23 / 56
第2章~ヴァルキリーを連れ出せ~
ギルドの冒険者が立ちはだかります
しおりを挟む
第5支社は切り立った崖が目印の高い山の上にあった。まともに登ろうとすれば、崖崩れや突風、様々な自然災害に襲われ、頂上にたどり着くことが出来るのはごく一部だ。
安全に登る手段があるとすれば、空路だけ。天馬に乗ることが出来れば障害はない。
俺は迷うことなく空路を選んだ。そんなことは容易に予想が出来たのだろう。山の周囲には、天馬の群れが待ち受けていた。その首に光るのはシルバーのギルド証。彼らはレッドラグーンの冒険者ではなく、ギルドから派遣されてきた冒険者達だ。
「待っていたぞ、反逆者ヤマト」
群れの中心から女の声が響いた。天馬が散り、そこにいたのは、俺と同じように背中に羽根を生やした女剣士だ。彼女は人の身でありながら、こう呼ばれることを許されている。
天使。
その正体は、6つの加護を得た冒険者、ギルドで最強とも名高いプラチナランクのラフテイだ。
「随分と手厚いご歓迎なことで」
「ほう、余裕なのだな」
精いっぱいの皮肉を込めたつもりだったが、ラフテルは俺を見下ろし(みおろし)ながら、表情一つ変えない。どうやら俺の実力を測っているようだ。
はっきり言って驚いた。俺はレッドラグーンの中でも無名だ。ラフテルほどの実力者であれば、問答無用で襲いかかってきてもおかしくない。
「俺はヴァルキリーに会いに来ただけだ。道を開けてくれないか」
「断る」
交渉決裂だ。当然か。彼女は俺をヴァルキリーに近づけさせないためにここにいて、俺はヴァルキリーに会いに行きたい。話し合いが成立する要素などどこにもない。
「そんじゃあさいなら」
一気に加速して横を通り抜ける…はずだったが、俺はUターンさせられた。
首を切り落とすには完璧なタイミングで、剣が降りかざされたのだ。避けられたのはもう、ただの勘、もしかしたらヴァルキリーの誰かが守ってくれたのかもしれない。
「これは驚いた。かすりもしないとは」
ラフテルの剣は白い光を帯び、長さは倍近くになっていた。光魔法による属性付与だ。軽減できるのは闇魔法による消滅だけだ。
だが、無理に相手をする必要もない。剣の形状をしている以上、リーチに入りさえしなければ問題ない。
「加速っ」
再び強行突破を試みる。かなり大回りで、剣と届かない距離を意識する。なのに、目の前を剣が振られたような風が吹き抜け、前髪が散った。
その正体は光の遠距離魔法、ホーリーレイだ。本来ならば光の光線を飛ばす程度で、物理的ダメージはない。だがラフテルは、魔法を剣に重ねることで、物理的特性も付与している。前髪で済んだからよかったものの、あと数センチ前に出ていたら真っ二つになっていたところだ。
「発動するタイミングを誤ったか?」
ラフテルは剣と俺を交互に見ると、首を怪訝な顔を浮かべた。その姿に満身はなかったが、圧倒的なまでの自信を感じた。まるで、光の刃を外したことはないとまでの。
右に旋回すると、更に距離を取ってはま左に旋回。突破を試みる。
「甘いわ!」
結果は先程と同じだった。光の刃が、俺の向かおうとした先を通過していった。今度はフェイントだけですぐに止まったから無傷だ。だが確信した。ラフテルには、俺がどうやって動くのかが分かっている。
こいつは控えめに言って、絶体絶命というやつではないだろうか。
「ここを通りたければ私と戦え!」
ラフテルは一気に距離を詰めてくると、勢いと体重を乗せた一撃をぶつけてくる。
「インベントリ…刀!」
ミサからもらった刀を手に構える。この瞬間、ヴァルキリー、シュヴァルトライテの持つ武器への加護が発動する。今の俺は侍だ。目線や筋肉の動きから、どうすれば対処できるのかが分かる。
カキン。
金属と金属が振れる音がして、俺は体勢を崩した。
無意識に刃で受け流したが、刀は中心で真っ二つになり、はるか下まで落ちていく。
加護が、一瞬で打ち破られた!?嘘だろ!?こんなはずが…。
焦っている間にも、ラフテルは手を緩めるなどと温情を与えてはくれない。今度は俺の心臓めがけて襲い掛かってくる。
「ガイアニードル!」
崖の表面から鋭いトゲが生え、行く手を阻む。だが足止めにすらならない。トゲとトゲのわずかなが間をすり抜け、さらに速度を上げる。
「アイスシールド!」
氷で盾を作り、攻撃を受け止めようとする。だが、氷はあっさり砕け、ラフテルの顔が真ん前に現れる。
真剣な表情ですら美しい。ああ、これが天使か。
見とれたように動けずにいると、彼女の剣が俺を斬った。体が勢いよく後ろに飛び、大の字で崖に埋まった。そのことに気が付いたのは、ドゴーンと激しい音がして、体が動かなかったからだ。痛みはない。だが、動く気力がない。
無防備な俺に天使は冷たい目を向けてくる。髪がなびき、彼女の後ろにもう一人、別のシルエットが重なった。実際にいるのではない。後押しする乙女ーヴァルキリーだ。
「まさか、ヴァルキリーと契約しているのか?」
「ほう…見えるのか」
初めてラフテルの表情が変わった。感心したような顔を浮かべたがそれもほんの僅かな一瞬。すぐに冷たい目を浮かべる。
「残念ながらな」
見えているから分かってしまった。そのヴァルキリーは、俺と契約している誰よりも強い力を持っている。
誰なんだ?
俺の疑問に、眠そうな顔をしていそうな声が答える。
…レギンヘイヴ。
「レギンヘイヴだと?」
「ほう、彼女のことを知っているとは驚いた。ならば君は勝てないことにも気づいているのであろう?」
ラフテルの剣は向きを変え、頭上からまっすぐに振り下ろされる。あー、俺は、死ぬのか?
なんとなしに顔を見つめる。無表情のままでそしていきなり、驚きを浮かべた。
「ヴァルキリーが邪魔をするだと?」
天使の剣を、緑の光を纏った剣が受け止めていた。
胸から下を鎧に包み、深い緑色のおさげ髪を揺らす凛々しき乙女。彼女の名前はメルロ。俺が連れ出しに来たヴァルキリーだ。
安全に登る手段があるとすれば、空路だけ。天馬に乗ることが出来れば障害はない。
俺は迷うことなく空路を選んだ。そんなことは容易に予想が出来たのだろう。山の周囲には、天馬の群れが待ち受けていた。その首に光るのはシルバーのギルド証。彼らはレッドラグーンの冒険者ではなく、ギルドから派遣されてきた冒険者達だ。
「待っていたぞ、反逆者ヤマト」
群れの中心から女の声が響いた。天馬が散り、そこにいたのは、俺と同じように背中に羽根を生やした女剣士だ。彼女は人の身でありながら、こう呼ばれることを許されている。
天使。
その正体は、6つの加護を得た冒険者、ギルドで最強とも名高いプラチナランクのラフテイだ。
「随分と手厚いご歓迎なことで」
「ほう、余裕なのだな」
精いっぱいの皮肉を込めたつもりだったが、ラフテルは俺を見下ろし(みおろし)ながら、表情一つ変えない。どうやら俺の実力を測っているようだ。
はっきり言って驚いた。俺はレッドラグーンの中でも無名だ。ラフテルほどの実力者であれば、問答無用で襲いかかってきてもおかしくない。
「俺はヴァルキリーに会いに来ただけだ。道を開けてくれないか」
「断る」
交渉決裂だ。当然か。彼女は俺をヴァルキリーに近づけさせないためにここにいて、俺はヴァルキリーに会いに行きたい。話し合いが成立する要素などどこにもない。
「そんじゃあさいなら」
一気に加速して横を通り抜ける…はずだったが、俺はUターンさせられた。
首を切り落とすには完璧なタイミングで、剣が降りかざされたのだ。避けられたのはもう、ただの勘、もしかしたらヴァルキリーの誰かが守ってくれたのかもしれない。
「これは驚いた。かすりもしないとは」
ラフテルの剣は白い光を帯び、長さは倍近くになっていた。光魔法による属性付与だ。軽減できるのは闇魔法による消滅だけだ。
だが、無理に相手をする必要もない。剣の形状をしている以上、リーチに入りさえしなければ問題ない。
「加速っ」
再び強行突破を試みる。かなり大回りで、剣と届かない距離を意識する。なのに、目の前を剣が振られたような風が吹き抜け、前髪が散った。
その正体は光の遠距離魔法、ホーリーレイだ。本来ならば光の光線を飛ばす程度で、物理的ダメージはない。だがラフテルは、魔法を剣に重ねることで、物理的特性も付与している。前髪で済んだからよかったものの、あと数センチ前に出ていたら真っ二つになっていたところだ。
「発動するタイミングを誤ったか?」
ラフテルは剣と俺を交互に見ると、首を怪訝な顔を浮かべた。その姿に満身はなかったが、圧倒的なまでの自信を感じた。まるで、光の刃を外したことはないとまでの。
右に旋回すると、更に距離を取ってはま左に旋回。突破を試みる。
「甘いわ!」
結果は先程と同じだった。光の刃が、俺の向かおうとした先を通過していった。今度はフェイントだけですぐに止まったから無傷だ。だが確信した。ラフテルには、俺がどうやって動くのかが分かっている。
こいつは控えめに言って、絶体絶命というやつではないだろうか。
「ここを通りたければ私と戦え!」
ラフテルは一気に距離を詰めてくると、勢いと体重を乗せた一撃をぶつけてくる。
「インベントリ…刀!」
ミサからもらった刀を手に構える。この瞬間、ヴァルキリー、シュヴァルトライテの持つ武器への加護が発動する。今の俺は侍だ。目線や筋肉の動きから、どうすれば対処できるのかが分かる。
カキン。
金属と金属が振れる音がして、俺は体勢を崩した。
無意識に刃で受け流したが、刀は中心で真っ二つになり、はるか下まで落ちていく。
加護が、一瞬で打ち破られた!?嘘だろ!?こんなはずが…。
焦っている間にも、ラフテルは手を緩めるなどと温情を与えてはくれない。今度は俺の心臓めがけて襲い掛かってくる。
「ガイアニードル!」
崖の表面から鋭いトゲが生え、行く手を阻む。だが足止めにすらならない。トゲとトゲのわずかなが間をすり抜け、さらに速度を上げる。
「アイスシールド!」
氷で盾を作り、攻撃を受け止めようとする。だが、氷はあっさり砕け、ラフテルの顔が真ん前に現れる。
真剣な表情ですら美しい。ああ、これが天使か。
見とれたように動けずにいると、彼女の剣が俺を斬った。体が勢いよく後ろに飛び、大の字で崖に埋まった。そのことに気が付いたのは、ドゴーンと激しい音がして、体が動かなかったからだ。痛みはない。だが、動く気力がない。
無防備な俺に天使は冷たい目を向けてくる。髪がなびき、彼女の後ろにもう一人、別のシルエットが重なった。実際にいるのではない。後押しする乙女ーヴァルキリーだ。
「まさか、ヴァルキリーと契約しているのか?」
「ほう…見えるのか」
初めてラフテルの表情が変わった。感心したような顔を浮かべたがそれもほんの僅かな一瞬。すぐに冷たい目を浮かべる。
「残念ながらな」
見えているから分かってしまった。そのヴァルキリーは、俺と契約している誰よりも強い力を持っている。
誰なんだ?
俺の疑問に、眠そうな顔をしていそうな声が答える。
…レギンヘイヴ。
「レギンヘイヴだと?」
「ほう、彼女のことを知っているとは驚いた。ならば君は勝てないことにも気づいているのであろう?」
ラフテルの剣は向きを変え、頭上からまっすぐに振り下ろされる。あー、俺は、死ぬのか?
なんとなしに顔を見つめる。無表情のままでそしていきなり、驚きを浮かべた。
「ヴァルキリーが邪魔をするだと?」
天使の剣を、緑の光を纏った剣が受け止めていた。
胸から下を鎧に包み、深い緑色のおさげ髪を揺らす凛々しき乙女。彼女の名前はメルロ。俺が連れ出しに来たヴァルキリーだ。
1
お気に入りに追加
147
あなたにおすすめの小説
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
侯爵騎士は魔法学園を謳歌したい〜有名侯爵騎士一族に転生したので実力を隠して親のスネかじって生きていこうとしたら魔法学園へ追放されちゃった〜
すずと
ファンタジー
目指せ子供部屋おじさんイン異世界。あ、はい、序盤でその夢は砕け散ります
ブラック企業で働く毎日だった俺だが、ある日いきなり意識がプツンと途切れた。気が付くと俺はヘイヴン侯爵家の三男、リオン・ヘイヴンに転生していた。
こりゃラッキーと思ったね。専属メイドもいるし、俺はヘイヴン侯爵家のスネかじりとして生きていこうと決意した。前世でやたらと働いたからそれくらいは許されるだろう。
実力を隠して、親達に呆れられたらこっちの勝ちだ、しめしめ。
なんて考えていた時期が俺にもありました。
「お前はヘイヴン侯爵家に必要ない。出て行け」
実力を隠し過ぎてヘイブン家を追放されちゃいましたとさ。
親の最後の情けか、全寮制のアルバート魔法学園への入学手続きは済ましてくれていたけども……。
ええい! こうなったら仕方ない。学園生活を謳歌してやるぜ!
なんて思ってたのに色々起こりすぎて学園生活を謳歌できないんですが。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる