3 / 156
第3話 化け物と出会った日
しおりを挟む
Side:笠幡・留美
私達は失敗した。
Aランクダンジョン95階層、フィールド名ダイヤの洞窟に討伐に行った私達はダイヤドラゴンに出くわしてしまった。
ダイヤドラゴンはラスボスでもおかしくないわ。
それがなんでフィールドに。
「ギャォォォォン」
ダイヤドラゴンが吠える。
「戦闘態勢。後衛は魔法で頭を。前衛は武器で足を。尻尾に気を付けろ」
リーダーから指示が飛ぶ。
「出し惜しみはなしよ。獄炎」
魔力を注ぎ込まれこれでもかと高温になった火の玉がダイヤドラゴンの頭に向かっていく。
隣ではやはりパーティメンバーの魔法使いが火の玉を撃っていた。
ダイヤドラゴンはそれらを避けるそぶりも見せなかった。
魔法は当たり、火の粉を散らしただけに終わった。
「くっ、ダイヤモンドで出来ているなら、燃えなさいよ」
頭に魔法が着弾したタイミングで前衛が仕掛けたが、足で蹴られ吹っ飛ばされて転がった。
回復役が駆け寄り、手当する。
戦闘は進み、私の魔法でも傷一つ付かないダイヤドラゴン。
とうぜん前衛の攻撃にも無傷だった。
5本あるエリクサーも全部使い果たし、リーダーが撤退の合図をした。
逃げられるかしらね。
私の人生も終わりかな。
逃げるために振り返ったら、場違いな人物が呆けて立っていた。
色褪せた作業服に両手には軍手。
武器は鉄パイプのようね。
Aランクダンジョンにこの格好はあり得ないわ。
私は彼を追い越して、そして彼がどうなるかと思って振り返った。
彼は恐怖のあまりしゃがんでいるようだった。
可哀想だけど助けられない。
彼の犠牲が無駄じゃないことを祈るわ。
その時彼がすくっと立ち上がって鉄パイプを振りかぶった。
逃げればいいのに。
そして驚くべき光景を見た。
鉄パイプの一撃で粉々になるダイヤドラゴン。
ちょっと、どう言うこと。
理解が追い付かない。
あんな武器で一撃。
Sランク冒険者が初心者のふりをしてた?
ちぐはぐね。
何もかもがちぐはぐ。
彼は謝ってきた。
なんの冗談よ。
連絡先を交換する。
これだけ強いのだから、お近づきになっておくのは利点しかないわ。
交渉役の役目を果たさないと。
冒険者協会まで彼を送る。
とりあえずの謝礼を渡そうとしたら、断ってきた。
仕方ないわね。
借りということにした。
格上の冒険者なら無体なことは言ってこないでしょう。
彼と別れてから、彼の名前で検索を掛ける。
驚いたことにそれらしき情報がヒットしない。
偽名かしら。
謎の人物ね。
わくわくして来たわ。
正体を突き止めてやる。
彼の配信チャンネルの一番古い『初めてのスライム討伐』という動画を見る。
内容は初心者のスライム狩りだった。
鉄パイプでスライムに殴りかかったらノーダメージでスライムに逃げられた。
ええと、これが彼の討伐の初めなのね。
日付を見ると15年前。
何となく納得した。
15年も冒険者をやっていれば、才能次第ではSランクはあり得るわよね。
次の動画は。
それから1年後。
初めてのスライム討伐成功。
スライムを滅多打ちにして討伐に成功した。
えっ、ここまで1年も掛かっているの。
冗談でしょ。
大器晩成型かしら。
次の動画は初めてのゴブリン討伐成功。
ここまでさらに2年掛かってた。
分かったこれは嘘の動画。
何か事情があってフェイクを載せているのだわ。
プチウルフの討伐成功にさらに4年。
大トカゲの討伐成功にさらに8年。
嘘みたいな動画。
なんのためにこんなことを。
お遊びの副アカウントかな。
なんとしても彼の情報を探さないと。
今の彼のチャンネル登録者数は1万を超えている。
目立つのが不本意だったとしたら、メールアドレスと電話番号も変えて、アカウントを作り直すかも。
このチャンス逃がすものですか。
チャンネルのプロフィール欄を見る。
ええと、中学の時に両親が他界。
それからアルバイトをしながら高校を卒業。
自宅の庭にFランクダンジョンができる。
そのダンジョンで鉄鉱石を掘る毎日。
何これ?
まるっきり底辺ね。
経済力も、冒険者の実力も、底辺だわ。
徹底的に隠蔽するつもりのようね。
うちのチャンネルのダイヤドラゴン討伐配信に映ってた彼の顔を切り抜いて、興信所に依頼する。
絶対にSランクだと思うから情報が上がってくるはず。
「リーダー、埼京とよしみを通ずるべきです。あのパワーの源を知りたい」
「うちのパーティ、最近伸び悩んでいるからな」
「ええ、秘訣が分かるのなら100億円積んでも惜しくないと思います」
私のスマホに電話が掛かって来た。
番号は彼からだったけど、相手は若い女性。
交渉するなら今後は私とお願いますと言ってきた。
やっぱりね。
Sランク冒険者ですもの、交渉役はいるわよね。
手強い交渉になるでしょうね。
まずはなんと言ってみましょうか。
お金は断られたし、一緒にパーティを組みたいが良いかもしれないわね。
100万円ぽっちじゃ見向きもされないのは分かる。
今回の討伐で1億円のエリクサーを5本使ったから、ダイヤドラゴンの素材をなるべく高く売らないと。
ダイヤドラゴンの素材は全てダイヤモンドだから、おそらく何百億になるわ。
ただ、一度に市場に出すと値下がりしてしまう。
それにダイヤの洞窟のモンスター素材は細かい不純物が入っていて宝飾品には向かない。
もっぱら工業用ね。
一度に売れないのがもどかしい。
とにかく1億ぐらいの報酬でパーティを組まないか誘ってみましょう。
頑張って交渉しないと。
さあ忙しくなるわよ。
私達は失敗した。
Aランクダンジョン95階層、フィールド名ダイヤの洞窟に討伐に行った私達はダイヤドラゴンに出くわしてしまった。
ダイヤドラゴンはラスボスでもおかしくないわ。
それがなんでフィールドに。
「ギャォォォォン」
ダイヤドラゴンが吠える。
「戦闘態勢。後衛は魔法で頭を。前衛は武器で足を。尻尾に気を付けろ」
リーダーから指示が飛ぶ。
「出し惜しみはなしよ。獄炎」
魔力を注ぎ込まれこれでもかと高温になった火の玉がダイヤドラゴンの頭に向かっていく。
隣ではやはりパーティメンバーの魔法使いが火の玉を撃っていた。
ダイヤドラゴンはそれらを避けるそぶりも見せなかった。
魔法は当たり、火の粉を散らしただけに終わった。
「くっ、ダイヤモンドで出来ているなら、燃えなさいよ」
頭に魔法が着弾したタイミングで前衛が仕掛けたが、足で蹴られ吹っ飛ばされて転がった。
回復役が駆け寄り、手当する。
戦闘は進み、私の魔法でも傷一つ付かないダイヤドラゴン。
とうぜん前衛の攻撃にも無傷だった。
5本あるエリクサーも全部使い果たし、リーダーが撤退の合図をした。
逃げられるかしらね。
私の人生も終わりかな。
逃げるために振り返ったら、場違いな人物が呆けて立っていた。
色褪せた作業服に両手には軍手。
武器は鉄パイプのようね。
Aランクダンジョンにこの格好はあり得ないわ。
私は彼を追い越して、そして彼がどうなるかと思って振り返った。
彼は恐怖のあまりしゃがんでいるようだった。
可哀想だけど助けられない。
彼の犠牲が無駄じゃないことを祈るわ。
その時彼がすくっと立ち上がって鉄パイプを振りかぶった。
逃げればいいのに。
そして驚くべき光景を見た。
鉄パイプの一撃で粉々になるダイヤドラゴン。
ちょっと、どう言うこと。
理解が追い付かない。
あんな武器で一撃。
Sランク冒険者が初心者のふりをしてた?
ちぐはぐね。
何もかもがちぐはぐ。
彼は謝ってきた。
なんの冗談よ。
連絡先を交換する。
これだけ強いのだから、お近づきになっておくのは利点しかないわ。
交渉役の役目を果たさないと。
冒険者協会まで彼を送る。
とりあえずの謝礼を渡そうとしたら、断ってきた。
仕方ないわね。
借りということにした。
格上の冒険者なら無体なことは言ってこないでしょう。
彼と別れてから、彼の名前で検索を掛ける。
驚いたことにそれらしき情報がヒットしない。
偽名かしら。
謎の人物ね。
わくわくして来たわ。
正体を突き止めてやる。
彼の配信チャンネルの一番古い『初めてのスライム討伐』という動画を見る。
内容は初心者のスライム狩りだった。
鉄パイプでスライムに殴りかかったらノーダメージでスライムに逃げられた。
ええと、これが彼の討伐の初めなのね。
日付を見ると15年前。
何となく納得した。
15年も冒険者をやっていれば、才能次第ではSランクはあり得るわよね。
次の動画は。
それから1年後。
初めてのスライム討伐成功。
スライムを滅多打ちにして討伐に成功した。
えっ、ここまで1年も掛かっているの。
冗談でしょ。
大器晩成型かしら。
次の動画は初めてのゴブリン討伐成功。
ここまでさらに2年掛かってた。
分かったこれは嘘の動画。
何か事情があってフェイクを載せているのだわ。
プチウルフの討伐成功にさらに4年。
大トカゲの討伐成功にさらに8年。
嘘みたいな動画。
なんのためにこんなことを。
お遊びの副アカウントかな。
なんとしても彼の情報を探さないと。
今の彼のチャンネル登録者数は1万を超えている。
目立つのが不本意だったとしたら、メールアドレスと電話番号も変えて、アカウントを作り直すかも。
このチャンス逃がすものですか。
チャンネルのプロフィール欄を見る。
ええと、中学の時に両親が他界。
それからアルバイトをしながら高校を卒業。
自宅の庭にFランクダンジョンができる。
そのダンジョンで鉄鉱石を掘る毎日。
何これ?
