39 / 116
第2章
第39話:スライム経験値獲得術
しおりを挟む
俺はロードを2匹に分けてファイターキングゴブリン達と戦わせた。
やはりレベル3の方がレベル5よりも経験値の効率がよかった。
ギリギリでやるのなら、レベル2やレベル1のロードスライム状態で戦わせるべきなのだが、俺にはそんな度胸はない。
そんな危険を冒すくらいなら、時間がかかった方がマシだった。
危険を冒したのは、もう少し弱い子で試した事だった。
食事だけでスライムにまで成長させたレベル1の子と、合体統合と分離を繰り返して剣術や槍術、棍棒術と盾術を習得したレベル1の子を合体統合させて、レベル2のスライムにしたのだ。
レベル2のスライムとホブゴブリンを戦わせる事で、斃さなくても経験が得られることが分かった。
高レベルの棍棒術と盾術を完璧に会得していたことがよかったのだろう。
最終的にはレベル1のスライムでも、レベル1ホブゴブリンはもちろん、能力がはるかに高いレベル2やレベル3のホブゴブリンと戦って経験値を得ることができた。
だがそんな危険な事は検証実験の時だけで、実際にはレベル1のスライムとゴブリンを戦わせるだけで経験値を稼げるようになった。
つまり一番弱くてベビースライムやリトルスライムの食糧にしかならないと思っていたゴブリンですら、戦闘相手とするだけで経験値が得られると分かったのだ。
最終的には、スライム、ビッグスライム、ヒュージスライム、ロードスライムといった各種スライムの進化とレベルに応じて、ゴブリン、ホブゴブリン、ビッグゴブリン、ヒュージゴブリン、ロードゴブリン、キングゴブリンを選んで、戦闘だけで最高効率の経験値を得られるようになった。
ただ最弱のゴブリンだけは、ベビースライムとリトルスライムが成長するための食糧として利用する事が多かった。
最弱のゴブリンはスライムの食糧として使われるだけでなく、スライムの戦闘経験値獲得のための相手、ホブゴブリン、ビッグゴブリン、ヒュージゴブリン、ロードゴブリン、キングゴブリンの餌としても使った。
進化した各種のゴブリンを生かすために、雄のゴブリンから餌にした。
雌のゴブリンは、ゴブリンを生み増やすための道具扱いにした。
大量の雌ゴブリンを生かすための食糧は、ダンジョンの1階層にいる莫大な数の魔蝙蝠や魔鼠を活用したが、地下1階層以下にはそれなりに強い魔獣がいた。
「ロード、そろそろダンジョンの地下2階以下におりてみようか」
大魔境にあったゴブリンの大集落は、養殖しているゴブリン以外は壊滅させた。
残ったのはダンジョン内にあるゴブリンの大集落だけだった。
もうキング以上のゴブリンは出てこないと思うが、細心の注意を払って進む。
効率的に経験値を得るためにも、ゴブリンを成長進化させるための魔獣も、餌にする魔獣も必要だった。
やはりレベル3の方がレベル5よりも経験値の効率がよかった。
ギリギリでやるのなら、レベル2やレベル1のロードスライム状態で戦わせるべきなのだが、俺にはそんな度胸はない。
そんな危険を冒すくらいなら、時間がかかった方がマシだった。
危険を冒したのは、もう少し弱い子で試した事だった。
食事だけでスライムにまで成長させたレベル1の子と、合体統合と分離を繰り返して剣術や槍術、棍棒術と盾術を習得したレベル1の子を合体統合させて、レベル2のスライムにしたのだ。
レベル2のスライムとホブゴブリンを戦わせる事で、斃さなくても経験が得られることが分かった。
高レベルの棍棒術と盾術を完璧に会得していたことがよかったのだろう。
最終的にはレベル1のスライムでも、レベル1ホブゴブリンはもちろん、能力がはるかに高いレベル2やレベル3のホブゴブリンと戦って経験値を得ることができた。
だがそんな危険な事は検証実験の時だけで、実際にはレベル1のスライムとゴブリンを戦わせるだけで経験値を稼げるようになった。
つまり一番弱くてベビースライムやリトルスライムの食糧にしかならないと思っていたゴブリンですら、戦闘相手とするだけで経験値が得られると分かったのだ。
最終的には、スライム、ビッグスライム、ヒュージスライム、ロードスライムといった各種スライムの進化とレベルに応じて、ゴブリン、ホブゴブリン、ビッグゴブリン、ヒュージゴブリン、ロードゴブリン、キングゴブリンを選んで、戦闘だけで最高効率の経験値を得られるようになった。
ただ最弱のゴブリンだけは、ベビースライムとリトルスライムが成長するための食糧として利用する事が多かった。
最弱のゴブリンはスライムの食糧として使われるだけでなく、スライムの戦闘経験値獲得のための相手、ホブゴブリン、ビッグゴブリン、ヒュージゴブリン、ロードゴブリン、キングゴブリンの餌としても使った。
進化した各種のゴブリンを生かすために、雄のゴブリンから餌にした。
雌のゴブリンは、ゴブリンを生み増やすための道具扱いにした。
大量の雌ゴブリンを生かすための食糧は、ダンジョンの1階層にいる莫大な数の魔蝙蝠や魔鼠を活用したが、地下1階層以下にはそれなりに強い魔獣がいた。
「ロード、そろそろダンジョンの地下2階以下におりてみようか」
大魔境にあったゴブリンの大集落は、養殖しているゴブリン以外は壊滅させた。
残ったのはダンジョン内にあるゴブリンの大集落だけだった。
もうキング以上のゴブリンは出てこないと思うが、細心の注意を払って進む。
効率的に経験値を得るためにも、ゴブリンを成長進化させるための魔獣も、餌にする魔獣も必要だった。
0
お気に入りに追加
359
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる