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第5章 教習生のドラゴン
第32話 SIDE:教官 教習
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俺は中級クラスに上がるためにやる教習の教官だ
今回の希望者には異色な奴がいる。
名前はミニア。
他のみんなは忘れているかもしれないが俺は覚えている。
二年前に奴隷商の所から子供が脱走したと言うのでFランクの人間が何十人と借り出された。
殆んどのFランクは返り討ちに合って成功した奴は今じゃCランクだ。
当時、八歳の女の子がFランクとは言え冒険者を多数返り討ちだぞ。
この子が冒険者になったらSランクも届きそうだと思って戦慄した。
あの時は幸い魔法名鑑定は済んでいたから、大規模探索魔法で居場所を割り出したがな。
とにかく気を引き締めて行こう。
戦闘訓練で手合わせをする。
まずミニアは砂を目潰しに投げやがった。
チンピラの手口だな。
余裕でかわしミニアの胴体に木剣を叩き込んだ。
壁際に飛ばされたミニアは壁に立て掛けてあった木剣を起き上がる振りして投げた。
俺は木剣で払いのける。
それから壁際の木剣を全て投げやがった。
その間も目はこの場で利用出来る物はないかと目まぐるしく動く。
治療のために置いてある包帯に目を付けた。
そして、包帯を掴み木で出来た短剣を結んで振り回した。
そんな物にはやられないさ。
木剣で巻き取ったが、綱引きになればこっちの自力が勝る。
引き寄せられ、木剣が届く範囲に来た時に、蓋を取ってポーションを投げた。
「危な」
俺は思わず声を出した。
教官の意地に掛けて負けるかよ。
ポーションが顔に掛かるのをよけて、引き寄せたミニアに蹴りを入れようとした。
引き寄せられる力を利用として今度はタックルに来た。
俺は余裕で受け止め柄頭で殴った。
ミニアはよけるために地べたに這いつくばり後ろに回ろうとハイハイした。
確かに剣の教科書には地べたを攻撃する型なんてのはない。
俺は片足を上げ押さえに掛かった。
そしたら仰向けになり俺をひっくり返そうとしやがる。
一筋縄ではいかない奴だな。
足の裏に何か針の様な物が当てられた。
刺すのかよ。
足を引き地面を叩くように木剣を振り下ろした。
型なんて知るかよ。
木剣は次々に当たり、滅多打ちにしてやった。
頭と急所は打たないよう加減してやったがな。
戦闘訓練の終わりを告げる。
他の教習生はポカンとした顔をしている。
「こいつが悪魔のミニアだ。お前らも舐めたりしないようにな」
だか、小さいなりに騙されて舐める奴がでるんだろうな。
午後になってドラゴンがどれだけ戦えるのか調べに行った。
最初の一手が驚きだ。
合図なしでミニアにとって背後からの尻尾を使ったドラゴンの攻撃。
飼い主に反旗を翻すなんて考えないのだろうか。
尻尾が少しでも下にずれていればミンチだろう。
恐ろしい胆力だ。
次の一手は頭上からの爪の振り下ろし。
これも飛び退くのが遅ければ結果は大惨事だ。
俺の木剣は弾かれ、ミニアは背中に隠れてしまった。
悔しいが完敗だ。
木剣が真剣でもドラゴンには敵わない。
ブレス吐かれたら終わりだからな。
素振りを教えてやったら途中から動きが良くなった。
何なんだこいつは。
手を抜いていたが改めた。
まさかな。
俺に心酔したとか言わないよな。
そんな玉じゃない。
どういうつもりかは知らないがこいつなりの理由があるのだろう。
次の教習は野営訓練だ。
「ドラゴン。参加。いい?」
「まあ、思うところはあるが、アイテムボックスを使うのも。テイマーが従魔を使うのも一緒だ。個人の才能に不平は言えない」
ミニアの質問に答えた。
野営訓練なんてドラゴンがいれば楽勝だよな。
冒険者は個人の才能は尊重する。
魔法が使いたければ使えばいい。
魔道具でも暗器でもなんでもありだ。
そうでなければ体の何倍もの大きさの魔獣には対峙できない。
案の定、野営する場所でミニアに絡んだ奴が出てきた。
喧嘩になった。
もちろん俺は手を出さない。
武器を抜けば別だが。
ミニアの奴、男のパンチを楽々と受け止めたやがった。
それから目にも止まらぬ動きで馬乗りになった。
おいおい、戦闘訓練は手を抜いてたのかよ。
そりゃ切り札は隠すもんだが、あんまりだ。
夜になりミニアの奴ドラゴンに包まって寝てやがる。
あの胆力は見習えない。
ドラゴンが寝ぼけてガブリとやっちまったら死ぬんだぞ。
野営訓練は二回目の夜を迎えた。
さて脱落者は何人でるかな。
