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chapter4カウントダウンのIloveyou
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しおりを挟む「さぁ!さぁ!どんどん食べてくださいな!」
母の由紀子がキッチンとリビングを
忙しく行き来している
大晦日の思いがけない来客で嬉しそうに
大盤振る舞いの準備にいそしんでいた
桃子はすっかり体調を取り戻して
ピンピンしている母をみて安心した
「新藤さんウチは寒いからハイッこれ着てね」
文香が楽しそうに袢纏を新藤に渡す
「新藤さんは好き嫌いは無いかしら?」
「ねぇお母さん新藤さんに
お正月のお手もと出していい? 」
信じられない光景その3
新藤さん我が家で袢纏を着て
コタツに入ってテレビを見ている・・・
:*゚..:。:. .:*゚:.。:
桃子は今日一日で新藤の信じられない
行動に寿命が縮まる思いで彼を見ていた
しかし彼はすんなり
うちの家族を受け入れされるがままに
まるで久しぶりに遊びに来た
親戚の様に馴染んでいる
一緒にいられるのは嬉しいけど
そもそも彼はいったい
何しに来たんだろう・・・・
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