174 / 179
第174話 発情ウサギ
しおりを挟む
ラブリーネスト、11階層。
いたのはパラサイトウルフとピンクのウサギだ。
【可愛い。ウサギと戯れる子犬。絵になる】
【このウサギは毒持ちじゃないだろうな】
【分からんぞ】
「モチ、このモンスターを知ってるか」
「エストゥラスラビット、別名が発情ウサギだにゃ。特殊なフェロモンで人間もモンスターも発情させてしまうにゃ」
【それは怖いな】
【ガスマスクがあれば平気かな】
「ガスマスク装備」
「了解」
「装着完了」
「はいですにゃ」
「完了ですわん」
進み始めたところ、
弥衣と綺羅々がおかしくなった。
フラフラして服に手を掛けて脱ぎ始めた。
この階層は危険だ。
【おっ18禁サービスタイムか】
【確保隊がいなくて良かった。ウホな展開を見せられたら汚染される】
【ヤエちゃんと綺羅々の貞操が】
【処女じゃないから】
【いや分からんよ。おっさんヘタレ説を信じたい】
俺は弥衣と綺羅々を両脇に抱えて、戦線離脱した。
モチとキナコは平気なようだな。
「しっかりしろ」
「まだ頭がぼうっとする」
「アルコール中毒より酷い」
「ここからはCGの時間だ」
俺はアダマン鉄パイプを構えて、ひとり特攻した。
肉片になっていく、発情ウサギとパラサイトウルフ。
【虐殺映像】
【CGと言えども気分が悪い】
【実際は何が行われているんだろうな】
【ロボットとかドローンとかで掃討していると思われ】
パラサイトウルフの数が多い。
数の勝負なら負けない。
オラオラ、連打だ。
【教育に良くない動画です】
【討伐映像なんてみんなこんな物】
【実際はラブリードッグとウサギが死んでいるのですね。なんということでしょう】
やがて、ボスの扉までで、動いている者はいなくなった。
【また楽園がひとつ壊滅しました】
【ダンジョンコアさえ無事なら復興するよ】
【CGが終わったらしい】
「弥衣、綺羅々、元凶は退治した。大丈夫そうか」
「この濃度なら」
「うん、酔っぱらったような感じ」
急ぎ足でボス部屋に入った。
ボスはピンクのパラサイトウルフ。
危険だ。
酸を塗ったボウガンを連射。
弥衣と綺羅々は下着姿になっていた。
ふぅ、危なかった。
【お色気シーンが寸止めかよ】
【18禁は不味い。垢バンされる】
【下着姿堪能した。これだけで十分】
ポータルに登録してダンジョンを出る。
買取場に行き、ピンクのウサギの死骸でまともそうなのを出す。
「こいつはくるな。勃起不全の治療薬に良いかも知れん」
「追加で採取とかしないから」
「死骸があればガスマスクは作れる。採取依頼を出すさ」
「そうしてくれ」
パラサイトウルフを使った襲撃計画。
それが気になって仕方ない。
何か手掛かりがないか。
フレンドリーベルが何となく心に引っ掛かった。
あれって前のスタンピードの時に一斉蜂起させたよな。
機能はそれだけか。
あれが危険な物という認識は間違ってないはずだ。
ただどうやって訴えよう。
闇魔法が使われてますと言ったところで、闇は安らぎ、精神を安定させますとか言われそうだ。
仕方ない。
地道にファントム活動するか。
檻に入れられたパラサイトウルフに精神魔法を掛ける。
暴れ出すパラサイトウルフ。
飼い主はおろおろしているが、助けを呼ばない。
くっ、檻があるとこんな事態になるんだな。
俺は精神魔法を辞めた。
大人しくなるパラサイトウルフ。
これではパラサイトウルフの数を減らせない。
困った事態だ。
鍵はフレンドリーベルにあるようだから、これを調べるか。
光魔法で消し去ることができるというのは分かっている。
闇魔法の専門家がいればいいのにな。
ホームページで多額の報酬を餌に募集した。
「俺は闇魔法師だぜ。闇に染まった左手がうずく」
闇魔法師だという男が訪ねてきた。
「お引き取りを」
こんなの詐欺師だろう。
「いくら払える。俺は高いぜ」
別の男が来た。
「フレンドリーベルを作れますか」
「おう作れるぜ」
「じゃあ、試しに作って下さい」
何の変哲もない鈴を渡した。
「ほらよ」
「光魔法。詐欺ですね、お帰りを」
「詐欺呼ばわりするのか。金払え」
呪い解放。
「くっ、寒気が。帰る」
引っ掛かったのは詐欺師ばかり。
闇魔法からのアプローチは失敗した。
俺の浅知恵じゃ駄目か。
いたのはパラサイトウルフとピンクのウサギだ。
