28 / 80
第2章 遠征編
第28話 マッサージ器を作る
しおりを挟む
朝からリーナさんと話し合いだ。
「稼ぎ時になるから、クラン・ヴァルドの仲間を呼ばないと。ディザとマリーは情報を集めてね。ダンジョンの位置が分かったら一番乗りできるのが理想さ」
「噂に耳を澄ましておくよ。マッサージという口実もできたし。マリーのお手柄だ」
「マリーちゃん偉いわね」
「えへへ」
「じゃ、私はタルダに戻って報告してくる」
タルダはクラン・ヴァルドの本拠地がある街だ。
さてとマッサージするのは何も手じゃなくても良いと気がついた。
ポリゴンでマッサージ器を作って振動させるのだ。
箱に十字に取っ手が付いた形を作った。
「マリー、俺にやって」
「うん」
箱が振動を開始する。
それをマリーは俺に当てた。
「痛い、痛いな。壁に何回も打ち付けられた気分だ」
「ごめん」
「マリーのせいじゃないから。わたと布を買ってきてカバーを作れば痛くないかな」
ギルドで依頼を出して、マッサージ器のカバーを作ってもらった。
「今度こそ」
「やるよ」
「うん、痛くない。気持ちよくもないけど。子供だから肩が凝ってないのかも」
「ギルドのおじさん達にやってみようよ」
「そうだね」
ギルドの酒場にマッサージ器を持ち込んだ。
「こいつはいい。背中の方もやってくれ」
そうだ寝台を作ろう。
「【具現化】ベッド。ここにうつ伏せに寝て」
「おう、用意がいいね」
背中をマッサージ器でほぐす。
「くう、効くぅ」
「私にもやってくれないかな。もちろんマリーちゃんで」
「暴風さん。ど、どうぞ」
ベッドから転がり落ちるように冒険者が退いた。
「マリー、ご指名だ」
「えー」
「やってやれよ。変な事を言われたら、辞めていいから」
「うん」
「ふう、女って肩が凝るのよね」
暴風がベッドにうつ伏せになった。
「いくよー」
「これはいいわ。これ売って貰えないかしら。私のかわい子ちゃん達にねっとりと試したいわ」
色っぽい口調で話す暴風。
股間を抑える男達。
何を想像したんだか。
「金貨10枚で売ってやるよ」
「買ったわ」
儲かったが売って良かったのだろうか。
まあいいか。
こってない所に使われても。
銃の形の奴とか色々あるんだが。
更に危ない注文がきそうなんで辞めておくか。
情報収集は上手くいっている。
狩はライオンに任すという事で新たにエウロパ、ガニメデを作った。
やはり雌ライオンを三頭ずつ付けてグループにした。
そう言えば殺し屋が来ないな。
ギルドで会いたくはなかったがゼットに会ってしまった。
「愚弟よ。俺も空飛ぶ剣を手に入れたぞ。あとは従魔だけだ。そうなれば俺様は無敵だ」
ほざいてろよ。
従魔ねぇ。
良い事を思いついた。
ゼットの従魔にするのは何が良いかな。
ネコ科は俺と被るので嫌だ。
よし、恐竜にしよう。
ティラノサウルスのモデルを買って2メートルぐらいに縮めてと。
アニメーションにびっこ引くのを作って。
AIを入れてと。
「【具現化】ゼットの前で怪我をしたふりをしろ。そして護衛しろ」
ふっ、ピンチになった時にゼットからティラノサウルスが逃げ出したらそう快だろうな。
盗見たゼットの依頼の場所で待ち伏せした。
来た来た。
「坊ちゃん。こいつは見た事のない魔獣だ」
「手負いだな。危険だ」
「ふっ、俺様に天啓が訪れた。こいつを捕まえろ。俺様の従魔にする」
「今のところ大人しいから、いけるか」
「こいつは何を食うんだ。ほれ干し肉だ」
「肉は食わないらしい。草食なのか」
「食いだめするタイプかもな」
「俺様に従え」
首を垂れるティラノサウルス。
演技が上手いな。
「そうか、俺様の威厳に恐れをなしたか。可愛い奴め。こやつはドラゴンの一種に違いない。まだ子供なのかもな」
上手くいったぞ。
エサは食わないが、そこは食いだめって事で納得するだろう。
