12 / 13
魔女と主人公と知らない設定
しおりを挟む
私を引っ張る手はとても小さくて柔らかい。そして力強い。
目の前で揺れる背中はとても小さいはずなのに、とてもとても大きく見えた。
これが自信のある人の姿なのだと実感させられる。過去の私には絶対に得られなかった姿。だから、力強いはずの存在が覗かせた表情が、不安で震えていると気がついて少し安心した。だけどその安心もほんの一瞬だった。
「私が魔女だとしても……クリスティーナ様は、今まで通りに接してくれますか?」
「アリスさんは何を言って……いえ……」
魔女はシナリオ中盤意以降に登場する存在だ。憑依先はアリスとクリスティーナのどちらかで、クリスが憑依されれば攻略対象に救われる。
そして、クリスティーナが憑依されれば、討伐や国賠追放の対象になる。
「もしかしたら、クリスティーナ様ならお気づきなのかもしれませんね」
そう言ってアリスは、寂しそうな顔を浮かべた。可愛らしい彼女の横顔はどんな表情もさまになる。寂しげな顔も例外ではなかった。色の薄い銀色の髪は、彼女の境遇に対する不幸さを強調し、今にも消え入りそうな少女を演出していた。
ゲームのシナリオ中も、この顔を浮かべることが何度もあった。だが私は、なぜ彼女がそんな顔を浮かべるのか知らない。寂しげな表情の意味は、ゲーム本編も語られていないからだ。
頭のいい人ならシナリオを読んで予測できるのかもしれないが、あいにく私の頭の出来はよくない。与えられたシナリオを楽しむ以上のことはできない。
「私は生まれてからずっと、魔女の呪いを受けているんです」
「は?え?は?」
我ながら間抜けな声が出てしまった。だってそんな設定は知らない。そんな話はゲーム中にはなかったはずだ。プレイしたルートにはなかったはずだ。
「クリスティーナ様は、気づいていて私に話しかけてくださったんですよね?」
断じて違う。クリスティーナは悪役令嬢だから、ヒロインに虐めないといけない。ただそれだけだった。
クリスティーナとして、ゲームのグッドエンド通りに進んで、悪役令嬢にとってのバッドエンドを掴み取るはずだった。
「魔女について、クリスティーナ様はどこまでご存知なのですか?」
なにも知らない。ゲームの終盤に出てくる悪いやつぐらいにしか思っていなかった。
そう言えば……魔女の真相は、ファンディスクで明らかになる。そんな宣伝を見た覚えがある。
もちろん予約済みであったが、私が死のうとしたのはファンディスク発売の1ヶ月前だ。当然ながら未プレイで、魔女の真相についてなんて知らない。
「なにも知らないわ。そもそも魔女ってなにかしら?」
「魔女は心の闇の集合体です。私が学園に入ったのは、私よりも心の闇の強い存在を見つけて呪いを押し付けるためなのです」
「呪いを押し付ける……?」
可愛らしいアリスの容姿や、可憐な振る舞いのアリスからは、呪いを押し付けるなんていかにも悪役の言葉を連想付けるには時間がかかった。
それでもアリスは自分のことを話してくれる。
「はい。呪いの力が覚醒すれば、魔力が暴走し、周囲のモノを全て消し去ります。その責任は、呪いを受けている人になります。つまりは爆弾みたいなものですね」
パーティゲームをやっていると、時間経過で爆発するボムを投げ合ったりすることがある。食らうとゲームに敗北したり、数ターン動けなくなったり、コインを失ったりと、起こる出来事はゲームによって様々だ。
ただひとつ共通していることは、爆弾を爆発させた人にとってメリットはなにもないということだ。そしてこれはゲーム内での話。
もし現実で爆弾を抱えたとしたらしたらなるのか。今すぐに現実から逃げ出したくなる。すぐに投げられる爆弾ならまだいい。だけどその爆弾を死ぬまで抱え続けるしかないとしたら……それはつらくてつらくて仕方ない。
だって前世の私がそうだったから。存在そのものが爆弾だったから。
学校でチームスポーツをやれば、私がいるチームは必ず負けた。だけど、そのつらさを誰かに言うことはできない。だって自分が足手まといになっているのだと分かっていたから。
何をしてもうまく行かず、相談することもできず……だから私は、死ぬことを選ぶしかなかった。
「アリスさん……あなたは、つらかったのですね。誰にも打ち明けられず」
悩みをひとりで抱え込むのはつらいことだ。だけど、打ち明ける相手は誰でもいいわけではない。自分を分かってくれる相手でないといけない。そうでないと、頑張って話しても自分が傷ついてしまうから。
「その呪いは、2人で分け合うことはできますか?」
「それは……考えもしなかったです。ですが、呪いを移せるのは心の闇がある相手だけ……とてもクリスティーナ様には……」
アリスは魔力可視化の能力で、悪意を持つ存在はひと目で分かる。確かに今の私は他人への悪意を持っていない。だってこの世界の登場人物は、ゲームのキャラクターでしかないからだ。
それに私に悪意を向けていくる人もいない。それなのに一方的に悪意を向けるなんておかしな話だ。
だがそれは今の私、悪役令嬢に転生してからの話だ。
「私は学園入学前に自殺しようとしていた。悩みを打ち明ける相手もいなくて、世界に絶望して、消えたいと思っていた」
