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第一章
第45話:築城と買い物
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俺は辺境伯との約束を守った。
一日目はネウストリアダンジョンで狩りをした。
二日目は身体強化で駆けてエノーに行って狩りした。
三日目はネウストリアの南、オセール伯爵領の更に南側にある魔境に入り、俺の拠点となる城を築いた。
「俺の理想の城を築く。
家臣領民を魔獣から完璧に守れる城を築く。
本丸二ノ丸三の丸からなる巨大な縄張りの城を築く。
本丸は家臣領民を全員収容できるように、西洋の城塞都市にする。
世界最大の城塞都市と言われていたカルカッソンヌを参考にする。
ただし、自然石やレンガを積み上げるのではない。
俺が惜しみなく魔力を注いで造る一帯式の圧縮強化岩盤製だ。
それも大理石のようにつるつるだから、手掛かりが全く無い。
ビルディング・アン・アイデアル・バイ・コンプレッション・アンド・ストゥレン・ソイル!」
俺はカンニングしながら徐々に城を築いていく。
カンニングというのは、ネットスーパーで購入した書籍や写真集を見ているから。
以前からネットスーパーを使って情報収集をしようと思っていたのだ。
構造学や力学を全く知らないド素人が城を築くのだ。
歴史的構造物を丸々マネするしか方法がない。
危険な欠陥城に女子供や男達を住まわせるわけにはいかないから。
マネをしたのは城塞都市カルカッソンヌだけではない。
その中にあった領主の館、コンタル城も築いていく。
最初に築いたのは、七百人が暮らせればいいコンタル城と城塞都市の城壁となってる一体だ。
扉や窓は、閂一つで厳重な門になる鎧戸と引き戸を基本にした。
城壁や壁には矢狭間や魔術狭間を設けた。
魔術狭間は前世で言う鉄砲狭間だ。
写真や資料では材木を使っている部分も圧縮強化岩盤とした。
その分強固になったが、重くなったのが少々心配だ。
俺はいったいどれくらいの魔力総量なのだろう?
物凄く魔力を使っているはずなのだが、全く疲れない。
ステータス表などないから分からないが、とんでもな量なのだろう。
自分の魔力量を知りたくて、ガンガン魔力を使って築城を進めた。
城塞都市全体を守る為の城壁は、資料通り二重にした。
計画では内城壁になる予定なのだが、それが二重だと名付け難い。
内々城壁と内外城壁と呼ぶことになるのだろうか?
それとも、何か固有の名前がつくのだろうか?
二重に内城壁を築いてしまった後で、ハタと気がついた。
圧縮強化岩盤を造る時に大量の土が必要になると。
本丸、城塞都市内に家臣領民の家を築く時に大量の土が必要になる。
城砦都市内の土を使ってしまうと地面が低くなってしまう。
家臣領民の家が浸水してしまうような欠陥都市になりかねない。
そこで、本物のカルカッソンヌにはなかった壕を築く事にした。
雨が降って溜まったら仕方がないが、基本は空壕だ。
地下水が湧いてしまっても、それはそれで仕方がない。
むしろ湧いてくれないと本丸内に井戸が確保できないだろう。
水源のない城など、囲まれたら三日で落城してしまう。
「本丸の周囲に巨大な壕を造る。
本丸城壁、城塞都市の城壁が壊れないように、下は全て圧縮強化岩盤にする。
それに必要な土は壕の外側から確保する。
この国には地震がないと聞いているが、万が一の事もある。
城壁は阪神淡路大震災の揺れにも耐える強度にしたが、基礎も同じにする。
ビルド・ウオール・アンド・ディグ・トレンチ」
西洋の城壁がひたすら高いのは、地震がなくて崩れる心配がないからだ。
日本であのやり方をしたら、地震の度に城壁が崩れてしまう。
熊本城の城壁が地震で崩れてしまったように……
だから日本の城は城壁の高さを抑えている。
城壁と壕を組み合わせて防御力を強化している。
日本の自然環境と労力を考えて最大の効果を得ようとした形だ。
俺はそれを魔力でごり押し実現させた。
西洋の高くそびえる城壁に、日本でも類を見ない、広くて深い壕を造った。
壕の幅が一〇〇メートルにもなっている。
水濠の深さをどれくらいにするかは色々な考えがある。
人が立って呼吸できなければ十分という考えもある。
わざと人が立てる深さの場所を設けて、そこに敵を集めて狙い撃つ方法もある。
だが俺が気にしているのは人ではない。
巨大で強力な魔獣が襲ってきた時の事だ。
奈落の底に落とす心算で深さも一〇〇メートルにした。
完成した城塞都市の周囲は三〇〇〇メートルもある。
江戸城の本丸・二ノ丸・三ノ丸に加え、西ノ丸・西ノ丸下・吹上・北ノ丸の周囲を合わせた一六〇〇〇メートルには、はるかに及ばない。
だが本丸だけで考えれば、江戸城の一二四〇メートルよりはるかに大きい。
今思いついたが、本丸内部を人工ダンジョンにすれば、とんでもない延べ床面積になり、多くの家臣領民を収容できるだけでなく、食糧も燃料も保管できる。
などと考えながら本丸の壕、内壕を造っていると水が湧いてきた。
ありがたい事に豊富な地下水に恵まれていたようだ。
これで本丸の水の手を切られる心配がなくなった。
本丸内を人工ダンジョンにするのなら、土の心配をしなくてもいい。
幸か不幸か水脈は八〇メートル付近だった。
これまでに堀った地層を見ると、難透水層にサンドイッチされた帯水層だ。
この深さで難透水層に挟まれているのなら、遠く離れた山々に降った雨や雪が、何年もかけてゆっくりと流れてきたものだ。
地表に降った最近の雨や、鉱山の影響で水質が悪くなる心配がない。
天候によって枯れたり濁ったりする心配がない。
ただ、壕を掘った部分に流れ出ると、水圧や地面の重さから解放されたので、どんどん水面が上がってくる。
このまま溢れてしまうようなら、川にしなければいけない。
心配していた通り、水があふれだしてしまった。
そこで掘り当ててしまった地下水脈の所に、圧縮強化岩盤の水道を造った。
断絶させてしまった地下水脈を人工的に再接続したのだ。
これで本丸の周囲を巡る内濠が空壕に戻るかもしれない。
雨によって増減する水濠として残るのか、空壕になるかは自然任せだ。
もう一度地下水脈を掘り抜くのは二ノ丸を巡る中壕を造る時になるだろう。
二ノ丸の規模は江戸城総構えに匹敵する広さにする心算だ。
名城として有名な姫路城総構えの周囲が五二〇〇メートルほど。
中国の覇者毛利家の萩城総構えの周囲が五五〇〇メートルほど。
太閤秀吉が築いた頃の大阪城の総構えで八一〇〇メートルほど。
上杉謙信でも攻め落とせなかった小田原城で九〇〇〇メートルほど。
どの城よりも長いのが、江戸城総構えの周囲一五七〇〇メートルだ。
俺はその江戸城よりも少し広い、東西南北各四〇〇〇メートルを、合計一六〇〇〇メートルを予定している。
幾らでも使い道の有る二ノ丸だが、実際に造るかどうかは分からない。
今の状態だと、本丸の城塞都市すら使い切れないだろう。
七百人の女子供と男達だけなら、コンタル城だけでも十分なのだ。
城塞都市カルカッソンヌの部分は家畜を放牧する場所になるだろう。
ネットスーパーで生きた家畜を買えるのか?
この世界の獣や魔獣で家畜にできるような奴はいるのか?
四つのネットスーパーで生体販売と入力して調べてみた。
一つはメダカしか売っていなかった。
一つは何も売っていなかった。
一つはメダカなどの淡水魚に海水魚、爬虫類に両生類、タニシなどがいた。
とりあえず食べられそうな魚を買ってみた。
ナマズ13~20cm=2178円×10匹=21780円
タナゴや金ブナは食べられると聞いた事があるが、食べた事がないので却下。
タニシは食べた事があるし美味しかったが、品種が同じか分からないので却下。
天然うなぎ3匹=3800円
よし、魚なら確実に売っているのが分かった。
自分が食べて美味しかった魚の名前を入力してみよう。
もう既に電気があるし、本丸内に小さな水槽を沢山作って飼えばいい。
そうだ、ポンプを買わなくても自噴井戸を掘ってしまえばいい。
どうせ本丸には生活用の井戸を掘らなければいけない。
よし、一つのネットスーパーで餌用の生きた鱒を売っていたぞ!
活きエサニジマス30匹=4950円
さっき迷ったタニシとザリガニだが、ニジマスやナマズの餌用に買っておこう。
ヒメタニシ50匹+α =1498円
ザリガニMサイズ5cm-7cm10匹=1700円
ドショウがいた、蒲焼は骨っぽくて美味しくなかったけれど、ドジョウ汁にしたらスープがとんでもなく美味しくなったから買っておく。
どじょうSSサイズ(4cm-7cm)30匹=1900円
生きたまま発送川魚の女王岩魚酸素代込み10匹セット=10015円
天然活オマール海老500g 2尾カナダ産=9300円
探すコツが分かってきたぞ!
活オマール海老で出たのなら、活伊勢エビや車エビ、ブラックタイガーでどうだ?
あ、駄目だ、海水は無理だった。
淡水で飼える甲殻類、ブラックタイガーは売っていない。
すっぽんは美味しいらしいが、食べた事がないので却下。
モクズガニ天然活生1kg 以上15匹前後=3850円
よし、淡水魚と甲殻類はこれくらいで良いだろう。
育てるのに失敗したら自分で食べればいい。
美味しくて食べたいと思っていいた奴ばかりだ。
本命はこれからだ。
これが成功したら、この世界の食糧事情が一変する。
よし、孵卵用鶏有精卵が売っていた!
業務用全自動孵卵器=602800円
孵卵器用鶏有精卵50個=5000円
孵化用合鴨有精卵6個=3000円
有精卵孵化用日本うずらの卵10個入 5パック=2046円
ここまでやれば今日はもういいだろう。
明日はエノー領で王国軍の動向を探らなければいけない。
一日目はネウストリアダンジョンで狩りをした。
二日目は身体強化で駆けてエノーに行って狩りした。
三日目はネウストリアの南、オセール伯爵領の更に南側にある魔境に入り、俺の拠点となる城を築いた。
「俺の理想の城を築く。
家臣領民を魔獣から完璧に守れる城を築く。
本丸二ノ丸三の丸からなる巨大な縄張りの城を築く。
本丸は家臣領民を全員収容できるように、西洋の城塞都市にする。
世界最大の城塞都市と言われていたカルカッソンヌを参考にする。
ただし、自然石やレンガを積み上げるのではない。
俺が惜しみなく魔力を注いで造る一帯式の圧縮強化岩盤製だ。
それも大理石のようにつるつるだから、手掛かりが全く無い。
ビルディング・アン・アイデアル・バイ・コンプレッション・アンド・ストゥレン・ソイル!」
俺はカンニングしながら徐々に城を築いていく。
カンニングというのは、ネットスーパーで購入した書籍や写真集を見ているから。
以前からネットスーパーを使って情報収集をしようと思っていたのだ。
構造学や力学を全く知らないド素人が城を築くのだ。
歴史的構造物を丸々マネするしか方法がない。
危険な欠陥城に女子供や男達を住まわせるわけにはいかないから。
マネをしたのは城塞都市カルカッソンヌだけではない。
その中にあった領主の館、コンタル城も築いていく。
最初に築いたのは、七百人が暮らせればいいコンタル城と城塞都市の城壁となってる一体だ。
扉や窓は、閂一つで厳重な門になる鎧戸と引き戸を基本にした。
城壁や壁には矢狭間や魔術狭間を設けた。
魔術狭間は前世で言う鉄砲狭間だ。
写真や資料では材木を使っている部分も圧縮強化岩盤とした。
その分強固になったが、重くなったのが少々心配だ。
俺はいったいどれくらいの魔力総量なのだろう?
物凄く魔力を使っているはずなのだが、全く疲れない。
ステータス表などないから分からないが、とんでもな量なのだろう。
自分の魔力量を知りたくて、ガンガン魔力を使って築城を進めた。
城塞都市全体を守る為の城壁は、資料通り二重にした。
計画では内城壁になる予定なのだが、それが二重だと名付け難い。
内々城壁と内外城壁と呼ぶことになるのだろうか?
それとも、何か固有の名前がつくのだろうか?
二重に内城壁を築いてしまった後で、ハタと気がついた。
圧縮強化岩盤を造る時に大量の土が必要になると。
本丸、城塞都市内に家臣領民の家を築く時に大量の土が必要になる。
城砦都市内の土を使ってしまうと地面が低くなってしまう。
家臣領民の家が浸水してしまうような欠陥都市になりかねない。
そこで、本物のカルカッソンヌにはなかった壕を築く事にした。
雨が降って溜まったら仕方がないが、基本は空壕だ。
地下水が湧いてしまっても、それはそれで仕方がない。
むしろ湧いてくれないと本丸内に井戸が確保できないだろう。
水源のない城など、囲まれたら三日で落城してしまう。
「本丸の周囲に巨大な壕を造る。
本丸城壁、城塞都市の城壁が壊れないように、下は全て圧縮強化岩盤にする。
それに必要な土は壕の外側から確保する。
この国には地震がないと聞いているが、万が一の事もある。
城壁は阪神淡路大震災の揺れにも耐える強度にしたが、基礎も同じにする。
ビルド・ウオール・アンド・ディグ・トレンチ」
西洋の城壁がひたすら高いのは、地震がなくて崩れる心配がないからだ。
日本であのやり方をしたら、地震の度に城壁が崩れてしまう。
熊本城の城壁が地震で崩れてしまったように……
だから日本の城は城壁の高さを抑えている。
城壁と壕を組み合わせて防御力を強化している。
日本の自然環境と労力を考えて最大の効果を得ようとした形だ。
俺はそれを魔力でごり押し実現させた。
西洋の高くそびえる城壁に、日本でも類を見ない、広くて深い壕を造った。
壕の幅が一〇〇メートルにもなっている。
水濠の深さをどれくらいにするかは色々な考えがある。
人が立って呼吸できなければ十分という考えもある。
わざと人が立てる深さの場所を設けて、そこに敵を集めて狙い撃つ方法もある。
だが俺が気にしているのは人ではない。
巨大で強力な魔獣が襲ってきた時の事だ。
奈落の底に落とす心算で深さも一〇〇メートルにした。
完成した城塞都市の周囲は三〇〇〇メートルもある。
江戸城の本丸・二ノ丸・三ノ丸に加え、西ノ丸・西ノ丸下・吹上・北ノ丸の周囲を合わせた一六〇〇〇メートルには、はるかに及ばない。
だが本丸だけで考えれば、江戸城の一二四〇メートルよりはるかに大きい。
今思いついたが、本丸内部を人工ダンジョンにすれば、とんでもない延べ床面積になり、多くの家臣領民を収容できるだけでなく、食糧も燃料も保管できる。
などと考えながら本丸の壕、内壕を造っていると水が湧いてきた。
ありがたい事に豊富な地下水に恵まれていたようだ。
これで本丸の水の手を切られる心配がなくなった。
本丸内を人工ダンジョンにするのなら、土の心配をしなくてもいい。
幸か不幸か水脈は八〇メートル付近だった。
これまでに堀った地層を見ると、難透水層にサンドイッチされた帯水層だ。
この深さで難透水層に挟まれているのなら、遠く離れた山々に降った雨や雪が、何年もかけてゆっくりと流れてきたものだ。
地表に降った最近の雨や、鉱山の影響で水質が悪くなる心配がない。
天候によって枯れたり濁ったりする心配がない。
ただ、壕を掘った部分に流れ出ると、水圧や地面の重さから解放されたので、どんどん水面が上がってくる。
このまま溢れてしまうようなら、川にしなければいけない。
心配していた通り、水があふれだしてしまった。
そこで掘り当ててしまった地下水脈の所に、圧縮強化岩盤の水道を造った。
断絶させてしまった地下水脈を人工的に再接続したのだ。
これで本丸の周囲を巡る内濠が空壕に戻るかもしれない。
雨によって増減する水濠として残るのか、空壕になるかは自然任せだ。
もう一度地下水脈を掘り抜くのは二ノ丸を巡る中壕を造る時になるだろう。
二ノ丸の規模は江戸城総構えに匹敵する広さにする心算だ。
名城として有名な姫路城総構えの周囲が五二〇〇メートルほど。
中国の覇者毛利家の萩城総構えの周囲が五五〇〇メートルほど。
太閤秀吉が築いた頃の大阪城の総構えで八一〇〇メートルほど。
上杉謙信でも攻め落とせなかった小田原城で九〇〇〇メートルほど。
どの城よりも長いのが、江戸城総構えの周囲一五七〇〇メートルだ。
俺はその江戸城よりも少し広い、東西南北各四〇〇〇メートルを、合計一六〇〇〇メートルを予定している。
幾らでも使い道の有る二ノ丸だが、実際に造るかどうかは分からない。
今の状態だと、本丸の城塞都市すら使い切れないだろう。
七百人の女子供と男達だけなら、コンタル城だけでも十分なのだ。
城塞都市カルカッソンヌの部分は家畜を放牧する場所になるだろう。
ネットスーパーで生きた家畜を買えるのか?
この世界の獣や魔獣で家畜にできるような奴はいるのか?
四つのネットスーパーで生体販売と入力して調べてみた。
一つはメダカしか売っていなかった。
一つは何も売っていなかった。
一つはメダカなどの淡水魚に海水魚、爬虫類に両生類、タニシなどがいた。
とりあえず食べられそうな魚を買ってみた。
ナマズ13~20cm=2178円×10匹=21780円
タナゴや金ブナは食べられると聞いた事があるが、食べた事がないので却下。
タニシは食べた事があるし美味しかったが、品種が同じか分からないので却下。
天然うなぎ3匹=3800円
よし、魚なら確実に売っているのが分かった。
自分が食べて美味しかった魚の名前を入力してみよう。
もう既に電気があるし、本丸内に小さな水槽を沢山作って飼えばいい。
そうだ、ポンプを買わなくても自噴井戸を掘ってしまえばいい。
どうせ本丸には生活用の井戸を掘らなければいけない。
よし、一つのネットスーパーで餌用の生きた鱒を売っていたぞ!
活きエサニジマス30匹=4950円
さっき迷ったタニシとザリガニだが、ニジマスやナマズの餌用に買っておこう。
ヒメタニシ50匹+α =1498円
ザリガニMサイズ5cm-7cm10匹=1700円
ドショウがいた、蒲焼は骨っぽくて美味しくなかったけれど、ドジョウ汁にしたらスープがとんでもなく美味しくなったから買っておく。
どじょうSSサイズ(4cm-7cm)30匹=1900円
生きたまま発送川魚の女王岩魚酸素代込み10匹セット=10015円
天然活オマール海老500g 2尾カナダ産=9300円
探すコツが分かってきたぞ!
活オマール海老で出たのなら、活伊勢エビや車エビ、ブラックタイガーでどうだ?
あ、駄目だ、海水は無理だった。
淡水で飼える甲殻類、ブラックタイガーは売っていない。
すっぽんは美味しいらしいが、食べた事がないので却下。
モクズガニ天然活生1kg 以上15匹前後=3850円
よし、淡水魚と甲殻類はこれくらいで良いだろう。
育てるのに失敗したら自分で食べればいい。
美味しくて食べたいと思っていいた奴ばかりだ。
本命はこれからだ。
これが成功したら、この世界の食糧事情が一変する。
よし、孵卵用鶏有精卵が売っていた!
業務用全自動孵卵器=602800円
孵卵器用鶏有精卵50個=5000円
孵化用合鴨有精卵6個=3000円
有精卵孵化用日本うずらの卵10個入 5パック=2046円
ここまでやれば今日はもういいだろう。
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