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第五章
小さいけれど大きな齟齬
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それにしてもタイムループかぁ……元々この世界に居たアランやルーファウスがそんな状態なのはまぁ理解できたとして、僕や小太郎、そして茉莉ちゃんってその辺どうなってんだろう? もしかして『僕』自身ですら無限に存在する世界線の中に存在する複数の『僕』の中の一人でしかないのかもしれないと思うと何だか不思議な感覚だ。
元々ゲームや漫画でそういう世界線があるという基礎知識があるから僕は何となく理屈を理解できるけど、突然それを目の前に突き付けられたら普通は混乱するよなぁ……
だけど、そんな事より僕はアランの繰り返される前の過去に僕達が存在していたのかどうなのか、それが気になって仕方がない。
だって同じ世界の中で時間軸だけがずれているならまだ理解は簡単だけど、そこに更に異世界という別の次元が加わってこの世界はより複雑な事になっている気がしてならないのだ。
「はい、アラン質問いいですか!」
「ん? なんだ?」
「アランのそのタイムループ前って小太郎君や茉莉ちゃんってどうなってたの?」
「たいむ……るーぷ?」
アランが僕の言葉の端を捉えて何を言われているのか分からないという表情で首を傾げた。
「アランのこの現象はタケルの元の世界では『タイムループ』というのですか? そちらの世界ではこういった現象がよくある?」
「え!? いや、そういう訳じゃないけど……なんて説明したらいいのかな」
僕はそういう現象とそういう現象を扱う物語が複数あって、単語としては一般的だけど現実には起こり得ない現象である事をアランとルーファウスに説明していく。
「なるほど『タイムループ』というのは空想上ではそちらではよくある設定、という事ですか。けれど現実には存在しない」
「まぁ、そうかな。だけど全くないと断定もできない事だと僕は思うよ。なにせそんな事を周囲に話しても頭がおかしいだけだと思われるだろうし」
「今の俺がまさにそれだな」
それは確かに……だけどこっちの世界は魔法であり得ない事が現実になってしまう世界だから、僕からしたらタイムループだってあり得る話だと思ってしまうのだけど。
「それで、何故タケルはそのタイムループ以前のコタローとマツリの動向を気にするのですか?」
「え? ああ、こういうのってあまり大きく過去を変えちゃうと未来に大きく影響が出てしまうから変化は必要最低限ってのがお約束みたいな所があるんだよね。それで、過去と未来で何処まで齟齬が出ているのか、確認? どちらにしてもそのタイムループ以前に僕は居なかったと思うんだけど、茉莉ちゃんと小太郎君はどうだったのかなって気になっただけ」
「未来に、影響?」
「えっと、例えばさ、未来で結婚するはずだった人が過去で別の人と結婚してしまったら本来生まれるはずだった子供は存在しなくなるだろう? そういう小さな齟齬が積み重なって未来が大きく変わる……って、アランどうしたの?」
アランが何かを考え込むように表情を変えた。僕、何か変な事言ったかな?
「そんな事、俺は考えた事もなかった……俺は自分の事ばっかりで周りの事なんて何も考えていなかったんだ」
「あ、あ……でも別に悪い方向にばっかり変わってるとは限らないからさ! そこはもう気にしなくて良いと思うよ! それで小太郎君と茉莉ちゃんは……」
「王子の婚約破棄の話は聞いてない。聖女が変わったなんて話も俺は聞かなかったな。ただあの頃の俺は自分の事ばかりで周りへの関心がほとんどなかったからはっきりと居なかったとは言い切れない。だけど勇者の話も聞いた事ねぇな。聖剣グランバルトの捜索願なんかも出ていなかったはずだ」
あれ? そうなんだ。
小太郎はともかく目立ちたがりの茉莉なら絶対に戦闘に参加していそうだと思ったんだけどな。それとも、タイムループ前のこの世界には茉莉と小太郎は存在しなかった可能性もあるのだろうか?
僕という存在もこの世界にとっては異世界からやって来た異物であると思うのだけど、小太郎達だけではなくその時僕はこの世界に居なかった?
この世界にやって来てすぐにアランやルーファウスに保護してもらった僕はこの世界を謳歌しているけれど、もしあの時二人に保護してもらえていなかったら僕は一体どうなっていたのだろう……
だけどそんな平行世界の事なんて考えだしたらキリがない。うん、やめた。もうこれ以上は考えるのは止めておこう。
「なぁ、タケル……」
「? なに?」
「そのタイムループってやつで、もし生まれるはずだった子供が生まれなかったらどうなる?」
「え? えっと、未来が変わる? のかな。もしその子が未来で何か大きなことをするとか、例えば新しくて便利な道具を発明する未来があったとしたら、その道具が発明されるまでにタイムラグが生まれるんじゃないかな。最悪発明されない事もあるのかも。ただ歴史はある一定方向で決められた方向へ終息していくってのも設定的によくあるから、その子供が存在しなくてもいずれ別の誰かがそれを発明する未来に変わっていくんじゃないかと……」
僕の答えに瞬間ルーファウスが眉間に皺を刻む。だけど僕、何かルーファウスの機嫌を損ねるような事言ったかな? そんなあからさまに不機嫌そうな顔をされると何か僕が悪い事言ったような気持ちにさせられるけど、そんな顔をされるような事を言った覚えはないのだけどな。
「タケルは……」
「ん?」
「人の人生、運命は全て最初から決まっているとそう思っているのですか?」
「へ? え……っと、なんでそうなるの、かな?」
「今、タケルは歴史はある一定方向で決められた方向へと終息していくとそう仰いました。という事はタケルは未来は常に決まった方向へと進んでいきどう足掻こうとも変わらないと言っているように聞こえます」
ああ、そういう事か。違う違う。
「それはあくまで僕の推論でしかないから実際どうなるかなんて僕にも分からないよ。そもそもそれを証明しようと思ったらそれこそ時空を超えなければいけない訳で、僕の推論は証明しようがないんだよ。僕が言っているのはあくまで物語の中ではそういう設定が多かったってそれだけの話だからね!」
僕の弁明にルーファウスはそれならばと納得した様子だったけれど、アランが何か考え込んでいる。
「アラン、どうかした? 何か気になる事でもあった?」
「いや……何でもない」
アランはハッとしたような表情で首を横に振るけれど、その顔は何でもないって表情には見えないのだよな。
「俺が知っていてお前達に隠していた話はこれだけだ……お前達は、こんな俺の話を本当に信じるのか?」
「僕は信じるよ。だってアランはそんな事で嘘を吐くような人じゃない」
「それは私も同意ですね。そもそもそんな荒唐無稽な嘘を吐いてあなたに何かメリットがあるかと問われたら、何もないと言わざるを得ませんので」
「お前達……」
アランが少し泣いてしまいそうな表情で、机の上に置いたままの拳をぎゅっと握りしめた。
「そうと分かれば、あなたが今しなければならないのはその魔力溜まりまでの最短ルートを洗いざらい吐き出す事ですよ。何処にどんな魔物が出現するのか、罠などあった場合はその場所も、面倒ごとに巻き込まれたと思っていましたが、これは存外楽な攻略になるかもしれませんね」
まぁ、言ってしまえばこれは『強くてニューゲーム』みたいなものだからな。向こうの手の内はアランの頭の中に既に収まっている。何もかも簡単に事が運ぶとは思わないけれど、それでも最初からある程度知っているのと全く知らずにチャレンジするのとでは、心構えは全く変わってくる。
アランはそんなルーファウスの質問に淡々と答えを返していく。その答えはよどみがなく、やはりアランは『知っている』と思わざるを得ないのだ。
「魔物のランクはほとんどがA級だったが、リヴァイアサンも簡単に討伐できた今の俺達ならそこまで苦戦する相手ではないと思う。ただ魔力溜まりにいたドラゴンだけは手も足も出なかったからどんだけ強いか想像もつかん。でも、今はドラゴンの言葉を理解できるタケル達が居るからな、意外とどうにかできるんじゃないかと俺は思う」
「そう考えるのは早計ですよ、なにせ相手はダンジョン産のドラゴンである可能性を否定できません」
「え……ああ、そうか……」
ダンジョン産の魔物、従魔師でもある僕は魔物を従魔にする事ができるけどダンジョンに出てくる魔物はその限りではない。何故ならダンジョン産の魔物には知性や理性というものがなく、ただ戦闘に特化しただけの生命の営みから外れた存在だからだ。
そんなダンジョン産の魔物はダンジョン核から生まれて、ダンジョンを護るためだけに生きている。なのでそのドラゴンが本当にダンジョン産なのだとしたら恐らく僕がいくら話しかけたとしても向こうが応えてくれる事はない。
「もしそこに居るのが本当にタロウで、そのドラゴンがタロウの従魔であると言うのなら話はまた変わってきますけれど」
それだけは行って確認してみなければ分からない、か。
タロウさんはアランやアルバート総務大臣が言うように本当にそこに居るのだろうか? そして生きて、ルーファウスを待っている?
どんな人なんだろうな、タロウさん。会ってみたい気もするけれど、できれば会いたくないなという複雑な気持ちが僕の胸の内を焼く。
正しく言えばルーファウスに会わせたくない、なんだろうな。
存外自分もルーファウスに負けず劣らず嫉妬深いのだと自覚せざるを得ない僕は、それは駄目だと無言で己の感情を飲み込んだ。
元々ゲームや漫画でそういう世界線があるという基礎知識があるから僕は何となく理屈を理解できるけど、突然それを目の前に突き付けられたら普通は混乱するよなぁ……
だけど、そんな事より僕はアランの繰り返される前の過去に僕達が存在していたのかどうなのか、それが気になって仕方がない。
だって同じ世界の中で時間軸だけがずれているならまだ理解は簡単だけど、そこに更に異世界という別の次元が加わってこの世界はより複雑な事になっている気がしてならないのだ。
「はい、アラン質問いいですか!」
「ん? なんだ?」
「アランのそのタイムループ前って小太郎君や茉莉ちゃんってどうなってたの?」
「たいむ……るーぷ?」
アランが僕の言葉の端を捉えて何を言われているのか分からないという表情で首を傾げた。
「アランのこの現象はタケルの元の世界では『タイムループ』というのですか? そちらの世界ではこういった現象がよくある?」
「え!? いや、そういう訳じゃないけど……なんて説明したらいいのかな」
僕はそういう現象とそういう現象を扱う物語が複数あって、単語としては一般的だけど現実には起こり得ない現象である事をアランとルーファウスに説明していく。
「なるほど『タイムループ』というのは空想上ではそちらではよくある設定、という事ですか。けれど現実には存在しない」
「まぁ、そうかな。だけど全くないと断定もできない事だと僕は思うよ。なにせそんな事を周囲に話しても頭がおかしいだけだと思われるだろうし」
「今の俺がまさにそれだな」
それは確かに……だけどこっちの世界は魔法であり得ない事が現実になってしまう世界だから、僕からしたらタイムループだってあり得る話だと思ってしまうのだけど。
「それで、何故タケルはそのタイムループ以前のコタローとマツリの動向を気にするのですか?」
「え? ああ、こういうのってあまり大きく過去を変えちゃうと未来に大きく影響が出てしまうから変化は必要最低限ってのがお約束みたいな所があるんだよね。それで、過去と未来で何処まで齟齬が出ているのか、確認? どちらにしてもそのタイムループ以前に僕は居なかったと思うんだけど、茉莉ちゃんと小太郎君はどうだったのかなって気になっただけ」
「未来に、影響?」
「えっと、例えばさ、未来で結婚するはずだった人が過去で別の人と結婚してしまったら本来生まれるはずだった子供は存在しなくなるだろう? そういう小さな齟齬が積み重なって未来が大きく変わる……って、アランどうしたの?」
アランが何かを考え込むように表情を変えた。僕、何か変な事言ったかな?
「そんな事、俺は考えた事もなかった……俺は自分の事ばっかりで周りの事なんて何も考えていなかったんだ」
「あ、あ……でも別に悪い方向にばっかり変わってるとは限らないからさ! そこはもう気にしなくて良いと思うよ! それで小太郎君と茉莉ちゃんは……」
「王子の婚約破棄の話は聞いてない。聖女が変わったなんて話も俺は聞かなかったな。ただあの頃の俺は自分の事ばかりで周りへの関心がほとんどなかったからはっきりと居なかったとは言い切れない。だけど勇者の話も聞いた事ねぇな。聖剣グランバルトの捜索願なんかも出ていなかったはずだ」
あれ? そうなんだ。
小太郎はともかく目立ちたがりの茉莉なら絶対に戦闘に参加していそうだと思ったんだけどな。それとも、タイムループ前のこの世界には茉莉と小太郎は存在しなかった可能性もあるのだろうか?
僕という存在もこの世界にとっては異世界からやって来た異物であると思うのだけど、小太郎達だけではなくその時僕はこの世界に居なかった?
この世界にやって来てすぐにアランやルーファウスに保護してもらった僕はこの世界を謳歌しているけれど、もしあの時二人に保護してもらえていなかったら僕は一体どうなっていたのだろう……
だけどそんな平行世界の事なんて考えだしたらキリがない。うん、やめた。もうこれ以上は考えるのは止めておこう。
「なぁ、タケル……」
「? なに?」
「そのタイムループってやつで、もし生まれるはずだった子供が生まれなかったらどうなる?」
「え? えっと、未来が変わる? のかな。もしその子が未来で何か大きなことをするとか、例えば新しくて便利な道具を発明する未来があったとしたら、その道具が発明されるまでにタイムラグが生まれるんじゃないかな。最悪発明されない事もあるのかも。ただ歴史はある一定方向で決められた方向へ終息していくってのも設定的によくあるから、その子供が存在しなくてもいずれ別の誰かがそれを発明する未来に変わっていくんじゃないかと……」
僕の答えに瞬間ルーファウスが眉間に皺を刻む。だけど僕、何かルーファウスの機嫌を損ねるような事言ったかな? そんなあからさまに不機嫌そうな顔をされると何か僕が悪い事言ったような気持ちにさせられるけど、そんな顔をされるような事を言った覚えはないのだけどな。
「タケルは……」
「ん?」
「人の人生、運命は全て最初から決まっているとそう思っているのですか?」
「へ? え……っと、なんでそうなるの、かな?」
「今、タケルは歴史はある一定方向で決められた方向へと終息していくとそう仰いました。という事はタケルは未来は常に決まった方向へと進んでいきどう足掻こうとも変わらないと言っているように聞こえます」
ああ、そういう事か。違う違う。
「それはあくまで僕の推論でしかないから実際どうなるかなんて僕にも分からないよ。そもそもそれを証明しようと思ったらそれこそ時空を超えなければいけない訳で、僕の推論は証明しようがないんだよ。僕が言っているのはあくまで物語の中ではそういう設定が多かったってそれだけの話だからね!」
僕の弁明にルーファウスはそれならばと納得した様子だったけれど、アランが何か考え込んでいる。
「アラン、どうかした? 何か気になる事でもあった?」
「いや……何でもない」
アランはハッとしたような表情で首を横に振るけれど、その顔は何でもないって表情には見えないのだよな。
「俺が知っていてお前達に隠していた話はこれだけだ……お前達は、こんな俺の話を本当に信じるのか?」
「僕は信じるよ。だってアランはそんな事で嘘を吐くような人じゃない」
「それは私も同意ですね。そもそもそんな荒唐無稽な嘘を吐いてあなたに何かメリットがあるかと問われたら、何もないと言わざるを得ませんので」
「お前達……」
アランが少し泣いてしまいそうな表情で、机の上に置いたままの拳をぎゅっと握りしめた。
「そうと分かれば、あなたが今しなければならないのはその魔力溜まりまでの最短ルートを洗いざらい吐き出す事ですよ。何処にどんな魔物が出現するのか、罠などあった場合はその場所も、面倒ごとに巻き込まれたと思っていましたが、これは存外楽な攻略になるかもしれませんね」
まぁ、言ってしまえばこれは『強くてニューゲーム』みたいなものだからな。向こうの手の内はアランの頭の中に既に収まっている。何もかも簡単に事が運ぶとは思わないけれど、それでも最初からある程度知っているのと全く知らずにチャレンジするのとでは、心構えは全く変わってくる。
アランはそんなルーファウスの質問に淡々と答えを返していく。その答えはよどみがなく、やはりアランは『知っている』と思わざるを得ないのだ。
「魔物のランクはほとんどがA級だったが、リヴァイアサンも簡単に討伐できた今の俺達ならそこまで苦戦する相手ではないと思う。ただ魔力溜まりにいたドラゴンだけは手も足も出なかったからどんだけ強いか想像もつかん。でも、今はドラゴンの言葉を理解できるタケル達が居るからな、意外とどうにかできるんじゃないかと俺は思う」
「そう考えるのは早計ですよ、なにせ相手はダンジョン産のドラゴンである可能性を否定できません」
「え……ああ、そうか……」
ダンジョン産の魔物、従魔師でもある僕は魔物を従魔にする事ができるけどダンジョンに出てくる魔物はその限りではない。何故ならダンジョン産の魔物には知性や理性というものがなく、ただ戦闘に特化しただけの生命の営みから外れた存在だからだ。
そんなダンジョン産の魔物はダンジョン核から生まれて、ダンジョンを護るためだけに生きている。なのでそのドラゴンが本当にダンジョン産なのだとしたら恐らく僕がいくら話しかけたとしても向こうが応えてくれる事はない。
「もしそこに居るのが本当にタロウで、そのドラゴンがタロウの従魔であると言うのなら話はまた変わってきますけれど」
それだけは行って確認してみなければ分からない、か。
タロウさんはアランやアルバート総務大臣が言うように本当にそこに居るのだろうか? そして生きて、ルーファウスを待っている?
どんな人なんだろうな、タロウさん。会ってみたい気もするけれど、できれば会いたくないなという複雑な気持ちが僕の胸の内を焼く。
正しく言えばルーファウスに会わせたくない、なんだろうな。
存外自分もルーファウスに負けず劣らず嫉妬深いのだと自覚せざるを得ない僕は、それは駄目だと無言で己の感情を飲み込んだ。
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