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chapter1 堅物ボスは何者?
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この事件の根源の常務企画部長の佐竹を目から
光線が出るなら焼き殺している勢いで睨んだ
途端に佐竹がジェニから目をそらした
お酒でシラフの時も赤ら顔だ
でっぷりとしたおなか
冷房が効いているのに彼は必死で汗を拭っている
今まで接待で高級な食事ばかりしてこれほど
肥えまくっている
その佐竹が口を開いた
「いや~!松下社長!
彼女はご存じないかもしれませんが
元神崎社長の妹さんでしてね 」
「知っています」
竜馬がジェニから目を離さずに答える
さらに佐竹が竜馬のご機嫌を取るような口調で続ける
「ですから彼女は元神崎社長に是非にと頼まれて
雇っていましてね
会社の事はほとんど何も知らないんですよ~
ですから彼女に発言権を与えるのはどうかと・・・・」
バンッ
「何ですって!!」
もう我慢できない!
ジェニは反撃の時が来たと思った
「よくも人の事を無能な
ごくつぶしみたいな言い方が出来るわね!
さんざん会社のおかげで贅沢出来ていたのに
あなた達がどれほどこの会社の甘い汁を吸っていたか
そしてそのせいでこの会社が傾いたら
また違う会社に乗り移って甘い汁を吸おうっていうのね!
ハッキリ言うわ!松下社長!
ここにいる役員を残して私の社員の雇用削減をしたら
あなたの会社も近いうちに同じ運命をたどるわよ!」
ジェニは立ち上がってずらりと座っている
役員にこれ以上ないぐらい軽蔑のまなざしを向けた
「証拠は?」
松下竜馬が冷淡な声でジェニに問いかけた
「あるわよ!
このプレゼンテーションを見てもらえばわかるわ
わが社の経営不振の原因は組織の硬直化なの
うちは若くて才能あふれる社員ばかりよ!
だけどせっかくその才能あふれる社員が
良い仕事をして利益を上げても
役員が全部私利私欲のために使ってしまうのよ!」
「いっ・・・いいがかりもはなはだしいっっ」
佐竹が怒りに顔を真っ赤にして
立ち上がった
光線が出るなら焼き殺している勢いで睨んだ
途端に佐竹がジェニから目をそらした
お酒でシラフの時も赤ら顔だ
でっぷりとしたおなか
冷房が効いているのに彼は必死で汗を拭っている
今まで接待で高級な食事ばかりしてこれほど
肥えまくっている
その佐竹が口を開いた
「いや~!松下社長!
彼女はご存じないかもしれませんが
元神崎社長の妹さんでしてね 」
「知っています」
竜馬がジェニから目を離さずに答える
さらに佐竹が竜馬のご機嫌を取るような口調で続ける
「ですから彼女は元神崎社長に是非にと頼まれて
雇っていましてね
会社の事はほとんど何も知らないんですよ~
ですから彼女に発言権を与えるのはどうかと・・・・」
バンッ
「何ですって!!」
もう我慢できない!
ジェニは反撃の時が来たと思った
「よくも人の事を無能な
ごくつぶしみたいな言い方が出来るわね!
さんざん会社のおかげで贅沢出来ていたのに
あなた達がどれほどこの会社の甘い汁を吸っていたか
そしてそのせいでこの会社が傾いたら
また違う会社に乗り移って甘い汁を吸おうっていうのね!
ハッキリ言うわ!松下社長!
ここにいる役員を残して私の社員の雇用削減をしたら
あなたの会社も近いうちに同じ運命をたどるわよ!」
ジェニは立ち上がってずらりと座っている
役員にこれ以上ないぐらい軽蔑のまなざしを向けた
「証拠は?」
松下竜馬が冷淡な声でジェニに問いかけた
「あるわよ!
このプレゼンテーションを見てもらえばわかるわ
わが社の経営不振の原因は組織の硬直化なの
うちは若くて才能あふれる社員ばかりよ!
だけどせっかくその才能あふれる社員が
良い仕事をして利益を上げても
役員が全部私利私欲のために使ってしまうのよ!」
「いっ・・・いいがかりもはなはだしいっっ」
佐竹が怒りに顔を真っ赤にして
立ち上がった
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