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おねだり1
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その夜はいつも通り一人で夕食かと思い込んで食堂に行ったら、蘭紗様が笑顔で待っていてくれた。
「え?……蘭紗様!」
「驚かせたかな?」
「驚きますよお!」
僕は嬉しくなって思わず蘭紗様に駆け寄った。
蘭紗様も嬉しそうにそんな僕を抱きしめてくれて、おでこにチュッてキスしてくれたよ。
「叔父上が、仕事を手伝ってくれているのだ、薫が言ってくれたようだな、ありがとう」
「そんな、余計なことを言ってしまったかも?と少し悩んでいたんですが……」
「悩むことはない」
「でも、人事に関して権利があるわけでもないのに、よく考えたら差し出がましかったと」
蘭紗様はおや?という顔をして僕を覗き込んできた。
「それは違う、この国の権力で言えば薫は我の次だ、これだと思う者を召し抱えるのは当然のことだ、それが国政のことであってもだよ……それに、我は叔父上のことは思い違いをしていたようだ、叔父上は我の父に傾倒していたので我のことを軽視するきらいがあったが、それもこれも留紗を想う親心ゆえだったのかもと気づいたのだよ」
「留紗の王位継承のことでしょうか?」
「ああ、そうだな……だが、それも無くなり、今となってはすっかり憑き物が落ちたような様子だしな」
蘭紗様はククっと笑うと僕を席に座らせてくれた。
スマートな紳士なのです!
「ええ、喜紗さんは真面目で勉強家で優秀な方ですよ、そして優しい父親です」
「そうだな……王族の優劣は魔力の大きさで測るものだと思っていたが、叔父上のような存在が我を支えていくのだ、魔力だけで測れるものではないな」
「はい、そう思います」
僕はなんだか安心してにっこり笑った。
見るとおずおずと料理長が手を揉みながら隅にいたので「どうぞ」と笑顔で示すと、ほっとしたようにコホンと咳払いをした。
「本日のお夕食の主菜ですが、薫様のご希望により雉の薬草焼きと、夏野菜と白魚の煮込みがございますので、どちらでもお選びくださいませ」
「僕、両方お願いします!おいしそう!」
「我もそうしよう」
料理長は嬉しそうに厨房へ戻っていった。
僕は前菜のカルパッチョに目が釘付けだ!
ん。間違いない、ハーブがキレイにならんだ上に美しく盛り付けられたお刺身、その上に岩塩とオイルが掛かっている……これはカルパッチョ!
「嬉しそうだな、薫」
「僕この、カルパッチョが大好物で!」
「なるほど……薫は生魚が好きなのだな」
「はい!」
日本人ですからね!
運ばれてきたメインもとってもボリュームがあって、おいしくって。
蘭紗様と楽しくおしゃべりして笑ってそしておいしくいただいた。
料理長の笑顔も幸せそうだったよ。
「薫、今夜は久しぶりにゆっくりできそうなのだ、露天風呂に入ろう」
「いいですね!」
お部屋に帰る途中の長い廊下で、僕は嬉しい誘いを聞いた。
即お返事したけど、なんだかちょっと顔が赤くなる。
んーと、ドキドキしたからです。
「食後すぐというわけにもいかないしな」
「あ、でしたら、見に行きたいところが」
「どこだ?」
「作り始めたプールですよ!」
「プール……そうだったな、もう建設が進んでいるだろうな」
「そうですよ!楽しみで……いろいろと僕の要望を取り入れてくれたんですよ」
「ほう、それは楽しみだ」
蘭紗様は、ふと廊下から空を見上げて、僕の手を引いた。
「きれいな夕焼けだな、このまま飛ぶか」
「え?」
ふわりと空に浮かんで、そこから僕たちの居住区の60階が見渡せる上空までスイーっと上がる。
見ると護衛たちも全く遅れず、すぐ後ろにピタリと付いている、蘭紗様の無茶ぶりになれてるんだろうなあとクスリとする。
「ほう……なるほどあれだな……まだ木が植わっていないようだが、行ってみよう」
僕たちは手を繋いだまま工事中のプールに飛んでいく。
「わあ、すごい結構広い!」
「あれぐらいないと、すぐに泳ぎ着いてしまうからな」
蘭紗様はいたずらっぽく笑った。
「薫は泳ぎが達者だし、湖でも平気だったじゃないか」
「あれは! 蘭紗様いきなり水に潜るんだから! 鼻に水が入って痛かったんですからね!」
蘭紗様が口を開けて笑った。
こんな風に笑ってくれると僕も楽しいよ!
「降りてみようか」
「そうですね」
僕はまたもや薫様に抱っこされて着地しました。
19才男子のプライドとか……なんかもうそういうのは忘れました……
「ほら、こっちに」
僕たちは手を繋いだまま、植える予定の木が置いてある場所を越えて、水の入ってないプールを見た。
「これ、コンクリートですよね」
そういえば古代ローマにもコンクリートがあったはず。
「そうだ、この技術は何代目かのお嫁様がもたらしたとか、聞いたぞ」
「そうでしょうね……」
そう聞くと、僕のお嫁様研究家としての血が騒ぎます!
