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第1章 クラン加入編
第17話 採取依頼
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今日は森で採取依頼だ。
うん、薬草が分からん。
「マリー、見つかったか」
「ぜんぜん駄目」
「大体あの冊子は何なんだ。ペンで葉の形が書いてあって緑のベタを塗っただけじゃないか。採取依頼は定番だと思ったけど舐めてた」
あー、ポリゴンにマップ機能があればな。
ないよな。
適当にむしって帰るか。
「帰ろう。無理だ」
「うん」
ギルドの受付で依頼票を出した。
「依頼キャンセル」
「駄目よ。まだ二時間も経ってないじゃない。根気よくやらないと。初めはみんな上手くいかないものよ。三日ぐらい粘ってみなさい」
「えー」
「覚醒者と言っても子供なのね。こらえ性が無いんだから」
子供だと言われてしまった。
いい大人は無駄な努力をしないんだと言ってやりたい。
「しょうがないな。マリー、悪い俺の判断ミスだ」
「森でピクニック楽しいよ。お茶とお弁当を持っていこうよ」
「そうだね」
くそっ、上手くいかないな。
魔獣退治なら得意なのに。
もう二度と採取依頼は受けないぞ。
そうだ。
俺にはAIがあるじゃないか。
「頼む、エンペラー3号。薬草の位置を教えてくれ」
反応は無しか。
そりゃそうだよな。
「すんすんしないの」
そうですね。
犬ならば鼻で探す。
ポリゴンに嗅覚がある訳ないだろ。
そんな事を言うとマリー泣くんだろうな。
「すんすんね。【ショップ】匂いを嗅ぐアニメーションゲット」
あれ、すんすんし始めたぞ。
そして、ある草に向かって猫パンチしている。
おいおい、AIは高機能だな。
「マリーの言う通りだった。匂いを嗅がせたら一発だ」
「でしょ。マリーは賢いのよ」
でもこれってAIが形で認識しているのだと思う。
真相は分からなくてもいいか。
便利な分には問題はない。
「薬草も見つかったしお弁当を食べよう」
「うん」
サンドイッチをぱくつきながら考える。
匂いを嗅ぐアニメーションを追加したら、薬草が探せた。
聞き耳を立てるアニメーションを追加したら、遠くの音が聞こえるんじゃないだろうか。
舐めるアニメーションを追加したら、毒の判別とか出来ないかな。
やってみよう。
アニメーションをショップで買い始めると湯水のようにお金が無くなるけど、必要経費だ。
薬草を採取してギルドに帰る。
「薬草を取ってきたのは偉いけど依頼は胃腸の薬になる奴よ。こっちはニキビ。こっちは痔。こっちはめまいの薬草よ」
「変だと思ったんだよな。形が違う薬草が何種類もあったから」
「誰に頼んだの正直に言いなさい。怒らないから」
「ライオンさんが採ったの」
「えっ、あの護衛に連れている魔獣が採ったの」
「そうだよ。あいつに任せた。指定の仕方が不味かったんだ。胃腸の薬草と言えば良かった。こう言う所がプログラム的だよな」
「プログラムって言うのが良く分からないけど、他人に頼っちゃ駄目よ」
「良いんだ。あれは俺のスキルだから、一心同体なんだよ」
「スキルに頼りっぱなしは良くないわ。他の覚醒者様だってスキルを使わなくてAランクの実力はあると思う」
「子供なんだよ俺らは」
「都合の良い事を言うのね。スキルに頼らないで薬草を採ってきなさい。そうしないと立派な大人になれないわ」
俺は大人なんだよ。
大人はずるいんだ。
この場をどうやって誤魔化そう。
「マリー、頑張って探す」
「分かったよ。探してくる」
「日暮れまでには帰ってくるのよ」
今日は森と街を行ったり来たりだ。
車があるから、楽だけど。
「今から独り言を言うぞ。エンペラー3号。こそっと胃腸の薬草を教えて」
「駄目なんだよ。ずるしちゃ。お姉さんに言いつけてやる」
「いいかい、マリー。俺達は立派な大人だ。その証拠に働いているじゃないか。大人はずるしていいんだ」
「そうなの。マリー、大人だよ。ずるする」
俺達は胃腸の薬草を採って帰った。
「確かに依頼の薬草ね。ずるしなかったでしょうね」
「魔獣に命令はしなかったよ。ねぇマリー」
「うん、命令しなかった」
「そう、なら良いわ。はい、依頼料銀貨2枚」
もう二度と採取依頼は受けないと思ったが、エンペラー3号に任せるのならそれもありか。
良い事考えたぞ。
薬草の依頼を何枚か剥がして持って行く。
「エンペラー3号。依頼の薬草を朝までに探して持ってこい」
ふふっ勝った。
よし、気分良く寝るぞ。
次の日。
エンペラー3号は帰って来なかった。
ちくしょうそういう落ちかよ。
きっと魔獣にやられたのだな。
いくらAIでも採取モードと戦闘モードは切り替えられない訳だ。
人間が指図してやらないと駄目って事か。
エンペラー4号を作って薬草を探しに行ったら、エンペラー3号が薬草の前で固まっていた。
これはあれか。
採取のアニメーションが無くて固まったのか。
何だよ。
早く言えよ。
土を掘るアニメーションを追加したら、エンペラー3号は動き出した。
掘ったら固まるエンペラー3号。
ああ、運ぶアニメーションが無いのね。
咥えて運ぶアニメーションを追加。
世話の掛かる奴だ。
今度こそ薬草採りマシーンが完成した。
よし、明日から採取でウハウハだ。
うん、薬草が分からん。
「マリー、見つかったか」
「ぜんぜん駄目」
「大体あの冊子は何なんだ。ペンで葉の形が書いてあって緑のベタを塗っただけじゃないか。採取依頼は定番だと思ったけど舐めてた」
あー、ポリゴンにマップ機能があればな。
ないよな。
適当にむしって帰るか。
「帰ろう。無理だ」
「うん」
ギルドの受付で依頼票を出した。
「依頼キャンセル」
「駄目よ。まだ二時間も経ってないじゃない。根気よくやらないと。初めはみんな上手くいかないものよ。三日ぐらい粘ってみなさい」
「えー」
「覚醒者と言っても子供なのね。こらえ性が無いんだから」
子供だと言われてしまった。
いい大人は無駄な努力をしないんだと言ってやりたい。
「しょうがないな。マリー、悪い俺の判断ミスだ」
「森でピクニック楽しいよ。お茶とお弁当を持っていこうよ」
「そうだね」
くそっ、上手くいかないな。
魔獣退治なら得意なのに。
もう二度と採取依頼は受けないぞ。
そうだ。
俺にはAIがあるじゃないか。
「頼む、エンペラー3号。薬草の位置を教えてくれ」
反応は無しか。
そりゃそうだよな。
「すんすんしないの」
そうですね。
犬ならば鼻で探す。
ポリゴンに嗅覚がある訳ないだろ。
そんな事を言うとマリー泣くんだろうな。
「すんすんね。【ショップ】匂いを嗅ぐアニメーションゲット」
あれ、すんすんし始めたぞ。
そして、ある草に向かって猫パンチしている。
おいおい、AIは高機能だな。
「マリーの言う通りだった。匂いを嗅がせたら一発だ」
「でしょ。マリーは賢いのよ」
でもこれってAIが形で認識しているのだと思う。
真相は分からなくてもいいか。
便利な分には問題はない。
「薬草も見つかったしお弁当を食べよう」
「うん」
サンドイッチをぱくつきながら考える。
匂いを嗅ぐアニメーションを追加したら、薬草が探せた。
聞き耳を立てるアニメーションを追加したら、遠くの音が聞こえるんじゃないだろうか。
舐めるアニメーションを追加したら、毒の判別とか出来ないかな。
やってみよう。
アニメーションをショップで買い始めると湯水のようにお金が無くなるけど、必要経費だ。
薬草を採取してギルドに帰る。
「薬草を取ってきたのは偉いけど依頼は胃腸の薬になる奴よ。こっちはニキビ。こっちは痔。こっちはめまいの薬草よ」
「変だと思ったんだよな。形が違う薬草が何種類もあったから」
「誰に頼んだの正直に言いなさい。怒らないから」
「ライオンさんが採ったの」
「えっ、あの護衛に連れている魔獣が採ったの」
「そうだよ。あいつに任せた。指定の仕方が不味かったんだ。胃腸の薬草と言えば良かった。こう言う所がプログラム的だよな」
「プログラムって言うのが良く分からないけど、他人に頼っちゃ駄目よ」
「良いんだ。あれは俺のスキルだから、一心同体なんだよ」
「スキルに頼りっぱなしは良くないわ。他の覚醒者様だってスキルを使わなくてAランクの実力はあると思う」
「子供なんだよ俺らは」
「都合の良い事を言うのね。スキルに頼らないで薬草を採ってきなさい。そうしないと立派な大人になれないわ」
俺は大人なんだよ。
大人はずるいんだ。
この場をどうやって誤魔化そう。
「マリー、頑張って探す」
「分かったよ。探してくる」
「日暮れまでには帰ってくるのよ」
今日は森と街を行ったり来たりだ。
車があるから、楽だけど。
「今から独り言を言うぞ。エンペラー3号。こそっと胃腸の薬草を教えて」
「駄目なんだよ。ずるしちゃ。お姉さんに言いつけてやる」
「いいかい、マリー。俺達は立派な大人だ。その証拠に働いているじゃないか。大人はずるしていいんだ」
「そうなの。マリー、大人だよ。ずるする」
俺達は胃腸の薬草を採って帰った。
「確かに依頼の薬草ね。ずるしなかったでしょうね」
「魔獣に命令はしなかったよ。ねぇマリー」
「うん、命令しなかった」
「そう、なら良いわ。はい、依頼料銀貨2枚」
もう二度と採取依頼は受けないと思ったが、エンペラー3号に任せるのならそれもありか。
良い事考えたぞ。
薬草の依頼を何枚か剥がして持って行く。
「エンペラー3号。依頼の薬草を朝までに探して持ってこい」
ふふっ勝った。
よし、気分良く寝るぞ。
次の日。
エンペラー3号は帰って来なかった。
ちくしょうそういう落ちかよ。
きっと魔獣にやられたのだな。
いくらAIでも採取モードと戦闘モードは切り替えられない訳だ。
人間が指図してやらないと駄目って事か。
エンペラー4号を作って薬草を探しに行ったら、エンペラー3号が薬草の前で固まっていた。
これはあれか。
採取のアニメーションが無くて固まったのか。
何だよ。
早く言えよ。
土を掘るアニメーションを追加したら、エンペラー3号は動き出した。
掘ったら固まるエンペラー3号。
ああ、運ぶアニメーションが無いのね。
咥えて運ぶアニメーションを追加。
世話の掛かる奴だ。
今度こそ薬草採りマシーンが完成した。
よし、明日から採取でウハウハだ。
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