「ディザまた黒い笑顔してる」
「だってゼットがよ。余りにも道化なんで」
「ほんとに道化だよね」
全くだ。
その時が今から待ち遠しい。
そんな俺は更なる強化を迎えた。
まあ見てくれ。
――――――――――――――
名前:ディザ LV13
魔力:34
筋力:28
防御:23
知力:53
器用:26
瞬発:29
スキル:ポリゴン LV5
――――――――――――――
――――――――――――――
ポリゴン LV5
1000000ポリゴンまでのモデリングをする事が出来る。
サブスキル:
モデリング
具現化
アニメーション
ショップ
作成依頼
プラグイン:
AI
――――――――――――――
ついにスキルレベルが5になって、なんと作成依頼が使えるようになった。
これは好きなモデルを作ってもらえるって事だろう。
何を頼もうかな。
「稼ぎ時になるから、クラン・ヴァルドの仲間を呼ばないと。ディザとマリーは情報を集めてね。ダンジョンの位置が分かったら一番乗りできるのが理想さ」
「噂に耳を澄ましておくよ。マッサージという口実もできたし。マリーのお手柄だ」
「マリーちゃん偉いわね」
「えへへ」
「じゃ、私はタルダに戻って報告してくる」
タルダはクラン・ヴァルドの本拠地がある街だ。
さてとマッサージするのは何も手じゃなくても良いと気がついた。
ポリゴンでマッサージ器を作って振動させるのだ。
箱に十字に取っ手が付いた形を作った。
「マリー、俺にやって」
「うん」
箱が振動を開始する。
それをマリーは俺に当てた。
「痛い、痛いな。壁に何回も打ち付けられた気分だ」
「ごめん」
「マリーのせいじゃないから。わたと布を買ってきてカバーを作れば痛くないかな」
ギルドで依頼を出して、マッサージ器のカバーを作ってもらった。
「今度こそ」
「やるよ」
「うん、痛くない。気持ちよくもないけど。子供だから肩が凝ってないのかも」
「ギルドのおじさん達にやってみようよ」
「そうだね」
ギルドの酒場にマッサージ器を持ち込んだ。
「こいつはいい。背中の方もやってくれ」
そうだ寝台を作ろう。
「【具現化】ベッド。ここにうつ伏せに寝て」
「おう、用意がいいね」
背中をマッサージ器でほぐす。
「くう、効くぅ」
「私にもやってくれないかな。もちろんマリーちゃんで」
「暴風さん。ど、どうぞ」
ベッドから転がり落ちるように冒険者が退いた。
「マリー、ご指名だ」
「えー」
「やってやれよ。変な事を言われたら、辞めていいから」
「うん」
「ふう、女って肩が凝るのよね」
暴風がベッドにうつ伏せになった。
「いくよー」
「これはいいわ。これ売って貰えないかしら。私のかわい子ちゃん達にねっとりと試したいわ」
色っぽい口調で話す暴風。
股間を抑える男達。
何を想像したんだか。
「金貨10枚で売ってやるよ」
「買ったわ」
儲かったが売って良かったのだろうか。
まあいいか。
こってない所に使われても。
銃の形の奴とか色々あるんだが。
更に危ない注文がきそうなんで辞めておくか。
情報収集は上手くいっている。
狩はライオンに任すという事で新たにエウロパ、ガニメデを作った。
やはり雌ライオンを三頭ずつ付けてグループにした。
そう言えば殺し屋が来ないな。
ギルドで会いたくはなかったがゼットに会ってしまった。
「愚弟よ。俺も空飛ぶ剣を手に入れたぞ。あとは従魔だけだ。そうなれば俺様は無敵だ」
ほざいてろよ。
従魔ねぇ。
良い事を思いついた。
ゼットの従魔にするのは何が良いかな。
ネコ科は俺と被るので嫌だ。
よし、恐竜にしよう。
ティラノサウルスのモデルを買って2メートルぐらいに縮めてと。
アニメーションにびっこ引くのを作って。
AIを入れてと。
「【具現化】ゼットの前で怪我をしたふりをしろ。そして護衛しろ」
ふっ、ピンチになった時にゼットからティラノサウルスが逃げ出したらそう快だろうな。
盗見たゼットの依頼の場所で待ち伏せした。
来た来た。
「坊ちゃん。こいつは見た事のない魔獣だ」
「手負いだな。危険だ」
「ふっ、俺様に天啓が訪れた。こいつを捕まえろ。俺様の従魔にする」
「今のところ大人しいから、いけるか」
「こいつは何を食うんだ。ほれ干し肉だ」
「肉は食わないらしい。草食なのか」
「食いだめするタイプかもな」
「俺様に従え」
首を垂れるティラノサウルス。
演技が上手いな。
「そうか、俺様の威厳に恐れをなしたか。可愛い奴め。こやつはドラゴンの一種に違いない。まだ子供なのかもな」
上手くいったぞ。
エサは食わないが、そこは食いだめって事で納得するだろう。
「ディザまた黒い笑顔してる」
「だってゼットがよ。余りにも道化なんで」
「ほんとに道化だよね」
全くだ。
その時が今から待ち遠しい。
そんな俺は更なる強化を迎えた。
まあ見てくれ。
――――――――――――――
名前:ディザ LV13
魔力:34
筋力:28
防御:23
知力:53
器用:26
瞬発:29
スキル:ポリゴン LV5
――――――――――――――
――――――――――――――
ポリゴン LV5
1000000ポリゴンまでのモデリングをする事が出来る。
サブスキル:
モデリング
具現化
アニメーション
ショップ
作成依頼
プラグイン:
AI
――――――――――――――
ついにスキルレベルが5になって、なんと作成依頼が使えるようになった。
これは好きなモデルを作ってもらえるって事だろう。
何を頼もうかな。
0
お気に入りに追加
451
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
万能知識チートの軍師は無血連勝してきましたが無能として解任されました
フルーツパフェ
ファンタジー
全世界で唯一無二の覇権国家を目指すべく、極端な軍備増強を進める帝国。
その辺境第十四区士官学校に一人の少年、レムダ=ゲオルグが通うこととなった。
血塗られた一族の異名を持つゲオルグ家の末息子でありながら、武勇や魔法では頭角を現さず、代わりに軍事とは直接関係のない多種多様な産業や学問に関心を持ち、辣腕ぶりを発揮する。
その背景にはかつて、厳しい環境下での善戦を強いられた前世での体験があった。
群雄割拠の戦乱において、無能と評判のレムダは一見軍事に関係ない万能の知識と奇想天外の戦略を武器に活躍する。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
鬼畜なエロゲ世界にモブ転生!?このままだと鬱ENDらしいので、ヒロイン全員寝取ってハピエン目指します!
ぽんぽこ@書籍発売中!!
ファンタジー
「助けて、このままじゃヒロインに殺される……!!」
気が付いたら俺はエロゲーム世界のモブキャラになっていた。
しかしこのエロゲー、ただヒロインを攻略してエッチなことを楽しむヌルいゲームではない。
主人公の死=世界の崩壊を迎える『ハイスクール・クライシス』というクソゲーだったのだ。
ついでに俺がなっちまったのは、どのルートを選んでも暗殺者であるヒロインたちに殺されるモブキャラクター。このままではゲームオーバーを迎えるのは確定事項。
「俺は諦めねぇぞ……トワりんとのハッピーエンドを見付けるまでは……!!」
モブヒロインの家庭科教師に恋した俺は、彼女との幸せな結末を迎えるルートを探すため、エロゲー特有のアイテムを片手に理不尽な『ハイクラ』世界の攻略をすることにした。
だが、最初のイベントで本来のエロゲー主人公がとんでもないことに……!?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる