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34week

ナシつけたる!!

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 最近ん僕んは接待あったりーのしても、ポスピスのカレンの病室で寝るんが、マストになりつつある。

「どっか、養護院っぽいんが懐かしーんかもしれんな。」

 僕んはブツブツ言いもって、V.I.P.病室完備の洗面ひとーり、手を洗うんな。

 カレンは体ん状態が良けりゃ、自然に排便とか出るから時間みてぇオムツば替える。

 そん体を僕んが、拭んが何か?夫ですし、まだ!!
てか、ずっと!

「出産したら、在宅看護なるもんなあ。今から僕んも色々さ、やれるよーならんとぞな。」

 いつまでかは、ほんまんとこ、わからないけど。

 僕んらは、出来る延命を望んでる。


 終わっとカレンの本体が眠る、 ←これも変な話よな?

 普通んベットよか絶ってーデカイ介護ベットに、僕んは管に気いーつけつつ潜りこむん。

「V.I.P.ルーム様々なあ~☆」

 もち義理義理兄達は、さっき帰ってった。

 今、出来るリハビリみたいなんを脳筋3男がしていって、次男兄はカレンが『タチバナ・リンコ』と『ヤシロ・スズネ』ん動向ば調べとったんを、タブレット投げて教えてくれたん。

「明日にでも、データ覗くけど、いっかな?カレン。」

 気休めやろぅけどよ、そう口にしながらカレンの体に触る。

 そうすっとわかるんが、社会的?脳死っていうのに、カレンの体は暖かい。

 人工呼吸機とか循環管理つけてはいるんがな、何かんのきっかけで汗もかくし、何故か涙も流すんよな、これが。

 しっとりなる汗ばんだ肌んとか、目尻に、いつん間にか浮かぶ涙とか、何でもってそうなるんか不思議で。

 それでもって意味を汲んであげれん自分に、不甲斐なくなるんよ。これが↘️。

「お腹、大きなったよな。ビーちゃんは、ご機嫌かあー。」 

 やから自分の至らなさば誤魔化しもって、カレンのふっくらする下腹な、撫でる。

「ポコんとした?!おお! ベビーやもん、とりまビーちゃん  呼び決定ってとこかな?!」

もしも、、
交通事故とかで脳だけやなくて、体んに負傷とかしとったらよ、こうはいかんらしい。

 転倒でも身体は全然綺麗で、ほんと頭の一部んだけ、強く打ったんぞなー。

「てか!ゆうて後ろ姿おるし!」

 相変わらず、後ろ姿のカレンが見える僕ん。

あーーーーー、
どーーーなーーーんーーー?
ほーーらーー、
僕ーーー替えたりすんのーー
わかるーーんーーかなーー?
オームーつー
これーー背徳ってやつーー、、

 弱冠意識飛ばしつつ、カレンの後ろ姿をまじまじ見るん。
 へんな感覚やと思うんよな。

 本人の身体は、今僕ん隣でぴったりと腕に抱いとるんが、何故か部屋の片隅にカレンの後ろ姿が佇でるの図!!

 そう後ろを向いて椅子に座っとるんよな!!

「こんな感じでさ、体がぁ、高ぇー状態でよ、維持されるんがー、心拍動ら保つんに大切なんよ、カレン。」

 いろんな状況があるん中、有り難いことに妻カレンの家族も、僕んも、カレンに命に縋り付くんを選んだ。
 まあ、それが出来る。

「主に、あかす金あるの事よ。」

 そんなカレンの後ろ姿に話かけっと、グーグーって、自動寝返り装置が付くベットが、動き出して
傾いた?!

「うぅーー、丘で船酔うわな。」

 したら、視線が高い位置になるわけで。

 普段は気の強げなポニーテールスタイルなんを、後ろ姿んカレンはハーフアップにしとんやけど、こーして目線変えて よー見たら!!

 ヘアアクセも僕ん知らんヤツしとる?
 
「カレン!これ誰にもろた!」

 本体カレンに、斜め無理クリ添い寝する僕んは上半身を起こして、金色の小さい金具を見つめんよ。
 
 もう!闇にアクロバッチック体制!

「蜂、、か?ビーちゃんとか?」

 ん?なして蜂?またレアなアクセな?

 島ではけっこう養蜂しているとこもあって、慣れた頃、僕らん、ちんまいんのんには、これまたサラッとした蜂蜜が貴重で格好の甘味やったが。

「あ、そう!ローヤルゼリーら頭にいい!」

 思い出したんはそんなこと。

 今は抗生剤と高栄養点滴やし、ビーちゃん、生まれたら早速試すぞ!

 胃瘻なるやろーから、カレンにローヤルゼリーやれるー。

 とか考えつつ、

 そういや『タチバナ・リンコ』's娘、『ヤシロ・スズネ』ことタモツ担の『口ホクロ姫』=『カガリちゃん』っぽさば出したスタイルを、、

 カレンは示してるんよな?これ?

 てか!『カガリちゃん』は元々タモツ担姫やろ?

 なして今になって僕んに絡む?頭がこんがらがる。

 
 
 ブブー、ブブー、ブブー!!


 後ろ姿んカレンのアクセに頭を捻っとると、ベットんサイドテーブルに置いてる電話が震えた。

「?はい?コンシェルジュ?」

 登録だけして、今まで使ったことば全くナッシングな番号が登録名と一緒に表示されるんよ。

 マンションコンシェルジュね。

『アマネ様。夜分失礼します。実は、奥様にお客様がいらしてまして。あまりに執拗なので、セキュリティを呼ぼうと思うのですが。警察の方がよろしいか、   一応ご報告だけさせてもら、、』

 そんな申し訳なさげな、ワンコ系イケメンの可愛いーけんど、困りん声の向こう。

 何やら叫ぶ女ん声が響く?!

『カレン!!居留守なのは、解ってるのよ!いい加減、出てきて!決着つけなさいよ!わかってるんでしょ!なに?!』

 どっこいセキュリティとかゆーん?

 相手にでも囲まれとんやろが、今度は周りに吠える声。

 僕んは女の声に確信したよ。

 そう、カレンは今仕事も私情で休んでいるテイなん。

 っても仕事仲間がこんな風に、やってくるわけなきぞ!!

「あの、すいませんけど、その人其処のエントランスで引き留めといて下さいっ。僕が行くので。」
   
 考えても、逃げとってもラチがあかんし。

 そう思って僕んは、ワンコ系イケメン君に頼んだ。

『本当に良いのですか?こちらは構いませんが。』

 なんだろ?狼狽えもしない声。

 さすがクオリティ高いコンシェルジュは違うよし。

「ちょっと聞きたいことがこっちにも、あるので。」

 結局カレンに嫌がらせする為、僕んに絡んできてるやとは思う女。

 散々これまでも、カレンを苦しめるんに、僕ん写真ば送ってきてたんやろーなと想像は出来る。

 そんでやから1度ガッツリ、んで色々聞きたいことは富士山ほどあるっちゅーの!!

「妻の代わりに僕が決着をつけたいので。その女、ヤシロ女史を確保して下さい。」

 電話口で僕は、指示をするん。

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