「そんなまさか……」
「本当よ。もっとも今のクリスティーナになる前の話だけど。だから心の闇には自信がある。同じように苦しんでいる人がいるなら……いえ、私では力不足かもしれないけれど、できることはやりたい」
アリスは肩を震わせ、ゆっくりと足を止めた。さっきまでの自信に溢れて見えた背中は、不安に耐えるただの少女になっていた。
「結論はあとにしましょう。どうするにしても……お城から出ないとね」
牢獄の出口であろう階段は、すぐ目の前に見えていた。
「そうですね……私はクリスティーナ様がこんなところで殺されるのはおかしいと思っています。だからまずは助けます」
「ええ、よろしくね」
その言葉は悪役令嬢っぽいと思った。だけど言い方は、ただの優しいお姉さんになってしまっていた。
あーどうして私は……ここまで悪役令嬢が向いていなんだろうか。どうして悪役令嬢に転職したのだろうか……。
「そんなこと、今はどうでもいっか」
牢獄を出て階段を上がると、お城の中に繋がっていた。
目の前で揺れる背中はとても小さいはずなのに、とてもとても大きく見えた。
これが自信のある人の姿なのだと実感させられる。過去の私には絶対に得られなかった姿。だから、力強いはずの存在が覗かせた表情が、不安で震えていると気がついて少し安心した。だけどその安心もほんの一瞬だった。
「私が魔女だとしても……クリスティーナ様は、今まで通りに接してくれますか?」
「アリスさんは何を言って……いえ……」
魔女はシナリオ中盤意以降に登場する存在だ。憑依先はアリスとクリスティーナのどちらかで、クリスが憑依されれば攻略対象に救われる。
そして、クリスティーナが憑依されれば、討伐や国賠追放の対象になる。
「もしかしたら、クリスティーナ様ならお気づきなのかもしれませんね」
そう言ってアリスは、寂しそうな顔を浮かべた。可愛らしい彼女の横顔はどんな表情もさまになる。寂しげな顔も例外ではなかった。色の薄い銀色の髪は、彼女の境遇に対する不幸さを強調し、今にも消え入りそうな少女を演出していた。
ゲームのシナリオ中も、この顔を浮かべることが何度もあった。だが私は、なぜ彼女がそんな顔を浮かべるのか知らない。寂しげな表情の意味は、ゲーム本編も語られていないからだ。
頭のいい人ならシナリオを読んで予測できるのかもしれないが、あいにく私の頭の出来はよくない。与えられたシナリオを楽しむ以上のことはできない。
「私は生まれてからずっと、魔女の呪いを受けているんです」
「は?え?は?」
我ながら間抜けな声が出てしまった。だってそんな設定は知らない。そんな話はゲーム中にはなかったはずだ。プレイしたルートにはなかったはずだ。
「クリスティーナ様は、気づいていて私に話しかけてくださったんですよね?」
断じて違う。クリスティーナは悪役令嬢だから、ヒロインに虐めないといけない。ただそれだけだった。
クリスティーナとして、ゲームのグッドエンド通りに進んで、悪役令嬢にとってのバッドエンドを掴み取るはずだった。
「魔女について、クリスティーナ様はどこまでご存知なのですか?」
なにも知らない。ゲームの終盤に出てくる悪いやつぐらいにしか思っていなかった。
そう言えば……魔女の真相は、ファンディスクで明らかになる。そんな宣伝を見た覚えがある。
もちろん予約済みであったが、私が死のうとしたのはファンディスク発売の1ヶ月前だ。当然ながら未プレイで、魔女の真相についてなんて知らない。
「なにも知らないわ。そもそも魔女ってなにかしら?」
「魔女は心の闇の集合体です。私が学園に入ったのは、私よりも心の闇の強い存在を見つけて呪いを押し付けるためなのです」
「呪いを押し付ける……?」
可愛らしいアリスの容姿や、可憐な振る舞いのアリスからは、呪いを押し付けるなんていかにも悪役の言葉を連想付けるには時間がかかった。
それでもアリスは自分のことを話してくれる。
「はい。呪いの力が覚醒すれば、魔力が暴走し、周囲のモノを全て消し去ります。その責任は、呪いを受けている人になります。つまりは爆弾みたいなものですね」
パーティゲームをやっていると、時間経過で爆発するボムを投げ合ったりすることがある。食らうとゲームに敗北したり、数ターン動けなくなったり、コインを失ったりと、起こる出来事はゲームによって様々だ。
ただひとつ共通していることは、爆弾を爆発させた人にとってメリットはなにもないということだ。そしてこれはゲーム内での話。
もし現実で爆弾を抱えたとしたらしたらなるのか。今すぐに現実から逃げ出したくなる。すぐに投げられる爆弾ならまだいい。だけどその爆弾を死ぬまで抱え続けるしかないとしたら……それはつらくてつらくて仕方ない。
だって前世の私がそうだったから。存在そのものが爆弾だったから。
学校でチームスポーツをやれば、私がいるチームは必ず負けた。だけど、そのつらさを誰かに言うことはできない。だって自分が足手まといになっているのだと分かっていたから。
何をしてもうまく行かず、相談することもできず……だから私は、死ぬことを選ぶしかなかった。
「アリスさん……あなたは、つらかったのですね。誰にも打ち明けられず」
悩みをひとりで抱え込むのはつらいことだ。だけど、打ち明ける相手は誰でもいいわけではない。自分を分かってくれる相手でないといけない。そうでないと、頑張って話しても自分が傷ついてしまうから。
「その呪いは、2人で分け合うことはできますか?」
「それは……考えもしなかったです。ですが、呪いを移せるのは心の闇がある相手だけ……とてもクリスティーナ様には……」
アリスは魔力可視化の能力で、悪意を持つ存在はひと目で分かる。確かに今の私は他人への悪意を持っていない。だってこの世界の登場人物は、ゲームのキャラクターでしかないからだ。
それに私に悪意を向けていくる人もいない。それなのに一方的に悪意を向けるなんておかしな話だ。
だがそれは今の私、悪役令嬢に転生してからの話だ。
「私は学園入学前に自殺しようとしていた。悩みを打ち明ける相手もいなくて、世界に絶望して、消えたいと思っていた」
「そんなまさか……」
「本当よ。もっとも今のクリスティーナになる前の話だけど。だから心の闇には自信がある。同じように苦しんでいる人がいるなら……いえ、私では力不足かもしれないけれど、できることはやりたい」
アリスは肩を震わせ、ゆっくりと足を止めた。さっきまでの自信に溢れて見えた背中は、不安に耐えるただの少女になっていた。
「結論はあとにしましょう。どうするにしても……お城から出ないとね」
牢獄の出口であろう階段は、すぐ目の前に見えていた。
「そうですね……私はクリスティーナ様がこんなところで殺されるのはおかしいと思っています。だからまずは助けます」
「ええ、よろしくね」
その言葉は悪役令嬢っぽいと思った。だけど言い方は、ただの優しいお姉さんになってしまっていた。
あーどうして私は……ここまで悪役令嬢が向いていなんだろうか。どうして悪役令嬢に転職したのだろうか……。
「そんなこと、今はどうでもいっか」
牢獄を出て階段を上がると、お城の中に繋がっていた。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ですが、どうやらずっと好きだったみたいです
朝顔
恋愛
リナリアは前世の記憶を思い出して、頭を悩ませた。
この世界が自分の遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気がついたのだ。
そして、自分はどうやら主人公をいじめて、嫉妬に狂って殺そうとまでする悪役令嬢に転生してしまった。
せっかく生まれ変わった人生で断罪されるなんて絶対嫌。
どうにかして攻略対象である王子から逃げたいけど、なぜだか懐つかれてしまって……。
悪役令嬢の王道?の話を書いてみたくてチャレンジしました。
ざまぁはなく、溺愛甘々なお話です。
なろうにも同時投稿
婚約破棄された侯爵令嬢は、元婚約者の側妃にされる前に悪役令嬢推しの美形従者に隣国へ連れ去られます
葵 遥菜
恋愛
アナベル・ハワード侯爵令嬢は婚約者のイーサン王太子殿下を心から慕い、彼の伴侶になるための勉強にできる限りの時間を費やしていた。二人の仲は順調で、結婚の日取りも決まっていた。
しかし、王立学園に入学したのち、イーサン王太子は真実の愛を見つけたようだった。
お相手はエリーナ・カートレット男爵令嬢。
二人は相思相愛のようなので、アナベルは将来王妃となったのち、彼女が側妃として召し上げられることになるだろうと覚悟した。
「悪役令嬢、アナベル・ハワード! あなたにイーサン様は渡さない――!」
アナベルはエリーナから「悪」だと断じられたことで、自分の存在が二人の邪魔であることを再認識し、エリーナが王妃になる道はないのかと探り始める――。
「エリーナ様を王妃に据えるにはどうしたらいいのかしらね、エリオット?」
「一つだけ方法がございます。それをお教えする代わりに、私と約束をしてください」
「どんな約束でも守るわ」
「もし……万が一、王太子殿下がアナベル様との『婚約を破棄する』とおっしゃったら、私と一緒に隣国ガルディニアへ逃げてください」
これは、悪役令嬢を溺愛する従者が合法的に推しを手に入れる物語である。
※タイトル通りのご都合主義なお話です。
※他サイトにも投稿しています。
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
悪役令嬢なので舞台である学園に行きません!
神々廻
恋愛
ある日、前世でプレイしていた乙女ゲーに転生した事に気付いたアリサ・モニーク。この乙女ゲーは悪役令嬢にハッピーエンドはない。そして、ことあるイベント事に死んでしまう.......
だが、ここは乙女ゲーの世界だが自由に動ける!よし、学園に行かなければ婚約破棄はされても死にはしないのでは!?
全8話完結 完結保証!!
侯爵令嬢の置き土産
ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。
「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる