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chapter2ビビデ・バビデ・ブー
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しおりを挟む「何があったっていうの?
こんな早い時間に呼び出して 」
20分後病院の近くのスタバで
早苗が眠そうに大あくびをして言った
「いいたいことはわかるわよ!
でも頼みたい事があるの 」
桃子は必死の形相で早苗に言った
「もちろんここは桃子のおごりよね
ああ あたしトールサイズのティーラテ!
オールミルクね
ねぇここで化粧していい?
あたし目が腫れてない?
昨日は飲み過ぎたわ~ 」
桃子は余計なおしゃべりなどしないで
早く本題に入りたかった
でもやっと核心に入れたのは
急な呼び出しと二日酔いで
フラフラの早苗に少し頭をシャキッと
させてもらうため
さんざん早苗のおしゃべりを
聞いてからだった
「もちろん!いいわよ!
どうぞあたしをH旅行の
アリバイに使ってちょうだい!」
H旅行と聞いて
桃子の頬は赤くなった
感のいい早苗ならピンとくるはずだと
考えていた
「で?その男の人って誰?
あたしの知ってる人? 」
早苗は興味に瞳を輝かせていた
桃子はためらったこの秘密をだれかに
打ち明けるとしたら早苗だ・・・・
でも・・・
変な誤解をさせたら・・・
「いい~じゃない!
ここまで協力するんだから教えてよ!
あなたの事ならなんでも知ってる
親友なのよ!」
「そんなに大事ではないのよ・・・・
その・・・・実は新藤先生なの・・」
「新藤先生ですってっっ???」
文字どおり早苗は飛び上がった
「何がそんなに大事じゃないの?
大変じゃない!
さぁ!すっかり話して!
あらいざらい! 」
早苗は桃子の手首を痛いほど握りしめた
昔からこうだった
早苗は本当に自分の事を
親身になって考えてくれている
もっとも反対の立場に立ったら
自分も同じように喜ぶに違いない
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