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花束の願い2 留紗視点
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真っ黒な長い髪を後ろに垂らして、白地に緑の文様の織られた豪華な着物を着ている。
一目で王族とわかるのだが、誰なのかわからない。
おかしい……僕は王族を皆知っているはずなのに。
「あの……えと……」
僕は恐ろしくなって一歩二歩と後ずさった。
「驚かせてすまぬ」
高くて綺麗な声が聞こえてきた。
全く日にやけていない白い肌が美しいその人は、どこかで見たような気もするが……やっぱりわからない。
「その……妾は人と接するのが苦手なのじゃ、このまま見なかったことにして、もうよそへいっておくれ」
「あの!あなたは?」
銀色の瞳はそっと伏せられた。
「……妾の名は久利紗、蘭紗の姉だ……名は知っておろう?……そなたは……」
「え?久利紗様!」
僕は驚いて思わず大きな声を出してしまって、久利紗様はビクッと体を震わせた。
「じゃあ!!僕の従姉の」
「従姉?……そなたは、もしや留紗か」
「はい!久利紗様、名前を覚えていてくださったんですね!」
「……それは……名ぐらい覚えるであろう……」
久利紗様は恥ずかしそうに下を向いて、それから手に持つ花束を見つめてそっと撫でた。
「父王がこしらえてくださった妾の館はこの先にあるのじゃ、この池の畔は妾の唯一心休まる場所でな」
「そうでありますか……その……でも今、ここは、アオアイ学園の課題の場になっていまして、他にも生徒が来るかもしれません」
「ああ……そうであったか、それで人の気配がしていたのじゃな……じゃが……妾がここにいると気づいたのは、そなただけ、優秀なのじゃな」
優しく微笑んでくださって僕は顔が赤くなるのを感じた。
どこかで見たような……そう感じたのは、森の神殿長の佐良紗様に良く似た面差しだからそう思ったんだ……
だけど、まるで違う印象。
そして僕は気づいた。
魔力……久利紗様からはほとんど魔力を感じなかったのだ。
「気づいたか?……妾には少ししか魔力がないのじゃ。幼い頃に一度使い果たしたのでな」
そしてフフと笑った。
「……使い果たす?」
「そうじゃな……このことは秘匿されておろうから、そなたも知らぬじゃろう……妾は生まれつき体が弱くてな……ほぼ同時期に生まれた姉の佐良紗のように盲目ではないものの、ほとんど動けずに寝てばかりだったのじゃ……魔力が強すぎたのであろう」
「それは……なんとなく伺っております」
「妾はばかな子でな……思うように動けぬことに不満を持っておってな、ある日弟にその心をぶつけてしまったのじゃ……嫉妬だったのか、なんなのか、わからぬが……弟には何の罪もないのに」
そう言って、久利紗様は着物の袖をまくり、手首を見せてくれた。
そこには、引き攣れた傷跡が残っていた。
「それは!」
「まだ3つだった妾が、生まれたばかりの弟に全魔力を放出した時の魔力火傷じゃ。自分の炎で己の身を焼いたのじゃよ、その時に蘭紗をかばって、あれの母は亡くなった。そしてそのことを知った妾の母は自害した、妾を残して……一緒に連れて行ってくださればよかったのにな」
悲しい微笑みを浮かべて僕を静かに見つめる久利紗様は、なぜかとても美しかった。
「あの……でも……なぜ?」
「自分でもわからないのじゃよ、弟がにくかった……のかもしれんな。何もかも持って生まれた子……」
「だからですか?ずっと表に出ていらっしゃらないのは」
「ふふ……妾を見たいと思う者などおらんじゃろう。……蘭紗だって。まああの時には生まれたばかりの赤子だったから覚えてはおらぬだろうが……だが……王を継ぐ者を害したのじゃ、妾は罪人であろう……人目に触れてはならんのじゃ」
「それは……先代の王がそうおっしゃったのですか?!」
「いや……父王は何もおっしゃってはおらぬよ。妾が自分で決めて、ここに引きこもったのじゃ」
「だって!……3才の時のことなら!それは本人のせいではないでしょう?まだほんの幼い、むしろ赤子のようなもので……」
「……蘭紗もそのように言ってくれるのじゃよ、時折、文をくれる」
「兄様が……」
「妾に会いたいとな……じゃが……あの子の顔を見るのが怖いのじゃ」
久利紗様は花を僕に差し出した。
「蘭紗の顔は二度と見ぬ。それは妾の罪の償い方。じゃが、何も知らぬお嫁様は折々に妾においしい菓子や素晴らしい贈り物をしてくださる。あの方には一度お会いしてみたいとは願っておるのじゃが……わがままかの」
僕は花を受け取り、顔をぶんぶんと振った。
「そんな!わがままだなんて!」
「ならばその花を届けてくれるか?」
「はい!あ……でも、まだ僕、課題の最中でした。萎れてしまったらどうしましょう!」
僕は焦って花を握りしめた。
久利紗様は笑いながら両手を差し出し、緩やかな魔力を少しだけ出した。
花の周りを囲い、ほんわりと輝く。
「簡単な保護をつけておいた。一週間ぐらいこのまま美しさが続くように」
「わあ!保存魔法をお使いになれるのですか!」
「いや、保存魔法のような上等なものではないが……まあ、そのたぐいじゃな」
「すごい……」
僕はほわほわと輝く保護の膜を見ながら、腰に下げていた手ぬぐいで花をくるみ、背負っていた鞄にそっと入れた。
「必ずお届けいたします……それから……あの、僕も時折、久利紗様を尋ねてもよろしいでしょうか……また、会いたいなって……」
久利紗様は嬉しそうに微笑んで静かに頷いた。
「さあ……もう行くがいい。課題の最中なのであろう」
「あ!そうですね!いかなきゃ!」
「頑張るのじゃよ」
頬を優しく撫でてくださった。
その手の温かさで、僕の心はポワンとした。
一目で王族とわかるのだが、誰なのかわからない。
おかしい……僕は王族を皆知っているはずなのに。
「あの……えと……」
僕は恐ろしくなって一歩二歩と後ずさった。
「驚かせてすまぬ」
高くて綺麗な声が聞こえてきた。
全く日にやけていない白い肌が美しいその人は、どこかで見たような気もするが……やっぱりわからない。
「その……妾は人と接するのが苦手なのじゃ、このまま見なかったことにして、もうよそへいっておくれ」
「あの!あなたは?」
銀色の瞳はそっと伏せられた。
「……妾の名は久利紗、蘭紗の姉だ……名は知っておろう?……そなたは……」
「え?久利紗様!」
僕は驚いて思わず大きな声を出してしまって、久利紗様はビクッと体を震わせた。
「じゃあ!!僕の従姉の」
「従姉?……そなたは、もしや留紗か」
「はい!久利紗様、名前を覚えていてくださったんですね!」
「……それは……名ぐらい覚えるであろう……」
久利紗様は恥ずかしそうに下を向いて、それから手に持つ花束を見つめてそっと撫でた。
「父王がこしらえてくださった妾の館はこの先にあるのじゃ、この池の畔は妾の唯一心休まる場所でな」
「そうでありますか……その……でも今、ここは、アオアイ学園の課題の場になっていまして、他にも生徒が来るかもしれません」
「ああ……そうであったか、それで人の気配がしていたのじゃな……じゃが……妾がここにいると気づいたのは、そなただけ、優秀なのじゃな」
優しく微笑んでくださって僕は顔が赤くなるのを感じた。
どこかで見たような……そう感じたのは、森の神殿長の佐良紗様に良く似た面差しだからそう思ったんだ……
だけど、まるで違う印象。
そして僕は気づいた。
魔力……久利紗様からはほとんど魔力を感じなかったのだ。
「気づいたか?……妾には少ししか魔力がないのじゃ。幼い頃に一度使い果たしたのでな」
そしてフフと笑った。
「……使い果たす?」
「そうじゃな……このことは秘匿されておろうから、そなたも知らぬじゃろう……妾は生まれつき体が弱くてな……ほぼ同時期に生まれた姉の佐良紗のように盲目ではないものの、ほとんど動けずに寝てばかりだったのじゃ……魔力が強すぎたのであろう」
「それは……なんとなく伺っております」
「妾はばかな子でな……思うように動けぬことに不満を持っておってな、ある日弟にその心をぶつけてしまったのじゃ……嫉妬だったのか、なんなのか、わからぬが……弟には何の罪もないのに」
そう言って、久利紗様は着物の袖をまくり、手首を見せてくれた。
そこには、引き攣れた傷跡が残っていた。
「それは!」
「まだ3つだった妾が、生まれたばかりの弟に全魔力を放出した時の魔力火傷じゃ。自分の炎で己の身を焼いたのじゃよ、その時に蘭紗をかばって、あれの母は亡くなった。そしてそのことを知った妾の母は自害した、妾を残して……一緒に連れて行ってくださればよかったのにな」
悲しい微笑みを浮かべて僕を静かに見つめる久利紗様は、なぜかとても美しかった。
「あの……でも……なぜ?」
「自分でもわからないのじゃよ、弟がにくかった……のかもしれんな。何もかも持って生まれた子……」
「だからですか?ずっと表に出ていらっしゃらないのは」
「ふふ……妾を見たいと思う者などおらんじゃろう。……蘭紗だって。まああの時には生まれたばかりの赤子だったから覚えてはおらぬだろうが……だが……王を継ぐ者を害したのじゃ、妾は罪人であろう……人目に触れてはならんのじゃ」
「それは……先代の王がそうおっしゃったのですか?!」
「いや……父王は何もおっしゃってはおらぬよ。妾が自分で決めて、ここに引きこもったのじゃ」
「だって!……3才の時のことなら!それは本人のせいではないでしょう?まだほんの幼い、むしろ赤子のようなもので……」
「……蘭紗もそのように言ってくれるのじゃよ、時折、文をくれる」
「兄様が……」
「妾に会いたいとな……じゃが……あの子の顔を見るのが怖いのじゃ」
久利紗様は花を僕に差し出した。
「蘭紗の顔は二度と見ぬ。それは妾の罪の償い方。じゃが、何も知らぬお嫁様は折々に妾においしい菓子や素晴らしい贈り物をしてくださる。あの方には一度お会いしてみたいとは願っておるのじゃが……わがままかの」
僕は花を受け取り、顔をぶんぶんと振った。
「そんな!わがままだなんて!」
「ならばその花を届けてくれるか?」
「はい!あ……でも、まだ僕、課題の最中でした。萎れてしまったらどうしましょう!」
僕は焦って花を握りしめた。
久利紗様は笑いながら両手を差し出し、緩やかな魔力を少しだけ出した。
花の周りを囲い、ほんわりと輝く。
「簡単な保護をつけておいた。一週間ぐらいこのまま美しさが続くように」
「わあ!保存魔法をお使いになれるのですか!」
「いや、保存魔法のような上等なものではないが……まあ、そのたぐいじゃな」
「すごい……」
僕はほわほわと輝く保護の膜を見ながら、腰に下げていた手ぬぐいで花をくるみ、背負っていた鞄にそっと入れた。
「必ずお届けいたします……それから……あの、僕も時折、久利紗様を尋ねてもよろしいでしょうか……また、会いたいなって……」
久利紗様は嬉しそうに微笑んで静かに頷いた。
「さあ……もう行くがいい。課題の最中なのであろう」
「あ!そうですね!いかなきゃ!」
「頑張るのじゃよ」
頬を優しく撫でてくださった。
その手の温かさで、僕の心はポワンとした。
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