まるっきり底辺ね。
経済力も、冒険者の実力も、底辺だわ。
徹底的に隠蔽するつもりのようね。
うちのチャンネルのダイヤドラゴン討伐配信に映ってた彼の顔を切り抜いて、興信所に依頼する。
絶対にSランクだと思うから情報が上がってくるはず。
「リーダー、埼京とよしみを通ずるべきです。あのパワーの源を知りたい」
「うちのパーティ、最近伸び悩んでいるからな」
「ええ、秘訣が分かるのなら100億円積んでも惜しくないと思います」
私のスマホに電話が掛かって来た。
番号は彼からだったけど、相手は若い女性。
交渉するなら今後は私とお願いますと言ってきた。
やっぱりね。
Sランク冒険者ですもの、交渉役はいるわよね。
手強い交渉になるでしょうね。
まずはなんと言ってみましょうか。
お金は断られたし、一緒にパーティを組みたいが良いかもしれないわね。
100万円ぽっちじゃ見向きもされないのは分かる。
今回の討伐で1億円のエリクサーを5本使ったから、ダイヤドラゴンの素材をなるべく高く売らないと。
ダイヤドラゴンの素材は全てダイヤモンドだから、おそらく何百億になるわ。
ただ、一度に市場に出すと値下がりしてしまう。
それにダイヤの洞窟のモンスター素材は細かい不純物が入っていて宝飾品には向かない。
もっぱら工業用ね。
一度に売れないのがもどかしい。
とにかく1億ぐらいの報酬でパーティを組まないか誘ってみましょう。
頑張って交渉しないと。
さあ忙しくなるわよ。
528
お気に入りに追加
707
あなたにおすすめの小説
高難易度ダンジョン配信中に寝落ちしたらリスナーに転移罠踏まされた ~最深部からお送りする脱出系ストリーマー、死ぬ気で24時間配信中~
紙風船
ファンタジー
入るたびに構造が変わるローグライクダンジョン。その中でもトップクラスに難易度の高いダンジョン”禍津世界樹の洞”へとやってきた僕、月ヶ瀬将三郎はダンジョンを攻略する様を配信していた。
何でも、ダンジョン配信は儲かると聞いたので酔った勢いで突発的に始めたものの、ちょっと休憩してたら寝落ちしてしまったようで、気付けば配信を見ていたリスナーに居場所を特定されて悪戯で転移罠に放り込まれてしまった!
ばっちり配信に映っていたみたいで、僕の危機的状況を面白半分で視聴する奴の所為でどんどん配信が広まってしまう。サブスクも増えていくが、此処で死んだら意味ないじゃないか!
僕ァ戻って絶対にこのお金で楽な生活をするんだ……死ぬ気で戻ってやる!!!!
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様でも投稿しています。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
リフォーム分譲ダンジョン~庭にダンジョンができたので、スキルを使い改装して、分譲販売することにした。あらぬ罪を着せてた奴らにざまぁしてやる~
喰寝丸太
ファンタジー
俺はソフトウェア開発会社の社員だった。
外注費を架空計上して横領した罪に問われ会社を追われた。
不幸は続く。
仲の良かった伯父さんが亡くなった。
遺産が転がり込むかと思われたら、貰った家の庭にダンジョンができて不良物件に。
この世界は10年前からダンジョンに悩まされていた。
ダンジョンができるのは良く聞く話。
ダンジョンは放っておくとスタンピードを起こし、大量のモンスターを吐き出す。
防ぐ手段は間引きすることだけ。
ダンジョンの所有者にはダンジョンを管理する義務が発生しますとのこと。
そして、スタンピードが起きた時の損害賠償は所有者である俺にくるらしい。
ダンジョンの権利は放棄できないようになっているらしい。
泣く泣く自腹で冒険者を雇い、討伐する事にした。
俺が持っているスキルのリフォームはダンジョンにも有効らしい。
俺はダンジョンをリフォーム、分譲して売り出すことにした。
借金背負ったので兄妹で死のうと生還不可能の最難関ダンジョンに二人で潜ったら瀕死の人気美少女配信者を助けちゃったので連れて帰るしかない件
羽黒 楓
ファンタジー
借金一億二千万円! もう駄目だ! 二人で心中しようと配信しながらSSS級ダンジョンに潜った俺たち兄妹。そしたらその下層階で国民的人気配信者の女の子が遭難していた! 助けてあげたらどんどんとスパチャが入ってくるじゃん! ってかもはや社会現象じゃん! 俺のスキルは【マネーインジェクション】! 預金残高を消費してパワーにし、それを自分や他人に注射してパワーアップさせる能力。ほらお前ら、この子を助けたければどんどんスパチャしまくれ! その金でパワーを女の子たちに注入注入! これだけ金あれば借金返せそう、もうこうなりゃ絶対に生還するぞ! 最難関ダンジョンだけど、絶対に生きて脱出するぞ! どんな手を使ってでも!
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう
味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる