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chapter10 寂しいジュリエット
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「夜景が好きなら
プライベートジェットとヘリコプター
どっちがいい?」
突然の彼の質問に
ジェニは笑って困惑した顔で首を振った
「どっちがいいって?」
竜馬はスマホを取り出して画面を見た
彼のハンサムな顔が画面の光に反射する
「今からなら2時間で手配できる」
ジェニはその冗談に乗ってみることにした
「じぁあ・・・ヘリコプターかしら?」
そんなこと慣れてるわよとドヤ顔で言ってみた
「今から大阪ヘリポートに僕のバイクで行って
そこから舞洲、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)や海遊館、ワールドトレードセンターなど
海沿いをぐるっと回る? 」
途端に目を見開いた
どうしよう・・・本気だわ!
「む・・・・無理よ!
明日も仕事があるし
私のような庶民にはありえないわ
それに・・・
一緒にデートするほどあなたのことを知らないし」
「今に知るようになる」
さらにジェニは驚いて竜馬を見つめた
信じられない言葉が彼からポンポン
飛び出してくる
彼はこれまでに見たことがないほど
肩の力を抜きリラックスしていた
椅子に深くもたれて長い脚を組み
南から優しく吹いてくる夜風に
セットしていない前髪がサラサラ揺れている
そして目と口元には笑いが躍っている
「いったいどうしちゃったの?」
ジェニは不信に思って尋ねた
竜馬は微笑みながら首を振った
「よくわからない ただ面白いんだ 」
「私がすっぽかされたことが?」
ジェニは疑わし気に顎を斜めに引いて
竜馬を睨んで言った
彼は少年の様に口元に手を持って行き
「ハハッ」と笑って言った
「そうかもしれない」
プライベートジェットとヘリコプター
どっちがいい?」
突然の彼の質問に
ジェニは笑って困惑した顔で首を振った
「どっちがいいって?」
竜馬はスマホを取り出して画面を見た
彼のハンサムな顔が画面の光に反射する
「今からなら2時間で手配できる」
ジェニはその冗談に乗ってみることにした
「じぁあ・・・ヘリコプターかしら?」
そんなこと慣れてるわよとドヤ顔で言ってみた
「今から大阪ヘリポートに僕のバイクで行って
そこから舞洲、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)や海遊館、ワールドトレードセンターなど
海沿いをぐるっと回る? 」
途端に目を見開いた
どうしよう・・・本気だわ!
「む・・・・無理よ!
明日も仕事があるし
私のような庶民にはありえないわ
それに・・・
一緒にデートするほどあなたのことを知らないし」
「今に知るようになる」
さらにジェニは驚いて竜馬を見つめた
信じられない言葉が彼からポンポン
飛び出してくる
彼はこれまでに見たことがないほど
肩の力を抜きリラックスしていた
椅子に深くもたれて長い脚を組み
南から優しく吹いてくる夜風に
セットしていない前髪がサラサラ揺れている
そして目と口元には笑いが躍っている
「いったいどうしちゃったの?」
ジェニは不信に思って尋ねた
竜馬は微笑みながら首を振った
「よくわからない ただ面白いんだ 」
「私がすっぽかされたことが?」
ジェニは疑わし気に顎を斜めに引いて
竜馬を睨んで言った
彼は少年の様に口元に手を持って行き
「ハハッ」と笑って言った
「そうかもしれない」
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