街道まで一晩で撤退させる訓練。
毎回、怪我人が絶えない。
ミニアはというとドラゴンに乗って颯爽と飛び立った。
そうだよな。
俺でもそうする。
ずるい云々言いたくなる気持ちも分かるが、才能に嫉妬する奴は大抵生き残れない。
自分なりの武器を磨く奴が生き残る。
次の教習は追跡訓練だ。
俺は悪い知らせから聞くタイプだ。
ミニアから訓練をやらせる。
ドラゴンの奴、不気味なほど足音を立てないな。
ミニアはどれだけ厳しい調教したんだ。
途中でドラゴンが立ち止まる。
フォレストウルフが居るってか。
何で分かるんだ。
俺にも分からないんだぞ。
戦闘なしでやり過ごせと俺は言った。
ドラゴンに暴れられて一帯の獲物が全て逃げたら教習にならないからな。
フォレストウルフが通り過ぎるのを待つのかと思ったら、ミニアに変な魔法を掛けられた。
アースバインドの応用だと思うんだが、俺の知らない魔法だ。
こいつは金持ちらしい。
何せSランク魔獣を売り払ったのだからな。
金にあかせて魔法を買いあさったのに違いない。
とにかく俺達はフォレストウルフの縄張りを通り過ぎた。
鳴き声が聞こえたから居るのは分かった。
半信半疑だったが本当に居たんだな。
訓練は成功。
文句のつけようがない。
次の訓練は諜報訓練だ
これは結果を聞くだけだから楽で良い。
どこに行くのもドラゴンと一緒だから大通りの酒場で情報を集めるように指示した。
しばらく経って帰って来て結果を見せられた。
子供がどうやって酒場で情報収集したのか興味が湧いたが見事な物だ。
次の訓練は新人教育。
この訓練は気楽だ。
死人が出ないからな。
新人の男のほうは生意気だ
どう手綱を付けるのか見せてもらおう。
腕相撲して力でねじ伏せやがった。
凄えな。
あの細腕でよくやる。
魔法にしては詠唱がない。
まさかこの展開を予期していて前もって魔法を発動させていた。
そんな馬鹿な。
やっぱりこいつはSランクの器だな。
底が知れない。
薬草採取は問題なく進んだ。
最初の薬草採取なんてこんなもんだ。
そう思っていたらゴブリンが現れた。
ドラゴンの出番かな。
そう思ったらミニアが瞬く間に片付けた。
やっぱり、戦闘訓練は手を抜いていたな。
新人も危ないながらもゴブリンを倒し、教習は終わった。
総評を言って締めた。
疲れた。何か分からないがとにかく疲れた。
今日は高い酒で祝杯を挙げよう。
今回の希望者には異色な奴がいる。
名前はミニア。
他のみんなは忘れているかもしれないが俺は覚えている。
二年前に奴隷商の所から子供が脱走したと言うのでFランクの人間が何十人と借り出された。
殆んどのFランクは返り討ちに合って成功した奴は今じゃCランクだ。
当時、八歳の女の子がFランクとは言え冒険者を多数返り討ちだぞ。
この子が冒険者になったらSランクも届きそうだと思って戦慄した。
あの時は幸い魔法名鑑定は済んでいたから、大規模探索魔法で居場所を割り出したがな。
とにかく気を引き締めて行こう。
戦闘訓練で手合わせをする。
まずミニアは砂を目潰しに投げやがった。
チンピラの手口だな。
余裕でかわしミニアの胴体に木剣を叩き込んだ。
壁際に飛ばされたミニアは壁に立て掛けてあった木剣を起き上がる振りして投げた。
俺は木剣で払いのける。
それから壁際の木剣を全て投げやがった。
その間も目はこの場で利用出来る物はないかと目まぐるしく動く。
治療のために置いてある包帯に目を付けた。
そして、包帯を掴み木で出来た短剣を結んで振り回した。
そんな物にはやられないさ。
木剣で巻き取ったが、綱引きになればこっちの自力が勝る。
引き寄せられ、木剣が届く範囲に来た時に、蓋を取ってポーションを投げた。
「危な」
俺は思わず声を出した。
教官の意地に掛けて負けるかよ。
ポーションが顔に掛かるのをよけて、引き寄せたミニアに蹴りを入れようとした。
引き寄せられる力を利用として今度はタックルに来た。
俺は余裕で受け止め柄頭で殴った。
ミニアはよけるために地べたに這いつくばり後ろに回ろうとハイハイした。
確かに剣の教科書には地べたを攻撃する型なんてのはない。
俺は片足を上げ押さえに掛かった。
そしたら仰向けになり俺をひっくり返そうとしやがる。
一筋縄ではいかない奴だな。
足の裏に何か針の様な物が当てられた。
刺すのかよ。
足を引き地面を叩くように木剣を振り下ろした。
型なんて知るかよ。
木剣は次々に当たり、滅多打ちにしてやった。
頭と急所は打たないよう加減してやったがな。
戦闘訓練の終わりを告げる。
他の教習生はポカンとした顔をしている。
