御大尽与力と稲荷神使

解説・人物紹介

登場人物

河内屋善兵衛：日本一の商人・多くの妻妾を持つ子沢山・稲荷信仰
六五歳　　　：子供や孫を分家させ日本各地に店を出させる。
　　　　　　：現在は江戸で札差しを営む。資産二百万両
　　　　　　：棒手振を父に持ち。立志伝中の人
　　　　　　：紀伊国屋文左衛門と田沼意次を尊敬

みほ　　　　：河内屋善兵衛の妻
六〇歳　　　：妻妾の子も分け隔てなく育てた女傑

河内屋徳太郎：河内屋善兵衛の長男
四五歳　　　：大阪の両替屋を任されている
　　　　　　：資産銀十万貫（二百万両）

坪内七右衛門：河内屋徳兵衛の七男
二〇歳　　　：祖父河内屋善兵衛から与力株と一万両を譲られる。

蔵屋茂次郎　：河内屋善兵衛の長男
四二歳　　　：大阪の蔵元
　　　　　　：資産銀一万貫（二十万両）

井波源四郎　：蔵屋茂次郎の四男
二〇歳　　　：祖父河内屋善兵衛から与力株を譲られる

口入屋銀六　：口入屋・坪内七右衛門の四兄
　　　　　　：形見分け一万両を河内屋善兵衛からもらう

溝口伝兵衛　：元善兵衛用心棒で北町奉行所同心

池波寅蔵　　：元善兵衛用心棒で北町奉行所同心

秋口大吾郎　：元善兵衛用心棒で格之助の用人格

森崎菊次郎　：元盗賊の凄腕
　　　　　　：七右衛門の命令で御家人対策に若党に抜擢

並之介　　　：小茶屋の主人


『坪内家』
養子　：七右衛門直虎
当主　：平八郎
妻　　：ゆう
長男　：格之助直之
妻　　：みね
孫　　：弓太郎
『家臣』
若党　　　：曽我岩吉
　　　　　：杉山三蔵
馬口取り　：木八（中山木八）
　　　　　：吉助（後藤吉助）
槍持ち　　：伊之助（森伊之助）
草履取り　：熊蔵（矢口熊蔵）
鋏箱持ち　：伊三郎（滝伊三郎）
合羽篭持ち：栄五郎（前栄五郎）

奥女中：文（樋口市之丞）
下女　：うた
　　　：りつ