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chapter4カウントダウンのIloveyou
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しおりを挟むそういう想いから
自分のLINEアカウントの画像を
あの新藤と愛の一夜を過ごした
ホテルのXmasツリーの写真にした・・・・
自分は決して忘れない
あの愛の一夜を・・・・
しかし彼からのLINEも無ければ
かといって自分から連絡する勇気もなかった・・・
新しいスマホを握りしめて
LINEをインストールしなおして
見てみる・・・・
新しくアカウントを作ったおかげで
今までのトーク履歴はすっかり
消えてしまっていた
桃子は大きくため息をついた
今頃彼はどうしているのだろう
私の事など全然考えていないのかしら
一目彼に会いたいそれが無理なら
せめて「あけましておめでとう」
のLINEトークぐらいは送っても
大丈夫だろうか?
桃子は今夜LINEを送ってみようと
決意し家に帰った
「ただいまぁ~~あ 」
「?」
玄関に散らばった文香のスニーカーと
見慣れない大きな男物の革靴があった
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!
大変 大変!お客さんだよ 」
文香がパタパタと駆け寄ってきた
「文香っ!玄関の靴を揃えなさいと
何回言ったらわかるの?
誰か来ているの? 」
「あのね!お母さんが椅子から落ちてね
気を失って先生が助けてくれて
換気扇を直してくれてるの
それでね・・・・ 」
「何を言ってるの?
お母さんがどうしたって?・・・・・ 」
文香にぐいぐいひっぱられて
台所に桃子が入ってくると
信じられない光景を目の当たりにした
「ありゃ~・・・
文香ちゃんこれはダメだよ部品よりも
ファンそのものを変えなと・・・・」
桃子の目玉が飛び出て口が綺麗に
アルファベットの「O」の形になった
新藤がうちの台所の換気扇に
顏をつっこんでいる
しかも花柄の桃子のエプロンと
ピンクのゴム長手袋をして
病院の彼からしたらとんでもない
お祭り気分な格好をさせられている
信じられない光景に
桃子の悲鳴が高山家に響いた
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