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chapter3 シングルマザーの秘密兵器
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青ざめている真紀を見て
宗一郎は昨日の竜馬とのやりとりを思い出していた
*゚..:。:. .:*゚:.。
「なんだって!!赤ん坊を資料室に
隠しているだぁ???」
竜馬が今にも爆発しそうなぐらい怒りを露にしている
「言わせてもらうがお前の忍耐力は
ゴリラ並みだな」
そう言うとくるりと後ろを向いて
擦りガラス越しに見えるメインの
執務エリアを眺めた
オフィスには相変わらず大勢の人が働いているが
宇宙船のように薄暗く均等に並べられた
デスクに座ってみんな屈みこんでパソコンを
いじっている
スーツ姿も背格好も同じで
あまりみんな見分けがつかない
「お前がどうして神崎広告代理店を
買収したかはもう敢えて聞かない事にしよう」
宗一郎は冷ややかな視線を竜馬に向けた
「今では後悔してるよ
どいつもこいつも人員削減対象だ
おまけに赤ん坊を連れてきているヤツがいるのか?
いつからここは託児所に変わったんだ?
まったくアイツらは何を考えているんだ
早急に対処をする!!!」
今や怒りを露にしている
竜馬はデスクをバンッと叩いた
それを宗一郎はガラス越しに見ていたが
やがて自分もくるりと振り返った
「学生時代からお前の悪友のよしみで
一つ頼みたいんだが・・・・」
宗一郎もデスクに手を付き
二人はデスクを挟んで睨み合う形に
なった
そして宗一郎は竜馬に言った
「この件は俺に任せてくれないか」
*゚..:。:. .:*゚:.。
宗一郎は目の前の女性を見つめ彼女の膝の上に
座るフワフワの髪の毛の
赤ん坊には目を向けないようにした
なぜならその赤ん坊がとんでもなく大きな目で
自分をじーっと見ているからだ
とにかく見ている
ずっと見られて居心地が悪いぐらいだ
オフィスに赤ん坊がいる光景には
なんとも言えない気持ちになる
宗一郎は昨日の竜馬とのやりとりを思い出していた
*゚..:。:. .:*゚:.。
「なんだって!!赤ん坊を資料室に
隠しているだぁ???」
竜馬が今にも爆発しそうなぐらい怒りを露にしている
「言わせてもらうがお前の忍耐力は
ゴリラ並みだな」
そう言うとくるりと後ろを向いて
擦りガラス越しに見えるメインの
執務エリアを眺めた
オフィスには相変わらず大勢の人が働いているが
宇宙船のように薄暗く均等に並べられた
デスクに座ってみんな屈みこんでパソコンを
いじっている
スーツ姿も背格好も同じで
あまりみんな見分けがつかない
「お前がどうして神崎広告代理店を
買収したかはもう敢えて聞かない事にしよう」
宗一郎は冷ややかな視線を竜馬に向けた
「今では後悔してるよ
どいつもこいつも人員削減対象だ
おまけに赤ん坊を連れてきているヤツがいるのか?
いつからここは託児所に変わったんだ?
まったくアイツらは何を考えているんだ
早急に対処をする!!!」
今や怒りを露にしている
竜馬はデスクをバンッと叩いた
それを宗一郎はガラス越しに見ていたが
やがて自分もくるりと振り返った
「学生時代からお前の悪友のよしみで
一つ頼みたいんだが・・・・」
宗一郎もデスクに手を付き
二人はデスクを挟んで睨み合う形に
なった
そして宗一郎は竜馬に言った
「この件は俺に任せてくれないか」
*゚..:。:. .:*゚:.。
宗一郎は目の前の女性を見つめ彼女の膝の上に
座るフワフワの髪の毛の
赤ん坊には目を向けないようにした
なぜならその赤ん坊がとんでもなく大きな目で
自分をじーっと見ているからだ
とにかく見ている
ずっと見られて居心地が悪いぐらいだ
オフィスに赤ん坊がいる光景には
なんとも言えない気持ちになる
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