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第四章
呪いの剣の正体
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すーすーと僕の膝の上に頭を乗せた状態で小太郎が穏やかに寝息を立てている。本当は晩御飯のあと、もう少し彼の話を聞きたかったのだが、疲れていそうな事もあって「無理はしなくてもいい」と言ったら。僕の肩にもたれかかるようにして彼は寝てしまったのだ。
そのままの体勢だとリラックスもできなさそうだったから、ゆっくり彼の頭をおろして今は僕の膝の上。
「なんだよ、特等席だな」
そう言ってロイドが小太郎の頬を指でつついたけれど、彼は全く起きる気配がない。相当疲れていたのだろう。
「皆、彼のことどう思う?」
「まぁ、嘘を吐いているようには見えないな。そんな嘘を吐いたところで意味もないだろう。ただタケルのいう勇者召喚で召喚された勇者様だって言うのには俺は賛同しかねる。俺にはどうやってもこの子がそんな大それた存在には見えないからな」
アランの言う事は最もだ、僕にも彼はそんな大それた大役を任された勇者にはとても見えない。どちらかと言えば大人しい陰キャタイプで僕と同類の匂いがプンプンする。
「俺は別にこいつが何者でも構わないけど、一番困ってんのはコレなんだよなぁ……」
そう言って、ロイドは自分のベルトホルダーに当たり前のような顔をして収まっている剣を撫でた。
「別にそいつが言うみたいに喋ったりしないし、変な気配もしないけど、どうやっても外れないんだよ、これが……」
どうやらロイドのベルトホルダー自体は外す事ができたみたいで、彼の傍らに置かれたその剣。けれど、いざロイドがその場を離れようとするとベルトホルダーごと浮き上がり彼の腰へと巻き付いてしまう。
「剣自体はすごく良さそうだし、害がないなら貰ってもいいんだけど……」
ベルトホルダーに完全固定されてしまっているのは剣の鞘で「剣自体は普通に使えそうなんだよなぁ」とその刀身を抜き出してロイドは透かすようにその剣を火にかざした。
「貴方は剣士なのでその剣とは相性が良かったのかもしれませんね。確かに魔力を帯びた剣ではあるのかもしれませんが、その剣には私の目から見てもそれ程の禍々しい呪いの力は感じません」
確かにルーファウスの言う通り、僕もその剣には禍々しさは感じない。
そもそも気になるのは呪われているというその呪いの内容。小太郎から現在聞いている情報だけを並べるのなら、勝手に付いてくるのが呪いという事になってしまい、それだとまるで飼い主の後をついて回る忠犬っぽさすら感じてしまう。
ずいぶん疲れているようではあるが、小太郎自身も呪われていたと言うわりには健康そのもの、そんな彼を護って戦っていたというこの元ナイフは呪いの剣というよりは主人を護るために強力な魔術を付与された護身用の剣であるとも言えるのだ。
「そういえば、コレに一番に気付いたのはオロチだったよね、オロチはこれをどう思う? 確か悪い魔力がどうとか言ってたよね?」
酒樽を抱えるようにして、酒を飲んでいたオロチがちらりとこちらを見やり、小太郎に視線を移してから、今度は剣を見やる。
『今は感じない』
「そうなの?」
『俺が感じたのは闇の魔力だ、だけど今は感じない。強い魔力は感じるがそれだけだ』
「強い魔力は感じるんだ?」
『ああ、だけど今は大人しい』
闇の魔力って何だろう? 闇というからには闇魔法と何か関係があるのだろうか?
「オロチはなんと?」
「最初は闇の魔力を感じたけど、今は感じないって言ってます」
「闇の魔力……それは魔王の力という事ですか?」
『魔王なんて俺は知らん。ただ、俺が分かるのは良くない魔力だったという事だけだ。なんでそうなっていたのかも俺には分からん』
オロチの言葉を通訳して伝えるとルーファウスはまたしても考え込んでしまう。
「なにせその剣の出所が分からない事にはなんとも言えませんね。彼は勇者召喚の折に押し付けられたと言っていましたが、勇者召喚の儀式をしたのは確か王家だったはず、とすると王家に収蔵されていた宝刀、魔剣の類なのでしょうけれど」
そうだよね、詳細が分からないと何とも言えないよね……剣の出所、詳細さえ分かれば……そこまで考えて僕はふと気付く。もしかして「鑑定」すれば分かるんじゃないか?
でも、現在僕は鑑定スキル持ちだという事をまだ誰にも言ってない。ちょっと覗き見するくらいならいいかな? だって、やっぱり呪われた剣なんて詳細が分からないと怖いもんな。
僕は何気ない風を装ってロイドの傍らにある剣を見やり鑑定スキルを発動する。剣に重なるように出てくるウィンドウ画面、そこに書かれた文字に僕は思わず変な声を出しそうになって、自分の口を手で押さえ思わずむせた。
だって、そのウィンドウ画面には予想もしていなかった名前『魔剣アビス、またの名を聖剣グランバルト』という文字が浮かび上がっていたのだ。
魔剣アビスの方は聞いた事もないけれど、聖剣グランバルトの方は僕だって知っている。それは現在王都で盗難に遭ったと大騒ぎになっている、宝剣そのものじゃないか!
言いたい! ものすごく皆に伝えたい! だけどこれ言ってもいい内容!?
「タケル、どうかしましたか?」
僕の動きに怪訝な表情でルーファウスが僕を覗き込んでくる。
「あの……えっと、魔剣アビスって知ってます?」
「あん? それって確か魔王の持ってる剣がそんな名で呼ばれてたんじゃなかったか?」
魔王の剣!? そんな剣がなんで聖剣グランバルトなんて呼ばれてるんだ!? 一体どういう経緯でそうなったのかさっぱり分からないのだが!?
「それ、初代魔王の話ですよね。グランバルト王国初代国王陛下フロイド・グランバルトが魔王軍を退けた時に魔王が持っていたと言われる魔剣アビス。ですが、何故今その話を……まさかタケルはこの剣が魔剣アビスだとでも言うのですか?」
「いや~えっと……そうだったら凄いなぁって……」
というか、鑑定でそう出ちゃってるからもう間違いようがないんだけどね!
「そういえば、その魔剣は今現在はどうなってんのかって情報は聞かねぇよな、現魔王がまだ使ってんのかね?」
「まぁ、聖剣グランバルトが現存しているくらいですし、ない事はないんじゃないですか?」
言いたい、言いたい! めっちゃ言いたい!!! そんでもって魔剣アビス≒聖剣グランバルトである理由を皆で討論したい!
だけど、鑑定スキルはレアスキルだって言うし、今まで隠してきたのに言い出しづらい~!!!
「もしこれが魔剣アビスだって言うなら、俺は魔王の剣に認められたって事だから、ちょっと鼻が高いな。まぁ、あり得ないとは思うけど」
そうか、そうだよ! ロイドはこの魔剣アビス≒聖剣グランバルトに認められて現在主人になってるんだよ、これって滅茶苦茶凄い事なんじゃないのか!?
いや、でも逆に考えたら、この剣を手にした者が天下を取るという考え方もなくはない? だから小太郎はこの剣を持っていただけで命を狙われていたのだと考えると色々と納得がいく気もする。
言うなればこの剣は召喚勇者には相応しい剣ではあるわけで……ただ、小太郎的には不本意だったのだろうけど。
そういえば小太郎が持っている間はこの剣は小型のナイフの形をしていたけれど、ロイドに所有権が移ってからは普通の剣の形になったのは何故なのだろうか? 持ち主の持ちやすい形に勝手に変形するようにでもなっているのだろうか? これ、もし僕が手に取ったらどうなるんだろうな……
じっと剣を見つめていたら、そんな僕に気付いたのだろうルーファウスに「駄目ですよ」と釘を刺された。
「その剣に興味が湧くのは分かります。ですが、現在その呪いの種類も分からないのですから迂闊に触ってはいけません」
「ルーファウスの言う通りだ、魔剣なんてそれこそ何が起こるか分からない。現在ロイドがピンピンしてるのは運が良いだけの可能性だってある、とりあえず街に持っていってどんな呪いがかけられているのか確認するのが先決だな」
アランの言葉にルーファウスも頷いて、その日はそのまま僕達の話し合いはお開きになった。魔剣は相変らずロイドの傍ら、うんともすんとも言わずに静かに鎮座している。
そのままの体勢だとリラックスもできなさそうだったから、ゆっくり彼の頭をおろして今は僕の膝の上。
「なんだよ、特等席だな」
そう言ってロイドが小太郎の頬を指でつついたけれど、彼は全く起きる気配がない。相当疲れていたのだろう。
「皆、彼のことどう思う?」
「まぁ、嘘を吐いているようには見えないな。そんな嘘を吐いたところで意味もないだろう。ただタケルのいう勇者召喚で召喚された勇者様だって言うのには俺は賛同しかねる。俺にはどうやってもこの子がそんな大それた存在には見えないからな」
アランの言う事は最もだ、僕にも彼はそんな大それた大役を任された勇者にはとても見えない。どちらかと言えば大人しい陰キャタイプで僕と同類の匂いがプンプンする。
「俺は別にこいつが何者でも構わないけど、一番困ってんのはコレなんだよなぁ……」
そう言って、ロイドは自分のベルトホルダーに当たり前のような顔をして収まっている剣を撫でた。
「別にそいつが言うみたいに喋ったりしないし、変な気配もしないけど、どうやっても外れないんだよ、これが……」
どうやらロイドのベルトホルダー自体は外す事ができたみたいで、彼の傍らに置かれたその剣。けれど、いざロイドがその場を離れようとするとベルトホルダーごと浮き上がり彼の腰へと巻き付いてしまう。
「剣自体はすごく良さそうだし、害がないなら貰ってもいいんだけど……」
ベルトホルダーに完全固定されてしまっているのは剣の鞘で「剣自体は普通に使えそうなんだよなぁ」とその刀身を抜き出してロイドは透かすようにその剣を火にかざした。
「貴方は剣士なのでその剣とは相性が良かったのかもしれませんね。確かに魔力を帯びた剣ではあるのかもしれませんが、その剣には私の目から見てもそれ程の禍々しい呪いの力は感じません」
確かにルーファウスの言う通り、僕もその剣には禍々しさは感じない。
そもそも気になるのは呪われているというその呪いの内容。小太郎から現在聞いている情報だけを並べるのなら、勝手に付いてくるのが呪いという事になってしまい、それだとまるで飼い主の後をついて回る忠犬っぽさすら感じてしまう。
ずいぶん疲れているようではあるが、小太郎自身も呪われていたと言うわりには健康そのもの、そんな彼を護って戦っていたというこの元ナイフは呪いの剣というよりは主人を護るために強力な魔術を付与された護身用の剣であるとも言えるのだ。
「そういえば、コレに一番に気付いたのはオロチだったよね、オロチはこれをどう思う? 確か悪い魔力がどうとか言ってたよね?」
酒樽を抱えるようにして、酒を飲んでいたオロチがちらりとこちらを見やり、小太郎に視線を移してから、今度は剣を見やる。
『今は感じない』
「そうなの?」
『俺が感じたのは闇の魔力だ、だけど今は感じない。強い魔力は感じるがそれだけだ』
「強い魔力は感じるんだ?」
『ああ、だけど今は大人しい』
闇の魔力って何だろう? 闇というからには闇魔法と何か関係があるのだろうか?
「オロチはなんと?」
「最初は闇の魔力を感じたけど、今は感じないって言ってます」
「闇の魔力……それは魔王の力という事ですか?」
『魔王なんて俺は知らん。ただ、俺が分かるのは良くない魔力だったという事だけだ。なんでそうなっていたのかも俺には分からん』
オロチの言葉を通訳して伝えるとルーファウスはまたしても考え込んでしまう。
「なにせその剣の出所が分からない事にはなんとも言えませんね。彼は勇者召喚の折に押し付けられたと言っていましたが、勇者召喚の儀式をしたのは確か王家だったはず、とすると王家に収蔵されていた宝刀、魔剣の類なのでしょうけれど」
そうだよね、詳細が分からないと何とも言えないよね……剣の出所、詳細さえ分かれば……そこまで考えて僕はふと気付く。もしかして「鑑定」すれば分かるんじゃないか?
でも、現在僕は鑑定スキル持ちだという事をまだ誰にも言ってない。ちょっと覗き見するくらいならいいかな? だって、やっぱり呪われた剣なんて詳細が分からないと怖いもんな。
僕は何気ない風を装ってロイドの傍らにある剣を見やり鑑定スキルを発動する。剣に重なるように出てくるウィンドウ画面、そこに書かれた文字に僕は思わず変な声を出しそうになって、自分の口を手で押さえ思わずむせた。
だって、そのウィンドウ画面には予想もしていなかった名前『魔剣アビス、またの名を聖剣グランバルト』という文字が浮かび上がっていたのだ。
魔剣アビスの方は聞いた事もないけれど、聖剣グランバルトの方は僕だって知っている。それは現在王都で盗難に遭ったと大騒ぎになっている、宝剣そのものじゃないか!
言いたい! ものすごく皆に伝えたい! だけどこれ言ってもいい内容!?
「タケル、どうかしましたか?」
僕の動きに怪訝な表情でルーファウスが僕を覗き込んでくる。
「あの……えっと、魔剣アビスって知ってます?」
「あん? それって確か魔王の持ってる剣がそんな名で呼ばれてたんじゃなかったか?」
魔王の剣!? そんな剣がなんで聖剣グランバルトなんて呼ばれてるんだ!? 一体どういう経緯でそうなったのかさっぱり分からないのだが!?
「それ、初代魔王の話ですよね。グランバルト王国初代国王陛下フロイド・グランバルトが魔王軍を退けた時に魔王が持っていたと言われる魔剣アビス。ですが、何故今その話を……まさかタケルはこの剣が魔剣アビスだとでも言うのですか?」
「いや~えっと……そうだったら凄いなぁって……」
というか、鑑定でそう出ちゃってるからもう間違いようがないんだけどね!
「そういえば、その魔剣は今現在はどうなってんのかって情報は聞かねぇよな、現魔王がまだ使ってんのかね?」
「まぁ、聖剣グランバルトが現存しているくらいですし、ない事はないんじゃないですか?」
言いたい、言いたい! めっちゃ言いたい!!! そんでもって魔剣アビス≒聖剣グランバルトである理由を皆で討論したい!
だけど、鑑定スキルはレアスキルだって言うし、今まで隠してきたのに言い出しづらい~!!!
「もしこれが魔剣アビスだって言うなら、俺は魔王の剣に認められたって事だから、ちょっと鼻が高いな。まぁ、あり得ないとは思うけど」
そうか、そうだよ! ロイドはこの魔剣アビス≒聖剣グランバルトに認められて現在主人になってるんだよ、これって滅茶苦茶凄い事なんじゃないのか!?
いや、でも逆に考えたら、この剣を手にした者が天下を取るという考え方もなくはない? だから小太郎はこの剣を持っていただけで命を狙われていたのだと考えると色々と納得がいく気もする。
言うなればこの剣は召喚勇者には相応しい剣ではあるわけで……ただ、小太郎的には不本意だったのだろうけど。
そういえば小太郎が持っている間はこの剣は小型のナイフの形をしていたけれど、ロイドに所有権が移ってからは普通の剣の形になったのは何故なのだろうか? 持ち主の持ちやすい形に勝手に変形するようにでもなっているのだろうか? これ、もし僕が手に取ったらどうなるんだろうな……
じっと剣を見つめていたら、そんな僕に気付いたのだろうルーファウスに「駄目ですよ」と釘を刺された。
「その剣に興味が湧くのは分かります。ですが、現在その呪いの種類も分からないのですから迂闊に触ってはいけません」
「ルーファウスの言う通りだ、魔剣なんてそれこそ何が起こるか分からない。現在ロイドがピンピンしてるのは運が良いだけの可能性だってある、とりあえず街に持っていってどんな呪いがかけられているのか確認するのが先決だな」
アランの言葉にルーファウスも頷いて、その日はそのまま僕達の話し合いはお開きになった。魔剣は相変らずロイドの傍ら、うんともすんとも言わずに静かに鎮座している。
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