「こいつが悪魔のミニアだ。お前らも舐めたりしないようにな」
だか、小さいなりに騙されて舐める奴がでるんだろうな。
午後になってドラゴンがどれだけ戦えるのか調べに行った。
最初の一手が驚きだ。
合図なしでミニアにとって背後からの尻尾を使ったドラゴンの攻撃。
飼い主に反旗を翻すなんて考えないのだろうか。
尻尾が少しでも下にずれていればミンチだろう。
恐ろしい胆力だ。
次の一手は頭上からの爪の振り下ろし。
これも飛び退くのが遅ければ結果は大惨事だ。
俺の木剣は弾かれ、ミニアは背中に隠れてしまった。
悔しいが完敗だ。
木剣が真剣でもドラゴンには敵わない。
ブレス吐かれたら終わりだからな。
素振りを教えてやったら途中から動きが良くなった。
何なんだこいつは。
手を抜いていたが改めた。
まさかな。
俺に心酔したとか言わないよな。
そんな玉じゃない。
どういうつもりかは知らないがこいつなりの理由があるのだろう。
次の教習は野営訓練だ。
「ドラゴン。参加。いい?」
「まあ、思うところはあるが、アイテムボックスを使うのも。テイマーが従魔を使うのも一緒だ。個人の才能に不平は言えない」
ミニアの質問に答えた。
野営訓練なんてドラゴンがいれば楽勝だよな。
冒険者は個人の才能は尊重する。
魔法が使いたければ使えばいい。
魔道具でも暗器でもなんでもありだ。
そうでなければ体の何倍もの大きさの魔獣には対峙できない。
案の定、野営する場所でミニアに絡んだ奴が出てきた。
喧嘩になった。
もちろん俺は手を出さない。
武器を抜けば別だが。
ミニアの奴、男のパンチを楽々と受け止めたやがった。
それから目にも止まらぬ動きで馬乗りになった。
おいおい、戦闘訓練は手を抜いてたのかよ。
そりゃ切り札は隠すもんだが、あんまりだ。
夜になりミニアの奴ドラゴンに包まって寝てやがる。
あの胆力は見習えない。
ドラゴンが寝ぼけてガブリとやっちまったら死ぬんだぞ。
野営訓練は二回目の夜を迎えた。
さて脱落者は何人でるかな。
街道まで一晩で撤退させる訓練。
毎回、怪我人が絶えない。
ミニアはというとドラゴンに乗って颯爽と飛び立った。
そうだよな。
俺でもそうする。
ずるい云々言いたくなる気持ちも分かるが、才能に嫉妬する奴は大抵生き残れない。
自分なりの武器を磨く奴が生き残る。
次の教習は追跡訓練だ。
俺は悪い知らせから聞くタイプだ。
ミニアから訓練をやらせる。
ドラゴンの奴、不気味なほど足音を立てないな。
ミニアはどれだけ厳しい調教したんだ。
途中でドラゴンが立ち止まる。
フォレストウルフが居るってか。
何で分かるんだ。
俺にも分からないんだぞ。
戦闘なしでやり過ごせと俺は言った。
ドラゴンに暴れられて一帯の獲物が全て逃げたら教習にならないからな。
フォレストウルフが通り過ぎるのを待つのかと思ったら、ミニアに変な魔法を掛けられた。
アースバインドの応用だと思うんだが、俺の知らない魔法だ。
こいつは金持ちらしい。
何せSランク魔獣を売り払ったのだからな。
金にあかせて魔法を買いあさったのに違いない。
とにかく俺達はフォレストウルフの縄張りを通り過ぎた。
鳴き声が聞こえたから居るのは分かった。
半信半疑だったが本当に居たんだな。
訓練は成功。
文句のつけようがない。
次の訓練は諜報訓練だ
これは結果を聞くだけだから楽で良い。
どこに行くのもドラゴンと一緒だから大通りの酒場で情報を集めるように指示した。
しばらく経って帰って来て結果を見せられた。
子供がどうやって酒場で情報収集したのか興味が湧いたが見事な物だ。
次の訓練は新人教育。
この訓練は気楽だ。
死人が出ないからな。
新人の男のほうは生意気だ
どう手綱を付けるのか見せてもらおう。
腕相撲して力でねじ伏せやがった。
凄えな。
あの細腕でよくやる。
魔法にしては詠唱がない。
まさかこの展開を予期していて前もって魔法を発動させていた。
そんな馬鹿な。
やっぱりこいつはSランクの器だな。
底が知れない。
薬草採取は問題なく進んだ。
最初の薬草採取なんてこんなもんだ。
そう思っていたらゴブリンが現れた。
ドラゴンの出番かな。
そう思ったらミニアが瞬く間に片付けた。
やっぱり、戦闘訓練は手を抜いていたな。
新人も危ないながらもゴブリンを倒し、教習は終わった。
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疲れた。何か分からないがとにかく疲れた。
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