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第一章
第11話:皇国名誉男爵
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皇紀2217年・王歴219年・秋・皇居
「そうだ、まずは葬儀費用を単独で負担してくれたことを評して、皇国名誉男爵の地位に封じてしまおう。
即位式の費用を負担してくれたことを公表する時に、皇国名誉伯爵か皇国名誉侯爵の地位に封じれば、ミアを降嫁させる事も不可能ではなくなる」
「恐れながら主上、それでは皇女として降嫁するのは難しいのではないでしょうか」
「ソフィアは最初、実家の養女としてハリーに嫁がせる気でいたのではないのか」
「母親とは、子供のためならとても欲深くなれるのです、主上。
ハリー殿の支援で皇女となれるとなれば、皇女として嫁がせたいと思うのです。
そして皇国名誉男爵よりは本当の皇国男爵に。
皇国名誉伯爵よりは本当の皇国侯爵に降嫁して欲しいと望むものなのです」
「そうなのか、父親とは随分違うのだな」
「はい、父親と母親では子の対する愛情が根本的に違うのです。
夢だとは分かっていても、娘を皇国侯爵に降嫁させたいと願うものなのです」
「わたくし、その方法を教えていただきました」
突然両親の会話にミア王女が加わってきた。
「なんだと」
「なんですって」
「わたくし、ずっと不思議だったのです。
主上が安心して暮らしていけると言ってくださる修道院を、母上がとても嫌っているのが、とても不思議で仕方がなかったのです。
本当は主上や母上にお聞きしたかったのですが、何だか聞いてはいけない気がして、聞けなかったのです。
それで、母上や伯父上がとても褒めておられるハリー殿が、わたくしのために差し向けてくれた女官に聞いてみたのです。
それでようやく分かりました。
何故母上があれほど修道院を嫌っておられたのかを」
「シャーロット、ミアに何を言ったのですか」
「申し訳ございません、ソフィア様。
しかしながら、ミア殿下に王女として主命で聞くと言われてしまっては、嘘偽りを口にする事などできません」
「……ミアにそう言われて、嘘をつくようでは女官として失格ですが、ミアに教える前にわたくしに許可を求めるべきでしたよ」
「申し訳ございません、ソフィア様。
しかしながら、私もハリー様から言い付かっていた事がございますので、ミア殿下に教えない訳にはいかなかったのでございます」
「ハリー殿から何を言われていたというのですか」
「はい、できる限りソフィア様とミア殿下の御意に従うようにと。
しかしながら、例えソフィア様とミア殿下の意にそぐわない事であろうと、御命を守るためなら断じて行えと。
心や身体の傷は、時間をかけて必ず治してさしあげるから、何としてでも生きていただけと、そう厳しく命じられております。
ミア殿下の御下問も、御命を御守りするのに必要だと考えてお伝えさせていただきました」
「ハリー殿がそのように言われたのですか……
ハリー殿がそこまで心配しなければいけないほど、危険な状態なのですか」
「はい、恐れ多い事ですが、狂信者共がミア殿下を狙っております。
先に修道院入りされた姉君のライナ殿下は、修道僧に嬲り者にされ、金で信徒に売られ、心身を著しく損ねられ、乱心されておられます。
ミア殿下がそのような事にならないように、迂闊に一人で庭出られないように、真実を御話しさせていただきました」
「なに、それは本当の事か、ライナは本当にそのような酷い目にあっていたのか」
「……」
「直答を許すから答えるのだ、シャーロット。
朕がこの後宮にいる間は特別に直答を許す、だから全て話せ」
「はい、全て真実でございます。
ミア殿下を確実に御守りするために必要な情報として集めました」
「知っていて何故朕に黙っていたのか答えよ、シャーロット。
返答次第では許さぬぞ」
「ソフィア様から、主上は皇家の面目を護るために、全てを知った上でライナ殿下を修道院に入れ、ミア殿下を修道院入りさせようとしているとお聞きしていました。
それ故に、お耳に入れる必要はないと思っておりました」
「……確かに言った、言ったがそこまで酷いとは思っていなかったのだ。
神官や修道僧の妻のようにされているとは思っていたが、まさか遊女のような扱いをされているとは思っていなかったのだ」
「遊女どころではありません。
服で隠れて見ない場所は、残らず鞭打たれ刀で傷つけられ、奴隷どころか家畜以下の扱いを受けておられました」
「うわああああああ、馬鹿な、幾らなんでも嘘だ、思い上がっているとはいえ、あれでも神に仕える神官だぞ、そこまでの事は……」
「恐れながら陛下、あの連中は自分達が神の代弁者であると思い上がっております。
神の代弁者の方が陛下よりも皇族の方々よりも上だと言い放っております。
二年前も一年前も、修道院入りを延期したのが気に入らず、ミア殿下を誘拐して嬲り者のしようとしておりましたが、我らを警戒して断念しました。
ですが今年は何としてもミア殿下を手に入れようとダエーワ影衆を雇っています」
「……嘘だ、全て嘘だ、信じられぬ、朕は信じぬぞ」
皇帝は自分の失敗を認められずに錯乱していたが、ソフィアは現実に向き合った。
「シャーロット、それは本当の事ですか。
本当の事だとして、シャーロット達だけで防げるのですか」
「お任せくださいませ、ソフィア様。
このような時のための、ハリー様は我々を後宮に派遣されたのです」
「主上、母上、わたくしがハリー殿に降嫁できる方法はもう聞かれないのですか。
ちゃんと聞いてくださらないと、ハリー殿の元に行けないではありませんか」
「そうだ、まずは葬儀費用を単独で負担してくれたことを評して、皇国名誉男爵の地位に封じてしまおう。
即位式の費用を負担してくれたことを公表する時に、皇国名誉伯爵か皇国名誉侯爵の地位に封じれば、ミアを降嫁させる事も不可能ではなくなる」
「恐れながら主上、それでは皇女として降嫁するのは難しいのではないでしょうか」
「ソフィアは最初、実家の養女としてハリーに嫁がせる気でいたのではないのか」
「母親とは、子供のためならとても欲深くなれるのです、主上。
ハリー殿の支援で皇女となれるとなれば、皇女として嫁がせたいと思うのです。
そして皇国名誉男爵よりは本当の皇国男爵に。
皇国名誉伯爵よりは本当の皇国侯爵に降嫁して欲しいと望むものなのです」
「そうなのか、父親とは随分違うのだな」
「はい、父親と母親では子の対する愛情が根本的に違うのです。
夢だとは分かっていても、娘を皇国侯爵に降嫁させたいと願うものなのです」
「わたくし、その方法を教えていただきました」
突然両親の会話にミア王女が加わってきた。
「なんだと」
「なんですって」
「わたくし、ずっと不思議だったのです。
主上が安心して暮らしていけると言ってくださる修道院を、母上がとても嫌っているのが、とても不思議で仕方がなかったのです。
本当は主上や母上にお聞きしたかったのですが、何だか聞いてはいけない気がして、聞けなかったのです。
それで、母上や伯父上がとても褒めておられるハリー殿が、わたくしのために差し向けてくれた女官に聞いてみたのです。
それでようやく分かりました。
何故母上があれほど修道院を嫌っておられたのかを」
「シャーロット、ミアに何を言ったのですか」
「申し訳ございません、ソフィア様。
しかしながら、ミア殿下に王女として主命で聞くと言われてしまっては、嘘偽りを口にする事などできません」
「……ミアにそう言われて、嘘をつくようでは女官として失格ですが、ミアに教える前にわたくしに許可を求めるべきでしたよ」
「申し訳ございません、ソフィア様。
しかしながら、私もハリー様から言い付かっていた事がございますので、ミア殿下に教えない訳にはいかなかったのでございます」
「ハリー殿から何を言われていたというのですか」
「はい、できる限りソフィア様とミア殿下の御意に従うようにと。
しかしながら、例えソフィア様とミア殿下の意にそぐわない事であろうと、御命を守るためなら断じて行えと。
心や身体の傷は、時間をかけて必ず治してさしあげるから、何としてでも生きていただけと、そう厳しく命じられております。
ミア殿下の御下問も、御命を御守りするのに必要だと考えてお伝えさせていただきました」
「ハリー殿がそのように言われたのですか……
ハリー殿がそこまで心配しなければいけないほど、危険な状態なのですか」
「はい、恐れ多い事ですが、狂信者共がミア殿下を狙っております。
先に修道院入りされた姉君のライナ殿下は、修道僧に嬲り者にされ、金で信徒に売られ、心身を著しく損ねられ、乱心されておられます。
ミア殿下がそのような事にならないように、迂闊に一人で庭出られないように、真実を御話しさせていただきました」
「なに、それは本当の事か、ライナは本当にそのような酷い目にあっていたのか」
「……」
「直答を許すから答えるのだ、シャーロット。
朕がこの後宮にいる間は特別に直答を許す、だから全て話せ」
「はい、全て真実でございます。
ミア殿下を確実に御守りするために必要な情報として集めました」
「知っていて何故朕に黙っていたのか答えよ、シャーロット。
返答次第では許さぬぞ」
「ソフィア様から、主上は皇家の面目を護るために、全てを知った上でライナ殿下を修道院に入れ、ミア殿下を修道院入りさせようとしているとお聞きしていました。
それ故に、お耳に入れる必要はないと思っておりました」
「……確かに言った、言ったがそこまで酷いとは思っていなかったのだ。
神官や修道僧の妻のようにされているとは思っていたが、まさか遊女のような扱いをされているとは思っていなかったのだ」
「遊女どころではありません。
服で隠れて見ない場所は、残らず鞭打たれ刀で傷つけられ、奴隷どころか家畜以下の扱いを受けておられました」
「うわああああああ、馬鹿な、幾らなんでも嘘だ、思い上がっているとはいえ、あれでも神に仕える神官だぞ、そこまでの事は……」
「恐れながら陛下、あの連中は自分達が神の代弁者であると思い上がっております。
神の代弁者の方が陛下よりも皇族の方々よりも上だと言い放っております。
二年前も一年前も、修道院入りを延期したのが気に入らず、ミア殿下を誘拐して嬲り者のしようとしておりましたが、我らを警戒して断念しました。
ですが今年は何としてもミア殿下を手に入れようとダエーワ影衆を雇っています」
「……嘘だ、全て嘘だ、信じられぬ、朕は信じぬぞ」
皇帝は自分の失敗を認められずに錯乱していたが、ソフィアは現実に向き合った。
「シャーロット、それは本当の事ですか。
本当の事だとして、シャーロット達だけで防げるのですか」
「お任せくださいませ、ソフィア様。
このような時のための、ハリー様は我々を後宮に派遣されたのです」
「主上、母上、わたくしがハリー殿に降嫁できる方法はもう聞かれないのですか。
ちゃんと聞いてくださらないと、ハリー殿の元に行けないではありませんか」
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