだよな。
チェーンソーでぶった切る手かな。
たけど、金属を切るとたぶん刃が鈍ってしまうんだよな。
今日の探索は終わりだ。
明日の休日の間に何か考えよう。
『何を決めたんだ』
「隣国に行って、魔導士になれないか挑戦するのよ。スケルトンが魔導士になれて、私が魔導士になれないなんて間違っている」
『俺がスキルで出せる触媒は出してやろう。隣国に行くのはそれからでも遅くない』
「本当?」
『ああ、本当だ。手始めはチタンだな』
ジェマの属性が判明した。
マグネシウムだった。
「私が雑魚属性なんて、ショックだわ」
『触媒が安くて良かった』
「こうなったら、私はレベルアップに全てを賭けるわ。目指せ100。えい、えい、おー」
『ダンジョンに早く行こう。実験したい事がある』
はやる気持ちを抑えてダンジョンに入る。
手ごろなスケルトンを捕まえて金属支配した。
コアを俺のコアに吸収。
スケルトンの骨がバラバラになる。
うがぁ、異物感が凄い。
魂が浸食されるのを感じた。
魂が悲鳴を上げる。
駄目だ。
俺は吸収したコアを分離した。
俺は自分のコアを隅々までチェックした。
良かった元通りだ。
分離したコアを元のスケルトンに戻してやる。
スケルトンのバラバラになった骨が元に戻った。
スケルトンは分身になったみたいで、俺の言う事を聞く様になった。
一度吸収してから分離しても分身になるのだな。
だが、二度とやりたくない。
あの魂が混沌とした感じは味わいたくない。
「そのスケルトンを連れていくの」
『ああ、そのつもりだ。名前を付けてやらないとな。ポチで良いか。どうせこの階層からは出られない』
1階層のボスを倒して、ポータルに入る。
3階層のポータルに行く為だ。
俺はポチに向かって手を振った。
ポチがポータルに飛び込んでくる。
視点が切り替わり、3階層にワープした。
したんだよな。
ポチが相変わらずついて来た。
しかもコアだけになって。
えーと、コアは俺の物って認識で良いのか。
骨は装備品扱いじゃないのか。
ダンジョンのモンスターの体はよく分からん物質で出来ている。
それが階層を超えるのを拒否したのだな。
まあ良い。
スケルトンのコアがオプションよろしく俺達の後をついてくる事になった。
3階層の階段を下って、俺達は4階層に足を踏み入れた。
ジェネラルスケルトンがスケルトンをパーティとして引き連れて徘徊していた。
だが、スケルトンの数がボスよりも少ない。
これなら楽勝だな。
ザコを蹴散らしてボス部屋を目指した。
ボスは金色の光沢を持つスケルトンだった。
「ギルドの資料によれば、ゴールドスケルトンね。メタルスケルトンの一種で、むかつくモンスターの十指に入るわ」
『なんでむかつくんだ』
「ダンジョンでは剥ぎ取りが出来ないから。あまりの勿体なさにむかつくのね。来るわよ」
相手の武器もメイスだったが。
俺の練度の方が勝った。
俺はメイスで頭蓋骨を凹ませてコアを潰した。
弱い敵だ。
さっさと次に行こう。
5階層のザコはゴールドスケルトンにナイトスケルトンの混成軍だった。
『ゴールドスケルトンって弱いな』
「メイスだからそう思うのよ。剣で金属の塊を両断なんて出来ないわ」
『相性の問題か。理解した』
簡単にボス部屋に到達した。
「次のボスは資料によるとアイアンスケルトンね。ここを突破した駆け出しは誰も居ないわ。中級冒険者じゃないと難しいみたい」
『全身が鉄のスケルトンか。強敵だが、ダイヤモンドカッターの刃がある』
「信じてるわよ」
『よし、行こう』
イレギュラーなどなくアイアンスケルトンだった。
「カタカタ、カタカタカタ(属性魔導、刃よ回転して切り刻め)」
先制攻撃だ。
なんとダイヤモンドカッターの刃が滑った。
硬い奴だな。
俺はアイアンスケルトンの首に砂鉄のロープを掛けた。
引っ張ったが首は抜けない。
ロープはアイアンスケルトンの鉄の剣で斬られた。
「カタカタ(魔力通販)。カタカタカタ(金ノコ)」
魔石の魔力で金ノコを買う。
俺はメイスを金ノコに持ち替え対峙した。
相手が剣を振り下ろして来たので腕を取り、金ノコで切り始める。
ふははは。
腕を切り落としてやったぞ。
金属支配で腕を奪えば復活もしない。
アイアンスケルトン本体に金属支配を掛けたが弾かれた。
やっぱりスケルトンのような訳にはいかないか。
馬乗りになりアイアンスケルトンの頭蓋骨を金ノコで切ってコアを潰した。
次の階層はこいつがザコで出て来るんだよな。
チェーンソーでぶった切る手かな。
たけど、金属を切るとたぶん刃が鈍ってしまうんだよな。
今日の探索は終わりだ。
明日の休日の間に何か考えよう。
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