【可愛い。ウサギと戯れる子犬。絵になる】
【このウサギは毒持ちじゃないだろうな】
【分からんぞ】
「モチ、このモンスターを知ってるか」
「エストゥラスラビット、別名が発情ウサギだにゃ。特殊なフェロモンで人間もモンスターも発情させてしまうにゃ」
【それは怖いな】
【ガスマスクがあれば平気かな】
「ガスマスク装備」
「了解」
「装着完了」
「はいですにゃ」
「完了ですわん」
進み始めたところ、
弥衣と綺羅々がおかしくなった。
フラフラして服に手を掛けて脱ぎ始めた。
この階層は危険だ。
【おっ18禁サービスタイムか】
【確保隊がいなくて良かった。ウホな展開を見せられたら汚染される】
【ヤエちゃんと綺羅々の貞操が】
【処女じゃないから】
【いや分からんよ。おっさんヘタレ説を信じたい】
俺は弥衣と綺羅々を両脇に抱えて、戦線離脱した。
モチとキナコは平気なようだな。
「しっかりしろ」
「まだ頭がぼうっとする」
「アルコール中毒より酷い」
「ここからはCGの時間だ」
俺はアダマン鉄パイプを構えて、ひとり特攻した。
肉片になっていく、発情ウサギとパラサイトウルフ。
【虐殺映像】
【CGと言えども気分が悪い】
【実際は何が行われているんだろうな】
【ロボットとかドローンとかで掃討していると思われ】
パラサイトウルフの数が多い。
数の勝負なら負けない。
オラオラ、連打だ。
【教育に良くない動画です】
【討伐映像なんてみんなこんな物】
【実際はラブリードッグとウサギが死んでいるのですね。なんということでしょう】
やがて、ボスの扉までで、動いている者はいなくなった。
【また楽園がひとつ壊滅しました】
【ダンジョンコアさえ無事なら復興するよ】
【CGが終わったらしい】
「弥衣、綺羅々、元凶は退治した。大丈夫そうか」
「この濃度なら」
「うん、酔っぱらったような感じ」
急ぎ足でボス部屋に入った。
ボスはピンクのパラサイトウルフ。
危険だ。
酸を塗ったボウガンを連射。
弥衣と綺羅々は下着姿になっていた。
ふぅ、危なかった。
【お色気シーンが寸止めかよ】
【18禁は不味い。垢バンされる】
【下着姿堪能した。これだけで十分】
ポータルに登録してダンジョンを出る。
買取場に行き、ピンクのウサギの死骸でまともそうなのを出す。
「こいつはくるな。勃起不全の治療薬に良いかも知れん」
「追加で採取とかしないから」
「死骸があればガスマスクは作れる。採取依頼を出すさ」
「そうしてくれ」
パラサイトウルフを使った襲撃計画。
それが気になって仕方ない。
何か手掛かりがないか。
フレンドリーベルが何となく心に引っ掛かった。
あれって前のスタンピードの時に一斉蜂起させたよな。
機能はそれだけか。
あれが危険な物という認識は間違ってないはずだ。
ただどうやって訴えよう。
闇魔法が使われてますと言ったところで、闇は安らぎ、精神を安定させますとか言われそうだ。
仕方ない。
地道にファントム活動するか。
檻に入れられたパラサイトウルフに精神魔法を掛ける。
暴れ出すパラサイトウルフ。
飼い主はおろおろしているが、助けを呼ばない。
くっ、檻があるとこんな事態になるんだな。
俺は精神魔法を辞めた。
大人しくなるパラサイトウルフ。
これではパラサイトウルフの数を減らせない。
困った事態だ。
鍵はフレンドリーベルにあるようだから、これを調べるか。
光魔法で消し去ることができるというのは分かっている。
闇魔法の専門家がいればいいのにな。
ホームページで多額の報酬を餌に募集した。
「俺は闇魔法師だぜ。闇に染まった左手がうずく」
闇魔法師だという男が訪ねてきた。
「お引き取りを」
こんなの詐欺師だろう。
「いくら払える。俺は高いぜ」
別の男が来た。
「フレンドリーベルを作れますか」
「おう作れるぜ」
「じゃあ、試しに作って下さい」
何の変哲もない鈴を渡した。
「ほらよ」
「光魔法。詐欺ですね、お帰りを」
「詐欺呼ばわりするのか。金払え」
呪い解放。
「くっ、寒気が。帰る」
引っ掛かったのは詐欺師ばかり。
闇魔法からのアプローチは失敗した。
俺の浅知恵じゃ駄目か。
107
お気に入りに追加
716
あなたにおすすめの小説
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる