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第二章
第70話:俺は平凡だが
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正直に告白する、俺は普通の人間だ。
地獄で数万年修行しようと、頭の方は日本人だった頃と同じだ。
力や魔術で無双はできても、謎解きはからっきし駄目だった。
サクラと俺で新階層を何十何百何千回も巡った。
他のダンジョンの最深部なら、数千億数兆円になるほどの魔力と時間を使って巡ったが、全く何も分からなかった。
「やめだ、やめだ、やめだ、これ以上やっても何の意味もない。
やけ食いだ、腹一杯肉を貪り食うぞ!」
「ミャアアアアオン」
サクラは何時も優しい。
俺を癒すようにスリスリしてくれる。
サクラの腹下に包まれて眠るのが一番熟睡できる。
「「「「「ショウ様、お帰りなさいませ」」」」」
「ああ、ただいま」
女子供達が満面の笑みで迎えてくれる。
こんな風に迎えてくれるのが分かっているから、不機嫌な表情はダンジョンに置いて来なければいけない。
「料理はできているかい?」
「はい、ご指示通りに作っておきました」
女子供も色々とやらなければいけない事があった。
最初は忙しかったようだが、レベルが上がって余裕ができたそうだ。
だから、大量の煮込み料理を作っておいてもらった。
本当は業務用のデミグラスソースやカレールーを使って作らせたかったが、俺がいなくなったら再現できない美味しい料理は気が引けた。
だから、普通に塩と黒胡椒だけでボア系、ベア系、ディア系の肉を、部位ごとに蒸し焼きにしてもらった。
個人的に、塩と黒胡椒だけで蒸した肉と肉汁が大好きだ。
下手に味付けした料理よりも美味しいくなる事の方が多い。
ただ、店によっては、とんでもなく桁外れに美味しい肉料理を食わせてくれる。
だから、今この世界で手に入る食材か、ダンジョン栽培で芽を出した作物だけを使って、デミグラスソースを再現したいと思ったのだ。
ボアシチュー、ベアシチュー、ディアシチューの美味しさを教えてやりたい。
だから、俺の知っているビーフシチューの作り方をできるだけ再現させた。
『材料』
「1番出汁」
1:牛筋肉 :1000g
2:牛もも肉:500g
3:セロリ大:1本
4:人参 :3本
5:トマト :400グラム
6:玉ねぎ :大2個
7:ニンニク:2株
8:水 :1.5リットル
9:赤ワイン:500cc
11:林檎 :1個
:林檎の木はまだ植林できていないから、とまとを200g増量
12:仕上げ用に使う牛もも肉:
「2番出汁」
1:1番出汁で濾した残り物を全て使います
2:セロリ:大1本
3:人数 :1本
4:玉ねぎ:大1個
5:トマト:1個
6:水 :1.5リットル
「ブラウンルー用」
1:バター:20グラム
:バターがないので使う肉の脂で代用。
2:薄力粉:25グラム
「ドミグラスソース仕上げ用」
1:1番フォンに入れていた牛もも肉
2:ナツメグ :1個
:ナツメグはまだしばらくは再現不能と判断して使わない。
3:粒黒胡椒 :少々
:蔓植物の胡椒は城で芽が出たので再現可能と判断して使用
4:カルダモン:1つまみ
:ショウズクがダンジョンで芽を出したので再現可能と判断して使用
5:醤油 :小さじ1
:まだしばらくは再現不能と判断して使わない。
6:蜂蜜 :大匙2
:養蜂技術もなければ蜂蜜も存在しないので使わない。
7:林檎 :半分
:まだしばらくは再現不能と判断してトマト100gで代用
8:マデラ酒 :適量
:アルコールがこの世界にはないので使わない。
使えない材料が多過ぎて満足できる味にならない可能性は高い。
だが、最低限のデミグラスソースを作っておけば、この世界の植物や種を試す事で、俺が食べた事のある物より美味しくできるかもしれない。
『デミグラスソースの作り方』
「1番出汁」
1:牛筋肉をフライパンで焦げ目が付く程度に焼く。
:出てきた脂は他の料理に使うから捨てずに保管。
:炒め終わった牛筋肉は鍋に移す。
:フライパンに水を入れて底に残った焦げを木ベラでこそげぎ落とす。
:焦げ水は旨味があるので鍋に移す。
:フライパンに潰したニンニク1欠け入れ、牛もも肉の表面を焼き固る。
:焼き固めたら牛もも肉は食べる用に取り分けておく。
:フライパンに水を入れて底に残った焦げを木ベラでこそげぎ落とす。
:焦げ水は旨味があるので鍋に移す。
2:フライパンに適当な大きさに切ったセロリ、人参、玉ねぎ入れて炒める。
:玉ねぎが飴色になったら鍋に移す。
:水と潰したとまとを加えて強火で煮る。
:沸騰しそうになったらとろ火にして10時間煮る。
:煮詰めて最初の6割程度にする。
:固形物を濾したら1番出汁の完成。
「2番出汁」
1:1番出汁作りで残った固形物を鍋に入れる。
:フライパンに適当な大きさに切ったセロリ、人参、玉ねぎ入れて炒める。
:玉ねぎが飴色になったら鍋に移す。
:水と潰したとまとを加えて強火で煮る。
:沸騰しそうになったらとろ火にして10時間煮る。
:小まめに灰汁を取りながら煮詰めて最初の5割程度にする。
:固形物を濾したら2番出汁の完成。
「合わせる」
1:1番出汁と2番出汁を鍋に入れる。
:沸騰直前まで煮る。
:灰汁と脂を丁寧に取ればフォンドボンーの完成。
「ブラウンルー」
1:獣脂に火をかけて液状化させる。
:小麦粉を入れて焦げ付かさないように慎重に色付くまで炒める
:色がついたら休ませて冷ます。
:フォンドボーを少ずつ入れて、ダマにならないように弱火で混ぜる。
:お玉1杯分ダマにならないように混ぜる。
:1杯分馴染ませたら、徐々に増やして弱火でとろみが付くまで煮込む。
:とろみが付いたら完成。
「ドミグラスソース」
1:ブラウンルーに、分けておいた牛もも肉を入れる。
:粒黒胡椒、潰したとまとを入れてトロ火で煮る。
:灰汁を取りながら10時間以上煮る。
:元の6割程度になったら完成。
:10時間に満たない間に6割以下になったら熱湯をたす。
俺はこの世界で手に入る材料、ボア系の肉と脂で代用試作する事にした。
「おいしい!
凄く美味しいです、ショウ様!」
麦飯にドミグラスソースをかけて食べた子が、心底美味しいと言ってくれる。
よかった、本当によかった。
とろろ麦飯に負けたらどうしようかとドキドキしていたから、正直ホッとした。
「今回はそのまま麦飯にかけただけだが、最後に玉ねぎを炒めた物を加えたり、ドミグラスソースを作る時にジャガイモを入れて煮詰めても美味しい。
それに、この国で手に入る材料には限りがある。
おれの国では普通に手に入る材料がないから、その代わりを探さないといけない」
女子供が美味しそうに食べながらも聞いてくれている。
「最後の仕上げの所で、この国で取れる果物や木の実、香草や野草、甘い物や香りの良い物を加えて、どれくらい美味しくなるか試してくれ」
「「「「「はい」」」」」
「では最後に、どのような味を目指したらいいのか試食してもらう」
俺は、信頼と実績の超優良企業が作った、大好きな業務用デミグラスソースを試食させた。
「おいしいぃいいいい、凄く美味しい!」
「こんなに美味しくなるの?!」
「私達が作ったのも、信じられないくらいお美味しいと思っていたけれど、こんなに美味しくできるのね!」
ここまで喜んでくれるのなら、何としてでも同じくらい美味しいデミグラスソースを再現できるようにしてやりたい。
その為に絶対手に入れなければいけない食材、いや、猛獣魔獣がいる。
乳だ、乳を手に入れられなければホワイトシチューもブラウンシチューも、絶対に本物が再現できない。
香辛料系は、魔境や森を探せば必ず代用品がある。
だが、乳がなければバターが使えない。
獣脂ではどうしても出せない味があるのだ。
雌の野獣や魔獣を狩って、乳房部の脂肪だけを使えば近い味いなるかもしれない。
乳房部の肉だけを使えば、或いは同じ風味になるかもしれない。
だがそんな物が安定して手に入る訳がない。
カウ系、バッファロー系、シープ系、ゴート系などの、乳用飼育できる野獣や魔獣を魅了支配して牧畜できるようにして見せる。
地獄で数万年修行しようと、頭の方は日本人だった頃と同じだ。
力や魔術で無双はできても、謎解きはからっきし駄目だった。
サクラと俺で新階層を何十何百何千回も巡った。
他のダンジョンの最深部なら、数千億数兆円になるほどの魔力と時間を使って巡ったが、全く何も分からなかった。
「やめだ、やめだ、やめだ、これ以上やっても何の意味もない。
やけ食いだ、腹一杯肉を貪り食うぞ!」
「ミャアアアアオン」
サクラは何時も優しい。
俺を癒すようにスリスリしてくれる。
サクラの腹下に包まれて眠るのが一番熟睡できる。
「「「「「ショウ様、お帰りなさいませ」」」」」
「ああ、ただいま」
女子供達が満面の笑みで迎えてくれる。
こんな風に迎えてくれるのが分かっているから、不機嫌な表情はダンジョンに置いて来なければいけない。
「料理はできているかい?」
「はい、ご指示通りに作っておきました」
女子供も色々とやらなければいけない事があった。
最初は忙しかったようだが、レベルが上がって余裕ができたそうだ。
だから、大量の煮込み料理を作っておいてもらった。
本当は業務用のデミグラスソースやカレールーを使って作らせたかったが、俺がいなくなったら再現できない美味しい料理は気が引けた。
だから、普通に塩と黒胡椒だけでボア系、ベア系、ディア系の肉を、部位ごとに蒸し焼きにしてもらった。
個人的に、塩と黒胡椒だけで蒸した肉と肉汁が大好きだ。
下手に味付けした料理よりも美味しいくなる事の方が多い。
ただ、店によっては、とんでもなく桁外れに美味しい肉料理を食わせてくれる。
だから、今この世界で手に入る食材か、ダンジョン栽培で芽を出した作物だけを使って、デミグラスソースを再現したいと思ったのだ。
ボアシチュー、ベアシチュー、ディアシチューの美味しさを教えてやりたい。
だから、俺の知っているビーフシチューの作り方をできるだけ再現させた。
『材料』
「1番出汁」
1:牛筋肉 :1000g
2:牛もも肉:500g
3:セロリ大:1本
4:人参 :3本
5:トマト :400グラム
6:玉ねぎ :大2個
7:ニンニク:2株
8:水 :1.5リットル
9:赤ワイン:500cc
11:林檎 :1個
:林檎の木はまだ植林できていないから、とまとを200g増量
12:仕上げ用に使う牛もも肉:
「2番出汁」
1:1番出汁で濾した残り物を全て使います
2:セロリ:大1本
3:人数 :1本
4:玉ねぎ:大1個
5:トマト:1個
6:水 :1.5リットル
「ブラウンルー用」
1:バター:20グラム
:バターがないので使う肉の脂で代用。
2:薄力粉:25グラム
「ドミグラスソース仕上げ用」
1:1番フォンに入れていた牛もも肉
2:ナツメグ :1個
:ナツメグはまだしばらくは再現不能と判断して使わない。
3:粒黒胡椒 :少々
:蔓植物の胡椒は城で芽が出たので再現可能と判断して使用
4:カルダモン:1つまみ
:ショウズクがダンジョンで芽を出したので再現可能と判断して使用
5:醤油 :小さじ1
:まだしばらくは再現不能と判断して使わない。
6:蜂蜜 :大匙2
:養蜂技術もなければ蜂蜜も存在しないので使わない。
7:林檎 :半分
:まだしばらくは再現不能と判断してトマト100gで代用
8:マデラ酒 :適量
:アルコールがこの世界にはないので使わない。
使えない材料が多過ぎて満足できる味にならない可能性は高い。
だが、最低限のデミグラスソースを作っておけば、この世界の植物や種を試す事で、俺が食べた事のある物より美味しくできるかもしれない。
『デミグラスソースの作り方』
「1番出汁」
1:牛筋肉をフライパンで焦げ目が付く程度に焼く。
:出てきた脂は他の料理に使うから捨てずに保管。
:炒め終わった牛筋肉は鍋に移す。
:フライパンに水を入れて底に残った焦げを木ベラでこそげぎ落とす。
:焦げ水は旨味があるので鍋に移す。
:フライパンに潰したニンニク1欠け入れ、牛もも肉の表面を焼き固る。
:焼き固めたら牛もも肉は食べる用に取り分けておく。
:フライパンに水を入れて底に残った焦げを木ベラでこそげぎ落とす。
:焦げ水は旨味があるので鍋に移す。
2:フライパンに適当な大きさに切ったセロリ、人参、玉ねぎ入れて炒める。
:玉ねぎが飴色になったら鍋に移す。
:水と潰したとまとを加えて強火で煮る。
:沸騰しそうになったらとろ火にして10時間煮る。
:煮詰めて最初の6割程度にする。
:固形物を濾したら1番出汁の完成。
「2番出汁」
1:1番出汁作りで残った固形物を鍋に入れる。
:フライパンに適当な大きさに切ったセロリ、人参、玉ねぎ入れて炒める。
:玉ねぎが飴色になったら鍋に移す。
:水と潰したとまとを加えて強火で煮る。
:沸騰しそうになったらとろ火にして10時間煮る。
:小まめに灰汁を取りながら煮詰めて最初の5割程度にする。
:固形物を濾したら2番出汁の完成。
「合わせる」
1:1番出汁と2番出汁を鍋に入れる。
:沸騰直前まで煮る。
:灰汁と脂を丁寧に取ればフォンドボンーの完成。
「ブラウンルー」
1:獣脂に火をかけて液状化させる。
:小麦粉を入れて焦げ付かさないように慎重に色付くまで炒める
:色がついたら休ませて冷ます。
:フォンドボーを少ずつ入れて、ダマにならないように弱火で混ぜる。
:お玉1杯分ダマにならないように混ぜる。
:1杯分馴染ませたら、徐々に増やして弱火でとろみが付くまで煮込む。
:とろみが付いたら完成。
「ドミグラスソース」
1:ブラウンルーに、分けておいた牛もも肉を入れる。
:粒黒胡椒、潰したとまとを入れてトロ火で煮る。
:灰汁を取りながら10時間以上煮る。
:元の6割程度になったら完成。
:10時間に満たない間に6割以下になったら熱湯をたす。
俺はこの世界で手に入る材料、ボア系の肉と脂で代用試作する事にした。
「おいしい!
凄く美味しいです、ショウ様!」
麦飯にドミグラスソースをかけて食べた子が、心底美味しいと言ってくれる。
よかった、本当によかった。
とろろ麦飯に負けたらどうしようかとドキドキしていたから、正直ホッとした。
「今回はそのまま麦飯にかけただけだが、最後に玉ねぎを炒めた物を加えたり、ドミグラスソースを作る時にジャガイモを入れて煮詰めても美味しい。
それに、この国で手に入る材料には限りがある。
おれの国では普通に手に入る材料がないから、その代わりを探さないといけない」
女子供が美味しそうに食べながらも聞いてくれている。
「最後の仕上げの所で、この国で取れる果物や木の実、香草や野草、甘い物や香りの良い物を加えて、どれくらい美味しくなるか試してくれ」
「「「「「はい」」」」」
「では最後に、どのような味を目指したらいいのか試食してもらう」
俺は、信頼と実績の超優良企業が作った、大好きな業務用デミグラスソースを試食させた。
「おいしいぃいいいい、凄く美味しい!」
「こんなに美味しくなるの?!」
「私達が作ったのも、信じられないくらいお美味しいと思っていたけれど、こんなに美味しくできるのね!」
ここまで喜んでくれるのなら、何としてでも同じくらい美味しいデミグラスソースを再現できるようにしてやりたい。
その為に絶対手に入れなければいけない食材、いや、猛獣魔獣がいる。
乳だ、乳を手に入れられなければホワイトシチューもブラウンシチューも、絶対に本物が再現できない。
香辛料系は、魔境や森を探せば必ず代用品がある。
だが、乳がなければバターが使えない。
獣脂ではどうしても出せない味があるのだ。
雌の野獣や魔獣を狩って、乳房部の脂肪だけを使えば近い味いなるかもしれない。
乳房部の肉だけを使えば、或いは同じ風味になるかもしれない。
だがそんな物が安定して手に入る訳がない。
カウ系、バッファロー系、シープ系、ゴート系などの、乳用飼育できる野獣や魔獣を魅了支配して牧畜できるようにして見せる。
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