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chapter12 愛が止まらない
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しおりを挟む「それでも君の傍で・・・
君の手助けがしたいんだ
宗一郎から君がエレベーターの中に
閉じ込められていると聞いた時
あまりのショックで心臓発作を起こしそうになった」
「私も二度とごめんよ」
彼が思い出して笑いだした
「そして慌てて助けに行ったら
エレベータ―のシャフトから
君の魂の叫びがあたり一面に響いていた
やっぱり君は予想がつかない 」
ジェニはポっと頬を染めた
「だって・・・・
もう私は死ぬんだと思った時
それしか出てこなかったの 」
ぷぅっと頬をふくらませて訴える
笑ってごめんごめんと竜馬がジェニの頭を撫でた
途端に気分がよくなった
「君みたいな女の子はどこにもいないんだ
君といっしょにいると
すべての常識が頭の中から吹っ飛ぶ
君を縛り付けたりはしないよ
いつでも好きな時に後腐れなく
自由に僕を捨ててくれていい 」
彼はジェニを抱き寄せ
首筋に顔を埋めた
「でも今は僕と一緒にいてくれ」
「私のいる場所はあなたの腕の中よ」
「初めから僕達やり直さないか?
オフィスで思わず君にキスをした時・・・
あのバイクの上で初めて君を抱きしめた時から・・・」
「愛してるわ竜馬さん
今すぐキスして」
彼が笑ってぎゅっとジェニを抱きしめ口づけた
彼の唇は滑らかで温かかった
その歯が戯れにジェニの唇を甘噛みする
ジェニの背中に甘い戦慄が走る
もう寒くはなかった
ジェニは内側から燃え上がっている気がした
「家に帰ってセックスしようよジェニ・・・」
とんでもなく甘くセクシーな声で囁かれ
ジェニは生きて彼の腕の中にいる喜びと
暗闇のエレベーターの中に閉じ込められていた
のを思い出し
天国と地獄を一緒に味わっていた
竜馬がさらに濡れたジェニの髪を撫でて
耳元で囁いた
「朝までつながっていよう・・・・ 」
:*゚..:。:. .:*゚:.。
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