「えと、予定ではこのコンクリートの上に石を張って、石造りにして自然の景観を模倣してくれると建設課の人が」
「なるほど……それはいいな。そしてその木を周りに植え込むのだな」
蘭紗様が指さしたところには苗木が所狭しと置かれていた。
うっすらと光って見えるのは、きっと保存魔法だろうと思う。
「はい、足元にはお花を植えてもらいます」
「その案は薫が?」
「元々考案された絵図があったので、その中から選んだんですよ、それから細かいところは僕のお願いを聞いてもらっています」
「細かいところとは?」
「例えば、木の種類とか、お花の種類です」
「……この木は幹が白いのだな」
蘭紗様は苗木を興味深げに見つめた。
「んと、日本では白樺って言われてて、寒い地方の木なんですよ、こちらでは逆に南の方に似た木があるとのことで、取り寄せてくれたんです。思った通りの木でした」
「ほう……」
蘭紗様は何か考えるように顎に手を当てていたが、やがて空を見て、暮れかけてきたから、このまま歩いて風呂に向かおうと誘われた。
ここから露天風呂には歩いて5分ぐらいの距離になるようだ。
上空から見るとちょうど隣り合わせのようになっていた。
「ここ、できあがったら、涼鱗王子とカジャルさんも呼んで4人で遊びません?」
「ふ、喜ぶだろうな」
蘭紗様が挑戦的な顔になったので、これは何か競争を考えているに違いないとおかしくなった。
「あ、そうだ。2人の名前で思い出した!」
「なんだ?」
「明日なんですけどね」
「明日?」
何かあったかな?と思案顔の蘭紗様に耳打ちした。
蘭紗様は膝を折って僕の高さに合わせてくれる。
「おまつり、いきたいんです。涼鱗王子たちに誘われました」
蘭紗様は目を丸くした。
「祭りだと」
「そうです、ダメでしょうか?」
「いや……まさか城下町の祭りに行きたがるとは」
蘭紗様は少し困った様子だった。
僕は不安になってきて、蘭紗様の腕を引っ張った。
「ダメですか?」
「ん……我と薫が同時に城下町となるとこれは……警備がな」
あぁそうか……
僕は狙われてるんだった。
「……ですか、残念です」
蘭紗様はしょんぼりした僕の頭に手を置いて、くしゃくしゃっと髪を触った。
「まあ、考えよう。だが……長居はできぬぞ?」
「え!……あ、はい!!」
あぁ、良かった!これでみんなで行ける!
そうだ、スマホを持って行って、写真を撮ろうかな……きっと後で見返してみんなで笑えるね。
僕はにこりと笑って蘭紗様の輝く姿を見上げた。
「え?……蘭紗様!」
「驚かせたかな?」
「驚きますよお!」
僕は嬉しくなって思わず蘭紗様に駆け寄った。
蘭紗様も嬉しそうにそんな僕を抱きしめてくれて、おでこにチュッてキスしてくれたよ。
「叔父上が、仕事を手伝ってくれているのだ、薫が言ってくれたようだな、ありがとう」
「そんな、余計なことを言ってしまったかも?と少し悩んでいたんですが……」
「悩むことはない」
「でも、人事に関して権利があるわけでもないのに、よく考えたら差し出がましかったと」
蘭紗様はおや?という顔をして僕を覗き込んできた。
「それは違う、この国の権力で言えば薫は我の次だ、これだと思う者を召し抱えるのは当然のことだ、それが国政のことであってもだよ……それに、我は叔父上のことは思い違いをしていたようだ、叔父上は我の父に傾倒していたので我のことを軽視するきらいがあったが、それもこれも留紗を想う親心ゆえだったのかもと気づいたのだよ」
「留紗の王位継承のことでしょうか?」
「ああ、そうだな……だが、それも無くなり、今となってはすっかり憑き物が落ちたような様子だしな」
蘭紗様はククっと笑うと僕を席に座らせてくれた。
スマートな紳士なのです!
「ええ、喜紗さんは真面目で勉強家で優秀な方ですよ、そして優しい父親です」
「そうだな……王族の優劣は魔力の大きさで測るものだと思っていたが、叔父上のような存在が我を支えていくのだ、魔力だけで測れるものではないな」
「はい、そう思います」
僕はなんだか安心してにっこり笑った。
見るとおずおずと料理長が手を揉みながら隅にいたので「どうぞ」と笑顔で示すと、ほっとしたようにコホンと咳払いをした。
「本日のお夕食の主菜ですが、薫様のご希望により雉の薬草焼きと、夏野菜と白魚の煮込みがございますので、どちらでもお選びくださいませ」
「僕、両方お願いします!おいしそう!」
「我もそうしよう」
料理長は嬉しそうに厨房へ戻っていった。
僕は前菜のカルパッチョに目が釘付けだ!
ん。間違いない、ハーブがキレイにならんだ上に美しく盛り付けられたお刺身、その上に岩塩とオイルが掛かっている……これはカルパッチョ!
「嬉しそうだな、薫」
「僕この、カルパッチョが大好物で!」
「なるほど……薫は生魚が好きなのだな」
「はい!」
日本人ですからね!
運ばれてきたメインもとってもボリュームがあって、おいしくって。
蘭紗様と楽しくおしゃべりして笑ってそしておいしくいただいた。
料理長の笑顔も幸せそうだったよ。
「薫、今夜は久しぶりにゆっくりできそうなのだ、露天風呂に入ろう」
「いいですね!」
お部屋に帰る途中の長い廊下で、僕は嬉しい誘いを聞いた。
即お返事したけど、なんだかちょっと顔が赤くなる。
んーと、ドキドキしたからです。
「食後すぐというわけにもいかないしな」
「あ、でしたら、見に行きたいところが」
「どこだ?」
「作り始めたプールですよ!」
「プール……そうだったな、もう建設が進んでいるだろうな」
「そうですよ!楽しみで……いろいろと僕の要望を取り入れてくれたんですよ」
「ほう、それは楽しみだ」
蘭紗様は、ふと廊下から空を見上げて、僕の手を引いた。
「きれいな夕焼けだな、このまま飛ぶか」
「え?」
ふわりと空に浮かんで、そこから僕たちの居住区の60階が見渡せる上空までスイーっと上がる。
見ると護衛たちも全く遅れず、すぐ後ろにピタリと付いている、蘭紗様の無茶ぶりになれてるんだろうなあとクスリとする。
「ほう……なるほどあれだな……まだ木が植わっていないようだが、行ってみよう」
僕たちは手を繋いだまま工事中のプールに飛んでいく。
「わあ、すごい結構広い!」
「あれぐらいないと、すぐに泳ぎ着いてしまうからな」
蘭紗様はいたずらっぽく笑った。
「薫は泳ぎが達者だし、湖でも平気だったじゃないか」
「あれは! 蘭紗様いきなり水に潜るんだから! 鼻に水が入って痛かったんですからね!」
蘭紗様が口を開けて笑った。
こんな風に笑ってくれると僕も楽しいよ!
「降りてみようか」
「そうですね」
僕はまたもや薫様に抱っこされて着地しました。
19才男子のプライドとか……なんかもうそういうのは忘れました……
「ほら、こっちに」
僕たちは手を繋いだまま、植える予定の木が置いてある場所を越えて、水の入ってないプールを見た。
「これ、コンクリートですよね」
そういえば古代ローマにもコンクリートがあったはず。
「そうだ、この技術は何代目かのお嫁様がもたらしたとか、聞いたぞ」
「そうでしょうね……」
そう聞くと、僕のお嫁様研究家としての血が騒ぎます!
「えと、予定ではこのコンクリートの上に石を張って、石造りにして自然の景観を模倣してくれると建設課の人が」
「なるほど……それはいいな。そしてその木を周りに植え込むのだな」
蘭紗様が指さしたところには苗木が所狭しと置かれていた。
うっすらと光って見えるのは、きっと保存魔法だろうと思う。
「はい、足元にはお花を植えてもらいます」
「その案は薫が?」
「元々考案された絵図があったので、その中から選んだんですよ、それから細かいところは僕のお願いを聞いてもらっています」
「細かいところとは?」
「例えば、木の種類とか、お花の種類です」
「……この木は幹が白いのだな」
蘭紗様は苗木を興味深げに見つめた。
「んと、日本では白樺って言われてて、寒い地方の木なんですよ、こちらでは逆に南の方に似た木があるとのことで、取り寄せてくれたんです。思った通りの木でした」
「ほう……」
蘭紗様は何か考えるように顎に手を当てていたが、やがて空を見て、暮れかけてきたから、このまま歩いて風呂に向かおうと誘われた。
ここから露天風呂には歩いて5分ぐらいの距離になるようだ。
上空から見るとちょうど隣り合わせのようになっていた。
「ここ、できあがったら、涼鱗王子とカジャルさんも呼んで4人で遊びません?」
「ふ、喜ぶだろうな」
蘭紗様が挑戦的な顔になったので、これは何か競争を考えているに違いないとおかしくなった。
「あ、そうだ。2人の名前で思い出した!」
「なんだ?」
「明日なんですけどね」
「明日?」
何かあったかな?と思案顔の蘭紗様に耳打ちした。
蘭紗様は膝を折って僕の高さに合わせてくれる。
「おまつり、いきたいんです。涼鱗王子たちに誘われました」
蘭紗様は目を丸くした。
「祭りだと」
「そうです、ダメでしょうか?」
「いや……まさか城下町の祭りに行きたがるとは」
蘭紗様は少し困った様子だった。
僕は不安になってきて、蘭紗様の腕を引っ張った。
「ダメですか?」
「ん……我と薫が同時に城下町となるとこれは……警備がな」
あぁそうか……
僕は狙われてるんだった。
「……ですか、残念です」
蘭紗様はしょんぼりした僕の頭に手を置いて、くしゃくしゃっと髪を触った。
「まあ、考えよう。だが……長居はできぬぞ?」
「え!……あ、はい!!」
あぁ、良かった!これでみんなで行ける!
そうだ、スマホを持って行って、写真を撮ろうかな……きっと後で見返してみんなで笑えるね。
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